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「ヨメナ」(嫁菜)は、キク科の多年草で野菊の1種、本州中部以西に分布し、秋に淡紫色の花を咲かせます。庭に植えたのは斑入り葉のヨメナです。6月上旬の斑入り葉、夏には斑が消えます。玄関手前のハナミズキの樹下に植えたのですが、殖えたので、空き地の果樹と菜園の境に移植したものが、地下茎で繁殖し群落をつくりました。10月上旬、花が咲き始めました。10月下旬の花、外側にサジ形の舌状花(淡紫色~白)が並び、内側に黄色い管状花が密生します。11月上旬の花、11月中旬、玄関前のハナミズキの樹下で、関西では、若芽をお浸しや胡麻和えで食用としたのが、嫁菜の由来となったようです。庭のヨメナ
ダイモンジソウの園芸種で、桃色の多弁花2種です。「梅光」(ばいこう)は、紅梅色の八重咲で、小輪多花性です。10月末、かろうじて1本の花茎を上げ、11月上旬に開花しました。「飛天」(ひてん)は、桃色の多弁花なのですが、10月末の咲き始めです。11月10日です。後から咲いた花は標準花(5弁花)が多く、花色も、早く白っぽくなってしまいました。鉢植えの大文字草(14)「梅光と飛天」
菜園の一部に西洋朝顔を2株植えました。原産地が熱帯アフリカで、自生地では多年草だそうです。朝顔より晩成で、晩夏から晩秋、霜が降りるまで咲き続ける程です。7月中旬に咲いた「ヘブンリーブルー」(天国の青、天上の青)、青紫の絞り模様が入る「フライングソーサー」は、全て白花となりました。9月中旬の花、(苗に付いていたラベルに、個体差があると記してありましたが)9月下旬の花、朝から夕方まで咲いています。10月上旬の花、10月中旬、11月上旬になると、白花だけが咲くようになりました。その株元を見ると、樹木のように太い幹となっています。11月中旬、北側のリンゴの樹の枝先にまで、ツルを伸ばして咲いていました。11月下旬、株を処分した時には、株元は殆んど枯れて、スポッと抜き取れました。本来が熱帯性のため、未熟種子しかできず...西洋朝顔2種
ダイモンジソウの園芸品種「宴」(うたげ)は、八重咲の桃色花です。花茎を1本だけ上げて、1輪だけの開花でした。11月上旬の開花、11月中旬です。鉢植えの大文字草(13)「宴」
ダイモンジソウの園芸品種で、緑花の「美どり」です。10月下旬の咲き始め、1部の花が、多弁化しつつあります。10月末の花、11月上旬の花です。鉢植えの大文字草(12)「美どり」
ダイモンジソウの園芸品種で、桃色の標準花です。「桃里」(とうり)のラベル付きでHCで購入しました。(フギレ花弁で、葉に斑が入らないので、品種違いかも?)10月半ば、初めの1輪が開きました。その5日後、咲き出しは濃色ですが、桃色に変わります。咲き揃った10月下旬です。11月初め、花の終盤です。鉢植えの大文字草(10)「桃里」
キミガヨランは、春に長く伸びた花茎に、花序になってベル形の白い花を咲かせますが、秋にも同じようにたくさんの花を咲かせます。2mほどに伸びた茎の先に咲く花は壮観で、明治時代に鑑賞用に移入され、庭園や公園
白花のリンドウは栽培したことが無いのですが、今年初めて、庭で1株だけ咲いているのを見ました。植えたものではないので、よそから種が飛んできたのか?自然実生です。庭の南側、イロハモミジの株元です。10月中旬、20cm茎を上に伸ばして、先の4個の蕾を着け、晴天の中、2輪開花しました。10月下旬、3輪開花していました。曇雨天では閉じたままの花弁、11月初めの晴天日です。庭のリンドウ(2)1株だけ咲いた白花
