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「美男カズラ」(ビナンカズラ)は、マツブサ科の常緑つる性樹木で、関東より西の野山に分布します。昔、ツルから粘液を採って整髪料として使ったので、この名があるが、正式和名はサネカズラ(実葛)です。庭の北西塀際で、アケビの隣に苗木を植えました。こんもりと生い茂った中で、夏に開花します。名残り花を9月初めに撮りました。上画像が雄花で、下が雌花です。10月上旬の緑の果実、11月中旬、赤く色付いてきました。11月下旬、12月上旬、12月中旬、1月中旬、雪に埋もれても、先日撮りました。庭の「美男カズラ」ー花と実
「アリドウシ」(蟻通し)は、アカネ科の常緑低木で、関東以西に分布し、「千両・万両・有り通し」と称して正月の縁起物とする。葉腋に一対の細長い棘があり、「棘が蟻をも突き通す、又は、蟻しか通り抜けられない」が名前の起源に。5号鉢植えで樹高40cm余りですが、昨年開花結実しなかったので、過去画像です。5月中旬に咲いた白花は、筒状の4弁花です。7月末の緑の果実、12月下旬の赤熟果、1月上旬の果実。径5mm程で、冬に赤い実が美しいです。正月の縁起木(5)アリドウシ(一両)
「ヤブコウジ」(藪柑子)は、ヤブコウジ科の常緑低木、関東以西の林内に自生して、冬に赤い果実を付け、別名十両として正月の縁起物とされました。6月末、花の咲き始めです。葉の根元に、淡ピンピンクの花が下向きに、7月上旬の花、8月初めの実成り、緑の果実です。9月下旬、実の色が白くなり、10月下旬、赤く変わってきました。5号浅鉢で、地下茎で増殖し、樹高は10数cmです。11月下旬の赤熟果、万葉集では山橘(ヤマタチバナ)の名で詠まれ、古くから日本人に愛され、江戸時代より、斑入りは種などが、古典園芸植物の1つとして栽培されてきました。正月の縁起木(4)ヤブコウジ(十両)
「カラタチバナ」(唐橘)は、ヤブコウジ科の常緑小低木で、本州の茨木・新潟県以西の林床に分布します。万両・千両に対比させて、百両の別名があります。5号深鉢植えで、樹高40cm程、基本種の鮮赤色種と、園芸種の白実種の混植です。昨年の開花結実が無かったので、過去画像をアップします。夏、7月中旬の花、径7mmほどの白花です。晩秋から冬の実成り姿、8mm程の球形の実が目立ちます。赤熟果と園芸種の白実種、2種の寄せ植えです。正月の縁起木(3)カラタチバナ(百両)
果実が黄色くなる「キミノセンリョウ」(黄実の千両)です。7号深鉢植えで、樹高70cm余りです。6月末の花、赤実種と同じく、花弁が無く、緑色のメシベの側面に黄色いオシベが着いています。8月初めの小さな緑果、10月末、果実が黄色に変わり始め、11月上旬、ほぼ黄色になりました。11月20日の黄色い果実、11月下旬です。正月の縁起木(2)千両bキミノセンリョウ
「千両」(センリョウ)はセンリョウ科の常緑低木で、関東以西の常緑樹林下に自生します。鉢植えで樹高60cm程、秋から冬にかけて赤い実を着け、実が葉の上に生るので目立ちます。(万両の実は葉の下に着きます。)6月末の花は特異な形で、花弁が無く、花軸に緑色のメシベが付き、側面に黄色いオシベが直接出る変った姿です。8月上旬、花後の小さな緑実です。秋10月下旬の実、一部に黄色を帯びた実も出て、11月上旬には、赤い実になります。11月20日、11月下旬の実付き姿です。黄色い実を着けるセンリョウもあるのでbキミノセンリョウで、正月の縁起木(2)千両a基本種
