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20230927 ドイツ経済省のGDPナウキャスト、Q3前期比▲1.1%/Q4+0.1%
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Schlaglichter-der-Wirtschaftspolitik/2023/10/11-konjunktur-bip-nowcast.html 先ほどドイツ経済省のGDPナウキャストの今月分が出たのですが、第3四半期の実質GDP予想は、前期比▲1.1%、第4四半期は+0.1%と非常に弱い組み合わせとなっていました。 もし本当にそのような軌道になれば、今年通年の着地は▲0.76%となり。。。 現時点で一番弱い予測(エッセン研:RWIの▲0.6%)をも下回ることになります。 ドイツ連銀の9月月報でも「Q3のマイナスはやむなし…
本日ドイツ銀行協会が経済予測をアップデートしました(上図左)のでそのエッセンスを以下ご紹介します。 このドイツ銀行協会の経済予測は半年毎に実施され、経済・金融政策委員会のメンバーである民間銀行のチーフエコノミスト15人の分析をベースとするもの。 タイトルは「ドイツ経済は弱い局面」。 世界経済の低迷が続いていることもあり、ドイツ経済が今後数ヶ月で回復軌道に乗る可能性は低く、今年下半期のドイツの実質GDPは若干のマイナスを予想。 その結果、今年通年のGDPの着地は▲0.5%となる(筆者注:9月に入ってから経済予測を発表した内外10機関の単純平均値は▲0.45%~上表緑色部分ご参照)。 景気が徐々に…
●9月ifo景況指数(上図)は市場予想(上表左)ほどには落ち込まなかったものの、ドイツ経済反転上昇の兆しが見られない弱い内容となっていました。 景気サイクル図的に見ても、リセッション領域(第3象限)の奥深くに入り込んでいます。さすがにそろそろこの辺が底かも知れない、くらいの期待は持てるかもませんが、改善の具体的手応えは全く見つからない感じです。 業種別で今なお好調(赤色)と言えるのは、WZ 79:旅行関連と S:その他サービス(恐らくIT関連のメンテやエステ類など)の二つだけとなっています。 ●9月PMI速報は予想よりはややマシだったものの、Q3の前期比GDPはマイナス(▲1%程度か)となるこ…
20230924 いよいよ週休3日制獲得に動き始めたIGメタル
https://www.igmetall.de/tarif/tarifrunden/eisen-und-stahl/forderung-stahltarifrunde-2023 北西・東部地区(ベルリン、NRW州など対象8万人)のIGメタルはいよいよ週休3日制の獲得に向けて動き始めました。来年以降、製造業全体に同様の動きが広がる可能性が高いので、当労使交渉(11月中旬交渉開始/現行協定期限11月末)の行方は注視しておく価値があります。 今回のIGメタルの要求・主張は以下の通りです。 賃上げとしては、期間1年+8.5%を要求。 インフレで労働者の生活が苦しくなる一方で、鉄鋼業界の売上は急増してお…
20230922 ハンデルスブラット研(HRI)、来年わずか+0.3%の成長予想
https://www.handelsblatt.com/politik/konjunktur/hri-konjunkturprognose-nullwachstum-wird-die-neue-normalitaet/29403798.html 独経済専門日刊紙ハンデルスブラットの経済研究所HRIがドイツ経済見通しをアップデートしましたが、上図橙棒の通り、来年のGDP予測がかなり弱気なものになっています(5大研が+0.9~1.4%であるのに対し、HRIはわずか+0.3%の予測)。 もともとこのHRIは突出して悲観的なことが多いので、5大研と同列に見ることは適切ではありませんが、今般の景気低迷…
https://www.bundesbank.de/resource/blob/915916/f62f192dfc5d6ebac39e415e41640ea1/mL/2023-09-wirtschaftsstandort-data.pdf ドイツ連銀が9月月報内の特別論文の中で「ドイツの産業立地」について分析し、政策提言をまとめていますので、以下そのエッセンスをご紹介します。 ドイツの産業立地が危機にさらされており、迅速な対応が必要。 主な逆風は、①人口動態、②対中依存、③エネルギーの3つ。 ①人口動態:進捗する少子高齢化が、熟練労働者の獲得競争を激化させ、成長見通しを暗くしている。 ②対中依…
9/19/2023ZERO DTE24時間予想レンジドル円 147.20-148.20ユーロドル 1.0640-1.0740米10年債 4.25-4.45NYダウ 34000-34500 ポジション ドル円フラット 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売りポンド円フラット 180買い米債ETFフラット 10年債利回り4.50買い最近知ったことの一つに「ZERO DTE」ゼロ・デー・トゥー・エクス...
