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19世紀流栽培アーティチョーク:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
19世紀流家庭菜園の栽培法の最初の節はアーティチョークです。ヨーロッパではアスパラガスと並んで古代から馴染み深く、16世紀の本「The Gardeners Labyrinth」でも丁寧に解説されていました。 アーティチョークの栽培 【16世紀流】 タネからの栽培 がメイン。...
16世紀の園芸「The Gardeners Labyrinth」目次
「The Gardeners Labyrinth」を読んで、16世紀のキッチンガーデンの園芸技術と作物をひととおりざっと知ることができたのかな?と思います。 そろそろ19世紀に戻りたいと思います。現代からだけでなく、16世紀からも19世紀の園芸を見れたら、気づきも増えると期待し...
16世紀のイギリスの園芸書「The Gardeners Labyrinth」は、第33章のキャベツから始まって第71章のthe Herb Filipendula(メドウスイート/セイヨウナツユキソウ)まで50種以上のやさいやハーブがとりあげられました。まだアメリカ大陸からのやさい...
Celondyne(セロンダイン/クサノオウ) :「The Gardeners Labyrinth」第71章
セロンダイン(クサノオウ)は4枚のポピーのような花弁の黄色い花を咲かせます。本章では薬効がいろいろ書かれていますが、現代では特筆すべき薬効はない(むしろ有害物質も含む)とされているみたいです。 第2部39章 セロンダイン(クサノオウ)の栽培管理 (The Herbal, or G...
the Herb Pepperwort(ペッパーワート) :「The Gardeners Labyrinth」第70章
ペッパーワートはアブラナ科のマスタードの仲間で「野生のクレス」とも称されます。本物のペッパーが使われるようになったからなのか、本章では「ハーブたるにふさわしいハーブ」と書かれたペッパーワートも今や雑草扱いのようです。 第2部39章 ハーブ・ペッパーワートの栽培管理 (The He...
the Herb Filipendula(メドウスイート/セイヨウナツユキソウ) :「The Gardeners Labyrinth」第71章
メドウスイートはクリーム色の小さな花が密生してふわふわっとしていて甘い香りがします。同じバラ科の海辺に生えるピンクのハマナスと草原のメドウスイートって姿も香りも好対照。どちらも魅力的。 第2部40章 メドウスイート(セイヨウナツユキソウ) (The Herbal, or Gene...
the Herb Elecampane(エレキャンペーン/オオグルマ) :「The Gardeners Labyrinth」第69章
エレキャンペーン (オオグルマ)は、背が高く、あざやかな黄色の花びらはポプリをいろどります。根の砂糖漬けが有名で、ジェラルドの挿絵でも根が別に描かれています。 第2部37章 エレキャンペーン (オオグルマ)の栽培に必要な管理技術 (The Herbal, or General H...
the herb Lovage(ラベージ) :「The Gardeners Labyrinth」第68章
オニアザミ、アンゼリカ、セイヨウカノコソウ、ベトニーと可憐な花を着ける薬効ハーブが続き、本章のラベージの後もエレキャンペーン、ペッパーワート、セロンダイン(クサノオウ)、メドウスイート(セイヨウナツユキソウ)と続きます。特にハーブ愛好家でないかぎり、日本でこれらを植える人は少ない...
the herb Betony(ベトニー) :「The Gardeners Labyrinth」第67章
本書に登場する花はすべて実用目的の薬草として扱われています。しかし、16世紀の知見によるものなので、薬草やハーブが専門の人以外の現代人はあくまで当時の雰囲気をめでるにとどめるべきでしょう。 その中でも本章のベトニーは長くのびた茎に1本の穂状にピンク〜紫の小花の列をつけるので、スレ...
the herb Valerian(セイヨウカノコソウ/バレリアン) :「The Gardeners Labyrinth」第66章
前章のアンゼリカと同様、セイヨウカノコソウ(バレリアン)も小花が集まって咲く古代からの薬草ですが、周りの作物に対してリンの肥効やミミズの活動を促進し、枯れた葉は優れたコンポストになり、根はスープやシチューにできるそうで、家庭菜園でも魅力的です。暑い九州でも育てられるかしら? 本章...