万両の園芸種「白鵬」(ハクホウ)は、斑入り葉の白実種です。8月上旬の蕾から、8月下旬に開花し、9月下旬の緑実です。10月下旬、一部の果実が白実に変わり、12月下旬の白実です。正月の縁起木(1)万両c「白鵬」
万両の砂子覆輪系園芸種、「千鳥」(チドリ)です。葉は長めで照り葉、縁は波打っています。鉢植えで、樹高80cm余りです。8月上旬の花、8月中旬、花後に緑の果実が、8月下旬、果実が生育し、その3日後、12月中旬、赤熟した果実です。正月の縁起木(1)万両b「千鳥」
「万両」(マンリョウ)は名前がめでたいので、正月の縁起物として鉢植えにされます。関東以西に分布し、江戸時代に葉の変異個体が選別され、多様な品種群が形成された古典園芸植物の1つです。斑入り葉などの変化がない普通種を、町内の保育園で育てたポット苗を園児たちにいただいたのが栽培の初めでした。8月上旬の白花、8月中旬、9月下旬の緑実、10月下旬、樹高80cm程です。11月下旬、赤熟した果実、冬の間、長く着いたままです。こぼれ種で育った、自家実生の鉢植えも30数cmに育ちました。8月中旬の花、12月中旬の赤い実、斑入り葉や白実などの園芸品種は次のb以降で、正月の縁起木(1)万両a普通種
初夏に白花を咲かせた後、花後の緑の果実が、赤く色図く様子を記録しました。10月中旬、緑実が色付いてきて、10月下旬、11月上旬、11月中旬には、赤く染まりました。11月下旬、12月上旬、12月中旬、12月末、冬囲いされて、本日元旦も、陽光を受けて、鳥が食べない限り、赤い果実は長く着いたままです。庭のナンテン(2)秋の赤い実
明けましておめでとうございます新年もよろしくお願いいたします「ナンテン」(南天)は中国原産で、メギ科ナンテン属の常緑低木(一属一種)です。「難を転じて福となす縁起木」として、玄関脇に植えられていた樹を、改築して庭を作り変えた時も、自宅脇に移植しました。6月上旬の蕾から、6月中旬から開花、3枚の葉が特徴的です。6月下旬の満開、6弁の白い花、黄色いオシベ6本、花弁が散ると、中央のメシベは柱頭に紅色が差し、花後の緑果、9月上旬です。緑果が赤熟する過程は(2)で、庭のナンテン(1)初夏の白花
日本原産で、山野に自生するムラサキシキブ、6月に咲いた淡紫色の花は、径3mm程で目立ちませんが、秋の果実は鮮やかな紫色となって美しく、紫式部の名がつけられました。花後、8月下旬の緑の果実、9月中旬、10月上旬、果実に紫色が出始めました。10月下旬、葉が黄葉してきました。11月上旬、11月中旬、11月下旬、7号深鉢植えで、樹高40数cmですが、樹の上部は落葉し、下部には黄葉が残っています。12月上旬、12月中旬、殆ど落葉しても、径3~4mmの紫の果実は着いたままです。今は冬囲いの中に鉢を移動し、休んでいます。鉢植えの「ムラサキシキブ」(2)秋の果実
「ムラサキシキブ」(紫式部)は、クマツヅラ科の落葉低木で、枝が直立し、果実の付き方が疎らです。(よく見られる、弓状に枝をしならせて果実をビッシリ着けているのは、別種のコムラサキです。)6月初め、蕾から開花です。6月中旬、花は長持ちせずに茶変して、花後に小さな丸い緑の果実を着けました。下画像は8月下旬です。晩秋にみのる紫の(2)で、鉢植えの「ムラサキシキブ」(1)初夏の花