https://www.bundesbank.de/resource/blob/915832/14e2df28b507f7fd6fa805aade66e915/mL/2023-09-monatsbericht-data.pdf ドイツ連銀9月月報がリリースされたので、経済分析部分のエッセンスを以下ご紹介します(下添のドイツ経済省月報と併せてチェックすることをお勧めします)。 ドイツ経済の見通しはますます不透明になってきており、夏場に景気回復の兆しは見られなかった。 2023年第3四半期実質GDPは前期比ややマイナスとなる可能性が高い。 物価上昇がやや鈍化し、賃金上昇も力強く、労働市場の状況も良…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/09/PD23_369_3111.html 住宅着工許可件数は、上図の通り急減を続けており、7月は21千件:前年同月比▲31.5%、年初来累計ベースでは前年同月比▲27.8%と3割ダウンのペースで推移しています。今年の住宅販売件数は前年比4割減くらいで着地すると予想されています。 8月(直近)の建設業(住宅+商業用+土木)におけるifo景況指数のは以下の通り、総合(赤)、現況(黒)、期待(青)共、深くマイナス圏+一段と悪化傾向にあります。 ifo Geschäftsklimain…
20230916 今週のECB利上げについてのドイツメディアの報道ぶり
9月14日(木)にやや予想外の追加利上げ(+0.25%)を断行したECBの金融政策についてのドイツメディアの報道ぶり(概ね歓迎/正しい行動との評価)は以下の通りです。 高金利は企業や家計の需要を着実に減少させており、追加利上げにより景気後退のリスクが一層高まっている。 今のところドイツでは問題になっていない失業でさえも、今後は問題になる可能性がある。 しかしインフレは一貫して粘り強く懸命に闘わないと抑制できない(ラスト1マイル~目標の2%までしっかり押し下げること~が一番大変)。 インフレが高止まりを続けている以上、インフレ退治を優先すること以外に合理的な選択肢はない。 預金金利(および投資利…
20230915 ドイツ化学業界、今年生産▲8%/売上▲14%予想
https://www.vci.de/ergaenzende-downloads/qb-2-2023.pdf 昨日ドイツ化学業界(VCI)の四半期報が出ていますので、そのエッセンスを簡潔にご紹介します。 化学・製薬業界は2023年第2四半期も不振継続。下表太字上から、生産、価格、売上、稼働率すべての指標が低下。 設備稼働率推移グラフ~平時(橙)を大きく下回る状況が長期化。 ドイツ第3の産業部門である化学・製薬企業の景況感は暗い(青:現状/橙:期待)。まだまだ需要が弱く、回復への期待は先送りせざるを得ない状況。 今年の見通し:VCIは今年の生産が8%減少すると予想。価格下落に伴い、売上も今年14…
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Pressemitteilungen/Wirtschaftliche-Lage/2023/20230913-die-wirtschaftliche-lage-in-deutschland-im-september-2023.html 本日ドイツ経済省から発表された9月経済月報のエッセンスは以下の通りです(月央の当該月報と下旬のドイツ連銀月報を併せてフォローすれば、ドイツ経済を読み間違えることはありません)。 世界経済の低迷継続(特に中国)で外需は冴えないものの、国内は実質賃金プラ転(インフレ↓+賃金↑)による個人消費底打ちと投資…
www.diw.de ドイツ5大研の一角でショルツ政権に近いベルリン研(DIW)の経済予測アップデートが先週末発表されましたので、そのエッセンスをご紹介します。 インフレによる個人消費低迷と中国経済不振による輸出低迷のため、ドイツの景気回復は遅れてしまいそう(前回比下方修正)。 第1四半期のマイナスが回復の遅れで補い切れず、通年▲0.4%で着地見込み。但し、来年・再来年と+1.2%の成長を見込む。 今後のインフレ低下と賃金大幅上昇が、家計の購買意欲を著しく向上させ、ドイツ経済回復のキックオフとなりそう。 但し、インフレはまだまだ高い上、、暖房法をめぐる混迷など政治的不透明感が強いため、購入意欲…
