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「イヌゴマ」(犬胡麻)はシソ科の多年草で、地下茎で殖えます。果実の形がゴマに似るが食用にはなりません。過去に毎日、柴犬散歩で歩いた栖吉川堤防から、スギナが繁茂して困る住宅跡地に、花が美しいこの野草を2株、移植しました。柿とイチジクの樹下に植えたものが、果樹の成長とともに光を求めて移動し、隣家や、菜園の近くで繁茂しています。7月上旬の花です。茎が直立し、高さ30~60cm位で、茎も対生する葉も、短い刺毛が生えて触るとざらざらします。花は数段に分かれて輪生状に咲き、淡紅色の2唇形です。下唇が3裂して淡紅色の斑点をもちます。8月上旬の花です。雄しべが4個と雌しべ1個です。花後には、5つに裂けたガクの奥に、黒い種子が3~4個できます。空き地の果樹下で繫茂する「イヌゴマ」
「桃花シラン」は、日本のシランとアマナラン(台湾シラン)との種間交配種です。6号深鉢植えで、花着きが良く、長期間咲き続けました。シランより遅れて、6月中旬から咲き出しました。リップに黄色が入るのが特徴です。葉はシランより細長く、花径も長く伸ばします。6月下旬の花、7月上旬、8月上旬に咲いた、終盤の花です。耐寒性がやや低いのですが、雪囲いの中で屋外越冬します。鉢植えの「桃花シラン」
今年、庭で咲いたホタルブクロ、終いは赤紫花ですが、東庭の赤松の樹下から通路用の踏み石周りで、花色の濃淡差が大きい2種が咲きました。6月上旬、初めに咲いたのは濃色の赤紫花でした。この花も一度庭から消えたと思われましたが、今年は、たくさんの花を咲かせました。暑さのためか、7月上旬に咲いた花は、色褪せしてきました。別に、遅れて咲いたグループは花色が薄く、この花色を植えた記憶はありません。7月下旬の花、花茎を倒しながらも咲く、この種は8月中旬まで咲いていました。庭のホタルブクロ(4)赤紫花
「ユウスゲ」(夕菅)は、ツルボラン科(←ススキノキ科←ユリ科)の多年草で、鮮やかなレモンイエローの花を夜に咲かせます。和名は、花が夕方開いて翌朝萎み、葉が菅に似ていることに由来。6号深鉢植えで、今年は3本の花茎を上げて、たくさんの蕾を着け、7月中旬から8月初めまで咲きました。咲き初めの頃、1輪の開花を撮りました。7月20日、18時30分、玄関外で開き始めました。居間に移し、18時50分です。19時10分、19時50分、完全に開き切った花です。花弁は6つに深裂し、少し芳香があります。20時20分、20時50分まで居間に置き、この後玄関外に移しました。翌朝には萎んでしまいました。7月24日には3輪が同時に開花しました。18時30分、玄関前で、3本の花茎に1輪ずつです。居間のテーブルに移しました。20時の開花姿...鉢植えの「ユウスゲ」
「白花ホタルブクロ」も、いったん庭から消えたのですが、東庭の庭石や踏み石周りで、近年増えてきました。この1枚は、10年位前の画像です。今年、6月中旬の咲き始めです。6月下旬の花、7月初めの花です。8月上旬まで、ポツポツと咲いていました。庭のホタルブクロ(3)白花
アガパンサスは南アフリカ原産の多年草で、ロート状の花を咲かせ、ユリ科、ネギ科、ヒヒガンバナ科などに分類されているようです。「スーパーブルー」は、清々しい青花種です。異常な暑さの中でも、玄関前で爽やかな涼感を、7月上旬、7号鉢植えで、12本の花茎を伸ばして、先に蕾を着けました。7月中旬の咲き始めです。7月下旬、初めに咲いた花は萎みましたが、次々と休みなく咲いて、まだ蕾もたくさんあります。8月上旬まで咲いていました。常緑種で、耐暑性・耐寒性共に強く、冬は雪囲いの中で屋外越冬します。白花の「ホワイトアイス」の鉢植えもあるのですが、今年は葉のみで開花しなくなりました。鉢植えのアガパンサス「スーパーブルー」