果実は晩秋まで、時間をかけて黒熟します。8月中旬の緑果から、9月末には、一部に黒く熟した果実が見えてきました。11月初め、11月中旬、12月中旬、黒紫色に熟した4~5mm程の球形の熟果が光り輝き、染料にも利用されるようです。雪が降り、冬囲いされた庭の、板囲いされた中で越冬に入りました。鉢植えの「ヒサカキ」(2)秋の果実
「ヒサカキ」は、モッコク科ヒサカキ属の常緑小高木で、岩手、秋田県以西の山地や丘陵に分布します。サカキに比べて小さいことから「姫サカキ」→転訛して「ヒサカキ」に、購入したものでは無く、小鳥が運んだ種から実生で育ちました。春の花は、枝の下側に多数咲きます。3月下旬、蕾が開き始めました。黒い実は前年の果実の残り、4月上旬の花、独特の匂いを放ちます。白っぽいクリーム色で、径3~6mmの壺状5弁花です。花後の果実、8月はまだ緑果です。晩秋に濃く熟する様子は(2)で、鉢植えの「ヒサカキ」(1)春の花
初夏に淡緑の小花を咲かせたマユミ、花後の緑果は、晩秋には熟して濃い紅色となりました。6月の緑果も、7月には赤く色付いて、8月中旬、9月上旬には紅葉も始まりましたが、美しい紅葉は、撮影する前に落葉してしまい、次の画像に一部だけ、11月中旬、完熟すると果皮が4つに割れて、中からオレンジ色の種子が現れます。12月中旬、実は長く枝についています。鉢植えの「マユミ」(2)晩秋の赤熟果
「マユミ」(真弓)はニシキギ科の落葉低木で、日本と中国の森林に自生し、この樹で弓が作られました。雌雄異株ですが、雌木1本で実が生るので、雌木のみ販売されています。初夏に淡緑色の4弁の小花が咲きます。5月中旬の画像です。花後の果実は角張った4裂の姿で、6月上旬では緑色です。秋には赤く熟します。晩秋の赤熟果は(2)で、鉢植えの「マユミ」(1)初夏の花
玄関右手前に紅白のハナミズキを植えています。秋に赤い実を着け、紅葉します。4月下旬に咲いた春の花は、5月にブログアップ済みです。(再掲)以下、花後の秋の実成りです。a紅花種、8月下旬の緑果、9月下旬には赤く色付き、9月30日の赤熟果、b白花種、8月下旬の緑果、9月下旬、9月30日、果実は赤く熟し、来年の花芽も着いてきました。この後の紅葉、落葉の様子は(4)で、庭の「ハナミズキ」(3)秋の果実
クチナシはアカネ科の常緑低木です。「ヒメクチナシ」(姫梔子)は矮性品種で、樹高低く花や葉も小さめで鉢植え向きです。6月中旬、緑の蕾から白花を開きました。その2日後の花、更に5日後、5号深鉢植えで、樹高は30cm余りです。花径5cmほどの白い5弁花は、時間の経過とともに徐々に黄色がかります。まだ蕾があって、開花数が増えました。実が生らない年もありましたが、今年はかろうじて、1個だけ実が生りました。8月中旬の緑実です。9月20日、まだ緑色の果実です。11月上旬、果実が黄色く色付き始めました。11月中旬の果実、実は黄色からオレンジ色に熟しても、裂開しません。口が開かないから→クチナシ果実は黄色の染色と、漢方薬に用いられます。鉢植えの「姫クチナシ」―花と実
秋の紅葉が「錦」の織物の様に優美であることから「錦木」と呼ばれ、その矮性種である「ニシキギコンパクタ」も、燃えるような鮮濃紅色の紅葉が見事です。緑色の扁平な果実も、時間をかけてオレンジ色になって吊下ります。8月中旬、紅葉の始まりと緑果、9月上旬、9月下旬、10月上旬の紅葉と果実、10月中旬の紅葉と果実、11月上旬、実成り数は少しでしたが、紅葉が散り落ちても、オレンジ色の果実が輝いています。鉢植えの「ニシキギ・コンパクタ」(2)秋の紅葉と果実
