温室の1種、LEAN-TO House。 LEAN-TOって、 差し掛け?壁掛け? ここでは立て掛けにしました。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) 栽培温室 立て掛け式ハウス この形式のハウス(温室)の存...
19世紀前後の園芸情報を集めています。 英国はビクトリア朝の頃なので、ブログタイトルは「ビクトリアンガーデニング」にしましたが、華麗なビクトリアンガーデン造りではなくて、当時の栽培方法をメモした地味ブログです。
温室の1種、LEAN-TO House。 LEAN-TOって、 差し掛け?壁掛け? ここでは立て掛けにしました。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) 栽培温室 立て掛け式ハウス この形式のハウス(温室)の存...
[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン:10年遅れの瓶詰めブーム
2015年ごろ、メイソンジャーで瓶詰めサラダ、流行りましたよね〜。 私は10年遅れで空前の瓶詰めブームです(笑) ガラス瓶に肉や野菜やハーブ、スパイスなどなど、何でもかんでも詰め込んで、電気鍋で湯煎・スチームしています。庭から収穫できた柿(干し柿)、イタリアンパセリ、チャービル、...
雨の多い日本、小さなハウスでもフレームでも畝でも庭づくりでも排水は大事ですよね。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) 排水 一般的な注意事項 土地の排水性に関して知るべきことはたくさんあります。 排水性に関...
傾斜のある庭に小さなハウスや小屋を作る際にも参考になりそうな解説でした(経験のある人には至極当然な事でしょうが)。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) レベリング(水平の出し方) レベリング(水平の出し方)は園...
春めいてきたなぁと思っていたら、まもなく桜の開花宣言が出て、春真っ盛りです。 ここ福岡では4月中旬には蚊が出てきて、4月末には初夏の装いになります。行く春の早いこと!虫ガードせずに庭に出れるのもあと半月のお楽しみです。 ビオラ。冬から楽しませてくれてます。 クリスマスローズ。今年...
HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) ハウスの周囲と場所 まずは、ここで取り上げられているハウスは次の3タイプです。 立て掛け式ハウスの例 3/4スパンハウスの例 両屋根ハウスの例 園芸用のハウスは通常、太陽光を最...
[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン:西日本のコールドフレームは斜め45°
HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) によれば、温室のガラス屋根面の角度を太陽光に対して直角にすれば最大の光量が得られるということなので、 ******************** 西日本に適したガラス面の傾斜角度(福...
19世紀末の園芸施設:5-2. 屋根の傾斜(さまざまな要件)
温室に太陽光を出来るだけ多く取り入れるにはガラス屋根の傾斜角度が肝心とされています。温室は値段が高くて手が出ませんが、手作りのコールドフレームに応用しようと思案中。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) 屋根の傾斜 ...
太陽光が最も多く透過するガラス温室の屋根勾配について丁寧かつ論理的に解説されています。今はガラスよりもプラスティックフィルムが主流です。透過原理は同じでしょうが、フィルムは柔軟性があるので、ここまでシビアに屋根勾配を気にする人は少ないかも。 HORTICULTURAL BUIL...
[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン:すっかり春めいています
今晩は新月。我が家の新月メニューはお粥です。 福岡は7時半過ぎだった夜明けが7時になり、日暮れも18時にのびています。 庭もすっかり春めいてます。慌てて柿の木を剪定しました。とにかく背伸びせずに手が届く高さに切り詰めるだけですが。 コールドフレーム内ではビオラに花が咲いていました...
光としての太陽光、熱としての太陽光、そして太陽から来る電磁波について一通り解説されています。この後の温室の設計のための基礎知識になっています。 18世紀までの書物に比べて、さすが19世紀! ぐっと科学的な記述になっていて、科学が一般の人に身近になったことが感じられます。 HOR...
太陽光について、小中学校で習ったような基本事項ですが、結構忘れたり理解していなかったりしてました 🙀 卓上サイズの温室を作りたいので、その前に頭に入れておきます。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) 園芸施設に...
19世紀末の園芸施設・温室そのものに特化した本です。 「はじめに」の後半は温室の歴史と社会的側面について書かれています。 温室の歴史と社会生活での効用が高らかにうたわれています。19世紀の急速な科学の進展と産業革命による技術の普及、強大な大英帝国の高揚感が伝わってきます。 こ...
[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン:コールドフレーム
リブセーターを肌着にしてスキーパンツを穿けば、九州の冬は楽勝〜と今のところは感じております。 でも気温が下がって植物はさすがに枯れたり萎れたりしてきました。 コールドフレームの中は枯れてないけど生長もしてないなぁと思っていましたが、 11月と比べたらゆ〜っくり生長しているようです...
19世紀末の園芸施設・温室そのものに特化した本です。 じっくり読んでみたいと思っていました。 ネット上のあちこちでも引用されている魅力的な図がいっぱいあります。 図版は123個も掲載されています。それ以前の時代の挿絵数に比べると圧倒的な多さで、 19世紀から20世紀にかけての科学...
19世紀流栽培 作物の輪作:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
ヤサイの輪作は庭師の間で普及しつつある時代だったようです。 第6章 作物の輪作 農業と同様、園芸においても作物を適切に輪作することは非常に重要です。 毎シーズン、数種の穀類や牧草類とともに区画を区切って園芸作物を栽培するのは合理的で有益であり、市場向けの栽培をしている庭師の間で...
[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン:3分ガーデニングとゆる~い冬支度
ウォルター・ニコル先生の教えに従えば、ターニップは発芽したらすぐ次のタネをまき、葉物やハーブは1週間から10日毎にタネまきする、となかなか忙しいです。 人生の残り少ない貴重な時間、こういった日々のローテーション作業は3分ですませたい。 そこで、育苗ポットは全部で8個までとし、毎週...
19世紀流栽培 料理用ハーブ12種:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
料理用のハーブ12種類について栽培方法が手際よくコンパクトに解説されています。フレームやハンドガラスを使った促成栽培法が紹介されているのがうれしいです。 第5章 サラダ野菜とハーブの栽培 第2節 料理用ハーブ フレーム&ライト HorticulturalBuildings(...