20230908 ハレ研(IWH)ドイツ経済予測アップデート
https://www.iwh-halle.de/presse/pressemitteilungen/detail/konjunktur-aktuell-deutschland-weiter-im-abschwung/ ドイツ5大研の一角かつ唯一の旧東独メンバーであるハレ研(IWH)がドイツ経済見通しをアップデートしました。ポイントは以下の通りです: ドイツでは、高インフレ、金利上昇、外需低迷、家計・企業の不確実性が経済を圧迫。 欧州経済にとってはロシア侵略戦争を巡る不確実性や中国経済低迷も逆風。 ドイツの実質GDPは今年▲0.5%、来年+0.9%を予想(共に低め)。 製造業はずっとエネルギー…
9/7/2023米追加利上げ観測24時間予想レンジドル円 146.80-147.80ユーロドル 1.0660-1.0760米10年債 4.20-4.40NYダウ 34100-34600 ポジション ドル円フラット 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売りポンド円フラット 180買い米債ETFフラット 10年債利回り4.50買い週間新規失業保険申請件数が今年2月以来の低水準に大幅減...
https://www.ifo.de/en/facts/2023-09-07/ifo-economic-forecast-autumn-2023-german-economy-continues-cool 先ほどifo研がドイツ経済予測をアップデートしました。今年の成長率予想は▲0.4%で据え置き、インフレは2025年に2%割れ、となっています。ポイントは以下の通り: ドイツの雇用は低迷期間中ほとんど減らないが、来年以降回復期に入っても人口動態上の制約で増えない。 2025年以降、労働力プールが縮小するため、潜在成長率は20年代後半には+0.5%程度にまで低下する見込み。 インフレ率は今年の6…
ドイツのリセッション懸念が高まっている折しも、7月(第3四半期の最初の月)の製造業受注が前月比▲11.7%、鉱工業生産が前月比▲0.8%と立て続けに市場予想比弱く出たため、不安が一層掻き立てられています。 生産、新規受注、受注残の水準(インデックス)をグラフにしても、このようにややわかりづらい(特に新規受注は航空機の大口受注でブレている)のですが。。。 短期トレンドを炙り出すために、3か月移動平均ベースでグラフにしてみると、 新規受注(青):横ばい(下向きではない) 生産(緑) :やや弱含み推移 受注残(赤) :減少しつつもかなりの高水準(月商の約7か月分)を維持 ということが判ります。 冒頭…
20230906 キール研が今年のドイツ成長率▲0.5%に下方修正
www.ifw-kiel.de キール世界経済研究所(IfW)は本日、今年のドイツ経済成長率予測を▲0.5%に下方修正(前回6月は▲0.3%を予測)しました(冒頭グラフ)。 今年のGDPデフレータが7.9%に跳ね上がるので、個人消費も鉱工業生産も建設もこれではさすがに抑圧されてしまうという見立てです。 昨冬のガス不足危機は何とか乗り切ったものの、割高なエネルギーコストがボディーブローのように効いてきています。 但し、雇用は堅調、財政は健全、経常収支は大幅黒字であり、一般的な「不況」のイメージからはかけ離れています(マイナス成長はひとえにインフレのせい)。 キール研を含め、▲0.5%の予想は3機…
生活費に囚われる人がますます増えていて、クレジット支払いを滞納する人が増えている。 記事はこちら↓Cost of living: Number of New…
9/5/2023RICHCESSION、今週の相場見通し 週間予想レンジドル円 146.00-149.00ユーロドル 1.0640-1.0940 米10年債 4.05-4.45NYダウ 33500-35500 ポジションドル円フラット 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売りポンド円フラット 180買い米債ETFフラット 10年債利回り4.50買いアメリカはレイバーデイ休日明け。今日から新学期...