「二重咲き赤紫花」は、二重咲き白花より先に植えたもので、玄関南のムクゲの樹下で一時期群落を作りました。次の2枚は、10年前の画像です。ムクゲの成長とスイセンやクロッカスも殖え、数年前に消えました。ところが、なんと、消えたはずの二重咲き赤紫花が、今年、花梅の東側の黄レンゲツツジの樹下で、6月中旬、1本だけ花茎を上げて開花しました。6月下旬、7月上旬、7月中旬です。日当たりの悪い場所で、花色が薄く、前に栽培したものとは別物の感じですが、今後を注目したいと思います。庭のホタルブクロ(2)二重咲き赤紫花
台風の翌日まいどおなじ花で申しわけないです( ̄▽ ̄;)(じゃあ猫を出せ猫をwww)写真がうまくなりたーーーーーいです(゚д゚)(。_。)でも自分としては見たままを撮っているつもり~♪ガイラルディアジニアかわいく咲いていますバラブルーフォーユーホスタ畑西洋オキナグサにつぼみなようなものが!はじめて育てるのでまったくわかりません(^^;)8月14日の庭<西洋オキナグサにつぼみ!?>
「ホタルブクロ」(蛍袋)は、キキョウ科の多年草で、各地の平地から山地に分布し、日当たり良い草原や林縁などに見られ、関東では赤紫花が、関西では白花が多いそうです。和名は、子供が袋状の花にホタルを入れて遊んだこと、提灯の古名「火垂る袋」が転じたともいわれます。地下茎で増殖し、現在の庭で一番繁茂しているのが、この「二重咲き白花」種です。庭の南側、紫モクレンと花梅の樹下に植えました。6月中旬の花、6月下旬です。現在も名残り花が咲いています。庭のホタルブクロ(1)二重咲き白花
ギボウシの中で一番小型の「乙女ギボウシ」、原産は韓国済州島だそうです。4号の小鉢植えです。7月中旬、例年より少なく、2本の花茎を伸ばしてきました。7月下旬に開花しました。開花しなかった鉢植えが1鉢、こんな斑入り葉ですが・・・残る1鉢は、毎年秋に咲いてきたので、咲いたら(2)で、鉢植えのギボウシ(1)「乙女ギボウシ」
「ヤブカンゾウ」(藪萱草)はツルボラン科(←ユリ科)の多年草で、原産地は中国ですが、本州以南の野原や藪に群生しています。「忘れ草」として、万葉集に複数の歌があるそうです。(1日しか花が咲かないことからワスレグサと)自宅を処分して施設に入られた知人の庭から移植しました。年々殖えて、オレンジ色の八重咲花を7月に咲かせていました。オシベが残っていますが、3倍体のため結実はしません。庭の南西、隣家との境界沿いで、2株植えたのが、ランナーを出して殖えました。7月上旬、数10cm伸ばした花茎の先に蕾を着けて、開花し始めました。7月中旬の花、後に植えたキキョウやオウゴンオニユリが背を伸ばし、花が長く持たないヤブカンゾウは、見劣りします。7月下旬、花は2日位しか持ちません。若葉や蕾が食用になるそうですが、まだ食したことが...庭の「ヤブカンゾウ」
植え付けたジニアの根元を泥はね防止にヤシの実チップでマルチグをしてみました☆つぎの日だったか大雨でグーなタイミングでしたね(^^)v↓↓ここから下はくっきりモードで撮影↓↓ガイラルディアバラザレディーガーデナーデュシェスドゥブラバン観賞用トウガラシアロマティカス拾いモミジ八重咲きドクダミソウくっきりモード、なんだかドクドクしいですね(^^;)7月28日の庭<ヤシの実チップでマルチング>
曇りの日がつづいたのでジニアの花がピンクにならないでボケボケだったのが、数日コマギレでも日が当たったのでやっとかわいいピンクになった(^^)vこのしらしらした花色は西日でうまく撮なかったとゆう証明w(*´Д`*)写っていないけど右はじのナデシコミーテは抜きました!!4株、ちゃんときっちりひと株ごとに撮ってみたらそこそこにピンク(*´艸`*)よく咲くガイラルディアつぼみがかわいくてスキですね(^^)8月9日の庭<ジニアとガイラルディア>