19世紀流栽培 パセリ、パースレーン、ラディッシュ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
サラダ用野菜として、チャービル、クレソン、マスタード、エンダイブ(キクヂシャ)、ナスタチューム、レタスときて、残りはパセリ、パースレーン、ラディッシュがとりあげられています。この9種でサラダを作ったら堂々と“ウォルター・ニコルのサラダ”と名のれそう 😁 第5章 サラダ野菜と...
19世紀流栽培 レタス:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
結球レタスは栽培できる気がしないので、リーフレタス系をせっせと蒔きたいと思います。 第5章 サラダ野菜とハーブの栽培 第1節 サラダ用野菜 レタス レタス(右はロメインレタス) LEGMES ET PLANTES POTAGERES より どんな土壌、環境でも、ほぼどの季節で...
19世紀流栽培 ナスタチウム:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
私の中では、 ナスタチウムの花を添えたレタスのサラダは北欧のサマーガーデンでいただく一品のイメージです。緑のタネのピクルスはケッパーの代わりになるとか。 葉を サンドイッチに挟むのもオツだし。来季育てたい気分になってきました。 第5章 サラダ野菜とハーブの栽培 第1節 サ...
19世紀流栽培 エンダイブ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
エンダイブとチコリ、私は区別がいまいち理解できていないのですが 😅 、多分フランス語でチコリ、英名でエンダイブと言われるものだと思いました。秋蒔きして、冬はそれにフレームをかぶせると書かれているのは、現代ならトンネル栽培と同じってことですよね。 第5章 サラダ野菜とハーブの...
[秋の収穫] 日中から夕方は子孫を残そうと必死の蚊が多数襲ってきますが、朝はようやくおとなしくなってきました。 今年の渋柿の収穫は40個位でした。半分はアルコールで渋抜き。半分は干し柿にしました。 シソとバジル、モロヘイヤはこぼれタネを期待して植えっぱなし。シソは枯れてきましたが...
19世紀流栽培 チャービル・クレソン・マスタード:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
冬も収穫できるような促成栽培方法が書かれているので、蚊がいなくなってから栽培したい私にはありがたいです。 第5章 サラダ野菜とハーブの栽培 第1節 サラダ用野菜 チャービル・クレソン・マスタード これらはすべてほぼ同じ方法で栽培されます。ハンドグラス、温床フレーム、または何らか...
19世紀流栽培 ターニップ(カブ):ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
ターニップは和・洋・中いずれでも、煮てよし、蒸してよし、漬けてよし、ローストしてよし、の料理のしがいがある野菜ですね。本書では3月から8月初めまでがタネまきシーズンとありますが、今では品種改良が進んで年中栽培できるのかも(冬は保温が必要でしょうが)。 「発芽毎、ターニップのタネを...
19世紀流栽培 シーケール:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
19世紀、英国で人気のヤサイ、シーケールが本書でもしっかり登場しております。ウドやホワイトアスパラ、チコリのように軟白化させて季節感を楽しむヤサイなんでしょうね。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第24節 シーケール LEGMES ET PLANTES POTAGERES...
19世紀流栽培 ホウレンソウ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
ニコル先生は、以下のようにホウレンソウはどんな土壌でも、どんなタネの蒔き方でも、春作も夏作も冬作もいかにも育て易そうに書いておられますが、私はタネを蒔いても発芽しない状況が続いています。なんでだろう??? 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第23節 ホウレンソウ LEG...
19世紀流栽培 エシャロット:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
秋はらっきょの植え付けシーズンなので、らっきょの仲間のエシャロットも植え付け時期ってことですよね。そういえば、夏に掘り上げたサフランの球根も庭に戻さないと。。。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第22節 エシャロット 54. エシャロット LEGMES ET PLANT...
19世紀流栽培 サルシファイ・スコルツォネラ・スキレット:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
サルシファイ:タンポポ科の根菜で、牡蠣を思わせる味 スコルツォネラ (ブラック サルシファイ):チコリエ科の根菜で、牡蠣やアスパラガスを思わせる根菜 スキレット:ニンジン科の根菜細くて白い根で、ニンジンとジャガイモに似た食感 だそうです。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 ...
19世紀流栽培 ジャガイモ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
16世紀の園芸書では見当たらなかったジャガイモ。19世紀には重要な作物となって、病気も広まるくらい。さすが当代きっての園芸家ウォルター・ニコル先生、まだウィルスが知られていなくても、感染した植物が現れたらすぐにすべて処分しろ、と適切なアドバイスをなさっています。 第4章 キッ...
19世紀流栽培 エンドウマメ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
ここでは“早生品種から晩生品種までのタネがあれば、11月から6月まで播種して栽培できる”といったことが書いてありますが、最近はタネの価格も高くなって早生から晩成までタネを揃えるのはなかなかの贅沢ですね。 今年の春、 ミックスビーンズの中からエンドウマメを拾って蒔いて芽は出たものの...
19世紀流栽培 パースニップ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
明治以後、積極的に西洋野菜が導入されてキャベツやアスパラガスは今やポピュラーな定番野菜になりました。一方、パースニップも同時期に導入されたのに、どんどん生産量が減っていって、珍しい野菜になってしまいました(東京や一部の地域では見かけますか?) 私はパースニップが大大大好きなので、...
[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン:秋のタネまき。失敗からの〜
8月27日に苗床にサヤインゲンとホウレンソウのタネを蒔きましたが、見事に発芽なし 😂 古いタネで保存状態も悪すぎたからでしょう。高内先生伝授の秘策も効かなかったようです。 気を取り直して、オカノリ、ミニセロリ、タマネギ、畑菜、ビオラ、ミックスビーンズのインゲンを蒔くことにしま...
19世紀流栽培 タマネギ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
洋食に欠かせない野菜のタマネギ。 ポタジェの野菜たちのビンテージポスターでも4つの異なる形のタマネギが描かれていました(下図)。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第17節 タマネギ LEGMES ET PLANTES POTAGERES より タマネギはほとんどの人が...
[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン:ワンパンアグのスリーシスターズガーデン
"耕さない、掘らない、埋めない、畝立てしない" をモットーに、そもそも鍬も持っていないので、畝立てはしたくない。そこで、畝の代わりにワンパンアグのスリーシスターズガーデンに見られるようなマウンドを作りました。マウンドは直径30 cmか45 cmで高さ10 cm程度のかわいい小山で...