大文字草「揚羽」(アゲハ)は、市内のHCで入手したもので、桃色の標準花です。10月中旬に咲き始めました。蕾も、開き始めも濃色で、全開すると桃色です。10月下旬、スッキリとした大きな「大」の字型の花です。11月初めには、先に咲いた花が茶変してきましたが、遅れて咲き出した花もあります。「揚羽」は商品名なので、正式名称は?(ネット検索してみると、フギレの幅広花弁で、八重咲の桃色花が、「あげは」として流通しているようです。)鉢植えの大文字草(10)「揚羽」
「リンドウ」(竜胆)は、野山に自生するリンドウ科の多年草です。他の山野草の鉢に付いて我が家に来て、自然実生で他の鉢やプランター、庭のあちこちで咲いていました。釣鐘型の青紫色の花は、晴天時だけ開きます。10月上旬の咲き始めの頃、コンクリート通路脇から枝葉を伸ばして、10月中旬、葉は細長く対生し、草丈数10cmにも伸ばします。菜園西側のキンモクセイの樹下で、他の庭草の中に分け入って、10月下旬の東庭、踏み石周りで、ナンバンギセルが着い着いているイトススキの株周りでも、10月末、キチョウが訪れ、紅葉姿も、曇雨天の日は花弁を閉じたままで、晴天時に開きます。11月上旬に咲いた花です。庭のリンドウ
10月頃から見かけた、パイナップルセージの赤い花がきれいに咲いています。長く伸びた枝の先に、穂状の花序になって咲く筒状の唇形花はユーモラスで、楽しませてくれています。メキシコやグァテマラが原産のシソ科
朧なる雲間の嶺に一筋の月の光に友偲びおり 老人は痛みに夜も眠れぬも手術せぬまま朽ち果てるのみ 寒さにも炬燵に入らず手袋を繕う妻は平気と笑う 癌以外全ての病授かれし余命を数え日々過ごしおり ニャァニャァと小鳥くわえた家の猫得意げに俺の足元に置く 夢見たり天から落ちる桃色の大蛇...
富有柿 1袋4~5個入りが100円 昨日、妻と一緒に隣町の無人販売所へ柿を購入に行きまし た。 もう既に5回目、何時も100円で今回の狙いは渋柿でしたが、 ついでに甘柿も一緒に購入しました。 吊るし柿 皮を取って干したばかりの渋柿です。 動物...
春から秋に白い花を咲かせ、赤い実をつけるジュズサンゴ(数珠珊瑚)
ジュズサンゴは、6~10月ごろに、花序になって小さな白い花をさかせ、たくさんの赤い実をつけます。実は有毒ですが、光沢があってきれいなので切り花にされ、染料にも使われます。北米南部から南米が原産のヤマゴ
近くのスギ林のなかに、マンネンスギが生えていました。マンネンスギは地下茎を伸ばし、側枝が地上に伸びて10~30cmの高さに育つシダ植物です。ここでは、ほとんど日が当たらない10m×10mほどの面積に生
コエビソウは、6~11月ごろに枝先に連なった赤い苞をつけ、先端に白い唇形花を咲かせます。連らなった苞の形が小海老のように見えるのが、名前の由来です。メキシコ原産のキツネノマゴ科の半常緑低木ですが、寒さ
アサリナは、中央アメリカやヨーロッパが原産のツル性の一年草で、緑のカーテンなどに利用されます。ツタににた葉をつけ、キリのような花が咲くツル性植物なので、和名はツタバキリカズラ。花期は6~11月で、先端
ツワブキは、10~12月ごろに、長く伸びた花茎の先に、黄色い花をたくさん咲かせます。キク科の常緑多年草で、東北地方以南の海岸近くの岩場などに自生しますが、庭園でもよく植えられます。名前は、葉がフキにに
シナダレスズメガヤは、戦後、道路の法面緑化や砂防工事のために使われてきた、イネ科スズメガヤ属の多年草で、道路沿いで良く見られます。いまは、野生化が進んでおり、在来種を駆逐するなど悪影響があるため、要注
ヤツデは、秋から冬にたくさんの小さな白い花を咲かせて昆虫に蜜を提供し、春に実が黒く熟すと鳥が食べて種が散布されます。大きな手のような葉を持って日陰に強く、庭木や公園樹などに植えられます。ウコギ科の常緑
