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ヒオウギ(檜扇)の花後です。黒い種子は、射干玉(ぬばたま)とも呼ばれて、和歌では黒や夜にかかる枕詞でもあります。9月中旬の緑色の袋果から、10月下旬の果実、熟すと莢が割れて、径5mmほどの黒い種子が出てきます。11月上旬、黒く艶がある種子=射干玉(ぬばたま)です。11月中旬の種子、庭と空き地の「ヒオウギ」(2)秋の種子(ぬば玉)
「ヒオウギ」(檜扇)は、扇を広げたような葉姿で、夏にオレンジ色の6弁花を咲かせました。(9月25日投稿済み)花は1日花ですが、秋に実る黒い種子は4~5mmほどで艶があり、「ぬば玉」(射干玉)と呼ばれて、和歌では「黒」や「夜」にかかる枕詞として知られます。花後の9月中~下旬、緑の袋果が出来ます。10月下旬、中のタネが熟すと、袋状の大きな莢が割れて、中から黒い種が出てきます。緑の果実から、弾け出た黒く艶がある種子(ぬば玉)は、すぐには落ちずに、長く着いていて、花材にも利用されます。種子を、空き地の柿の樹下に蒔いたら、あちこちで花を咲かせ、自宅庭よりも遅れて、今も黒光りする種をたくさん着けています。庭の「ヒオウギ」(2)秋の種子「ぬば玉」
7月末に花を咲かせた庭のヒオウギ(檜扇)、晩秋に出来た種子は、黒くて艶があって美しく、「ぬばたま」(射干玉)と呼ばれます。和歌では、「黒」や「夜」にかかる枕詞として知られます。7月末に咲いた朱色の花、花後にできた、8月末の袋果は緑色です。10月上旬、袋状の莢が割れて、中から黒い種が出てきます。10月中旬には、径4~5mm位の丸く黒い種子が、出揃ってきます。10月下旬です。黒く輝く種子は、ぬばたまと呼ばれて美しく、花と同様に、生け花によく使われるようです。11月中旬になっても、種子が落ちることは無く、雪囲い前に刈り取りますが、こぼれ種で実生が生えてきます。ヒオウギの種子「ぬばたま」