19世紀流栽培 リーキ(ポロネギ):ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
イギリスの本なので春まきしか書かれていませんが、日本の暖地なら秋まきでしょう。 苗の植え付け方法が棒で土に穴を開けて押し込むだけというのが面白いです。(日本だとクワで溝を切って、そこに立てて、溝を埋め戻するのが一般的?) 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第16節 リーキ(...
19世紀流栽培 ホースラディッシュ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
日本には世界に誇るわさびがあるし、ホースラディッシュも便利なチューブ入りが売っているのでなかなか栽培に挑戦する気になれません(九州だし)。でも、きっとおろしたてのわさび同様、おろしたてのホースラディッシュの香りは素晴らしいのでしょうね。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第...
[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン:秋蒔きの心の準備
☺ “自然に還る”のキッチンガーデンでは、こぼれタネで毎年勝手に育ってくれるのが理想です。 最初だけ播種・育苗すれば苗姿をよく観察できるので、翌年こぼれタネから発芽したものは雑草の中からきっと見分けられるはず! 庭のどこで育つかは、その時のお楽しみ。 我が家の2023こぼれタネ...
19世紀流栽培 葉物(ケール):ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
ここでの「葉物」は結球しないキャベツの仲間のケールのことだと思われます。”サボイ”、”ケール”、”ジャーマングリーン”はそれぞれ、縮み葉タイプ、縮みのないタイプ、切れ込みタイプかな?と思うのですが。。。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第14節 葉物(ケール) 葉物、つま...
19世紀流栽培 ニンニク:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
ニンニクの記述も大変あっさりしていて良いです。植えてみて自分なりのノウハウを追記しよう!という気にさせてくれます。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第13節 ニンニク LEGMES ET PLANTES POTAGERES より ニンニクは、ほとんどどんな庭でも育...
19世紀流栽培 サヤインゲン:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
サヤインゲンは暖地では8月が今年のタネまきのラストチャンス(らしい)。春に植えた時はほんのちょっとしか収穫できなかったので、お盆過ぎにタネまきしてみよう!と思います。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第12節 サヤインゲン LEGMES ET PLANTES POT...
19世紀流栽培 カルドン:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
同じアザミでも、アーティチョークは花蕾を、カルドンは茎を食べるそうですが、逆にアーティチョークの茎もカルドンの花蕾も食べれるそうなので、我が家の1株だけのアーティチョークに花が着かなくても、その場合は茎をちょこっと味見してみたいものです。 アーティチョークの タネまきはことごとく...
[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン 庭に出るのも命懸け
35℃超えの日が続いています。真昼の庭に出るのは決死隊です。 しかし、蚊も暑さでお休みのようで、珍しく刺されませんでした。(蚊は40℃を超えると生きていられないようですが、35℃超えじゃ休んでいるだけですよね。) で、猛暑の庭の写真を撮ってきました。 この猛暑の中、せっせと花を...
19世紀流栽培 セロリ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
19世紀の園芸書は、促成栽培法が書かれているのが私にとっては魅力です。セロリの本節でも温床やフレーム、ガラスのクロシェ利用の記述があります。 今の家庭菜園ならトンネル栽培にあたりますかね。トンネルは裾上げが結構面倒なので、21世紀のトンネルやフレームには手頃な自動換気機能が標準...
19世紀流栽培 ニンジン:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
ウォルター・ニコル先生のヤサイの栽培解説は簡明で余計なことは書いていないのが魅力です。各自の工夫の楽しみを残しておいてくれる感じがします。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第9節 ニンジン ニンジンは、他のすべての野菜に比べて新しい土地を好み、最適な土地は少なくとも深さ...
暑いですね。 蚊やダニがこわくてズボンの上にレインパンツもはいて庭に出ていますが、暑さで倒れそう。しかも、それでも蚊が腿を刺していました。藪蚊、恐るべし。 野菜クズはキエーロの中に穴を掘って埋めていましたが、「掘らないキッチンガーデン」を目指して、天日干しして庭にまくだけにしてみ...
My荒野キッチンガーデン レイズドベッドに砂利敷きの歩道といった素敵なキッチンガーデンにしようと思っていましたが、還暦を過ぎてベッド造りも砂利敷きも梅雨空の下、蒸し暑さで気力ゼロ。もっと若いうちに素敵なキッチンガーデンつくりに取り組むべきでした。。。 なんだかMy荒野キッチンガー...
19世紀流栽培カリフラワー:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
カリフラワーはブロッコリーから変異した新しい野菜だったので、ドーム型のガラス容器や温室で大事に育苗する方法が書かれています。 私は栄養的に緑黄色野菜のブロッコリーの方を選びがちです。カリフラワーは白さが欲しい時に買います。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第8節 カリフ...
19世紀流栽培キャベツ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
キャベツは日本で春蒔き、夏蒔き、秋蒔きがあり、連続栽培できますが、本節もほぼ同様。気温が20±5℃ならいつでも生育するってことで。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第7節 キャベツ キャベツは、どんな種類の土壌の菜園でもたくさん収穫できます。 しかし最も適しているのは、...
梅雨だし、蚊は大量に襲ってくる6月。・・・を言い訳にMyキッチンガーデンは荒野のままです。それでも少々変化してます。 育苗 ミニトマト、スイートバジル、シナモンバジル、トウガン かん水量を計算して苗に水やりしたので、 私にしては 根がはっている気がします。 名残り 名残りのイチゴ...
19世紀流栽培芽キャベツ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
芽キャベツはおままごとのキャベツのようで、小さくて可愛いですが、茎にびっしり着いている姿は苦手な人もいるかも。偉大なガーデナーであるウォルター・ニコル先生の栽培方法は「 ブロッコリー と全く同じ!」と明快です。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第6節 芽キャベツ 芽キャベ...
19世紀流栽培ブロッコリー:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
収穫してすぐ調理したブロッコリーはとびきり美味しいので、ぜひ秋まきで育てたい。秋が待ち遠しいです(6月ですでに暑さにやられています)。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第5節 ブロッコリー 粘性の強いローム土が適していますが、一般的な庭の土地でも馬糞や牛糞が十分に含まれて...
