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資格試験合格を目指す忙しい社会人必見!鬼頭政人氏の著書『忙しい社会人のための割り切る勉強法』から、限られた時間で成果を出すための具体的な勉強テクニックを解説しています。「頻出分野の集中攻略」「継続できる学習ペースの見つけ方」「問題演習を最優先した効率的勉強法」「記憶力を最大化する暗記術」など、すぐに実践できるポイントが満載です。この本を参考に資格取得を目指しましょう!
倉橋由美子の後期作品、アマノン国往還記を読みました。モノカミ国からアマノン国へと渡った宣教師Pの物語。架空の世界を舞台に繰り広げられる冒険譚は、『スミヤキストQの冒険』に似た構成です。主人公をPとしたのも、Qとの類似性あるいは連続性を意識したものかもしれません。女性の目からみた女性化社会が描かれていますが、これも「読者が、現実社会との対応を解釈しようとすること」は倉橋文学の楽しみ方からはハズレていると思います。イマジネーションを膨らませ、Pのいる世界を楽しみながら読み進めるのがよいかと思います。近未来を予測したシーンもしばしば登場します。なかでも自動運転タクシーは、今まさに実用化されているWaymoにそっくりです。こんな感じで20の章と、プロローグ、エピローグからなります。付録にアマノン語辞典がついてます...アマノン国往還記-倉橋由美子(新潮文庫)
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その46 『死神の名付け親(第二話)』 【あらすじ(要約)】 貧しい男に息子が生まれましたが、ひどい貧乏なので名づけ親が見つかりません。 通りがかりの人が承知してくれるかもしれないと、大通りへ腰を下ろしました。 やってきたのは、気高い服装の美しい女です。貧乏人が頼んでみると請け合ってくれました。「お名前を仰っていただきたい。あたくしは、みじめな暮らしをしておりますが、どなたか伺わないうちは、名づけ親になっていただく訳にいかないので」「私は聖母マリアです」「それでは、あなたには用がない」と男が答えました。「あなたの息子さんは、皆をえこひいきなく一様に扱うことを…
集中力がないから作業を長く続けることができないついついスマホを触ってしまう集中力が長く続くようにトレーニングが知りたい集中力がもたないという問題はもはや現代病みたいなもので、無関心でいるわけにはいかない問題だと思います。学生のころを思い出し...
週刊 読書案内 廣野由美子・桒山智成「変容するシェイクスピア」(筑摩選書)
廣野由美子・桒山智成「変容するシェイクスピア」(筑摩選書) 市民図書館の新入荷の棚で見つけました。 筑摩選書とか、平凡社ライブラリーとかあると手が出てしまうわけですが、イギリスのお芝居
「意志の力に頼らない独学術」(石動龍著、アルファポリス)社会人の資格勉強の秘訣は?
『意志の力に頼らない独学術』は、多くの資格を取得した著者が、独学の成功法則をまとめた実践的な指南書です。資格取得を目指す人だけでなく、効率的にスキルを身につけたいすべての人に役立つ内容となっています。
ごあいさつ はじめまして。スティンキー*と申します。 メインブログがごっちゃりしてきたので、読書感想文をアップするために「読書ブログ」としてこのブログを立ち上げました。 ここでは私の読んだ本の感想を綴っていきたいと思います。 わたしのこと 40代女子、社交的なコミュ障です。 医師を目指す大学生の娘、夫の3人家族。 夫とは高校時代からお付き合いをはじめ、23歳で結婚したので20年ほど一緒にいます。 好奇心旺盛で、いろんなことを”とりあえずやってみたい”タイプです。 若干複雑な家庭で育ったためか、幼少のころから素直になれず「淡々とした冷酷人間」のような仮面を被っていますが...実は人知れず小さなこ…
