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徒然日記20250322/〓【読書】佐藤愛子:増補版 九十八歳。戦いやまず日は暮れず
小学館HPから 書籍の内容 『九十歳。何がめでたい』を超える痛快作! 『九十歳。何がめでたい』の映画化が決定! 主演は御年九十歳の草笛光子さん。監督は『老後の資金がありません!…
倉橋由美子の怪談集です。文章で「怖がらせる」のは難しいと思います。「泣かせる」とか「笑わせる」よりも難しいんじゃないでしょうか?才能ある作家は、この「怖がらせる」ということをさりげなくやってくるように思います。たとえば、三島由紀夫なら、『月澹荘奇譚』や『雛の宿』などの作品からは、じわりとした怖さが伝わってきます。そして、倉橋由美子の文体にも、静かな怖さが含まれます。怖さ一辺倒ではなく、随所にユーモアも含まれていて、そのコントラストが作品の面白さを高めているような気がします。これ読んで思ったのは、やっぱわしって怪談が好きだな、ということです^^;。こういう小説は大好き、泉鏡花の幻想小説も好きだし、聊斎志異も好き。自分の趣味を再確認できました(^^)。こちら目次。目次その2。読後感がクールな作品が多いです。書...倉橋由美子の怪奇掌篇-倉橋由美子(新潮文庫)
『睦家四姉妹図』 藤谷治 横浜市戸塚区の静かな住宅地・原宿に暮らす睦家の家族。父・昭、母・八重子と貞子、夏子、陽子、恵美里の四姉妹。昭和の終わりから令和の幕開けまで。それなりの波風を立てながら「平成」の日々を暮らす一家の家族模様。 睦家の四姉妹とはほぼ同世代。家庭環境の違いはあるけれども、私も彼女たちと同じ年ごろで同…
『迷路館の殺人』は、館シリーズ第三段。作中作の形式をとりながら、迷路仕立ての館で起こる殺人事件が描かれます。幾重にも張り巡らされたトリックに、ページをめくる手が止まりませんでした。『迷路館の殺人』あらすじ迷路館は天才建築家、中村青司が手掛け...
私の2025年の目標の1つは【年間50冊】なのですが、去年の秋からの読書熱が凄くて今年既に25冊目を読み始めました😳 かつてない読書熱に自分でもびっくり! …
まさか痔が愛おしいと思う日が来るなんて....『痔と私』 読書感想文
この本の主役?は、著者すや子さんの「痔」。 そう!私が子供の頃には薬局の看板やのぼりに大きく掲げられていた、あの「ぢ」のお話です。(あの看板、最近見ないね~。) Amazon 商品紹介より いぼ痔や尿意、下痢、注入軟膏たちが出てくる漫画です。 痔と私 感想 私がまだ麗しの乙女だったころ、「痔」なんてものはオジサンだけのものだと信じて疑いませんでした。 ...が!!!! すや子さんと同じく、私も出産を機に痔主に。 とはいえ、私のは痛みも不具合も全くありませんので....問題なく約20年、共存しております。(何のカミングアウト?) しかし、すや子さんの痔は...それはそれは暴れん坊で。 すや子さん…
金城一紀「友が、消えた」(角川書店) 今や、映画の方が、いや、映画も忘れられているかもの「GO」(講談社文庫・角川文庫)の、あの金城一紀の新刊が2024年の12月に、書き下ろしで出ていました。 図書館の
簡単に読書記録がつけられるサービス「ブクログ」知ってますか?
本棚を人に見られるのってなんだか恥ずかしい。 自分の今の心の状態や趣味嗜好などが顕著に表れていますから。 だからこそ...人の本棚はのぞいてみたいもの。 しかし、なかなか他人に「本棚見せて」なんて言えません。 そこでおすすめしたいのが、ウェブ本棚サービス ” ブクログ ” です。 ブクログは、本の感想や評価をチェックしたり、 webやアプリで本棚をかんたんに作成し、 感想やレビューを書いたり、読書の管理・記録をすることができます。 著者名やキーワードを登録しておくと新刊情報をメールで通知することもできます。 2024年で20周年だそうで、私は2014年から使っています。 同じようなサービスに、…
淡々と繰り返される日々の中で”働く”を考える『ワーカーズ・ダイジェスト』 読書感想文
私がまだ30代、仕事も育児もいっぱいいっぱいだった時に支えてくれた作家さんの一人がこの本の著者 津村記久子さん。 そんな津村さんのお仕事小説です。 「BOOK」データベースより 大阪のデザイン事務所で働く奈加子と東京の建築会社に勤める重信。一度だけ仕事で出会った二人は、お互い32歳で同じ誕生日という事実を心の片隅に、仕事や日々の暮らしに立ち向かう。 ワーカーズ・ダイジェスト 感想 偶然...しかも仕事で会っただけの男女のお話。 津村さんの書くお話は、特にドキドキするような展開もなく、ただ日常を切り取ったようなお話が多いんだけれども、どの作品も心をガッチリと掴まれてしまう。 それはきっと... …
今朝のベランダ気温3℃ みなきたウォークの川沿いの桜18日火曜はまだこんな感じ雪が舞う日もあったけどこれから気温高い日が続くらしいから蕾は膨らむかな~(*^-…
4バックと5バックのメリット、デメリットが詳しく論じられていて、改めて勉強になる。横幅は3人では守れないので、3-5-2だったら5-3-2、両サイドのウイ...