みなさま こんばんは 投資郎です。今日は、株式市場はお休み~って事で姉妹ブログとほぼほぼ同じ記事を載せておきます。もう9月ですか~ 早いですね。今日は、毎月公開する予定だった、iDeCoの実績の記事です。2021年の12月に退職金が出たので
みなさま こんばんはもう9月ですか~ 早いですね。今日は、毎月公開する予定だった、iDeCoの実績の記事です。2021年の12月に退職金が出たのでiDeCoに移管しました。その時の配分割合は、以下のようにしてました。eMAXIS Slim
先ほどドイツ連邦雇用庁から8月のドイツ雇用統計が発表されました(米雇用統計と違って賃金データは含まれていないので、インフレに対する直接的影響は読み取れないという点についてはご了承ください)。 ●市場が最も注目する季節調整後失業者数前月比増減は18千人と市場予想(+10~15千人)より気持ち弱め(失業者数多目)の内容でした。 ●連邦雇用庁は「景気低迷で雇用も足踏み」とややネガティブ目に総括しています。 景気悪化が続く中、人手不足のため積極的人減らしには慎重で、就業者の減少は起こりにくいものの、失業者数に上昇圧力がかかり続けているという微妙な状態が続いています。 ●失業率は5.7%と、前月の予想外…
https://tradingeconomics.com/germany/retail-sales-annual 先ほどドイツ連邦統計局から7月小売売上(ドイツの個人消費の約1/3、GDPの2割弱を占める)が発表され、実質ベース(インフレ分差し引き後)で前年同月比▲2.2%と、市場予想(▲1%前後)比かなり弱い内容となっていました(上図)。 名目ベース(薄赤)の伸びが最近頭打ちになり、6%超の水準からなかなか下がらないインフレに食われて(2線の差)実質ベースも(赤)軟調な推移となっています。 <HICP前年同月比は+6.4%と最近下げ渋っています。> <ECBのインフレ目標は年2%ですから、H…
20230830 経営者系シンクタンクIWによるドイツ経済診断
www.iwkoeln.de ドイツ経済の見通し発表は、3/6/9/12月や4/10月となっていることが多いので、8月はとかく品薄になりがちです。 そんな中、昨日経営者系シンクタンクのケルン研(IW)がドイツ経済の分析コメント(予測値を一覧表にしたような経済予測ではありません)を発表しましたので、そのエッセンスを簡単にご紹介します。 ドイツ経済は各種のショック(地経学的(特に対中露)軋み+持続的なコスト上昇+世界需要の低迷など)に苦しめられている。これらのショックの中にはこれからもずっと続く部分もある。 特に(エネルギーの)コスト上昇は、ドイツ製造業の国際競争力を著しく低下させている。 今年の…
https://www.ifw-kiel.de/de/publikationen/aktuelles/deutsche-exporte-ausgebremst-china-ersetzt-made-in-germany/ 本日キール研(IfW)が発表した報告書によると、ドイツの中国向け輸出の重要性はかなり低下している模様です。エッセンスは以下の通り: ドイツから中国への輸出は2002年以降急激に増加していたが、ここ数年は価格効果調整後の数量ベースでは減少に転じており、見かけよりもはるかに弱い。 数量ベースでドイツから中国への輸出は2002年から2018年の間に4倍に増加した。 しかしその後20…
note.com <Japanese> 先週発表されたドイツ2大景気先行指数は、マイナス成長への再突入を強く示唆するほど非常に弱く(PMI:44.7、ifo:85.7)、ドイツ経済に対する悲観論が急速に広まっています。インフレで個人消費が抑圧され、そのインフレ退治のための利上げ/金利上昇で建設や設備投資が抑圧され、中国経済が予想以上に悪くて輸出も抑圧されており、まさに八方塞がりの状況です。 目先の景気悪化だけでなく、ドイツの産業立地自体を危ぶむ声も高まっています。産業界の不満が特に根強いのが割高なエネルギーコストです。産業用エネルギー価格を日独米間で(一番安い米国=1として)比較すると、昨年末…