業務スーパーのリトアニアから輸入されているテーブルビーツが本当に便利。サラダにスープに重宝してます。生ビーツやスイスチャードが欲しい場合は自家栽培。スイスチャードはコマツナより害虫に強い気がします。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第4節 ビーツ 19世紀流の栽培方法 ビ...
19世紀流栽培ソラマメ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
それまで貧乏人の食べ物とされていたソラマメが、白い花や赤い花など多様な品種の登場で18世紀イングランドで俄然人気になったとか。初期の代表的な人気品種「マザガン」 「リスボン」といった名前が本書でもあがっています。 第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 第3節 ソラマメ 粘度の...
19世紀流栽培アスパラガス:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
アスパラガスの19世紀ならではの栽培方法は促成栽培ですが、ここ「第3部 キッチンガーデン」では、16世紀とあまり変わらない通常栽培方法が紹介されています。多分今でも通用する王道の栽培方法では? 16世紀(Gardeners Labyrinth) には羊の角をアスパラガスの栽培...
セルトレイ・ポット・プランターの水やり 植木鉢やプランターの水やりは「表面が乾いたらたっぷりと」と書かれているのをよく見かけますが、栽培センスのない私は乾かしすぎたり、やりすぎたり、なかなか要領がつかめません。かといって数鉢のためにポンプやセンサーを買って自動かん水システムを作る...
九州各地のバラ祭りはそろそろ終わりに近づき、さみしいです。(北はこれからですね!) 先週は、北九州市立総合農事センターのバラ祭りで、念願のバラアイスも食べてきました。 1980年代から2010年頃までの比較的新しい品種が主体で、どれも大ぶりな株。1株1株どっさりと花が咲いていて、...
19世紀流栽培アーティチョーク:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
19世紀流家庭菜園の栽培法の最初の節はアーティチョークです。ヨーロッパではアスパラガスと並んで古代から馴染み深く、16世紀の本「The Gardeners Labyrinth」でも丁寧に解説されていました。 アーティチョークの栽培 【16世紀流】 タネからの栽培 がメイン。...
19世紀流菜園の堆肥作り:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
ここでの「肥料」は有機肥料、堆肥のことです(化成肥料が一般に使われるようになる前の時代だから)。 日本だと人糞や魚粕が肥料に含まれそうですが、乳製品や肉の消費の多いお国柄なので人糞や魚にまで手を出す必要はなかった?また鶏糞も記述にないです。 堆肥の病原菌や耐性菌の人への危険性につ...
祝!リニューアル ガーデンプランナー スクエアフット(30cm × 30cm)栽培ベッドのレイアウトができる ”ガーデンプランナー”の”PLAN YOUR OWN GARDEN” のサイトは長らく Under Construction だったのですが、復活していました! 以前...
19世紀流菜園の土作りⅡ:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
第2章は19世紀流の培養土作りについて書かれています。「赤玉土」、「鹿沼土」、「黒土」、「桐生砂」、「バーミキュライト」、「ピートモス」、「腐葉土」、などなどはるばる遠くの土を購入して配合する現代の培養土作りに比べると、19世紀流は「粘土質のロームと砂質ローム+石灰」のシンプル...
19世紀流菜園の土作り:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン
19世紀(それ以前からも)において、それなりにお金をかけたキッチンガーデンといえば壁で囲った菜園でしょう。16世紀なら菜園の囲いは生垣や囲垣で、かなり贅沢な場合のみ壁囲いといったところでしょうか。 また、16世紀の単に耕すだけの土作りから、19世紀には土壌層を反転する、すなわちプ...
😱😱😱我が家のワイルドキッチンガーデン(なかなかの荒地っぷりです)は虫たちで繁盛しています。 イチゴにナメクジ、マルベリーに甲虫、バラにアブラムシ。コマツナやマメの苗も盛大にムシャムシャされています。 アーティチョークは何度タネを蒔いても発芽しなかったので、とうとう苗を購...
著名な造園家であるWALTER NICOL氏の19世紀初頭(1802年)の書「THE FORCING, FRUIT, AND KITCHEN GARDENER.(促成、果実、キッチンガーデナー)」にある、 キュウリの促成栽培 、 果樹の壁栽培やエスパリエ について以前、メモしまし...
気温も上がって、どこのお庭も花盛り。ガーデナーのみなさまの気分が盛り上がる頃ですね。 4月は、大好きな ミックスビーンズ から発芽させて育苗中。 ミックスビーンズには9種類の豆が入っていました(最近ショップサイトを覗いたら8種構成になっていました)。 赤インゲン豆 白インゲン豆...
16世紀の園芸「The Gardeners Labyrinth」目次
「The Gardeners Labyrinth」を読んで、16世紀のキッチンガーデンの園芸技術と作物をひととおりざっと知ることができたのかな?と思います。 そろそろ19世紀に戻りたいと思います。現代からだけでなく、16世紀からも19世紀の園芸を見れたら、気づきも増えると期待し...
16世紀のイギリスの園芸書「The Gardeners Labyrinth」は、第33章のキャベツから始まって第71章のthe Herb Filipendula(メドウスイート/セイヨウナツユキソウ)まで50種以上のやさいやハーブがとりあげられました。まだアメリカ大陸からのやさい...
Celondyne(セロンダイン/クサノオウ) :「The Gardeners Labyrinth」第71章
セロンダイン(クサノオウ)は4枚のポピーのような花弁の黄色い花を咲かせます。本章では薬効がいろいろ書かれていますが、現代では特筆すべき薬効はない(むしろ有害物質も含む)とされているみたいです。 第2部39章 セロンダイン(クサノオウ)の栽培管理 (The Herbal, or G...
the Herb Pepperwort(ペッパーワート) :「The Gardeners Labyrinth」第70章
ペッパーワートはアブラナ科のマスタードの仲間で「野生のクレス」とも称されます。本物のペッパーが使われるようになったからなのか、本章では「ハーブたるにふさわしいハーブ」と書かれたペッパーワートも今や雑草扱いのようです。 第2部39章 ハーブ・ペッパーワートの栽培管理 (The He...
the Herb Filipendula(メドウスイート/セイヨウナツユキソウ) :「The Gardeners Labyrinth」第71章
メドウスイートはクリーム色の小さな花が密生してふわふわっとしていて甘い香りがします。同じバラ科の海辺に生えるピンクのハマナスと草原のメドウスイートって姿も香りも好対照。どちらも魅力的。 第2部40章 メドウスイート(セイヨウナツユキソウ) (The Herbal, or Gene...