「ニシキギ・コンパクタ」はニシキギ科の落葉低木で、矮性種です。ニシキギの枝にはコルク質の翼状のものが出来ますが、このコンパクタにはありません。5号深鉢植えで、樹高50cm余りです。5月上旬、丸い蕾から開花しました。黄緑色の花は、花径7~8mmの4弁花です。両性花のオシベは退化し、雄花には4個のオシベがあります。その6日後、花弁が落ちてきました。花後6月、両性花が結実し、緑の果実が生りました。秋の果実と紅葉は(2)で、鉢植えの「ニシキギ・コンパクタ」(1)春の花
「ツリバナ」(吊り花)はニシキギ科の落葉低木で、北海道~九州の山地や丘陵の、林内・林縁に自生します。花よりも実に観賞価値があります。名は、花や実が長く垂れることから、7号深鉢植えで、樹高70cm余りです。花は5月に咲きました。小枝の先端にある葉腋から吊り下がって、花径1cm弱で、中央に緑色の花盤にオシベ5メシベ1、5枚の花弁は淡紫色です。花後の6月、緑の球果(径1cm弱)が吊下ります。8月までは緑果でした。9月下旬、果実がピンクに色付いてきました。10月上旬、果実が朱色に染まりました。10月中旬、熟すと果皮が5つに裂け、朱色の仮種皮に包まれた5つの種子が顔を出します。開裂した果皮の先端に吊り下がったままになります。今年は実の数も少なかったが、すぐに鳥に食われたようで、種子が消えました。10月下旬、樹の上部...鉢植えの「ツリバナ」~花と実
5月に白花を咲かせた鉢植えのカマツカ、花後の実成りは、異常な暑さの中で、落果したり、萎びたり、・・・今年は僅かな実成となりました。6月の緑実です。8月下旬、10月上旬、暑さと水切れで、樹の上部が落葉して果実も萎びてしまい、下部に数個の緑実が残りました。10月中旬、残った緑実が赤く色付いてきました。10月下旬、萎びた果実も、そのまま着いています。緑葉が残った樹の下部で、赤熟した果実が輝きます。参考に、多くの実成り見せた過去画像を、鉢植えの「カマツカ」(2)秋の果実
「カマツカ」(鎌柄)は、バラ科の落葉小高木で、北海道南部~九州の低山や丘陵に自生します。名は、材が硬くて折れにくいので鎌の柄に使われたことから。27x20cmの角鉢に植えて、樹高50cm程です。春に白い小花を、枝先に半球状に多数咲かせます。5月中旬に咲いた花、花茎1cm程、花弁は円形の椀状で5枚、メシベ3本、オシベ多数です。その3日後、満開になりました。秋に赤熟する花後の果実は(2)で、鉢植えの「カマツカ」(1)春の白花
春にたくさんの白花を咲かせた鉢植えの姫リンゴ、花後の異常高温の中で、実成りが僅かな年になりました。10月に赤く色付いた果実は、径2cm程です。9月初めまでは、緑の果実でした。9月下旬、色付いてきました。10月中旬、その5日後、昨日の実成り姿です。参考に、一昨年10月上旬の実成り画像です。鉢植えの「姫リンゴ」(2)秋の果実
姫リンゴは園芸種で、バラ科の落葉低木です。春に白い花を咲かせ、秋に赤い実を生らせます。今年は、花がたくさん咲いたのに酷暑で落果し、僅かな実成りでした。20X16cmの角鉢に植えて、高さ20cm程で横張り30cm余りです。4月中旬の開花です。淡いピンクの蕾から、白い5弁花を開きました。4月下旬、満開の花です。秋の果実は(2)で、鉢植えの「姫リンゴ」(1)春の花