本日ドイツ第2四半期GDP確報値が発表されましたが、速報から修正はなく(前期比プラスゼロ)で軌道は上図の通り弱含み横ばい継続となっていました。 しかしドイツ経済省のGDPナウキャスト(直近8/14時点)は前期比▲0.4%となっており、足元の軌道は非常に軟調のようです。 https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Schlaglichter-der-Wirtschaftspolitik/2023/09/14-konjunktur-BIP-nowcast.html 総合PMIも、前期比▲0.5%(年率▲2%)あたりを示唆しています。 https://www.pmi.spglo…
暴落に備えて過去のリーマンショックを振り返る 中国ショック 米国ショックに備える
最近、中国や米国の経済指標がネガティブで、株価も芳しくありません。暴落になるのかは不透明ですが、過去のショックを理解することで、今後起こるであろう状況に備えたいですねリーマンショックとは何だったのか?リーマンショックとは、2008年にアメリ
https://www.bundesbank.de/de/aufgaben/themen/monatsbericht-deutsche-wirtschaft-weiter-in-schwaechephase-856150 先ほど発表されたドイツ連銀月報のドイツ経済分析部分のエッセンスは以下の通りです。 2023年第3四半期の実質GDPは、おそらく再び前期比ほぼ横ばいにとどまる。 インフレ率のさらなる低下+安定した雇用/力強い賃金上昇⇒今後は個人消費が景気下支え役となる(但し、さほど力強いものにはならない)。 しかし、海外からの需要の弱さが引き続き鉱工業生産の重しとなっている(直近の製造業受注急…
<Japanese> ユーロ導入直前に私がフランクフルトで勤務していた頃(1994~1999年)のドイツは、1%台半ばの低成長と9%前後の高失業のため「欧州の病人(the sick man of Europe)」と呼ばれていました。その危機感をバネに、その後ドイツは労働市場改革(解雇規制の緩和、職業訓練/紹介の拡充、創業支援など)を断行し、持ち前の強い国際競争力を安定的に支える筋肉質な雇用構造を作り上げました。欧州債務危機(2011年~)の頃には、ユーロ安にも支えられてドイツは「一人勝ち」状態と言われるまでになり、メルケル前首相のリーダーシップの下でユーロを崩壊の危機から見事に救い出しました。…
20230817 ドイツのホテル・レストラン実質売上、コロナ前の9割まで回復もやや軟化方向
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/08/PD23_325_45213.html 今朝のドイツ連邦統計局の発表によると、ホテル・レストラン業界の年前半の売上高は、前年同期比実質+5.8%、名目+15.8%となかなか好調でした。 但し、コロナ前の2019年上半期との比較では、実質▲10.4%、名目+9.6%と微妙な結果になっています(実質と名目の差はインフレ上昇分)。 冒頭グラフ(青線)は季節調整済実質売上高ですが、コロナ前の安定的高水準から1割程度切り下がったまま足元はやや弱含み推移となっています。 最近の不景気を…
8/16/2023FOMC議事録24時間予想レンジドル円 145.20-146.20ユーロドル 1.0860-1.0960米10年債 4.10-4.30NYダウ 34800-35300 ポジション ドル円フラット 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売りポンド円フラット 180買い米債ETFフラット 10年債利回り4.50買いFOMC議事録公表を前に米金利とドルがじわり上昇、ドル円146円...
8/14/2023お盆、今週の相場見通し 週間予想レンジドル円 143.50-146.50ユーロドル 1.0800-1.1100 米10年債 3.80-4.20NYダウ 34000-36000 ポジションドル円フラット 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.6900売りポンド円ロング 184.50売り米債ETFショート 10年債利回り4.25利確日本はお盆、ニュースで東海道新幹線が最大乗車率200%...