the Herb Elecampane(エレキャンペーン/オオグルマ) :「The Gardeners Labyrinth」第69章
エレキャンペーン (オオグルマ)は、背が高く、あざやかな黄色の花びらはポプリをいろどります。根の砂糖漬けが有名で、ジェラルドの挿絵でも根が別に描かれています。 第2部37章 エレキャンペーン (オオグルマ)の栽培に必要な管理技術 (The Herbal, or General H...
the herb Lovage(ラベージ) :「The Gardeners Labyrinth」第68章
オニアザミ、アンゼリカ、セイヨウカノコソウ、ベトニーと可憐な花を着ける薬効ハーブが続き、本章のラベージの後もエレキャンペーン、ペッパーワート、セロンダイン(クサノオウ)、メドウスイート(セイヨウナツユキソウ)と続きます。特にハーブ愛好家でないかぎり、日本でこれらを植える人は少ない...
the herb Betony(ベトニー) :「The Gardeners Labyrinth」第67章
本書に登場する花はすべて実用目的の薬草として扱われています。しかし、16世紀の知見によるものなので、薬草やハーブが専門の人以外の現代人はあくまで当時の雰囲気をめでるにとどめるべきでしょう。 その中でも本章のベトニーは長くのびた茎に1本の穂状にピンク〜紫の小花の列をつけるので、スレ...
1月14日にタネまきしたハーブのチャービルやイタリアンパセリ、発芽したものの庭に植えたら消えちゃったので、3月11日に再度タネまきしました。相当古いタネなので、なんとかまた発芽してくれるといいんですが。。。 タネが新しかったパースレーン(スベリヒユ)とセイヨウノコギリソウは早速根...
the herb Valerian(セイヨウカノコソウ/バレリアン) :「The Gardeners Labyrinth」第66章
前章のアンゼリカと同様、セイヨウカノコソウ(バレリアン)も小花が集まって咲く古代からの薬草ですが、周りの作物に対してリンの肥効やミミズの活動を促進し、枯れた葉は優れたコンポストになり、根はスープやシチューにできるそうで、家庭菜園でも魅力的です。暑い九州でも育てられるかしら? 本章...
the herb Angelica(アンゼリカ) :「The Gardeners Labyrinth」第65章
本書で取り上げられている花々は薬草視点で選定されているので、現代から見ると(19世紀から見ても)、華やかさに欠けますが、16世紀らしい実用コレクションだと思います。 アンゼリカはレースフラワーのような花をつけるハーブで、古くから、そして今でも生薬ですね。 第2部33章 ハーブ・...
the blessed Thistle(オニアザミ) :「The Gardeners Labyrinth」第64章
第2部も佳境を過ぎて、ハーブの花に移ってきました。装飾用ではなく薬草としての記述がメインです。 第2部32章 さまざまな薬用ハーブの播種や植え付けについての有益な教え。数多くの芳香ハーブや人々に喜びを与える花がありますが、ここではその最初として 「オニアザミ」について。 [ill...
AIの Stable Diffusion に16世紀のキッチンガーデンの画像を作ってもらいました 😁 私のイメージに近いのは左上かな。まずはこれを目指したい。周囲の樹木の囲いは用意できませんが。 その他のレンガや生垣で区切ってあるキッチンガーデンは16世紀のお金持ちの庭っぽい...
ブログのみなさまの家庭菜園でのタネまきや植え付けの便りが増えてきました。本格的なキッチンガーデンシーズンの到来ですね 😊 私もジャガイモの植え付けといくつかタネまきしています。 ジャガイモは2月18日に植え付けました。発芽予想日は2月25日です。Googleスプレッドシートで自...
Pompon, Mellon, Musk Mellon(カボチャ、メロン、マスクメロン):「The Gardeners Labyrinth」第63章
カボチャはPompom→Pompion→Pumpkinと呼び方が変わっていったようです。ポンポンとかポンピオンと言うと、パンプキンやカボチャよりかわいらしい感じがします。 第2部31章 カボチャ、メロン、マスクメロンの世話と利用と秘訣について 上段左:長い形のカボチャ、上段右:丸...
Gourd(ヘチマ・キュウリ):「The Gardeners Labyrinth」第62章
Gourdはウリ科の作物ですが、ここではヘチマ・ヒョウタンと訳しました。観賞用ヒョウタンは食べられないので、食用のヘチマやヒョウタンの類と解釈してください。それでも現代の品種に比べれば相当苦味があったんじゃないかと想像します。 第2部30章 ヘチマ・ヒョウタンの播種と栽培で学ぶ...
Cucumber(キュウリ):「The Gardeners Labyrinth」第61章
庭のヤサイは庭師らの選抜によって古代ローマ時代から本書の16世紀まで徐々に改良されてきたと思うのですが、栽培技術は古代ローマ時代からの引用が多いです。そのせいか、古代ローマで愛されたキュウリについての本章は結構ボリュームがあります。 今は厳寒の最中ですが、春めいた日がときどき出て...
Garden Poppy(ガーデンポピー/ヒナゲシ):「The Gardeners Labyrinth」第60章
本章の「ガーデンポピー」はヒナゲシのことで、「ホワイトポピー」は花色が白のヒナゲシ、「ブラックポピー」は花色が濃い青/紫で黒っぽく見える種類だろうと思います。アヘンを採るケシは白い花が多いそうですが、書かれている内容からしてそれとは違うようです。 第2部28章 ガーデンポピー(ヒ...
Carrot(ニンジン)とParsnip(パースニップ):「The Gardeners Labyrinth」第59章
パースニップはニンジンとサツマイモを合わせたような味でとてもおいしいです。 シチューに入れてよし、ローストしてよし。なぜスーパーで見かけることが少ないのか、不思議です。 栽培下手な私が作るパースニップはいつもやせています。いつかはぷっくりしたパースニップにお目にかかりたいものです...
Radish(ラデッシュ/ダイコン):「The Gardeners Labyrinth」第58章
16世紀のラデッシュ/ダイコンは現代のものと似て非なるものだろうと思います。数百年の長期にわたって連綿と選別されてきたのですから。でも、本章の栽培法や楽しみ方はやってみたくなっちゃいます。 第2部26章 ラデッシュ/ダイコンの播種と栽培に必要な管理技術と知っておくべき秘訣 左が...