自宅の東側で咲いたギボウシ、2種の花です。ドウダンツツジの樹下で咲いた1種。(品種名は忘れました)もう1種は以前から庭植えされていたもので、オオバギボウシと思われます。ブロック塀と大きな庭石とツツジに囲まれてた日陰で、大きな大きな葉を広げ、長く花茎を伸ばして咲いています。東軒下の西王母ツバキの樹下に植えたギボウシは、日照不足で花が咲きませんが、毎年葉のみ出しています。庭のギボウシ(2)東庭で咲いた花2種
「オウゴンオニユリ」(黄金鬼百合)は、対馬にのみ自生するオニユリの変種です。花は黄色に赤紫の斑点が入り、鬼百合と同様に葉の付け根にムカゴを作ります。7月上旬、開花し始めました。7月中旬、菜園コーナーの西側、サルスベリとキンモクセイの間で、桔梗・ヤブカンゾウ・ヤマユリなどと競いながら、ムカゴで増殖してきました。玄関前通路の脇の鉢植えや、樹下でも、玄関右手前のハナミズキの株元でも、植えたのでなくムカゴから成長して1mを越えました。7月下旬、下から順に蕾を開き、最後の花を咲かせています。鉢や庭で咲いた「黄金オニユリ」
「ギボウシ」はキジカクシ科で、東アジアに分布し、特に日本に自生が多い。シーボルトがヨーロッパへ持ち帰って以来、欧米で多くの園芸品種が作出されました。品種名は分からなくなりましたが、自宅北側で、ブルーベリーの果樹の間で開花した2種です。個々の花は1日花で、下から順に咲き上がります。花の画像は7月に撮りました。蕾が擬宝珠(ギボウシ、橋の欄干に付くネギ坊主の形をした装飾)に似る所から名付けられました。1種は、大きな斑入り葉のギボウシ、もう1株は、葉が小型で、花も小さめです。日照が足らず、開花出来なかった株がもう2種あります。花が咲かなくても、葉だけで日陰の庭が明るくなります。庭のギボウシ(1)自宅北側で咲いた花2種
「オニユリ」(鬼百合)は、北海道~九州の平地から低山に自生します。園芸店から球根を入手して、鉢植えしましたが、庭や鉢のあちこちで咲くようになりました。暗紫色の斑点をもつオレンジ色の花弁が強く反り返り、種子を作らず、葉の付け根にムカゴを作り増殖します。7月中旬の咲き始めです。玄関前通路脇に置いた鉢植えから、ムカゴがとんで芽生えた苗が1m以上に伸びて、多くの蕾を着け、下から順に咲き上がります。(下に咲いている黄花は黄金オニユリで、後にブログアップします。)7月下旬に咲いていた花、花梅の樹下にも、ムカゴが飛んで殖えました。葉の付け根にできたムカゴです。放置するとあらゆる鉢に芽生え、庭にも増えていきます。なお、鱗茎(球根)は食用になります。鉢や庭で咲いた「オニユリ」
「ハンゲショウ」(半夏生、半化粧)はドクダミ科の多年草で、本州以南の日が当たる湿地などに、太い地下茎で群生します。犬散歩中に、道路脇の軒下に植えられていたのを1株頂き、住宅跡地の果樹下に植えました。現在は、草丈数10cmで繁茂しています。花には花弁が無く、すぐ下に位置する葉が白く変化して、花弁の役割を果たします。6月上旬、一斉に草丈を伸ばし、先に花穂を着けてきました。6月下旬、穂状花序を、葉の付け根に着け、花のすぐ下に位置する葉の表面が、白く変化してきました。7月2日、夏至から11日目は、72候の半夏生に当たります。紐状に花が開花してきました。花は虫媒花で、葉の白化は虫を呼ぶためで、花弁の無い花は、雌しべ1本に、雄しべが6~7本です。7月中旬です。7月下旬、受粉が済んで、種子が稔ります。白化した葉が黄緑色...空き地の果樹下で繫茂する「ハンゲショウ」