6月に淡紫色の花を咲かせたウメモドキ、花後の果実です。9月初めまでは、緑色の実でした。9月中旬に色付き始め、9月下旬、赤く色付きました。10月中旬の緑葉と赤い実です。花後の酷暑が続く中、実成り数は少なくなりましたが、赤い実が目立ちます。径4mm程の赤く丸い果実は、落葉後も残り、長く鑑賞できます。鉢植えの「ウメモドキ」(2)果実
「コケモモ」(苔桃)は、ツツジ科の常緑小低木です。北海道東部の西別岳(標高800m)産のコケモモを、4号深鉢植えで長年栽培し、樹高10cm余り、小葉タイプです。春に、少し桃色がかる花を咲かせ、夏に赤い実を稔らせ、葉よりも大きな花や実が美しい。今年も、5月中旬に釣鐘型の花を咲かせました。花後は異常な酷暑が続き、実成りはありません。過去画像ですが、8月末の赤い果実です。鉢植えの「西別コケモモ」
「サンシュユ」(山茱萸)はミズキ科で、中国・朝鮮原産の落葉小高木で、江戸時代に日本に渡来しました。春に黄色の小花、秋に赤い楕円形の果実を稔らせます。鉢植えにしているのは、ヨーロッパ産の大実サンシュユ「ショリコ」で、家庭果樹用に改良された品種です。7号深鉢植えで、樹高60cm程です。栽培数が多いので、ブログへの出番は1品種年1回としています。実が生る花木は、実成りを確認してからですが、異常な猛暑が続く中、実が稔らない鉢があります。ショリコもその例です。3月中旬の花蕾、3月下旬、蕾が開き始め、その6日後の開花でした。4月上旬の花、花はたくさん咲いたのに、その後の猛暑で、水切れの日があって落果し、実成りがありません。過去画像で、8月中旬の赤い果実です。長さ3cm程で、日本のサンシュユに比べて大きく、甘酸っぱい味...鉢植えの大実サンシュユ「ショリコ」
4月下旬に白い4弁花を咲かせたシロヤマブキ、夏には黒い果実を着けました。花後の5月中旬、緑色の果実は撮り忘れたので、過去画像で、7月中旬、果実が茶色から黒へと変わって来ます。7月下旬の果実、黒熟した果実は野鳥には不人気で、実が春まで残ります。鉢植えのシロヤマブキ(2)夏の果実
「シロヤマブキ」(白山吹)は、バラ科シロヤマブキ属の落葉低木で、中国地方の石灰岩地だけに自生します。(白い5弁花であるヤマブキの白花種とは別種)春に咲く花は、径4cm程の4弁花で、5~7cmの葉は対生で縁にギザギザがあり、果実は夏に濃く熟し、長く残ります。4月下旬の開花でした。その翌日の花、翌々日、4月末の花、6号深鉢植えで樹高30cm位で、枝の横張が60cm程あります。花後の果実は(2)で、鉢植えのシロヤマブキ(1)春の花
5月上旬に、葉の中央に開花したハナイカダ、その後の実生りです。5月中旬には、緑の果実が生りました。1枚の葉に1個が多いですが、2~3個の実生りもあります。5月下旬、6月中旬、7月上旬、果実の色が変わって来ました。緑から茶色へ、熟すと茶色から黒色に変わります。ハナイカダは、若葉は山菜として、お浸しや天ぷらに、熟果は甘くて食べられるのですが、7月中旬、ヒヨドリが群れ来て、あっと言う間に食べてしまい、僅かに残った実も、翌日には食べ尽されました。庭には6本ほどのブルーベリーが熟してきて、収穫を始めていますが、鳥の食害は殆んど無いのですが・・・・。庭の「ハナイカダ」(2)夏の果実