Rape(ナタネダイコン?)とTurnip(ターニップ、洋種カブ):「The Gardeners Labyrinth」第57章
Rapeをダイコンの類と解釈して、ここでは「ナタネダイコン」と書きました。プリニウス博物誌では「ラファヌス(ダイコンの類)はエジプトではより多く油が取れる作物」と書いてあるのでナタネに近いダイコンのようだし、さらに”Rape”をググるとナタネと訳されているので。しかし、”The ...
Navew(ナビ、カブの一種):「The Gardeners Labyrinth」第56章
本章のNauewesはカブの1種のNavew(ナビ)のことかと思います(間違ってたらごめんなさい)。ナビは今となってはターニップに収れんしちゃったみたいです。本書でしょっちゅう出てくる古代ローマの偉人プリニーが書いた大古典書「プリニウス博物誌」で“ナプス”と書かれているものがナビ...
Garden Saffron(サフラン):「The Gardeners Labyrinth」第55章
サフランは、古代ローマのプリニーによると「葉は冬至まで青々としており、それを収穫する。」(プリニウス博物誌植物薬剤編、大槻真一郎編、八坂書房)とありました。我が家のサフランも11月末まで青々していました。今年は日当たりが悪かったせいで花はとうとう咲きませんでしたが・・・ 第23章...
Scallion(分葱)と Squill Onion(海葱):「The Gardeners Labyrinth」第54章
"Scallion"は分葱ですが、Squill Onion(海葱)はスイセンのような姿でネズミの殺鼠薬にもなると書いてあるので、素人が扱ってはいけない薬草でしょうね。 第22章 分葱(Scallion) および 海葱(Squill Onion)の播種と栽培に必要な管理と技術。 上...
Garlic(ニンニク):「The Gardeners Labyrinth」第53章
強力なパワーを持つニンニクの章です。 たくさんの効果があるので長めの章になっています 。 ここでも「農夫の万能薬」と重用されています。 効果が強烈過ぎるためか、生でそのまま食べるのは推奨されていません。(でも高知のかつをのたたきについてくる生ニンニクのスライスおいしいですよね。)...
Onion(タマネギ):「The Gardeners Labyrinth」第52章
昔のタマネギは今の園芸種と違って野生的で薬効成分が強かったのか、あるいは現代のように薬をたくさん飲んでいない当時の人にとっては効き目が強かったのか、タマネギの効果だけでなく生や多量に食べる弊害についても注意が書かれています。また、ウリのタネの中にタマネギのタネを入れて蒔くといった...
Leek(西洋ネギ、ニラネギ、ポロネギ):「The Gardeners Labyrinth」第51章
日本では喉の痛みにネギを首に巻きますが、西洋ではネギを首に巻く発想はなかった(?)ようです。 第19章 リーキ(ネギ)およびリーブ(葉ネギ)の播種と熟練した栽培に必要な技術と注意 左が タマネギのように結球するまで成長させる種類、右は葉ネギ用のアンセットリーキ The Herba...
Buck's Horn(バックスホーン), Strawberry(イチゴ), Mustard Seed(マスタード):「The Gardeners Labyrinth」第50章
大人も子供も大好きなイチゴの章です。当時も愛されていたことがうかがえます。当時のイチゴはイバラの実くらいの大きさだったようですが、赤だけでなく白い実もあると書かれています。 イチゴのほか、 日本ではあまり見かけないイタリア野菜のバックスホーン、ホットドッグにつきもののマスタード...
Chervil(チャービル), Smallage(野生セロリ), Taragon(タラゴン), Cresses.(クレソン):「The Gardeners Labyrinth」第49章
本章はチャービル、スマレージ(野生セロリ)、タラゴン、ガーデンクレソンと盛りだくさんです。 スマレージ(野生セロリ)は現代のセロリと姿もだいぶ違うようです。ここでのクレソンも「ガーデンクレソン」と書かれているので、私たちがよく食べるウォータークレソンとだいぶ違うのかも。 相変わら...
Purslane(パースレーン/スベリヒユ):「The Gardeners Labyrinth」第48章
パースレーン(スベリヒユ)は洋の東西を問わず広い地域で古くから食されてきました。ヨーロッパ中世の人気ヤサイであり、日本でも最古の農業書に載っています。洋風でも和風でも中華でもエスニック料理でも使えるヤサイなので、もっとたくさん市場に出回るといいな〜と思います。(日本の保存方法「ひ...
Lettuce(レタス):「The Gardeners Labyrinth」第47章
年中、何の気なく食べているレタスですが、16世紀のレタスは薬効もあれば副作用もある薬用ハーブだったようで。現在の園芸種は食べやすくなって、すっかり毒気も取り去られたんでしょうかね。(レタスの催眠効果は今でも期待されています。) 第2部第15章 レタスの播種や上手な栽培方法について...
Endive(エンダイブ)と Succory(チコリ):「The Gardeners Labyrinth」第46章
エンダイブはレタス同様、家庭で水耕栽培もできるサラダヤサイですが、軟白化したチコリも家庭で手軽に作れるんでしょうか? 当時はサラダ用より薬草として活躍していた模様。 第2部14章 エンダイブとチコリについて播種と栽培について学ぶべき技術と管理 The Herbal, or Gen...
Artichoke(アーティチョーク):「The Gardeners Labyrinth」第45章
POIROTさんのブログ Petit English Garden で素敵なアーティチョークを拝見して、私の庭にもアーティチョークを、と2回タネまきしましたが失敗に終わっています。 本章ではアーティチョークのタネまきについて詳しく書かれているので、今度タネを蒔く時は真似したいと思...
Minte(ミント)とHollyhock(タチアオイ):「The Gardeners Labyrinth」第44章
ミントとタチアオイを一つの章にまとめるとは、何か共通点があるんでしょうか?草姿はだいぶ異なるように思うのですが。。。(謎) ミントはペパーミント、ペアーミント、アップルミント、レモンミントなどなど多彩ですが、ここでは、ガーデンミントとワイルドミントといったおおまかな分け方です。ご...