最近 中国の経済後退に関するニュースをよく見る 暴落に備えて 中国株を手軽に買えるETFを理解しておく
最近 中国の経済後退に関するニュースを見ることが増えてきました。twitterの情報中国輸出7月14.5%減 パソコン不振で3カ月連続マイナス 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) August 8, 2023 「1階買っ
20230808 ドイツ経済ピックアップの兆し、まだ見られず
●直近(今年6月分)のドイツ製造業受注は、前月比+7.0%と車以外の輸送機器の大口受注で妙に強かった一方、鉱工業生産は前月比▲1.5%と非常に弱く、全体感が判りにくくなっていますが、 冒頭の図の通り「新規受注(青)は均せば横ばいまで一時的に持ち直し、受注残(黒)は引き続き高水準ながらも、生産(赤:GDPに直結)は軟調が続いている」という状況と整理できます。 ●先行きについては、製造業企業の生産計画(ifo調査)は下図の通り軟調であり。。。。 ●頼みの輸出も急回復は期待薄で。。。。 https://www.ifo.de/fakten/2023-07-26/ifo-exporterwartunge…
https://dawum.de/Bundestag/#Umfrageverlauf ①(冒頭グラフ)極右政党AfD(青線)が2021年秋の総選挙での得票率の約2倍の支持率で第2位につけています。欧州全体で右傾化の流れが止まりません。 ②つい数週間前までは、ドイツでも南欧諸国同様の熱波/水不足が懸念されていましたが、最近の長雨で、地面の水分保有量は急回復しています。(橙:今年、青:昨年) https://www.dwd.de/DE/leistungen/bofeu_zeitreihen/bofeuzeitreihen.html?nn=732680 ③今後4週間の降水予報でも、雨模様の日々が続く…
みなさま こんばんは 投資郎です。今日は、株式市場はお休み~って事で姉妹ブログとほぼほぼ同じ記事を載せておきます。もう8月ですか~ 早いですね。今日は、毎月公開する予定だった、iDeCoの実績の記事です。2021年の12月に退職金が出たので
ドイツ連邦雇用庁に付属するシンクタンクである労働市場・職業研究所(IAB、@ニュルンベルク)が毎月「人手不足インデックス」(0~10、数字が高いほどタイト)を発表しています。 iab.de 冒頭のグラフがその過去推移ですが、今年はずっと5.0超とコロナ前の水準(4台)を上回っており、直近7月も5.2と高水準を維持しています。 マイナス成長で経済が不振な割に、就業者数(黒点線)は一向に減ることなく、失業率(青実線)が実質的にほとんど上がっていない(昨年6月の急上昇はウクライナ難民カウント開始によるもの)のは、この人手不足が時の経過とともに深刻化しているためと思われます。 https://trad…
みなさま こんばんはもう8月ですか~ 早いですね。今日は、毎月公開する予定だった、iDeCoの実績の記事です。2021年の12月に退職金が出たのでiDeCoに移管しました。その時の配分割合は、以下のようにしてました。eMAXIS Slim
先ほどドイツ連邦雇用庁から7月のドイツ雇用統計が発表されました(米雇用統計と違って賃金データは含まれていないので、インフレに対する直接的影響は読み取れないという点についてはご了承ください)。 ●市場が最も注目する季節調整後失業者数前月比増減は▲4千人と市場予想(+15~20千人)より強め(失業者数少な目)の内容でした。 ●但し連邦雇用庁は先月同様「景気低迷が雇用に悪影響」とネガティブ気味に総括しています。景気モメンタムの悪化が見込まれる中、(人手不足で就業者の減少は起こりにくいものの)失業者数に上昇圧力がかかり続けている点を重視したものと思われます。 ●雇用の先行きについて、連邦雇用庁は以下の…
◆貨幣価値落としてリセッション? 日経超長期アップトレンド変化無しですしインフレに向かわせているのですから上げるのでは?