親近感アップ!『冨永 愛 新・幸福論 生きたいように生きる』
『冨永 愛 新・幸福論 生きたいように生きる』 同じ40代などと言ったら超おこがましいのですが、すごく共感できる部分が多かった冨永愛さんの本。 人生の「折り返し地点」という言葉について、「私は折り返す気などさらさらなくて、このまま前進していく気満々」と語っているのも「ほんとそれ!」という感じだし、年齢を重ねるごとにコンプレックスが気にならなくなるというのもよくわかる。 別世界の人かと思いきや、勝手に親近感を持ってしまいました。 プライベートなのにSNSの映え写真を撮るために仕事モード全開になる、っていうのも、あるあるですよね。 素人でさえSNSのフォロワー数が大事な時代なんだから、モデルさんで…
歳を取れば取るほど欲しくなる「明晰な頭脳」と「疲れない肉体」を得るための方法
『脳と身体を最適化せよ! ーー「明晰な頭脳」「疲れない肉体」「不老長寿」を実現する科学的健康法』 脳と身体の修復と最適化を図って、健康寿命を伸ばす方法を教えてくれる本。 運動、食事 、ストレス、メンタルなど、本の分厚さからわかる通り、情報が盛りだくさん。 マニアックなものもありますが、意外にも、わりと簡単にできることが多めです。 タンパク質を摂取する最適なタイミングとして書かれていたのが、 閉経前の女性は、運動後に30グラムのタンパク質が必要であり、タンパク質補給に最適なタイミングは運動後90分以内となる。 閉経後の女性の場合は、運動後に40グラムのタンパク質が必要であり、タンパク質補給に最適…
中村一也(データサイエンティスト)「仕事ができる人がやっている減らす習慣」フォレスト出版 仕事の質と効率を劇的に向上させよう!
今回は、中村克也さん著『減らす習慣』を取り上げます。忙しさに追われ、なかなか効率よく仕事が進まないと悩む方におすすめの一
知的生活を豊かにする極意:ハマトンの『知的生活』転職には知的武装が不可欠
知的生活を豊かにする極意を解説!知識の選び方、時間管理、読書術を学び、人生の質を高める方法を紹介。知的成長の指針に!
【母/青木さやか】読みました🙌 女芸人の青木さやかさんのエッセイです。 青木さん自身も読書家らしいので文章がとてもお上手です👏 同じ女芸人のにしおかすみこ…
久しぶりの読書記録です🤗 このところ本当に本に没頭し、暇さえあれば本にかじりついてて手帳を書く時間がなくてかなり読書記録溜まってます😥 本当に読書が楽しい…
順番が前後しますが… ミステリーといえば!👑の… アガサ・クリスティの【そして誰もいなくなった】をAudibleで聴きました🙌 ↓⚠️手帳ネタバレあり(拡大…
この言葉は、USJをV字回復させた森岡毅さんの著書『苦しかった時の話をしようか』の中に出てきます。就職活動中の娘さんに向けて書かれたこの本の中で、 「大丈夫、不正解以外はすべて正解!」 という章があります。この言葉に、私はとても大きな感銘を
読書記録:薬屋のひとりごと 6(ヒーロー文庫)[日向夏]3/2読了。今回は10日ほどで読み切れました。読了直後は5巻の続きが一段落ついたという気になっていたんですけど、前の感想を読み返してみたら、白娘々..