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温室の1種、LEAN-TO House。 LEAN-TOって、 差し掛け?壁掛け? ここでは立て掛けにしました。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) 栽培温室 立て掛け式ハウス この形式のハウス(温室)の存...
2015年ごろ、メイソンジャーで瓶詰めサラダ、流行りましたよね〜。 私は10年遅れで空前の瓶詰めブームです(笑) ガラス瓶に肉や野菜やハーブ、スパイスなどなど、何でもかんでも詰め込んで、電気鍋で湯煎・スチームしています。庭から収穫できた柿(干し柿)、イタリアンパセリ、チャービル、...
雨の多い日本、小さなハウスでもフレームでも畝でも庭づくりでも排水は大事ですよね。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) 排水 一般的な注意事項 土地の排水性に関して知るべきことはたくさんあります。 排水性に関...
傾斜のある庭に小さなハウスや小屋を作る際にも参考になりそうな解説でした(経験のある人には至極当然な事でしょうが)。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) レベリング(水平の出し方) レベリング(水平の出し方)は園...
春めいてきたなぁと思っていたら、まもなく桜の開花宣言が出て、春真っ盛りです。 ここ福岡では4月中旬には蚊が出てきて、4月末には初夏の装いになります。行く春の早いこと!虫ガードせずに庭に出れるのもあと半月のお楽しみです。 ビオラ。冬から楽しませてくれてます。 クリスマスローズ。今年...
HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) ハウスの周囲と場所 まずは、ここで取り上げられているハウスは次の3タイプです。 立て掛け式ハウスの例 3/4スパンハウスの例 両屋根ハウスの例 園芸用のハウスは通常、太陽光を最...
HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) によれば、温室のガラス屋根面の角度を太陽光に対して直角にすれば最大の光量が得られるということなので、 ******************** 西日本に適したガラス面の傾斜角度(福...
温室に太陽光を出来るだけ多く取り入れるにはガラス屋根の傾斜角度が肝心とされています。温室は値段が高くて手が出ませんが、手作りのコールドフレームに応用しようと思案中。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) 屋根の傾斜 ...
太陽光が最も多く透過するガラス温室の屋根勾配について丁寧かつ論理的に解説されています。今はガラスよりもプラスティックフィルムが主流です。透過原理は同じでしょうが、フィルムは柔軟性があるので、ここまでシビアに屋根勾配を気にする人は少ないかも。 HORTICULTURAL BUIL...
今晩は新月。我が家の新月メニューはお粥です。 福岡は7時半過ぎだった夜明けが7時になり、日暮れも18時にのびています。 庭もすっかり春めいてます。慌てて柿の木を剪定しました。とにかく背伸びせずに手が届く高さに切り詰めるだけですが。 コールドフレーム内ではビオラに花が咲いていました...
光としての太陽光、熱としての太陽光、そして太陽から来る電磁波について一通り解説されています。この後の温室の設計のための基礎知識になっています。 18世紀までの書物に比べて、さすが19世紀! ぐっと科学的な記述になっていて、科学が一般の人に身近になったことが感じられます。 HOR...
太陽光について、小中学校で習ったような基本事項ですが、結構忘れたり理解していなかったりしてました 🙀 卓上サイズの温室を作りたいので、その前に頭に入れておきます。 HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881) 園芸施設に...
19世紀末の園芸施設・温室そのものに特化した本です。 「はじめに」の後半は温室の歴史と社会的側面について書かれています。 温室の歴史と社会生活での効用が高らかにうたわれています。19世紀の急速な科学の進展と産業革命による技術の普及、強大な大英帝国の高揚感が伝わってきます。 こ...
リブセーターを肌着にしてスキーパンツを穿けば、九州の冬は楽勝〜と今のところは感じております。 でも気温が下がって植物はさすがに枯れたり萎れたりしてきました。 コールドフレームの中は枯れてないけど生長もしてないなぁと思っていましたが、 11月と比べたらゆ〜っくり生長しているようです...
19世紀末の園芸施設・温室そのものに特化した本です。 じっくり読んでみたいと思っていました。 ネット上のあちこちでも引用されている魅力的な図がいっぱいあります。 図版は123個も掲載されています。それ以前の時代の挿絵数に比べると圧倒的な多さで、 19世紀から20世紀にかけての科学...
ヤサイの輪作は庭師の間で普及しつつある時代だったようです。 第6章 作物の輪作 農業と同様、園芸においても作物を適切に輪作することは非常に重要です。 毎シーズン、数種の穀類や牧草類とともに区画を区切って園芸作物を栽培するのは合理的で有益であり、市場向けの栽培をしている庭師の間で...
ウォルター・ニコル先生の教えに従えば、ターニップは発芽したらすぐ次のタネをまき、葉物やハーブは1週間から10日毎にタネまきする、となかなか忙しいです。 人生の残り少ない貴重な時間、こういった日々のローテーション作業は3分ですませたい。 そこで、育苗ポットは全部で8個までとし、毎週...
料理用のハーブ12種類について栽培方法が手際よくコンパクトに解説されています。フレームやハンドガラスを使った促成栽培法が紹介されているのがうれしいです。 第5章 サラダ野菜とハーブの栽培 第2節 料理用ハーブ フレーム&ライト HorticulturalBuildings(...
サラダ用野菜として、チャービル、クレソン、マスタード、エンダイブ(キクヂシャ)、ナスタチューム、レタスときて、残りはパセリ、パースレーン、ラディッシュがとりあげられています。この9種でサラダを作ったら堂々と“ウォルター・ニコルのサラダ”と名のれそう 😁 第5章 サラダ野菜と...
結球レタスは栽培できる気がしないので、リーフレタス系をせっせと蒔きたいと思います。 第5章 サラダ野菜とハーブの栽培 第1節 サラダ用野菜 レタス レタス(右はロメインレタス) LEGMES ET PLANTES POTAGERES より どんな土壌、環境でも、ほぼどの季節で...
😱😱😱我が家のワイルドキッチンガーデン(なかなかの荒地っぷりです)は虫たちで繁盛しています。 イチゴにナメクジ、マルベリーに甲虫、バラにアブラムシ。コマツナやマメの苗も盛大にムシャムシャされています。 アーティチョークは何度タネを蒔いても発芽しなかったので、とうとう苗を購...