the herb Angelica(アンゼリカ) :「The Gardeners Labyrinth」第65章
本書で取り上げられている花々は薬草視点で選定されているので、現代から見ると(19世紀から見ても)、華やかさに欠けますが、16世紀らしい実用コレクションだと思います。 アンゼリカはレースフラワーのような花をつけるハーブで、古くから、そして今でも生薬ですね。 第2部33章 ハーブ・...
the blessed Thistle(オニアザミ) :「The Gardeners Labyrinth」第64章
第2部も佳境を過ぎて、ハーブの花に移ってきました。装飾用ではなく薬草としての記述がメインです。 第2部32章 さまざまな薬用ハーブの播種や植え付けについての有益な教え。数多くの芳香ハーブや人々に喜びを与える花がありますが、ここではその最初として 「オニアザミ」について。 [ill...
AIの Stable Diffusion に16世紀のキッチンガーデンの画像を作ってもらいました 😁 私のイメージに近いのは左上かな。まずはこれを目指したい。周囲の樹木の囲いは用意できませんが。 その他のレンガや生垣で区切ってあるキッチンガーデンは16世紀のお金持ちの庭っぽい...
Pompon, Mellon, Musk Mellon(カボチャ、メロン、マスクメロン):「The Gardeners Labyrinth」第63章
カボチャはPompom→Pompion→Pumpkinと呼び方が変わっていったようです。ポンポンとかポンピオンと言うと、パンプキンやカボチャよりかわいらしい感じがします。 第2部31章 カボチャ、メロン、マスクメロンの世話と利用と秘訣について 上段左:長い形のカボチャ、上段右:丸...
Gourd(ヘチマ・キュウリ):「The Gardeners Labyrinth」第62章
Gourdはウリ科の作物ですが、ここではヘチマ・ヒョウタンと訳しました。観賞用ヒョウタンは食べられないので、食用のヘチマやヒョウタンの類と解釈してください。それでも現代の品種に比べれば相当苦味があったんじゃないかと想像します。 第2部30章 ヘチマ・ヒョウタンの播種と栽培で学ぶ...
Cucumber(キュウリ):「The Gardeners Labyrinth」第61章
庭のヤサイは庭師らの選抜によって古代ローマ時代から本書の16世紀まで徐々に改良されてきたと思うのですが、栽培技術は古代ローマ時代からの引用が多いです。そのせいか、古代ローマで愛されたキュウリについての本章は結構ボリュームがあります。 今は厳寒の最中ですが、春めいた日がときどき出て...
Garden Poppy(ガーデンポピー/ヒナゲシ):「The Gardeners Labyrinth」第60章
本章の「ガーデンポピー」はヒナゲシのことで、「ホワイトポピー」は花色が白のヒナゲシ、「ブラックポピー」は花色が濃い青/紫で黒っぽく見える種類だろうと思います。アヘンを採るケシは白い花が多いそうですが、書かれている内容からしてそれとは違うようです。 第2部28章 ガーデンポピー(ヒ...
Carrot(ニンジン)とParsnip(パースニップ):「The Gardeners Labyrinth」第59章
パースニップはニンジンとサツマイモを合わせたような味でとてもおいしいです。 シチューに入れてよし、ローストしてよし。なぜスーパーで見かけることが少ないのか、不思議です。 栽培下手な私が作るパースニップはいつもやせています。いつかはぷっくりしたパースニップにお目にかかりたいものです...
Radish(ラデッシュ/ダイコン):「The Gardeners Labyrinth」第58章
16世紀のラデッシュ/ダイコンは現代のものと似て非なるものだろうと思います。数百年の長期にわたって連綿と選別されてきたのですから。でも、本章の栽培法や楽しみ方はやってみたくなっちゃいます。 第2部26章 ラデッシュ/ダイコンの播種と栽培に必要な管理技術と知っておくべき秘訣 左が...
Rape(ナタネダイコン?)とTurnip(ターニップ、洋種カブ):「The Gardeners Labyrinth」第57章
Rapeをダイコンの類と解釈して、ここでは「ナタネダイコン」と書きました。プリニウス博物誌では「ラファヌス(ダイコンの類)はエジプトではより多く油が取れる作物」と書いてあるのでナタネに近いダイコンのようだし、さらに”Rape”をググるとナタネと訳されているので。しかし、”The ...