「ハナイカダ」(花筏)は、ミズキ科の落葉低木で、雌雄異株。日本各地の林床や林縁に分布し、葉の真ん中に花や実を着ける様子から、「花が筏に乗っているよう」な春に咲いた雌花と雄花です。春に咲いた雌花(上)と、雄花(下)です。淡い緑色で、花径4~5mmです。庭池の北東側で黒松と枝垂れモミジの間に、雄株と雌株を植えました。樹高140cm位で、葉は10ⅹ5cm位です。[雌花]4月中旬の蕾、5月上旬に開花しました。葉の中央に1個がおおく、中には2~3個の場合もあります。花茎が葉の主脈と合着し、葉脈の基部から花の着く場所まで主脈が太くなっています。[雄花]4月中旬の蕾、1ヶ所に数個ずつ花を着けます。4月上旬の開花です。花後の果実は(2)で、庭の「ハナイカダ」(1)春の花
5月に開花したマユミ、6号深鉢植えで、樹高40cm程です。花後の果実は径1cm程、角張った4裂の姿で、枝にぶら下がるように着きます。熟すと果皮が4つに割れて、鮮やかな赤い種子が現れます。6月中旬の緑果、酷暑で実成りは少ないですが、8月中旬には色付いてきて、9月中旬、10月中旬には淡紅色に熟します。11月末、熟した果実は4裂し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出します。12月下旬、1月中旬、鳥に食べられなければ、長く残っています。実が着いているので、鉢を冬囲いの中に入れず、庇下の外玄関に置いています。鉢植えの「マユミ」b晩秋の果実
「マユミ」(真弓、檀)は、ニシキギ科の落葉低木で、材質が強く、よくしなるため、弓の材料とされました。北海道~九州の山地や丘陵などに自生します。雌雄異株ですが雌木1本で実が生ります。初夏に咲く花は、淡緑色の小さな4弁花です。5月中旬、小さな丸い蕾から開花し始めました。その4日後、花後に出来た緑の果実、6月中旬です。秋から冬の赤い果実はbで、鉢植えの「マユミ」a春の花
花後に着く緑果は、晩秋には黒く熟して輝きます。9月上旬の緑の小果、10月中旬、一部で色付き始める果実も、11月上旬、竹支柱を立てて縄で縛られた、冬囲い後の12月中旬、12月末、晴天に恵まれた昨日、葉の表面に光沢があり端正て美しい葉、自宅の神棚には年中飾られています。庭のサカキ(2)晩秋の黒熟果
「サカキ」(榊)は、モッコク科の常緑小高木で、漢字で示されるように、神棚や祭壇に供え、神事に用いられます。茨木・石川県以西の温暖な地域にに分布し、新潟県では類似種の「ヒサカキ」を代用としています。通販で苗木を入手し、自宅東側軒下に植えました。楕円形の葉は、厚みのある革質で光沢があり、初夏に小さな白花を咲かせ、晩秋には黒い実を着けます。6月中旬、小さな白花の咲き始めです。葉腋に着けた白い蕾から、下向きに咲かせます。その5~7日後、花は長持ちせず、6月下旬には終盤を迎えます。遅れて咲いた花が少し、秋の実成りは(2)で、庭のサカキ(1)初夏の白花
「アリドウシ」(蟻通し)はアカネ科の常緑低木で、関東以西の薄暗い林下に自生します。(別名が一両)葉腋に1対の細長い棘があり、蟻でも刺し貫く、または、蟻のような小さな虫しか通り抜けられない→蟻通し(過去画像)径5mmほどの赤い果実が美しく、「千両・万両有り通し」と称して、正月の縁起物とします。5月中旬、蕾から開花へ、5月下旬の花、葉腋に筒状の白い4弁花を、通常は2個咲かせます。花はたくさん咲いたのですが、夏の酷暑に耐えきれずに落果し、1個だけの実成りとなりました。8月下旬、10月中旬、きれいに色付くこともできません。本来ならば、下の様に・・・過年度画像で、赤熟した果実は径5mmほどで、先端にガクが残ります。5号深鉢植えで樹高40cm余りです。正月の縁起木(5)一両(アリドオシ)
