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20241028 ドイツ最新ニュース速報(10月28日)~日本の総選挙の小さな扱いなど
①【本日の注目点】 ドイツ商工会議所(DIHK)、減税やネットワーク費用の低減による幅広い産業用エネルギーコスト削減を政府に要求。 週末のイスラエルのイラン攻撃は、核施設や原油関連施設を避ける抑制的なもので、一段のエスカレーションは回避できそう、停戦・人質解放へ向けた外交努力を後押しする可能性も、との報道ぶり。 (冒頭図)日本の政権与党、裏金問題の逆風のため総選挙で過半数喪失・政権基盤大きく弱体化(などと小さめの報道~グルジアの不正選挙の方がドイツにとってはよほど重要。市場は円安・株高で反応)。 www.tagesschau.de ②ドイツのニュース~こちら↓のなかから気になるものをWEB翻訳…
20241014 ドイツ最新ニュース速報(10月14日)~SENTIX市場センチメントなど
①【本日の注目点】 来秋総選挙へ向けての最初の方向性を決める戦略書をSPDが策定。95%に対する所得減税(月収15千ユーロ以上には増税)、最低賃金15ユーロ、EV支援など。 (冒頭図)主要各党次期首相候補評価:メルツCDU党首が26%(緑)でトップも、55%が否定的(赤)。他候補も人気度低い。 バイデン訪独(ハリケーンで延期されていた)、早速10/18に仕切り直し。 ②ドイツのニュース~こちら↓のなかから気になるものをWEB翻訳で。 https://www.deutschlandfunk.de/nachrichten/wochenueberblick ③本日の注目データ~以下、週次SENTIX…
20241007 ドイツ最新ニュース速報(10月7日)~ハマス大規模テロ1周年など
①【本日の注目点】 (冒頭写真)ハマス大規模テロ1周年で世界各地で追悼行事(ドイツではベルリン、ハンブルク、ミュンヘンなど)。イスラエル軍は、ハマスは既に軍事的に敗北したと認識しつつも、再起不能になるまで徹底的に戦う意向。 今年の政府経済成長予想を▲0.2%に下方修正見込み(消息筋)。 オクトーバーフェスト閉幕。来訪者670万人。売上+9%。トラブルも減少。 ②ドイツのニュース~こちら↓のなかから気になるものをWEB翻訳で。 https://www.deutschlandfunk.de/nachrichten/wochenueberblick ③本日の注目データ~以下、週次SENTIXサーベイ…
20240923 ドイツ駐在員/ドイツ語学習者 支援ツール(9月23日分)
【本日の注目点】 (冒頭写真)ブランデンブルク州議会選挙ではSPDがAfD(極右)に辛勝。 dateno.hatenablog.com トランプ氏、(今回落選した場合の)2028年再出馬は否定。12/20までのつなぎ予算成立で米政府シャットダウン(発生すれば米景気減速)も回避。トランプが大の苦手で経済低迷にあえぐドイツにとっては共に朗報(米国は最大の貿易相手国かつ貿易黒字のお得意様)。 ①ドイツのニュース~こちら↓のなかから気になるものをWEB翻訳で。 https://www.deutschlandfunk.de/nachrichten/wochenueberblick <ドイツニュースダイジ…
20240908 ドイツの気になるデータ5選(政治家人気ランキングなど)
①主要政治家人気ランキング~東独2州(チューリンゲン、ザクセン)の州議会選で惨敗した連邦与党3党(SPD/Green/FDP)の閣僚は全員大きく評価を下げた。但し、躍進したAfDとBSWの両党首の評価が上がったわけではない。 https://www.forschungsgruppe.de/Aktuelles/Politbarometer/ 【関連のご参考】 dateno.hatenablog.com dateno.hatenablog.com ②政党別支持率(全独)~東独2州で惨敗した連邦与党3党の合計支持率は30%にまで低下。特にFDP(黄、自由民主党)の5%割れ(足切りで議席がもらえない)…
20240902 ドイツの気になるデータ5選(製造業と個人消費の不振長期化など)
①製造業PMI(8月確報)~輸出を含む受注が足元かなり弱い模様(恐らく中国経済の低迷が主因)で、回復の兆しが全く見られない。ユーロ圏(下)でも同様に弱く、ECBの追加利下げを後押し。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/deae6d724c93450ca36fab799d9e1ac4 ②ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)~他の景気先行指標類が軒並み弱いのに対し、リアルタイムデータ(電力消費量、物流・人出など)をベースとするWAIは引き続き堅調(実質GDP3m/3mモメンタムで+0.7%)。 https://www.bun…
20240827 ドイツの気になるデータ5選(対中直投急増など)
①対中直接投資~今年1~6月の半年だけで72.8億ユーロ(約1.2兆円相当)と昨年比倍増のハイペース。現地ビジネスで上げた利益の再投資が中心ではあるものの、ドイツ政府が企業に呼びかけているデリスキングとは真逆の状況。他国が対中直投を急減させている流れとも逆行している。 (ご興味のある方は上記グラフのソースでもあるこちら↓の記事をWEB翻訳で) https://www.dw.com/en/germanys-investments-in-china-increase-despite-warnings/a-69957810?maca=en-newsletter_en_bulletin-2097-xm…
20240819 ドイツの気になるデータ5選(政治家ランキング、天然ガス備蓄など)
①ドイツ政治家人気ランキング~ショルツ政権は相変わらずの不人気(評価しない62%/評価する33%)で、ピストリウス国防相以外は軒並み低評価。来秋の総選挙でショルツ氏を次期首相候補のままで闘えるのかという声がくすぶり続けている。今回ブストNRW州首相と入れ替わりでラウターバッハ保健相が再びトップ10にランクイン。 www.forschungsgruppe.de ②政党別支持率~最近Greenがやや持ち直し気味ながら、連立3党(SPD+Green+FDP)の支持率合計は31.9%と低迷継続。9月の東独3州州議会選(次項)に向けて不安が高まる。 https://dawum.de/Bundestag/…