我々は、みな孤独である (ハルキ文庫) 作者:貴志祐介 角川春樹事務所 Amazon 【あらすじ&ひとりごと】 貴志祐介さんの『我々は、みな孤独である』 2020年に上梓された作品ですが、7年ぶりの長編だったとは驚き。そんな久しぶりとは。 初めて読んだ貴志さんの作品、日本ホラー小説大賞を受賞した『黒い家』に衝撃を受けて、それ以来少しずつですが、好んで読んでいます。 探偵・茶畑徹朗は「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という奇妙な依頼を受ける。 前世の存在を信じていなかった茶畑は、助手の桑田毬子とともに、調査を進めていく中で自分たちの前世が鮮明な記憶として蘇りはじめ、物語は思いもよらない方向…
徒然日記20250320/〓【読書/レシピ】よしながふみ:きのう何食べた?22
何冊かまとめて購入してから、少し読んでずっと放置していた「何食べ」を、ようやく先日から読み始め(再開し)ています。 ドラマの第2シーズンが放映されたのは一昨年のことで…
無宗教でも受け入れられるブッダの優しい教え『ブッダがせんせい』 読書感想文
今年20歳になった娘がまだ小学3年生だった頃、なんともかわいいイラストに惹かれて表紙買いしました。 子供にも分かりやすく「大事なこと」が書かれています。 「BOOK」データベースより 子供に教えたいブッダの“言葉”を集め、子供にも読めて理解できるような平易な文章で分かりやすく解説する本。 ブッダが残した多くの言葉から、毎日の過ごし方のこと、友だちや家族のこと、勉強のことなどに関連したものを選んで紹介。 ブッダがせんせい 感想 私は無宗教なので、仏教もブッダさんの事もあまり詳しく知らないのですが...素敵な本だと思います。 宗教色も特に感じななかったので、私のように無宗教の人でも読みやすいと思い…
週刊 読書案内 J・G・ロビンソン「思い出のマーニー」(越前敏弥・ないとうふみこ訳・角川文庫)
J・G・ロビンソン「思い出のマーニー」(越前敏弥・ないとうふみこ訳・角川文庫) ここのところ、読書案内役を担っていただいている笠間直穂子さんの「山影の町から」の中で、笠間さんが子どものころから繰
◆第041位 『新しい太陽系』評価:075点/著者:渡部潤一/巻数:全1巻/ジャンル:宇宙/2007年 ◆第042位 『「地球科学」入門』評価:075点/著者…
安部公房 21世紀文学の基軸 - 県立神奈川近代文学館編 (平凡社)
昨年の11月、安部公房展に行った時に買った公式図録です。本棚に眠らせてしまい、やっと読みました^^;展示されてた資料等の写真とキャプチャ、寄稿からなります。安部公房が愛用していた、ワープロ、シンセサイザー、カメラ、車等の写真がじっくりと見られます。エッセイは、安部ねり、川上弘美、多和田葉子のが面白かった。特に安部ねりのエッセイは、『グスコーブドリの伝記』を読むきっかけとなりました。こちら目次。安部文学のファンにとってはどれも興味深い内容だと思います。安部作品を読んだ後、この冊子に書かれているエピソードや作品の背景を読み直せば、作品への理解が深まるのではないでしょうか。保存版の一冊となりました。書誌事項。にほんブログ村安部公房21世紀文学の基軸-県立神奈川近代文学館編(平凡社)
【2025年2月】Kindle Unlimitedで読んだ本と感想まとめ
この記事では自分の読書記録と備忘録を兼ねて、2025年2月にKindle Unlimitedで読んだ本をまとめます。簡単に本の紹介と感想を書いているので、Kindle Unlimitedでどんな本が読めるか気になる人は参考にしてみてください。