シロガネヨシ(白銀葦、パンパスグラス)は、大きな白い穂をつける、ヨシ(葦)ににた多年草です。南米大陸などの草原(パンパス)に分布するイネ科シロガネヨシ属の植物で、大きな株になります。日本へは明治中期に
「宝玉」(ほうぎょく)は桃色の多弁花ですが、今年は1輪だけの開花でした。10月中~下旬に咲きました。フギレの入った太い花弁で、咲き始めは濃色でした。本来は多花性で、参考に過去画像をアップします。鉢植えの大文字草(9)「宝玉」
「秋月」(シュウゲツ)は、台湾ホトトギスとの交配種で、初夏と秋に咲く2季咲きタイプとのことですが、我が家では一番遅くまで咲く秋咲きとなっています。5号鉢植えで20~70cmの草丈となり、大型です。純白の花弁に、黄色いシベがアクセントとなる花です。10月中旬の咲き始めです。10月下旬の花、11月上旬に咲いた花、11月末の最終花です。今年咲いた鉢植えのホトトギスは以上でした。鉢植えのホトトギス(10)「秋月」
「華扇」(かせん)は、濃いピンクの八重咲で、花弁に切れ込みが入るフギレ弁です。10月中旬、何とか1輪だけ開花しましたが、本来の姿ではありません。鉢植えの大文字草(8)「華扇」
秋の七草の1つ、ナデシコ(撫子)は、5~6月に咲きましたが、鉢植えの「絞り咲きカワラナデシコ」が秋にも咲きました。10月上旬に咲いた花です。(以下は、絞り咲き以外で5~6月に庭で咲いていたナデシコです。)秋の七草(5)「ナデシコ」の花
万両(マンリョウ サクラソウ科) 千両(センリョゥ センリョゥ科) 百両(ヒャクリョゥ サクラソウ科) 昔から、お正月の縁起ものとして南天と 共に赤い実ものが一緒に飾られて来ました。 その中から今回は、万両、千両、百両をご 紹介します。 なお、百両はカラタバナの こ...
「美里」(みさと)は桃色の標準花(正5弁花)です。淡く白覆輪が入り、花の中央にかけても底白になります。10月中旬、開花し始めました。10月下旬の開花姿、咲き始めは色濃く、時間の経過とともに薄色になりました。淡い桃色になって、11月上旬まで咲いていました。鉢植えの大文字草(7)「美里」
「サフラン」はアヤメ科の多年草で、原産地は地中秋沿岸、秋咲きのクロッカスの1種で、球根植物です。球根を庭植えし、1部を鉢植えしていました。庭植えが、か細い葉だけとなって、開花しなくなり、1輪だけ咲いたのが、鉢植えのサフランです。11月初めに咲いた紫の花です。3裂した赤色の雌しべが、染料・香料として使われます。鉢植えの「サフラン」
紅花の標準花で、「佐渡紅」です。3号の小鉢植えですが、3本の花茎を上げて咲き揃いました。10月中旬の蕾です。その5日後、咲き始めました。更に6日後の10月下旬、ほぼ満開となりました。鉢植えの大文字草(6)「佐渡紅」
紅花の園芸種で「美紀」(みき)です。10月中旬の咲き始めです。酷暑を乗り越え、かろうじて2本だけ花茎を上げましたが、綺麗な「大」の字型には咲けません。3日後、10月下旬、本来の花姿ではありませんが。開花出来なかった鉢も多くあったので、記録として残します。鉢植えの大文字草(5)「美紀」
8月にオレンジ色の花を咲かせた「ヒオウギ」(檜扇)、花後に袋状の果実が出来、熟すと割れて、黒い種子が出てきます。9月中旬、花後にできる果実は、緑色の袋状の莢に包まれます。11月初め、莢が割れて、径5mm程で、黒く丸い種が出てきます。11月中旬、黒く艶がある種子は、「射干玉」(ぬばたま)とも呼ばれ、和歌で、「黒」や「夜」にかかる枕詞(まくらことば)として知られます。近くに自然実生で芽生えた南天が実を着け、黒と赤の共演も成立、11月下旬の現在も、黒光りする種子は着いたままです。庭植え「ヒオウギ」の花と実(2)晩秋の種子