「フウラン」(風蘭)は日本原産の着生ランです。関東南部以西で、山中の樹幹や岸壁に張り付くように生えます。風を好むことが名の由来でしょうか。花姿、葉、根など株全体が鑑賞の対象になり江戸時代からの古典園芸植物として、「富貴蘭」とも呼ばれます。乾燥に強く過湿と寒さに弱い性質で、小鉢にミズゴケで高植えにし、冬は無加温の納屋に置きます。今年開花したのは「翡翠」(ヒスイ)という品種1鉢だけでした。7月中旬、1本の花茎を伸ばし、4輪の緑花を開きました。花をアップして見ます。花の下にある距(きょ)は下に向かって垂れながら曲がって、最後は前に向きます。7月下旬の花、7月中は咲き続けました。開花中は香りを放ち、夕方になると濃厚となります。スズメガを呼び、受粉の助けを求めてのようです。鉢植えのフウラン「翡翠」
産地の違うウチョウラン各種を交配して作出した「夢チドリ」、我が家のもう1鉢です。6月下旬の開花でした。7月上旬、7月中旬、初めに咲いた花は茶変し、遅れて咲いた花が元気です。開花鉢が年々減ってきましたが、ウチョウランの仲間は以上です。ウチョウランの仲間(7)夢チドリ-2
ウチョウランの仲間を人工交配させて作出した交配種群で、原種との区別を明確にするために「夢チドリ」と名付けたものです。原種はウチョウラン・アワチドリ・サツマチドリ・クロカミラン等。多くの花色変化を見せて、夏の暑さに強く丈夫で、たくさんの花を長期間咲かせるという特徴を持ちます。2鉢あるうちの1鉢目です。6月中旬、開花し始めました。その3日後です。3号鉢の2球植えたのが、増殖して鉢いっぱいになりました。花色の濃淡で、2種の花が咲いています。6月下旬の花、まだ蕾がたくさんあります。開花時は、南向き玄関の庇下に置き、猛暑の中で咲き続けていました。ウチョウランの仲間(6)夢チドリ-1
「ユウゼンギク」(友禅菊)は北米原産のキク科多年草です。東庭で小群落を作っていて、草丈20cm余り、花径3cm位です。6月中旬から咲き始めました。青紫色の花です。花色が友禅染のように美しいとして名が、6月下旬、7月上旬の花です。草丈が高い品種群は、孔雀アスターの名で流通しているようです。庭の「ユウゼンギク」
「ヤマユリ」(山百合)は、本州の平地~山地に自生し、園芸的に最も重要なユリの原種です。大型の白色花で、強い香りがあります。庭の菜園の西側、サルスベリとキンモクセイの間に植えました。花弁には白地に黄色い帯状の筋が入り、えんじ色の斑点が散ります。7月初め、2本の花茎を上げて、3個の蕾を膨らませてきました。7月上旬、初めの1輪が開きました。7月中旬、2輪目の開花です。その2日後に、3輪目も開花して、3輪が咲き揃いました。周りに草丈の高いキキョウや黄金オニユリ、ヤブカンゾウなどの先住草が元気で、山百合はまだ控え目です。花茎を80cm程に伸ばし、花径は18cm位になりました。庭植えのユリ「ヤマユリ」
園芸化したウチョウランの長舌花(チョウゼツカ)は、唇弁が長大化した花を咲かせます。野生種に比べて、丈夫で育てやすくなりました。元は1球でしたが、3号鉢植えで増殖して、たくさんの花を着けました。6月中旬、蕾が開き始め、3日後には、唇弁を長く伸ばして開花しました。6月下旬、たくさんの花を開きました。7月上旬、花の終盤です。ウチョウランの仲間(5)ウチョウラン長舌花
ウチョウランの白花種が2鉢あり、純白花を咲かせました。6月中旬の咲き始めです。6月下旬、開花数を増やしてきました。まだ蕾がたくさんあって、7月にかけて咲き続けました。地下の球根が増殖し、もう1鉢増えました。こちらは少し遅れての開花です。上が7月上旬、下が7月中旬です。玄関前で開花し、花後の現在は、自宅東側軒下に移動しました。ウチョウランの仲間(4)ウチョウラン白花
「ギンパイソウ」(銀杯草)は、ナス科の多年草で、原産地は南米のアルゼンチンやチリだそうです。19年前に亡くなった養母が、庭に植えていたものです。その後、庭を作り変えましたが、東庭の踏み石周りで、点々とカップ状の白花を咲かせています。(別名がサカズキソウ)6月中旬、草丈5cm前後で、花径3cm程の白花を、上向きに咲かせました。7月初めに咲いていた花です。私が植えたヒメイワダレソウが強力過ぎて、追われるように移動しながらも、暑い夏に涼感を与えてくれます。庭で咲いた「銀杯草」
