鉢植えのホトトギス(1) 「白秋」
ホトトギス(杜鵑)はユリ科の多年草で、東アジア原産です。山野の林下や林縁、崖や傾斜地など日当たりの弱いところに自生します。花の斑点模様が、鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることから名が、盃状で上向きに咲くタイプと、釣鐘状で下向きに咲くタイプがあります。上向きタイプの園芸種が開花していますが、日本の自生種で下向きタイプの2種は、暑さで蕾が着きません。「白秋」(はくしゅう)は、台湾系ホトトギスの1種で、白い花弁に薄紫の斑点が付く花です。株分けした2鉢で咲き、6号と、7号深鉢植えで、丈25cm程です。6枚の花弁の内、幅広の外花被片の基部には距と呼ぶ球形の膨らみがあり、中に蜜があります。9月下旬、蕾から開花へ、その4日後の花、オシベは6個、メシベは深く3つに裂け、更に先が2つに裂け、腺状の突起があります。10...鉢植えのホトトギス(1)「白秋」
2024/10/21 08:00