「ヤブコウジ」(藪柑子)は、ヤブコウジ科の常緑小低木で、日本~東南アジア一帯に分布し、5号浅鉢植えで樹高10~30cm、小型で草のように見えます。赤い実が美しいので、正月の縁起物として十両の別名を持ちます。山林の木陰に生育し、匍匐茎で増殖します。斑入り葉などの変異株が江戸時代より選別され、古典園芸植物の1つ。7月上旬の花、白~淡いピンクで、葉腋から下向きに咲きます。8月上旬の緑の果実、10月下旬には赤く色付きましたが、今年は実生りの数が少しでした。12月上旬、12月下旬、下は画像は、昨日外玄関で撮りました。正月の縁起木(4)十両(ヤブコウジ)
万両や千両に対比させて、百両の別名があるのが、「カラタチバナ」(唐橘)です。ヤブコウジ科の常緑小低木で、茨木・新潟県以西に分布し、陽があまり当たらない林床に自生します。5号深鉢植えで、樹高40cm程です。6月末、花の咲き始めです。花径7mmほどの白花、7月上旬の花、7月下旬、花後に着いた緑実、8月中旬、3本の花茎に、まだ緑の実が着いていますが、この後、2本の花茎が枯れてしまいました。10月末、残った1本の花茎で、実が色付いてきました。11月中旬、径8mm位の鮮赤色に熟した果実です。12月上旬、12月末~現在も、玄関を飾っています。赤実の基本種だけが残りましたが、カラタチバナには、白実が稔る園芸種があり、この鉢は、2種2株を一緒に植え、紅白の実が鑑賞できる鉢でした。白実の株が枯れなければ下画像(昨年の正月)...正月の縁起木(3)百両(カラタチバナ)
センリョウの変種で、「黄実千両」(キミノセンリョウ)です。7月上旬の花、センリョウと同じで、メシベの外側にオシベが着いた変わった形です。8月下旬の小さな緑実、10月下旬、実が大きくなりましたが、まだ緑色の実です。11月下旬、果実の色が黄色く変わって来ました。その2日後は積雪の中で、12月末です。7号深鉢植で樹高70cm余りです。正月は、赤実の千両と並んで外玄関でした。正月の縁起木(2)黄実千両
「千両」(センリョウ)は、センリョウ科の常緑小低木で、関東以西の常緑樹林下に自生し、葉の上の方に実を着けます。20年以上前、養母が正月の床の間に行けた花材の実を、春に実生したものです。7月上旬の花は変わった姿をしています。花弁が無く、花軸に緑色のメシベが着き、側面に薄緑色のオシベが直接でます。8月下旬、花後の小さな緑実です。10月下旬にはオレンジ色に変わりました。11月下旬、7号深鉢植えで樹高50cm余りの株立ち状です。12月下旬、玄関前の雪上で、外玄関で正月を迎えて、正月の縁起木(2)千両
マンリョウの園芸品種「千鳥」(チドリ)は赤実種です。葉が長めの照り葉で、縁は波打つ特徴があります。7月下旬に開花しました。10月下旬の緑実です。11月下旬、色付き始めました。12月上旬、12月末、6号深鉢植えで、樹高70cm余りです。径7~8mmの赤い果実は、夏まで落ちずについていますが、翌年の実成りを考えて、切除します。正月の縁起木(1)万両d千鳥
「白鵬」(ハクホウ)は、斑入り葉で白実の品種です。7月下旬の花、8月初めの花、この鉢も酷暑の夏に実が育たず、11月下旬、僅か3個だけの実成りでした。12月上旬、実の大きさも小ぶりでした。下は、昨年の元旦の画像です。今年は雪の無い正月です。正月の縁起木(1)万両c白鵬