藍色ちくちく ~魔女の菱刺し工房~高森美由紀ブログ仲間さんが紹介されていて興味を持ち読んでみました友人のお友達のブログでこぎん刺しは知っていましたが菱刺しという言葉自体初めて耳にするものでネットで検索かけたりしながら読み進めました素晴らしい伝統工芸だと思います青森県南に伝わる刺し子技法の一つ南部菱刺しの工房の先生であるより子さん(80代)を中心とした高校生から年配の方まで幅広い仲間達の日々の暮らしが綴られた手芸と再生の物語ですより子さんの子供の頃のことやお嫁入りした話なども載っており東北弁がいかされた素敵な小説ですそういえば東北弁の小説を読むのは初めてです方言っていいですよねその土地の人々の生活の手触りを感じることができて若い頃自分の出身地栃木県の訛りがどうも好きになれませんでしたが今では愛おしく思いま...菱刺し小説「藍色ちくちく」読みました。
週刊 読書案内 太宰治・ホノジロトウジ「駈け込み訴え」(立東舎)
太宰治・ホノジロトウジ「駈け込み訴え」(立東舎) なんか、凄い本みつけちゃいました。立東舎という出版社(多分)の「乙女の本棚」というシリーズの1冊です。 青空文庫という、著作権が、多分、フ
甘い飲み物は苦手でココアは年に一度も飲まない私ですが楽しめました☕桜並木の外れにある🌸小さなカフェで働く青年と常連の「ココアさん」を軸に東京とシドニー(ココアさんのエアメールの相手が住んでいます)での色々な人々の思いが交錯する小説です主夫に家族を養うキャリアウーマン新人の幼稚園の先生サンドイッチ屋を開いた元銀行員金婚式の記念にシドニーを訪れた夫婦…冒頭からすんなり言葉が心に入ってきてニコニコしたりウルッとしたり…しながら読み進めました🕊️途中、「魔女」「前世」などの言葉が出てきてあらっ…と思いましたが(ファンタジーでしたらワクワクなのですがこの本はそうではないので)最終章ではなぜココアなのかが判明しそこからの流れがものすごくよくてもう口元が緩んで幸せな気持ちになりました🐱 大寒桜が見頃になりました…*別名を安行...木曜日にはココアを/青山美智子を読みました。
介護のイメージも安藤なつさんのイメージもガラッと変わります『介護現場歴20年。』 読書感想文
著者は「メイプル超合金」というお笑いコンビで活躍されている安藤なつさん。 私のyoutubeのおすすめに突然、たこ焼きを焼いている安藤なつさんが流れてきました。 「たこ焼き好きだし、時間があるから見てみようかな~」という軽い感じで見たのですが...安藤なつさんに抱いていた印象がガラリと変わりました。 今までは勝手に「少しふてぶてしくて怖い人なのかな?」と思っていましたが(本当に申し訳ない...)全くそんなことなくて、とても穏やかで人の言葉をちゃんと受け止めてくれる、優しい人だなぁと感じました。 それをきっかけに、安藤なつさんという人をもっと知りたいと思って調べていた時に、この本を見つけたので読…
日曜日は真冬並みの寒さと雨家事が一通り終わったらジムへ行っていつものバーベルのクラスに参加しようと思ってたけど家事が終わったら急に行くのがイヤになってしまいおうちでまったりすることに久しぶりに湯船にお湯をはり、でクナイプのバスソルトを入れま...
・地面師たち(新庄耕)・マスカレード・ナイト(東野圭吾)・うちの父が運転をやめません(垣谷美雨)2月も3冊しか読めてない、、、。半年くらい前に予約していた「地面師たち」がやっと回ってきた!めちゃくちゃ面白かったです。ドラマは見てないけど、配...