小型地生ランのウチョウラン、白紫点花は、白花で、唇弁に紅紫色の斑紋が出ます。6月中旬から、咲き始めました。6月下旬、開花数を増やしてきました。7月上旬、初めに咲いた花は枯れましたが、まだ蕾がたくさんあります。3号深鉢植えで、花茎先まで13cm程です。7月中旬、7月下旬、終い花です。ウチョウランの仲間(3)ウチョウラン白紫点花
オリエンタル系のユリ「コンカドール」は、花径20cm程の巨大輪は、クリーム黄色で先端がやや淡くなりイエローカサブランカともいわれます。今年は1輪だけ、咲き終えました。(ヤマユリなどの日本自生の原種ユリをもとに交配・育成された品種群をオリエンタル(ハイブリッド)系と呼び、カサブランカなど、大輪で香り高いユリです。)7月上旬の大きな蕾、2日後に開花しました。翌日の花、7月中旬です。花弁が厚く、花は長持ちします。鉢植えのユリ「コンカドール」
「ネジバナ」(捩花)は、別名モジズリで、日本全土に分布するラン科の小型多年草です。山野草の鉢植えなどについて我が家に来たものが、自然実生で増殖しました。花色は通常桃色で、長い花茎に密着して小さな花を多数咲かせます。6月下旬から7月上旬にかけて庭と鉢で撮りました。庭では、踏み石周りなどで咲いています。各種の木や草の鉢植えに、自然実生で芽生えました。睡蓮鉢にさえ繁茂しています。花が花茎の周りに螺旋状に着くので、ねじれた花が和名に、画像の左が右巻きで、右の花は左巻きですね。巻き方は右左半々らしいですが、中には殆どねじれない花も、今年は、全体に花色が薄かったようですが、濃い目の花も、中には、白に近い薄色の花もありました。花形も、唇弁が大きく側花弁が小さいものや、唇弁も側花弁も細長い花形もありました。ナジバナだけの...庭と鉢で咲いたネジバナ
「サツマチドリ」(薩摩千鳥)は、ウチョウランの地域変種で、鹿児島県甑島の海に面した岩場だけに自生します。地下に小さな球根をもつ、小型の地生ランで、唇弁に紅紫色の斑点が入り、距が短いのが特色です。7月初めの開花姿です。7月中旬です。現在も3輪開花しています。ウチョウランの仲間(2)「サツマチドリ」
ウチョウランは本州・四国・九州の低山の湿った岩場に自生する、地下に小さな球根をもつ、小型の地生ランです。地域変異が多く、野生種は稀少化しましたが、交配育種による園芸化が進み、入手栽培できるようになりました。「アワチドリ」(安房千鳥)千葉県南部の低山が自生地ですが、人工交配による園芸種を鉢栽培しています。3号鉢に山野草用土で植え、草丈10cm程です。花径10mm余りで、唇弁に紅紫色の斑紋が入ります。6月中旬から咲き出しました。6月下旬です。1個の球根から増殖してきました。まだ満開前で、この後の満開の画像は撮り忘れてしまいました。現在も名残り花が咲き続けています。ウチョウランの仲間(1)人工交配アワチドリ
「ムシトリナデシコ」(虫取り撫子)はナデシコ科の越年草。ヨーロッパ原産で、江戸時代に観賞用として移入したものが各地で野生化した帰化植物です。道端に咲いていた花、採種して庭の通路脇に蒔いたのが最初。宿根草でないので、他の植物に追われながら、こぼれ種で移動、今年も、庭と空き地の菜園脇で咲いていました。5月末~7月初めまで開花、画像は6月に撮りました。開花時の茎先は20~50cm位です。濃いピンクの5弁花を、茎先にまとめて咲かせま、目立ちます。茎上部の葉の下に、粘液を分泌する部分があり、虫が付着していますが、食虫植物ではありません。蟻除けとも考えられています。庭や空き地で咲く「ムシトリナデシコ」
淀川河川敷ジョギングで見かけた草花50選(2022年1月~6月)
こんにちは、ジョグマルです。2022年も早いもので半分過ぎました。休日は、ほぼ毎週河川敷をジョギングしています。そこで、淀川河川敷ジョギングで見かけた草花2022年上半期総集編をやってみたいと思います。時期は年明けから、春、初夏までの草花に