万両は古典園芸植物として、江戸時代に多様な園芸品種群が形成されました。「恵比寿」(エビス)は、斑入りの縮れ葉種の1つです。7月下旬の花、8月初めの花、花はたくさん咲いたのですが、夏の酷暑で、緑実の内に落果し、実成りは1個だけとなりました。11月下旬の色付き始め、12月上旬と中旬(下)の赤熟果です。昨年の正月はこんな実成りでした。正月の縁起木(1)万両b恵比寿
冬に熟す果実が美しく、名前がめでたいので、正月の縁起物とされる「万両」(マンリョウ)です。ヤヤブコウジ科の常緑低木で、関東以西の林内に自生します。7月下旬に咲いた花、径1cm弱の白花に、褐色の斑点が着きます。長楕円形で光沢のある葉は、革質で縁にギザギザがあります。10月下旬の緑実、11月下旬の色付いてきた果実、12月上旬、葉の下に着いた実が垂れ下り、鳥に食べられにくい。12月末の赤熟果、5号深鉢植で樹高数10cmです。鳥に食べられなければ、夏までも実が着いています。正月の縁起木(1)万両a基本種
ナンテンは「難を転ずる」に通じる縁起の良い樹とされ、晩秋には赤き果実をたくさん稔らせます。10月10月下旬、果実が色付いてきました。11月上旬、赤い実は径6~7mmの球形で、中に種子が2粒入っています。11月中旬、11月下旬、12月上旬、12月中旬、大晦日の昨日、ナンテンの赤い実には、苦みを伴う薬用成分があり、人にも鳥にも量が過ぎれば有毒となります。まだヒヨドリが食べないので、当分赤い実が鑑賞できます。ブログ作成中に大きな地震に見舞われました。災い転じて福となせるよう祈ります。庭の「ナンテン」(2)晩秋の赤い実
明けましておめでとうございます。新年もよろしくお願いいたします。「ナンテン」(南天)はメギ科の常緑低木で、日本、中国、東南アジアに分布します。「南天」を「難転」とかけて、災厄を追い返すとし、門や玄関近くに植えられ、正月飾りにもよく使われます。以前より玄関脇に植えられていた樹を、自宅改築時にも、玄関の東、自宅南東隅に移植しました。初夏に白い花を、晩秋から初冬にかけて赤い果実を稔らせます。6月中旬、蕾が開き始めました。白い6弁花だが、うち3枚はすぐに脱落します。メシベの周りに6個のオシベ、6月下旬、花の終盤です。花の後には細長い緑の果実が、7月中旬、花後の果実は、小さな丸い緑果となりました。晩秋の丸い赤熟果は(2)で、庭の「ナンテン」(1)初夏の白花
「ヒサカキ」(非榊、姫榊)はツバキ科又はサカキ科の常緑小高木で、葉は小さいが革質で艶があり、枝が横向きに出ます。榊(サカキ)の代替として、宗教的に利用され、市内のスーパー等では、切り枝をサカキとして販売しています。鳥が運んできた種で勝手に他の鉢で芽生えて、その鉢を占領しました。3月末の花、枝の下側に、白~クリーム色で壺型の花が多数咲きます。独特の芳香(臭気)を放ちます。4月初め、花後の果実は9月中旬までは緑色で、10月には黒色になり、11月下旬の黒い実は、径4~5mmほどの球形の液果です。鉢植えの「ヒサカキ」—花と実
「紫式部」(ムラサキシキブ)はクマツヅラ科の落葉低木です。枝が直立し、果実の付き方が疎らですが、紫色が美しい。(多く栽培されているのはコムラサキで、弓状に枝をしならせ、果実をビッシリ着けています。)花は6月に、淡紫色の小花を咲かせました。夏の酷暑で、今年の結実は1房だけとなりました。9月中旬の緑の果実、10月下旬には紫色に変わりました。11月上旬、11月下旬です。昨年はたくさんの実成リがあったので、比較にアップします。鉢植えの「紫式部」