20240812 ドイツの気になるデータ5選(五輪メダル獲得数など)
①ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)~足元の四半期実質GDPモメンタムは+0.6%と引き続き堅調。各種景気先行指標(下、青:ZEW現況、赤:ifo現況、緑:PMI)が軒並み低迷しているのとは対照的。電力消費や物流、クレカ決済などのリアルタイム指標は相応の活況を示唆している。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex https://www.dashboard-deutschland.de/comparative-analysis/pulsmess…
20240723 ドイツの気になるデータ5選(市場センチメント、輸出期待など)
①ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)〜四半期GDP前期比換算で+0.7%まで上昇。他の各種景気先行指数が不振な中、これだけ好調が目立つ。電力消費、物流量、クレカ利用などのリアルタイム指標(下表)は意外と強い模様。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex ②SENTIX市場センチメント〜株(日米欧とも)は強気/弱気度合い(上)でみると既にかなり弱気に傾いているが、買われ過ぎ/売られ過ぎ度合い(下)でみるとまだまだ売られ過ぎ状態にない⇒続落のリスク…
20240715 ドイツの気になるデータ5選(直接投資/対外純資産関連など)
①直接投資関連(2022年)~ドイツから海外への直接投資残高は、米国がダントツトップで2位の中国の3.5倍。日本向けはここ4年間余り増えておらず、韓国に肉薄されている。対中デリスキングで人気のメキシコやインドに大きく見劣り。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/aussenwirtschaft/direktinvestitionen フロー(2023年まで)で見ると、2023年から対外投資(青)も対内投資(赤)も激減している。ドイツ政府は対内投資/産業立地の課題として:①地政学リスク(ロシア)、②エネルギーコスト高、③過剰な官僚主義、④熟練労働者の…
20240708 ドイツの気になるデータ5選(不良債権比率など)
①EU銀行国別不良債権比率(2024Q1)~ドイツ(DE)では昨年Q4から上昇、足元1.32%。オーストリア(AT)も最近上昇傾向。水準的にまだ懸念すべき状況ではないが、今後もしばらく上昇が続く見込み。 https://www.scoperatings.com/ScopeRatingsApi/api/downloadstudy?id=9a6589fc-9f35-45cc-aee0-ea60924ea1d9&utm_medium=email&_hsenc=p2ANqtz--5tyQJhojLOCH0XBKHgA9LdU9rlvUdPSq9Gfz3vjv2wM_fv8LK07ibQ2n5Y1x5M…
20240702 ドイツの気になるデータ5選(インフレ速報、在独邦人数など)
①CPI(6月)~2カ月連続で前月比+0.1%と非常に落ち着いた動き。前年同月比も+2.2%まで低下。但しコアは+2.9%とまだ高い。 https://tradingeconomics.com/germany/inflation-rate-mom ②HICP(6月)~前月比+0.2%/前年同月比+2.5%と落ち着いた動き。9月頃まではベーシス効果で前年同月比が低下して見えやすいが、ECB追加利下げの背中を押すためには前月比で低水準(+0.2%以下)が続くことが重要。 ③在独邦人数(2023年10月1日時点)~以下のうち成人76%、永住者43% ドイツ 42,079人 (スイス11,940、オー…
youtu.be ◆弱目の小売などを受けて、FEDはバックミラーだけ見ていて利下げに出遅れているのではないか、といった期待が台頭。市場は引き続き9月利下げ6割を見込む。◆最初の利下げは、FEDが現行の金融政策スタンスをどう評価しているかを見極める上で極めて重要。その後どれくらいのペースでどれくらい深く下げるかは2次的な話。◆逆に言うと、本局面ではFEDが保険的にちょっとだけ金利を下げた後、ずっと様子を見るという可能性も十分あるので、長期金利のトレンド的な低下に期待し過ぎてもいけない。◆FEDは利下げ開始後も「データ次第」モードを継続する。断続的利下げとなるためには、インフレが多少減速するだけで…
20240618 ドイツの気になるデータ5選(景況感、住宅着工許可件数など)
①ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI~GDPナウキャストの一種)~四半期実質GDP前期比(3m/3m)ベースで+0.5%とかなりの堅調を維持。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex <構成要素説明の英語サイト> www.bundesbank.de ②住宅着工許可件数(4月)~4月単月で前年同月比▲17.0%、年初来累計では前年同期比▲23.7%と悲惨なくらいの低迷継続。但し、ドイツ住宅最大手VONOVIAの株価は底打ち回復基調。 https:/…
20240603 ドイツの気になるデータ5選(洪水、市場センチメントなど)
①洪水の分布状況~バイエルンが特に酷く(紫/赤)やられている。 https://www.tagesschau.de/inland/hochwasser-karte-100.html ②ライン川水位(@デュッセルドルフ)~今後かなり水位が上がるものの、警戒レベル(7.1m)には達しない見込み。 https://vorhersage.bafg.de/14-Tage-Vorhersage/Duesseldorf_14Tage.pdf ③市場センチメント~強気/弱気度合い(上)でも、買われ過ぎ/売られ過ぎ度合い(下)でも特段の過熱感なし。 ④ドイツ製造業PMI(5月)~市場予想通り巡洋に回復も、生産が…