スイセンノウ(酔仙翁)の白花種です。6月上~中旬に撮りました。白い5弁花の花芯部が開いて、花芯の周りがピンクに染まってきます。この状態が酔仙翁の名にふさわしい?受粉が行われる花の終盤です。花後、刈残した株の今朝の姿、遅れて咲いた花が1輪残っていました。茶色くなった果実を2個、割って中を見ます。小さな黒い種子が、たくさん入っています。開花株は枯れるようですが、こぼれ種で繁殖します。庭で咲く「スイセンノウ」(2)白花
「スイセンノウ」(酔仙翁)はナデシコ科の常緑多年草で、ヨーロッパ南部が原産地です。白い毛が生えたフェルトのような質感の茎葉から、フランネル草の別名があります。(学名:リクニス・コロナリア)庭を作り変えたばかりの頃、犬散歩中に種をいただき、庭に蒔いたものが世代交代しながら殖えています。5月下旬から咲き始めました。塀際や樹木の周りなど、こぼれ種の実生で移動しながら、花茎3cm弱、紅紫色の5弁花です。漢字の酔仙翁は、赤い花が酔っ払っているように見えたから?6月上旬の花、6月下旬、遅れて咲き出した株です。庭で咲く「スイセンノウ」(1)赤花
カワラナデシコ(河原撫子)は、ナデシコ科の多年草で、本州以西・四国・九州に分布し、日当たり良い草原や河原に自生します。園芸種の「絞り咲きカワラナデシコ」は、白地に紅の絞りが入り、花弁先が細かく分かれて美しい撫子です。5月末から咲き始めました。6月上旬、次々と開花、6月中旬の花、紅絞りの入り方が様々で、6月末まで、玄関前を飾ってくれました。鉢植えの「絞り咲きカワラナデシコ」
「ヤツシロソウ」(八代草)は、キキョウ科の多年草で、熊本県の八代で発見されました。海外ではヨーロッパや北部アジアに分布しています。実生苗を入手して鉢栽培中です。ホタルブクロ属ですが、紫色の花を上向きに咲かせます。6月初めから開花しました。3日後には、4本の花茎で次々と咲いてきました。6月中旬、5号鉢植えで、草丈は30cm程です。6月下旬の花です。鉢植えの「ヤツシロソウ」
花菖蒲は、庭植えと鉢植えで数種あるのですが、今年は開花したのが1種1輪だけでした。「爪紅」(ツマベニ)は、原種のノハナショウブに近い花形で、白い花弁に、鉾の先のみ薄紅に染まります。我が家の鉢では薄紫に染まっています。6月中旬に開花しました。花弁の付け根が黄色で、アヤメのような網目模様がありません。中央に立っている鉾の先が、薄紫に染まります。開花して4日後には、花弁が萎んでこんな形で花を終えました。鉢植えの花菖蒲「爪紅」
カワラナデシコの高山型をタカネナデシコと呼び、その中で、北アルプスの白馬岳産の「白馬ナデシコ」として、入手したタカネナデシコの白花種です。5月下旬~6月上旬、7号皿鉢植えで、草丈は数cm、花茎を10数cm伸ばして白花を咲かせました。花弁が細かく裂けた白花です。鉢植えの高山植物(2)「白馬ナデシコ」
植物栽培の趣味は30歳代後半から、山野草や高山植物からでした。その頃から○○年、現在も毎年開花している2鉢のうちの1つ。キリンソウはベンケイソウ科の多肉植物で、普通は草丈20~50cmになります。「テカリダケキリンソウ」(光岳麒麟草)は、南アルプス光岳(テカリダケ)に自生する、極小型のキリンソウで、6号浅鉢植えで数cmの草丈です。5月下旬から6月上旬に咲きました。多肉質で光沢のある葉上に、黄色の星形の花を咲かせます。今年は花数が少しでした。鉢植えの高山植物(1)「光岳キリンソウ」
スカシユリ(透百合)は、紀伊半島以北に分布し、海岸の砂礫地や崖などに自生しています。草丈20~60cmで、盃状の花を上向きに着けるのが特徴です。花弁の付け根付近がやや細く、隙間が見えることから和名が、「ロリポップ」は園芸種で、鮮やかなバイカラー(2色咲き)です。6月中旬、最初の1輪が開きました。翌日には2輪開花、白に、濃いピンクの縁取りが鮮やかです。3日後には3輪揃って咲きました。7号深鉢植えで、草丈20~30cm余りです。鉢植えのユリ(1)スカシユリの「ロリポップ」