Navew(ナビ、カブの一種):「The Gardeners Labyrinth」第56章
本章のNauewesはカブの1種のNavew(ナビ)のことかと思います(間違ってたらごめんなさい)。ナビは今となってはターニップに収れんしちゃったみたいです。本書でしょっちゅう出てくる古代ローマの偉人プリニーが書いた大古典書「プリニウス博物誌」で“ナプス”と書かれているものがナビ...
Garden Saffron(サフラン):「The Gardeners Labyrinth」第55章
サフランは、古代ローマのプリニーによると「葉は冬至まで青々としており、それを収穫する。」(プリニウス博物誌植物薬剤編、大槻真一郎編、八坂書房)とありました。我が家のサフランも11月末まで青々していました。今年は日当たりが悪かったせいで花はとうとう咲きませんでしたが・・・ 第23章...
Scallion(分葱)と Squill Onion(海葱):「The Gardeners Labyrinth」第54章
"Scallion"は分葱ですが、Squill Onion(海葱)はスイセンのような姿でネズミの殺鼠薬にもなると書いてあるので、素人が扱ってはいけない薬草でしょうね。 第22章 分葱(Scallion) および 海葱(Squill Onion)の播種と栽培に必要な管理と技術。 上...
Garlic(ニンニク):「The Gardeners Labyrinth」第53章
強力なパワーを持つニンニクの章です。 たくさんの効果があるので長めの章になっています 。 ここでも「農夫の万能薬」と重用されています。 効果が強烈過ぎるためか、生でそのまま食べるのは推奨されていません。(でも高知のかつをのたたきについてくる生ニンニクのスライスおいしいですよね。)...
Onion(タマネギ):「The Gardeners Labyrinth」第52章
昔のタマネギは今の園芸種と違って野生的で薬効成分が強かったのか、あるいは現代のように薬をたくさん飲んでいない当時の人にとっては効き目が強かったのか、タマネギの効果だけでなく生や多量に食べる弊害についても注意が書かれています。また、ウリのタネの中にタマネギのタネを入れて蒔くといった...
Leek(西洋ネギ、ニラネギ、ポロネギ):「The Gardeners Labyrinth」第51章
日本では喉の痛みにネギを首に巻きますが、西洋ではネギを首に巻く発想はなかった(?)ようです。 第19章 リーキ(ネギ)およびリーブ(葉ネギ)の播種と熟練した栽培に必要な技術と注意 左が タマネギのように結球するまで成長させる種類、右は葉ネギ用のアンセットリーキ The Herba...
Chervil(チャービル), Smallage(野生セロリ), Taragon(タラゴン), Cresses.(クレソン):「The Gardeners Labyrinth」第49章
本章はチャービル、スマレージ(野生セロリ)、タラゴン、ガーデンクレソンと盛りだくさんです。 スマレージ(野生セロリ)は現代のセロリと姿もだいぶ違うようです。ここでのクレソンも「ガーデンクレソン」と書かれているので、私たちがよく食べるウォータークレソンとだいぶ違うのかも。 相変わら...
Buck's Horn(バックスホーン), Strawberry(イチゴ), Mustard Seed(マスタード):「The Gardeners Labyrinth」第50章
大人も子供も大好きなイチゴの章です。当時も愛されていたことがうかがえます。当時のイチゴはイバラの実くらいの大きさだったようですが、赤だけでなく白い実もあると書かれています。 イチゴのほか、 日本ではあまり見かけないイタリア野菜のバックスホーン、ホットドッグにつきもののマスタード...
Purslane(パースレーン/スベリヒユ):「The Gardeners Labyrinth」第48章
パースレーン(スベリヒユ)は洋の東西を問わず広い地域で古くから食されてきました。ヨーロッパ中世の人気ヤサイであり、日本でも最古の農業書に載っています。洋風でも和風でも中華でもエスニック料理でも使えるヤサイなので、もっとたくさん市場に出回るといいな〜と思います。(日本の保存方法「ひ...