まほろ公園で、ふりむけば藤重ヒカル作/小日向まるこ絵図書館の新刊コーナーで気になって借りた本初めて知った作家さんです表紙をめくると*町にねむる思い出と子どもたちがであったとき、ごくふつうの公園ではじまる 五つのふしぎな物語。*とありますとても好きなタイプのファンタジーで最初からワクワクしました児童向けですが立原えりかさんの初期作品が好きな方ならきっと好みだと思います特に2作目の「もしもし、もしもし」祖父と孫娘の時空を超えた電話ボックスの話がお気に入り4作目の「アルバム図書館」も!曾祖母と男の子がこれまた時空を超えて公園で出会う…系譜に思いをはせ温かな気持ちになれて祖母のことを思い父のことを思いましたゴロゴロヤマネコ不動産なんだかあやしいおすすめ物件藤重ヒカル作/樋口モエ画「まほろ公園で、~」がとても良かっ...ファンタジー童話2冊🐱良かったです♪
◆第021位 『絵で見る物質の究極~極微の世界で踊る素粒子』評価:080点/著者:江尻宏泰/巻数:全1巻/ジャンル:宇宙/2007年 ◆第022位 『Newt…
小川糸さん著書の「ツバキ文具店シリーズ」の感想・レビューをお伝えします。鎌倉で、先代(祖母)の時代からの老舗文具店兼代書屋を営む主人公と近所の人やお客さんが登場人物です。鶴岡八幡宮はもちろん、「オクシロモン」やカレー屋など、実在するお店がたくさん登場します。聖地巡礼したくなるのは間違いありません。
『夜の床屋』 沢村浩輔 人気のない無人駅の駅前。深夜にただ一軒灯りを灯す理髪店。灯りに吸い寄せられる蛾みたいに、この不思議なシチュエーションに引き寄せられてページをめくる。 奇妙な出来事に遭遇しがちな大学生・佐倉。この床屋の謎につづいて、部屋の住人が寝ているその室内から絨毯だけが無くなるという不可解な事件、近所の小学…
女子高時代にキャラクターをつくられ 3人組の少女バンドとして メジャーデビューを果たした過去を持つ彼女達の30代半ばの物語でした バンド時代を誇りに思っていたり 恥ずかしい過去としていたりと 三者三様ですが日々の焦燥やもがき自立母娘の葛藤など 読んでいて ヒリヒリした気持ちになりました 作家さん自体が この物語を書いたことを忘れていて 14年もの間 埋もれていた小説とのことですそんなわけでスマホも出てこず メールはパソコンでやりとりされており 小説とは関係のないところで 時代の変化に驚かされたりしました とはいえ心の有り様は 時代で変わるものではありません あとがきに 彼女たちの「いま」を書いてみたい気持ちがちょっとだけある旨ありましたので 楽しみに待ってみたいと思いました 銀の夜/角田光代を読みました。
誰とでも仲良くしなさい。 ほとんどの人が、学校でこう教わってきていると思う。 極論だが、誰とでも仲良くするなんて土台無理な話だ。 交友関係を円滑にするために。 社会を生きる上でコミュニケーションが大事だから。 もしこういった理由で「仲良くすること」が重要なのだと思っていたら、その考え方は改めた方が良いかもしれない。 友だち幻想 菅野仁 友だち幻想 (ちくまプリマー新書) amzn.to 799円 (2025年03月06日 16:57時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 中高生だけではな
週刊 読書案内 小野和子「あいたくて ききたくて 旅にでる」(パンプクエイクスPUMPQUAKES)
小野和子「あいたくて ききたくて 旅にでる」 (パンプクエイクスPUMPQUAKES) 笠間直穂子という方の「山影の町から」(河出書房新社)の中にある書評で知って読みました
FC琉球に少し関わっていたのはチラッと目にしたことがあったんだけど、ご自身もプレーヤーだったとは。しかも左利き。本にも書いてあったけど、重宝しただろうね。...
最近読んだ本を紹介します。こちらの小説です↓ 『ついでにジェントルメン』 著者は、柚木麻子さん。メルヘンチックな表紙に惹かれて手に取りました。(ジャケ買い率高…
最近ドラマを見てから原作本・原作マンガを買うことが増えました
若い子はTVを持っていない子もいるけど50代のわたしはまだまだTVが中心の生活夜の21時〜23時はTVタイムです価値観が変わるかも 東京サラダボウルいま一番楽しみにしているのドラマ「東京サラダボウル」漫画が原作なんですが、「クロサギ」」を描...