「ヒオウギ」(檜扇)はアヤメ科の多年草で、山野の草地や海岸に自生します。散歩中に種子をいただき、実生で育てました。40cm前後の剣状の葉が、何枚も重なって扇を広げたように見えます。花茎を80cmほど伸ばして、夏に咲く花は1日花で、オレンジ色に赤い斑点のある6枚の花弁を開きました。7月下旬から咲いてきました。8月上旬の花、8月中旬、8月下旬、花後の果実が大きく膨らんできました。9月上旬でも咲いていた花、9月中旬の果実、この中に黒い種子が出来ます。花色は、実色・ピンク・紫などの花もあるそうです。「ぬばたま」とも呼ばれる晩秋の黒い種子は(2)で、庭植え「ヒオウギ」の花と実(1)夏の花
「大宇宙」(ダイウチュウ)はライムグリーンの花色で、小輪多花性、丈夫で栽培し易く、毎年最初に咲きます。10月初め、咲き始めです。元の「大」の字型の花弁の他に、オシベが花弁化して小さな花弁が生じ、八重咲化しています。4日後です。10月中旬、10月下旬の花、最初に咲いた花は変色して、終盤を迎えました。鉢植えの大文字草(4)「大宇宙」
「ナンバンギセル」(南蛮煙管)は、ハマウツボ科の寄生植物で、ススキやミョウガなどの根に寄生する1年草です。葉緑素を持たず、自分で光合成して成長することが出来ません。万葉集に「思い草」という名で詠まれた、日本古来の植物です。1600年頃、ポルトガルなどの南蛮船が渡来し、船員がくわえていたマドロスパイプ(喫煙具のキセル)に花姿が似ていたことから名付けられました。自宅の南東隅に、自然実生で育ったススキの株周りで、(親は東庭に植えてあるイトススキ?)西洋シャクナゲとナンテンの背後で、2個の庭石の間です。最初は8月中旬に蕾を上げてきました。邪魔になるススキをカット、8月下旬に開花しました。花径20cm前後で、白っぽい紅紫色です。8月末、初めに咲いた花が萎んできたら、遅れて芽生えた蕾が、奥の方に芽生えてきました。9月...庭の「ナンバンギセル」(1)実生ススキの株で、
園芸店などで見られる大文字草は、育種によって生み出された園芸品種で、様々な色や花形の品種が流通しています。3~4号の深鉢か、4~5号の浅鉢で栽培し、主に開花順に1鉢ずつまとめます。「聖」(ひじり)という品種は、花色が緑色(ライムグリーン)で、花形は、「大」の字型の一重咲き(標準花)です。10月初めから咲き出しました。その3日後、更に4日後、10月中旬、ほぼ満開となりました。10月下旬、花が長持ちし、11月上旬まで咲いていました。鉢植えの大文字草(3)「聖」
台湾系の園芸品種「青龍」(せいりゅう)は、斑点が少ない青色系で、花弁の縁が青~赤紫に染まります。6号深鉢植で、数本の花茎を上げ、草丈30cm程です。10月中旬から咲き始め、下旬に咲いていた花です。11月上旬の名残り花です。現在も咲いているホトトギスは、遅咲きの1種だけとなりました。鉢植えのホトトギス(9)「青龍」
「日高ミセバヤ」は、北海道日高地方高山の固有種、草丈10~15cmの小型種で、ミセバヤの変種です。日当たり良い岩場などに自生します。青味を帯びた葉を付けた茎先に、紅紫色の小花を球状に咲かせ、株を覆います。9月中旬、5号鉢いっぱいに茎葉を広げ、蕾を着けています。9月下旬、蕾から、花弁を開いて、咲き始めです。10月上旬の開花姿です。10月中旬、満開となりました。10月下旬、花の終盤です。紅葉した現在の姿です。鉢植えの「日高ミセバヤ」