Lettuce(レタス):「The Gardeners Labyrinth」第47章
年中、何の気なく食べているレタスですが、16世紀のレタスは薬効もあれば副作用もある薬用ハーブだったようで。現在の園芸種は食べやすくなって、すっかり毒気も取り去られたんでしょうかね。(レタスの催眠効果は今でも期待されています。) 第2部第15章 レタスの播種や上手な栽培方法について...
Endive(エンダイブ)と Succory(チコリ):「The Gardeners Labyrinth」第46章
エンダイブはレタス同様、家庭で水耕栽培もできるサラダヤサイですが、軟白化したチコリも家庭で手軽に作れるんでしょうか? 当時はサラダ用より薬草として活躍していた模様。 第2部14章 エンダイブとチコリについて播種と栽培について学ぶべき技術と管理 The Herbal, or Gen...
Artichoke(アーティチョーク):「The Gardeners Labyrinth」第45章
POIROTさんのブログ Petit English Garden で素敵なアーティチョークを拝見して、私の庭にもアーティチョークを、と2回タネまきしましたが失敗に終わっています。 本章ではアーティチョークのタネまきについて詳しく書かれているので、今度タネを蒔く時は真似したいと思...
Minte(ミント)とHollyhock(タチアオイ):「The Gardeners Labyrinth」第44章
ミントとタチアオイを一つの章にまとめるとは、何か共通点があるんでしょうか?草姿はだいぶ異なるように思うのですが。。。(謎) ミントはペパーミント、ペアーミント、アップルミント、レモンミントなどなど多彩ですが、ここでは、ガーデンミントとワイルドミントといったおおまかな分け方です。ご...
Thyme(タイム):「The Gardeners Labyrinth」第43章
タイムはやせた土地でも日当たりさえよければよく育ち、ハチミツと相性が良く、さまざまな薬効も得られることが16世紀にも認識されていて、まさにハーブ界の老舗の孝行者のようですね。 第2部11章 ガーデンタイムとワイルドタイムあるいはランニングタイムのタネ蒔きと栽培において必要な技術と...
Parsley(パセリ):「The Gardeners Labyrinth」第42章
日本でもすっかりお馴染みのパセリの章です。 パセリのさわやかさは誰もが納得するところですが、オスのパセリとメスのパセリに分けられていたなんて知りませんでした😀 第2部10章 パセリの種まきと栽培で学ぶべき管理技術と秘訣。 The Herbal, or General Hist...
Marigold(マリーゴールド、キンセンカ):「The Gardeners Labyrinth」第41章
マリーゴールドはアフリカンマリーゴールドやフレンチマリーゴールドのことではなく、キンセンカのことです。19世紀のミセス・ラウドンの園芸入門書でもマリーゴールド(キンセンカ)が取り上げられていますが、コテージガーデンでしか見かけないと書かれています。新しい花がどんどん取り入れられ...
Borage & Bugloss(ボリジ、バグロス):「The Gardeners Labyrinth」第40章
前章のソレル(スイバ)は食べすぎるとシュウ酸や腎臓結石の心配があるので、現在大量流通していないのでしょうね。酸っぱさを生かし、かつ健康に良い園芸種が将来出てくるといいなぁと思います。 さて、本章はどちらも青い花が美しいボリジ(ルリジサ)とバグロスについてです。“The Herba...
Sorrell(ソレル(スイバ)):「The Gardeners Labyrinth」第39章
ソレル(スイバ)とピンパーネルの章です。ピンパーネルはモリスの壁紙でお馴染みの小さくて愛らしい花ですね!一緒に描かれている大きい方の花は何でしたっけ? woman's redの意味を知らなくて、意味不明の箇所がございます。 第2部7章 ガーデンソレル(スイバ)の播種と栽培で必要...
Spynage(ホウレンソウ):「The Gardeners Labyrinth」第38章
第2部6章 ホウレンソウの播種や管理における技術や注意。 The Herbal, or General History of Plants by John Gerard (1597) and Thomas Johnson(1633) より。 「西洋ホウレンソウ」は丸葉タイプ、 「...