著者の「マカン·マラン」シリーズが大好きです待ちに待った新刊はまず宮沢賢治の「注文の多い料理店」を思わせる表紙にグッと惹きつけられました読み終えて他の方のレビューを検索すると美味しそうな料理食べてみたいこんなホテルに宿泊してみたいなどでてきましたがわたしはとてもそうは思えませんこんなコワいところどんなに料理が魅力的でも行きたくありませんそうです!猫さんの活躍するダークファンタジーなのです読んでいるぶんには物語に入り込みましたがそれだけで充分です(^o^;) 「あんたの眼に映ってるものが、俺の眼に同じように映るわけじゃないんだから。みんな違う眼で物事を見てるんだしさ」「誰からどう思われようが、知ったことじゃないよ。 要は自分がどうしたいかさ」 というセリフが心に残りました美味しいものをいただくのなら山亭ミアキスよ...山亭ミアキス/古内一絵と映画の猫のこと。
飯山陽(いいやまあかり)さんの「エジプトの空の下」で、ピラミッドやスフィンクスではないエジプトを体験できます。道を歩いているとベランダがズドンと落ちてくる、そんなエジプト。男性と連れ立って歩いていないと卑猥な言葉を浴びせられる、そんなエジプト。政治にとことん疎い私は、飯山あかりちゃんねるとか文春のインタビュー動画などを見るだけで、心臓がバクバクしてしまいますが、「エジプトの空の下」は、いい意味での...
図書館の「新着図書」をインターネットで、ざーーっと見るのが好き。知らない書き手の名前は、まだまだ多く、だからこそ、本のタイトル、題字、表紙のイメージは、読者に「読ませたい」という説得力がないといけません。電子書籍が一般的になり、それはそれで便利でいいことですが、表紙の面白さ、紙の質感が後回しになるとしたら、少し寂しく思います。「そこから青い闇がささやき」という意味深なタイトル。どこかで聞いたことが...
阿部暁子さん著書の小説「カフネ」の感想・レビューをお伝えします。2025年本屋大賞ノミネート作品です。「カフネ」の意味は、「愛する人の髪に指を通す」というポルトガル語だそう。この小説の「カフネ」とは、家事代行を請け負う会社です。そっと寄り添い家事をしますよ、という優しそうな会社・・・とても優しい小説です。
井戸川射子「共に明るい」(講談社) 2021年、「ここはとても速い川」(講談社文庫)で野間文芸新人賞、翌年2022年、「この世の喜びよ」(講談社文庫)で第168回芥川賞を受賞した井戸川射子という1987年
読書Log;悩める癖毛さんに贈りたい! ヨシタケケンスケ『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』
ヨシタケケンスケさんの「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」を本屋で読んで、ぼろぼろと泣いてしまいました。毎日は良いことや楽しいこともあるけれど、辛いこと悲しいこともセットでやってきます。癖毛でくちゃくちゃな髪を嘆き続けたわたしの毎日にも、楽しいこと、嬉しいことがあるということを教えてくれました。
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その45 『死神の名づけ親(第一話)〈KHM44〉』 【あらすじ(要約)】 貧しい男に12人の子供がいました。 その子供たちにパンを食べさせるために昼も夜もなく働き続けました。 そこへ13人目の子供ができ、一番はじめに出会った人に名づけ親になってもらうことにしました。 最初に出会ったのは神様でした。 「私が子供に洗礼を授けよう。その子の面倒をみて、幸せにしよう」と言いました。 「どなたですか、あなたは」 「私は神様だよ」 「それでは、あなたを名づけ親にするのはやめだ」と男は言い「あなたは金持ちに物を与え、貧乏人が腹を減らしても知らん顔している」 男は、神様が…
【シニアの本棚】『坂の中のまち』|仕掛けがたくさんあって本好きにはたまらない
『坂の中のまち』 中島 京子物語の展開東京の大学に進学した坂中真智は、祖母の親友である志桜里の家に下宿することになる。彼女が住んでいるのは、いたる所に坂のある町小日向だ。そこは江戸川乱歩、夏目漱石、遠藤周作など名だたる文豪が住んでいた土地で...