こんばんは。貨幣価値落としてリセッション?日経超長期アップトレンド変化無しですしインフレに向かわせているのですから上げるのでは?日経月足押し目も大したなくお盆辺りに来たとしても知れてそうですね・・・週足リセッション?はぁ?日足素人は最高の押し目でぶん投げ
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/07/PD23_299_811.html 今朝発表されたドイツ第2四半期GDPは前期比フラットと市場予想の+0.1~0.3%より弱目ではあったものの、第1四半期分が前期比▲0.3%から▲0.1%に0.2%上方修正されていましたので、全体としてみれば概ね市場予想通りの結果となりました。 水準で見ると冒頭の図の通り、昨年以降ほぼ横ばいが続いている状況ですが、3期連続の前期比マイナスは何とかギリギリ回避された格好です。 但し、このようにGDPが低迷して見えるのはあくまでインフレ(デフレ…
20230726 ドイツ経済省のGDPナウキャスト、悲惨な内容
ドイツの潜在成長率は、コロナ後、年+0.8%程度に低下しつつあります。主因は日本と同様に労働投入のマイナス転換で、四半期ベースのGDP成長率も日本と同様に前期比マイナスが出やすくなっています。 実際、昨年第4四半期と今年第1四半期は二期連続でマイナス、直近12四半期中5回のマイナスは日本と同じです。 7月28日朝発表予定のドイツ第2四半期実質GDPは、ドイツ連銀が直近月報で「小さなプラスになった可能性が高い」と言っていることもあり、市場予想も前期比+0.1~0.3%となっています。 ★しかし、昨夕ドイツ経済省から発表されたGDPナウキャストを見ると 第2四半期:前期比▲0.4% 第3四半期:前…
https://tradingeconomics.com/germany/business-confidence 先ほど7月ifo景況指数が発表され、上表・下図の通り、現況指数(下図では黒線~その時点でのGDP/生産活動と強い相関)主導で予想以上の低下となっていました。 昨日のPMIの弱さと併せて考えると、第3四半期(7-9月期)のドイツ実質GDPは前期比マイナスとなるリスクを警戒する必要がありそうです(まもなくドイツ経済省から発表されるGDPナウキャストに注目しています)。 製造業(左上)と小売・卸売業(左下)では引き続き全指数が下向きかつマイナス圏。サービス業(右上)でも年初の回復の勢いが…
20230724 好対照のドイツ景気先行指数2件(PMI、WAI)
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/c23ef113fdfb4d149593c3b3d2840fe9 7月のドイツ総合PMIは48.3と、6月の50.6から低下し、予想の50.3を大きく下回りました。 上図の通り製造業(青)、サービス業(黒)ともに低下しているのですが、特に製造業の悪化継続度合いと水準の低さはかなり悲惨です。製造業主導の景気低迷を、サービス業がカバーしきれなくなりつつあるという構図です。 ドイツの航空旅客(青)が回復しているのに対し、航空貨物(赤)が冴えないという状況も最近定着しています。 第2四半期(4-…
こんにちは、不燃ごみ(@hunenkanengomi)です。 リセッション、セルインメイ、夏枯れ。 いろいろ言われていた
https://www.bundesbank.de/de/aufgaben/themen/monatsbericht-deutsche-wirtschaft-beginnt-sich-zu-erholen-856142 ドイツ連銀の7月月報が発表されましたので、経済分析部分(Kurzberichte)のエッセンスを以下ご紹介します。 ドイツの2023年第2四半期実質GDPはわずかながらも前期比プラスになる可能性が高い(市場予想:前期比+0.3%、7/31発表予定)。 但し、最近の景況感悪化を勘案すると、6月時点での予測より景気回復が後ズレする惧れがある。<6月ドイツ連銀予測解説> dateno…
Germany: 2023 Article IV Consultation-Press Release; Staff Report; and Statement by the Executive Director for Germany 昨日発表されたドイツのIMF4条協議結果報告(IMFのエコノミストチームが当該国を訪問して経済と金融に関する情報を収集し、政府や 中央銀行 のスタッフと経済政策について議論した結果の報告。中長期的構造問題や金融システムリスクの把握に便利)のエッセンスは以下の通りです。 昨夏のロシアのガス供給停止後、ドイツ経済は抵抗力を発揮し、エネルギー危機をうまく回避した。 …