20250701 ドイツ6月雇用統計徹底チェック
【総括】 景気先行指標(PMIやifoなど)に景気底打ちの兆しがあるものの、雇用市場全体としてまだ軟調で、年後半に向けて(季節調整後の)失業者数の緩やかな増加が続きそう。 今後就業者数にも賃金にも低下圧力がかかる一方、貯蓄性向低下/購買意欲増大の兆しあり。 大型財政出動が決まったため、人手不足の一層の深刻化が懸念される建設業は採用に積極化しつつある。 ●失業率<国内基準>~6.3%で横ばいながら上昇トレンド継続。2022年6月の失業率上昇ウクライナ難民カウント開始によるものだが、基調はまだ悪化方向。水準的にコロナ直後のレベルに近づいているが、当時は操短(補助金付きワークシェアリング)で数百万人…
2025/07/02 00:36