ラベルが付いていて、産地がわかる白花大文字草が1鉢ありました。「屋久島ダイモンジソウ」は、標高1000m以上の湿った岩上に自生する、屋久島の固有種で、草丈が3~10cmの矮性種です。酷暑の夏をを乗り越えても、開花出来なかった鉢がある中で、僅か2本ですが、花茎を上げて小型の白花を咲かせました。10月下旬の開花で、葉も小さく0.5~1.5cmです。11月上旬まで咲いていました。鉢植えの大文字草(2)屋久島ダイモンジソウ
台湾系ホトトギスの交配種「桃山」(ももやま)は、弁先が桃色に染まり、優しい雰囲気の花で、花着きが良い品種です。5号鉢いっぱいに、10数本の花茎を20~40cmほど伸ばして、10月中旬、咲き始めました。その5日後です。花弁の斑点が少ないのが特徴の1つです。10月下旬、下葉から茶変してきましたが、たくさんの花を咲かせ続けました。鉢植えのホトトギス(8)「桃山」
ホトトギスと並んで、秋を代表する山野草、「大文字草」(ダイモンジソウ)はユキノシタ科の多年草で、北海道~九州の海岸~高山にかけて、湿った岩場などに自生します。原種のほとんどは白花で、上3枚が短く下2枚が長い5枚の花弁で、「大」の字形になります。葉の大きさや色・形の地域変異が多くあります。現在は育種が進み、花色花形が様々な園芸品種が多く流通します。我が家の大文字草もほぼ花が終わりを迎えています。(1)は、基本の白花で、ラベルを失い産地不明品と自然実生で咲いた数鉢の花です。1鉢目、2鉢目、3鉢目、他の品種の鉢に実生で生えたダイモンジソウ2鉢、鉢植えの大文字草(1)白花
台湾系ホトトギスの交配種で、「静御前」という品種、梅弁で、花弁先が桃藤色に染まります。5号深鉢植え、15~20cmの草丈で数本の花茎を上げ、9月末の蕾から、10月上旬に開花しました。10月下旬、遅れた蕾からの開花です。11月初め、最後の花です。鉢植えのホトトギス(7)「静御前」
「ミセバヤ」はベンケイソウ科で、多肉性の宿根草です。和名は「見せたい」という意味の古語が変形したもので、古くから栽培されてきました。自生地は香川県小豆島、奈良県や富山県の一部に限られます。養母が栽培していた鉢植えを受け継いで、19年が経ちました。6号深鉢植えで毎年開花してきました。9月下旬、蕾を上げてきました。10数cm伸ばした茎に、3枚の葉が輪生し、白みがかった緑色で、縁が濃い赤色になっています。10月中旬、開花し始めました。花茎の先に密集した蕾から、淡紅色の花を開き、花弁は5枚です。10月下旬、満開となりました。花後の11月中旬、紅葉してきました。その8日後、昨日の紅葉姿で、落葉し始めています。鉢植えの「ミセバヤ」
「キイジョウロウホトトギス」(紀伊上臈ホトトギス)は、紀伊半島南部の固有種で、山中の湿った崖に自生します。上臈とは大奥の職名で、優雅な貴婦人の意味で、花形花色の優雅さから名付けられました。筒状の黄花を下向きに咲かせます。暑さと乾燥に弱いので、生きたミズゴケ植えで、毎年開花しています。(水苔は生まれ故郷魚沼の、畑近くの山すそから採ってきたものです)10月中旬の蕾、花茎を3本伸ばし、長いものは垂れ下ってきます。その翌日には開き始めました。更に2日後、花弁は6枚で長さ4~5cm、質が厚く、ロウを塗ったような光沢があります。花の内側に紫褐色の斑点があり、奥にメシベとオシベがあります。10月下旬、花は数日持ち、開花中は玄関前に出しますが、定位置は自宅北側の山草棚で、剝がれはありますが、今年は多く開花しました。花のア...鉢植えのホトトギス(6)「キイジョウロウホトトギス」
初めましての花と小さな実 そして 区別がつかない小菊 寺家ふるさと村にて
横浜市にある寺家(じけ)ふるさと村、日が経ってしまいました。十月末の様子です。木立の中を歩いていて出会った直径2センチほどの小さな花、初めて見ました。図鑑...