著名な造園家であるWALTER NICOL氏の19世紀初頭(1802年)の書「THE FORCING, FRUIT, AND KITCHEN GARDENER.(促成、果実、キッチンガーデナー)」にある、 キュウリの促成栽培 、 果樹の壁栽培やエスパリエ について以前、メモしまし...
気温も上がって、どこのお庭も花盛り。ガーデナーのみなさまの気分が盛り上がる頃ですね。 4月は、大好きな ミックスビーンズ から発芽させて育苗中。 ミックスビーンズには9種類の豆が入っていました(最近ショップサイトを覗いたら8種構成になっていました)。 赤インゲン豆 白インゲン豆...
「The Gardeners Labyrinth」を読んで、16世紀のキッチンガーデンの園芸技術と作物をひととおりざっと知ることができたのかな?と思います。 そろそろ19世紀に戻りたいと思います。現代からだけでなく、16世紀からも19世紀の園芸を見れたら、気づきも増えると期待し...
16世紀のイギリスの園芸書「The Gardeners Labyrinth」は、第33章のキャベツから始まって第71章のthe Herb Filipendula(メドウスイート/セイヨウナツユキソウ)まで50種以上のやさいやハーブがとりあげられました。まだアメリカ大陸からのやさい...
ペッパーワートはアブラナ科のマスタードの仲間で「野生のクレス」とも称されます。本物のペッパーが使われるようになったからなのか、本章では「ハーブたるにふさわしいハーブ」と書かれたペッパーワートも今や雑草扱いのようです。 第2部39章 ハーブ・ペッパーワートの栽培管理 (The He...
メドウスイートはクリーム色の小さな花が密生してふわふわっとしていて甘い香りがします。同じバラ科の海辺に生えるピンクのハマナスと草原のメドウスイートって姿も香りも好対照。どちらも魅力的。 第2部40章 メドウスイート(セイヨウナツユキソウ) (The Herbal, or Gene...
セロンダイン(クサノオウ)は4枚のポピーのような花弁の黄色い花を咲かせます。本章では薬効がいろいろ書かれていますが、現代では特筆すべき薬効はない(むしろ有害物質も含む)とされているみたいです。 第2部39章 セロンダイン(クサノオウ)の栽培管理 (The Herbal, or G...
エレキャンペーン (オオグルマ)は、背が高く、あざやかな黄色の花びらはポプリをいろどります。根の砂糖漬けが有名で、ジェラルドの挿絵でも根が別に描かれています。 第2部37章 エレキャンペーン (オオグルマ)の栽培に必要な管理技術 (The Herbal, or General H...
オニアザミ、アンゼリカ、セイヨウカノコソウ、ベトニーと可憐な花を着ける薬効ハーブが続き、本章のラベージの後もエレキャンペーン、ペッパーワート、セロンダイン(クサノオウ)、メドウスイート(セイヨウナツユキソウ)と続きます。特にハーブ愛好家でないかぎり、日本でこれらを植える人は少ない...
本書に登場する花はすべて実用目的の薬草として扱われています。しかし、16世紀の知見によるものなので、薬草やハーブが専門の人以外の現代人はあくまで当時の雰囲気をめでるにとどめるべきでしょう。 その中でも本章のベトニーは長くのびた茎に1本の穂状にピンク〜紫の小花の列をつけるので、スレ...
1月14日にタネまきしたハーブのチャービルやイタリアンパセリ、発芽したものの庭に植えたら消えちゃったので、3月11日に再度タネまきしました。相当古いタネなので、なんとかまた発芽してくれるといいんですが。。。 タネが新しかったパースレーン(スベリヒユ)とセイヨウノコギリソウは早速根...
前章のアンゼリカと同様、セイヨウカノコソウ(バレリアン)も小花が集まって咲く古代からの薬草ですが、周りの作物に対してリンの肥効やミミズの活動を促進し、枯れた葉は優れたコンポストになり、根はスープやシチューにできるそうで、家庭菜園でも魅力的です。暑い九州でも育てられるかしら? 本章...
本書で取り上げられている花々は薬草視点で選定されているので、現代から見ると(19世紀から見ても)、華やかさに欠けますが、16世紀らしい実用コレクションだと思います。 アンゼリカはレースフラワーのような花をつけるハーブで、古くから、そして今でも生薬ですね。 第2部33章 ハーブ・...
第2部も佳境を過ぎて、ハーブの花に移ってきました。装飾用ではなく薬草としての記述がメインです。 第2部32章 さまざまな薬用ハーブの播種や植え付けについての有益な教え。数多くの芳香ハーブや人々に喜びを与える花がありますが、ここではその最初として 「オニアザミ」について。 [ill...
AIの Stable Diffusion に16世紀のキッチンガーデンの画像を作ってもらいました 😁 私のイメージに近いのは左上かな。まずはこれを目指したい。周囲の樹木の囲いは用意できませんが。 その他のレンガや生垣で区切ってあるキッチンガーデンは16世紀のお金持ちの庭っぽい...
ブログのみなさまの家庭菜園でのタネまきや植え付けの便りが増えてきました。本格的なキッチンガーデンシーズンの到来ですね 😊 私もジャガイモの植え付けといくつかタネまきしています。 ジャガイモは2月18日に植え付けました。発芽予想日は2月25日です。Googleスプレッドシートで自...
カボチャはPompom→Pompion→Pumpkinと呼び方が変わっていったようです。ポンポンとかポンピオンと言うと、パンプキンやカボチャよりかわいらしい感じがします。 第2部31章 カボチャ、メロン、マスクメロンの世話と利用と秘訣について 上段左:長い形のカボチャ、上段右:丸...
Gourdはウリ科の作物ですが、ここではヘチマ・ヒョウタンと訳しました。観賞用ヒョウタンは食べられないので、食用のヘチマやヒョウタンの類と解釈してください。それでも現代の品種に比べれば相当苦味があったんじゃないかと想像します。 第2部30章 ヘチマ・ヒョウタンの播種と栽培で学ぶ...
庭のヤサイは庭師らの選抜によって古代ローマ時代から本書の16世紀まで徐々に改良されてきたと思うのですが、栽培技術は古代ローマ時代からの引用が多いです。そのせいか、古代ローマで愛されたキュウリについての本章は結構ボリュームがあります。 今は厳寒の最中ですが、春めいた日がときどき出て...