Sperage(アスパラガス):「The Gardeners Labyrinth」第37章
19世紀のビクトリア朝では長時間野菜を煮たのでアスパラガスもくたくただったでしょうが、16世紀は軽く茹でたアスパラガスが楽しめたようです。 第2部5章 価値あるハーブであるアスパラガスの播種、収穫、植え付けについて知っておくべき特有の技術と秘訣。 The Herbal, or...
Garden Arage(ハマアカザ):「The Gardeners Labyrinth」第36章
本章のハーブは、ヒユ科のアカザの仲間です。育てるのは簡単で薬草としてもいろいろな用途が書かれていますので、当時何かと重宝されたことでしょう。 およそ同時代の日本の農業書「清良記(親民鑑月集)」にも4月の野菜(9月には種子利用)として「あかざ」がとりあげられています。あかざの仲間...
Blete(チャード):「The Gardeners Labyrinth」第35章
本章で扱っているハーブ「the Blete」が何かわからなかったのですが、多分、ホウレンソウやビーツの仲間のフダンソウやスイスチャードのたぐいではなかろうかと思い、ここでは「チャード」としました。その他、判読できない単語もあったりして、諸々あやしげな訳になっています😅 本書に...
Beet(ビート):「The Gardeners Labyrinth」第34章
キャベツと同様、畜糞堆肥を好むとされるビーツ/ビートが2番目にとりあげられています。 今のビーツの根はカブのように丸くなりますが、当時のビーツはこの図のように太めの根といった感じです。 左が白ビート、右が赤ビート The Herbal, or General History of...
雹、稲妻、テンペスト(天空がもたらす騒々しい災害):「The Gardeners Labyrinth」第31章
第1部の最後、第31、32章は天空がもたらす2種類の災害についてそれぞれ解説されています。ひとつは雹、稲妻、テンペストといった騒々しい気象災害、もうひとつは霜、霧、さび病など静かにしのびよる気象災害です。 第2部は作物別の解説へと移ります。 第31章 キッチンハーブ、樹木、果物...
霜、霧、さび病(天空がもたらす静かに忍び寄る災害):「The Gardeners Labyrinth」第32章
さび病はカビ(糸状菌)の一種で起こる病気です。当時、カビが原因とわかっていなくても空気を通して広まることは気づいていたのでしょう。本章では煙を利用した対策方法が述べられています。 第32章 果物や菜園の敵である霜、その後の破壊、霧、さび病に有効な方法と助言。 ほとんどの人にと...
Colewort(キャベツ)1/2:「The Gardeners Labyrinth」第33章前半
「ガーデナーズ ラビリンス」の第33章〜の 第2部は作物ごとの解説シリーズになっていて、最初にとりあげられているのはコレヴォルト( キャベツ)です。キャベツは日本では明治になって流通するようになる新しいヤサイですが、ヨーロッパでは野生の原種が地中海岸の崖に自生する、古代より大変馴...
「サソリ、ヒキガエル、野ネズミ、イタチ」対策 in 16世紀
有害生物対策3部作と書いておきながら、第30章も「サソリ、ヒキガエル、野ネズミ、イタチ」といった有害生物対策でした。4部作です。訂正いたします。😓 日本では南の島以外にサソリはいません。サソリに匹敵するこわい生物は、日本だとムカデやスズメバチでしょうか?マダニもこわいですね。...
ヘビ対策 in 16世紀:「The Gardeners Labyrinth」第29章
害敵3部作の最後はヘビです。昔も、血清のある今でも恐怖の対象に変わりありません。(効かなさそうな?)多くの対策が書かれていて、当時の人々の腐心ぶりが偲ばれます。 第29章 庭に出没するヘビや野菜、樹木、果実、人に有毒な動物に対する古代とその後の農業書の著者たちによる貴重な実践方法...
モグラ・アリ・カ・ハエ・カエル対策 in 16世紀:「The Gardeners Labyrinth」第28章
第27、28、29章は害虫・害獣対策の3部作です。「カタツムリ、蛾の幼虫、ノミハムシや土中の虫」「モグラ、アリ、ブヨ・ヌカカ・イエカ、ハエ、カエル」「ヘビなどの有害動物」に分けられています。浅学なのでわからない単語が多々混じっています😓 第28章 庭のモグラ、アリ、ブヨ・ヌ...