Read books/「カフェどんぐりで幸せ朝ごはん」「君を守ろうとする猫の話」
今年に入ってから何度病院へ行ったか……となるとバッグの中には必然本が入るのですが、横浜市内の電車移動の時間は短いし、バスの中で本を読むと乗り物酔いしそうにな…
徒然日記20250228/〓【読書/レシピ】よしながふみ:きのう何食べた?19
何冊かまとめて購入してから、少し読んでずっと放置していた「何食べ」をやっと読み始め(再開し)ました。 ドラマの第2シーズンが放映されたのは一昨年のことで、ちょうどその頃購入したの…
「窓ぎわのトットちゃん」は高校生の時に読みましたそれから長い年月を経て続編が読めたことの嬉しさ~♪トットちゃんはもちろんですがお母様の行動力適応力にびっくりです!きっとこの母にしてこの子ありなのだと思いました戦争の辛い出来事も書かれているのにトットちゃんの前向きな姿に笑顔と元気をたくさんもらえました絶対読んだ方がいいですおすすめです順番が回ってくる前にこちらの絵本を先に読んでいました「続窓ぎわのトットちゃん」の中に出てくる「十五つぶの大豆」「キャラメルの自動販売機」のエピソードをもとにした絵本です ☘️ 明日からいよいよ3月ですね 花粉症は辛いけれど なんとなく気分はウキウキ 週末地元産のふきのとうを見つけて 早速ふきのとう味噌を作りました 季節の味と出合えるのが嬉しいですうさぎさんの頭に乗っているのは...窓ぎわのトットちゃん☘️と絵本
続きが気になる! ページをめくる手が止まらない! 誰もが一気読み必至の作品はこれ!
本サイトではたくさんの作品を紹介していますが、その中で特におもしろくて読む手が止まらなかった作品をいくつか紹介
若いころにできてたことができなくなってきた。よく考えたら仕事以外の人間関係が希薄すぎる。歳を取れば、そこから人生は落ちるしかないのか。僕は現在42歳で、まだまだ若いつもりなのですが、若いときにはできていたことができなくなったということをちょ...
佐高 信 著「70人への鎮魂歌」 辛口の批評で知られる著者 まずは以下、目次 第1章 また会いたかった人 早野透 田中角栄に惹かれた「朝日新聞」の政治記者 鈴木邦男 好敵手だった。民族派』と私の「
『友が、消えた』は、ザ・ゾンビーズシリーズの続編。読み終わった時、涙が溢れた。電車の中だったのに。私にもスイッチが押されたのだ。彼らのように。『友が、消えた』あらすじ落ちこぼれ高校生、ザ・ゾンビーズ。女子校の学園祭へ侵入したり、ストーカー被...
徒然日記20250227/〓【読書】島田洋一:許されざる者たち
前回の衆議院選挙で当選された、福井県立大学名誉教授の島田先生の弁舌キレキレの著作を読みました。 飛鳥新社HPから 24時間、国を売る者たちを実名で告発する。 残念なことに本書は全…
ばあさんが、「これ読んでみろ」と机の上に置いてった一冊。こちらが内容紹介。ばあさんがこれ読めと持ってくるときは、腹に一物があることが多いのですが、これは(我が家でホットな話題の)認知症に関係するシーンが多出するところを読ませたかったのかな、と推察しました。認知症というか介護施設に関わる小説はあまり読んだことがないので、そこらへんは興味深くは読めました。5つのサブストーリーからなる長編で、最後にすべてのストーリーが繋がりエンディングを迎えます。ただ、途中からだいたいの結末が予想できてしまったので、後半は緊張に欠けるきらいがありました。最後の真実は、「ノックスの十戒」に抵触するようなしないような...サブストーリーでは、新興宗教のところが、「ああなるほど、そういう手もあるんだね」と意表を突かれました。世の中油...正体-染井為人(光文社文庫)
アレッポにある日本センターで日本語を学ぶ「優人さん」ことアフマド・アスレさんの話を、小澤祥子さんが聞き取り文章にまとめました。この他、日本語を学ぶシリア人、シリアで日本語を教えた渡辺寛成さんなどの貴重な考えや意見、インターネットを活用した日本語学習方法などが詰まった一冊。外国語学習を通して世界を知る楽しさを知る者としては、少し興奮気味に一気に読んでしまいました。優人さんは感受性が強い方です。ジャー...