「クジャクサボテン」(孔雀サボテン)は熱帯アメリカ原産で、樹木に着生する森林性サボテンで、大きな花を咲かせます。数鉢あるのですが、植え替え出来てないので、今年の開花は1鉢だけになりました。小さな蕾が2個着いていたのですが、開花したのは1輪だけでした。6月中旬、大きく膨らんだ蕾から、5日後にようやく開花しました。冬は無暖房の納屋で越冬してました。鉢植えの「クジャクサボテン」
鉢植えのアッツザクラ(別名ロードヒポキシスとも言う)、「ルビーの輝き」は、濃い赤色の小輪花です。他の2種より遅れて、6月に入ってから開花しました。6月初めに1輪目が開花、3日後には3輪が咲き、6月中旬には、8輪が咲き、9輪目が開花準備中です。4号浅鉢植えで、株は増殖しています。鉢植えのアッツザクラ(3)「ルビーの輝き」
シラン(紫蘭)は、地下に丸く平らな偽球茎をもつ地生ランで、基本種は紅紫色の花ですが、プランターで混植中に消失したので、新たに鉢植えで栽培中の「青花シラン」です。5月中旬、花茎を1本だけ30cmほど伸ばして、蕾を開き始めました。5月下旬、下から順に、5輪の花を開きました。鉢植えの「青花シラン」
ラン科の多年草「シラン」(紫蘭)は関東以西の草原に自生する地生ランです。プランターで咲いた2種です。5月下旬から6月半ばにかけて咲きました。基本色の紅紫色花で、葉の縁に白斑がはいる品種。もう1種は、白花で、唇弁に紅が入る「口紅シラン」です。プランターには、初め、4種植えたのですが、白花と紫花の2種が消えてしまいました。プランター植えの「シラン」2種
「シャスタ・ディジー」は、キク科の常緑多年草です。アメリカで人工交配された園芸種で、カリフォルニア州にあるシャスタ山の雪にたとえた花名です。古い住宅を撤去した空き地に、種苗会社から各種混合の草花種を購入して蒔きました。その時の草花で、今も庭で増殖中のキクの仲間です。玄関前通路南側で、5月中旬~6月上旬にかけて撮りました。花径5cm余りの白花です。自宅東側の通路脇でも咲いていました。庭の「シャスタ・ディジー」
5月の庭で、小さな水色の花をを咲かせる野草、ムラサキ科の「キュウリグサ」(胡瓜草)です。秋に発芽し、春に開花結実して枯れる越年草で、葉や茎を揉むとキュウリのような匂いがします。花茎2mm程の小さな花を、マクロレンズで撮って見ると、花も蕾もワスレナグサ(勿忘草)そっくりでした。まだ咲き残っていたワスレナグサと比べてみました。左側の4輪がワスレナグサです。庭の野草(1)「キュウリグサ」
「エノモトチドリ」(榎本千鳥)は、小型の球根性野生ランのイワチドリとコアニチドリの人工交配種です。(愛好家の榎本一郎氏の栽培棚で、虫媒によりできた自然実生が初記録でした)花形はコアニチドリ、花色はイワチドリに似て、少し大柄で、丈夫でよく殖えます。5月上旬の蕾、花茎は5本で、例年より少しでした。5月中旬に咲き始め、その4日後には、5月下旬の満開の頃です。参考交配親のコアニチドリ(昨日ブログアップ)6月6日にブログアップしたイワチドリ、鉢植えの「エノモトチドリ」
「コアニチドリ」(小阿仁千鳥)は、北海道~本州中部地方の湿った岩場や湿原に分布する小型の球根性野生ランです。小阿仁は、最初に採集された秋田県の地名です。2.5号の小鉢に山野草用土で植え、長年そのままです。花茎の先まで10cm前後で、白花は唇弁長7~8mm、基部に2列の斑紋があります。5月下旬に開花しました。6月上旬の花、花後には種子の他に、ムカゴが出来、ムカゴでも繁殖します。殖やす必要もないので、花茎は切除しました。鉢植えの「コアニチドリ」