「イワシャジン」(岩沙参)は、キキョウ科の多年草で、関東や中部地方の一部で、山地の岩場に自生が見られます。鉢植えでたくさん咲いた時がありましたが、その鉢が枯れ、他の2鉢に自然実生で育った株が、今年も開花しました。10月中旬、酷暑の中で、すでに葉が枯れてきましたが、細い茎に蕾が3個育ちました。10月下旬に咲き始め、その2日後には3輪が開花しました。別の鉢では、長い花柄で枝垂れて咲きました。10月下旬の咲き出しです。その6日後、翌日には、3輪揃って咲いていました。他の鉢で咲いた「イワシャジン」
台湾系ホトトギスの園芸種「松風」は、白地にあずき色の大きな斑紋が入る花です。5号深鉢植えで、草丈20~30cm、10月上旬に開花しました。10月中旬の花、10月下旬に咲いた花、花茎先に1輪ずつの開花でした。鉢植えのホトトギス(5)「松風」
「キバナノツキヌキホトトギス」は、宮崎県のみに自生し、渓流沿いの崖地に生育しているそうです。葉腋に黄色い花を1つずつ、上向きに咲かせます。過去にはたくさん開花した鉢植えですが、市街地の酷暑の中で、昨年に続き蕾が育たず、1個だけの開花でした。5号深鉢植えで、茎は直立せずに枝垂れます。葉は互生し、葉の付け根は茎を抱いて合着し、茎が葉を突き抜けるようになります。花径4cm程で、黄色い花弁は6枚、紫の斑点をもちます。5日後の10月下旬、花弁もシベも強く反り返って、花の終盤を迎えました。鉢植えのホトトギス(4)「キバナノツキヌキホトトギス」
箱根ガラスの森美術館↓からの続きです。仙石原のススキ草原に行きました。おひさまきらきらススキもきらきらさわさわざわざわ風になったひととき心も深呼吸この後 ...
「フジバカマ」(藤袴)はキク科の多年草で、秋の七草の1つとして万葉の昔から親しまれてきました。散歩コースの1つ、信濃川支流の栖吉川堤防から1株引き抜いて、空き地に植えたまま放任し、大株になりました。茎先に径5mm程の小花を、10cm前後の房状に多数咲かせます。9月上旬、たくさん蕾を着けて、咲いてきました。住宅跡地の果樹と菜園の境で、南が駐車場、西が道路で、日当たり良い場所です。9月中旬の花と葉、葉が3裂するのが特徴です。9月下旬、放任したら、草丈は2mを越えました。自宅庭のススキや萩は6月上旬に切り戻していますが、採取した堤防も草刈りをしていました。アサギマダラはまだ見てないですが、アカタテハが吸蜜中です。花期が長く、10月下旬でも咲いていました。近年になって、自宅庭北西隅のアケビとサネカズラの株周りで、...秋の七草(4)「フジバカマ」
台湾系ホトトギスの黒花ホトトギスで、花に入る斑点模様が大きく広がって、花色が赤黒く見えます。「大黒天」はT種苗での品種名です。10月上旬、最初に咲いた花です。10月中旬、次々と開花してきました。4号深鉢植えで、草丈は20cm余りです。10月下旬、花の終盤です。鉢植えのホトトギス(3)黒花の「大黒天」