倉橋由美子の長編を2篇読んだところで、超短篇、というか童話を読んでみます。古今東西のお伽噺をモディファイ(換骨奪胎)したものといえば、太宰治の『お伽草紙』を思い出します。作者曰く、骨と筋肉だけの文章で書いてみようとしたとのこと。情景描写を捨て、淡々と進めるストーリーこそ、童話の面白さが感じられます。近代の児童文学(大人が子供に読ませようとしている文学)をいかがわしいと断じ、お伽への回帰性を示した作品ではないでしょうか。目次はこんな感じ。26篇からなります。最後はトルストイで締め。けっこうエロティックというか、下ネタチックな表現も多いですが、お伽話を素直に解釈するとそっち方面を無視できなくなるものも多いです。数枚の挿絵がありますが、これがいい味だしてます。挿画は柄澤齊。著者プロファイル。文庫化は1988年。...大人のための残酷童話-倉橋由美子(新潮文庫)
著者: 喜多川 泰ナレーター: 間宮 康弘 , 生田 輝再生時間: 7 時間 3 分総合評価 ★★★★☆ナレーション ★★★★★ストーリー ★★★★☆前提知識なく聴いてみた。ほのぼのした話なのかな~と思っていたのだが、途中でこれ自己啓発系だと気が付く。そうか~その手か~だったけど、まあそこまでわざとらしさ感は薄かったので、普通の話として聴くことができた。ただ、気づいたと同時に落ちはこうなるかな~と思った通りの落ちだった...
おいしいものを誰かと食べる幸せ『ランチのアッコちゃん』 読書感想文
読むほどに心が弾んでくる四編のお話。重たい本を読んだ後に読みたい1冊です。 2014年本屋大賞にノミネートされ、第7位にランクインした作品です。 「BOOK」データベースより 彼氏にフラれて落ち込んでいた派遣社員の澤田三智子は、畏怖する上司、通称“アッコ女史”こと黒川敦子部長から突然、一週間のランチ交換を命じられる。 ランチのアッコちゃん 感想 出てくる食べ物がとってもおいしそう。料理があまり得意ではない私は、毎日こんなお弁当食べたいな~っと思いました。 4つのお話が書かれていますが、私は1番最初と1番最後のお話が好きでした。 少し疲れていた時に読んだのですが、思いのほか元気が出ました!同じよ…
「うそコンシェルジュ」津村記久子 感想・レビュー(Kindleなし)
津村記久子さん著書の「うそコンシェルジュ」の感想・レビューをお伝えします。あらすじは、姪にうその依頼をされた主人公が、作戦を立て、複数の人でうそを実行するお話です。津村記久子さんは、お仕事小説やエッセイで有名ですが、こひとあじ違う小説かなと感じ。津村記久子さんの小説が好きな方におすすめです。
話題の読書SNS「Reads」を使ってみた|Xとの違い、良い点・課題点を解説します!
読書SNS「Reads」は、読書記録を通じて本好きと繋がれるプラットフォーム。Xとの違い、使い方、メリット・デメリットを解説。本の感想を共有して、読書コミュニティを楽しもう!
週刊 読書案内 サンダー・コラールト「ある犬の飼い主の一日」(長山さき訳・新潮クレストブックス)
サンダー・コラールト「ある犬の飼い主の一日」(長山さき訳・新潮クレストブックス) 市民図書館の新入荷の棚で見つけて借り出しました。オランダからスウェーデンに移住して小説を書いているらしい、1
文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫 き 39-7) 作者:京極 夏彦 講談社 Amazon 【あらすじ&ひとりごと】 京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズ『塗仏の宴 宴の支度』に続く後編『塗仏の宴 宴の始末』を前編の勢いのまま引き続き読みました。 前・後編で約2000頁。しかも複数のストーリーが複雑に絡み合う展開。そのストーリーを簡単に記すのも難しい物語でした。 前編『塗仏の宴 宴の支度』では、文士・関口が戦前に存在していた静岡県韮山の村・戸人村(へびとむら)を探してほしいと依頼される。地図や記録、近隣住民の記憶もすべて抹消された村。 関口は現地に赴き、かつて戸人村のあった場所で、ある屋敷を発…
徒然日記20250315/〓【読書】猫組長(菅原潮):「軽薄な破壊者」との戦い
舌鋒の鋭さとは対照的に、実は心優しき紳士の菅原潮さんの新刊を読みました。 ビジネス社HPから 次は、自民vs立憲の“茶番”を叩き潰す番だ! 2025年—世界と日本の“断絶”を覆す! …
『多頭獣の話』 上田岳弘 久しぶりに物語にハマる感覚を味わえた。このところ本を読む体力、集中力が落ちていく一方で、夢中になって一気読みなんてことはできなくなってたんだけど、この『多頭獣の話』は読み始めてすぐに物語に呑まれる感覚があってページがどんどん進んだ。(と言っても、さすがに睡眠時間削って一晩で読み終えるってのは無理…
独自のメモの取り方を公開!「本当のメモの世界」へ、ようこそ『メモの魔力』 読書感想文
SHOWROOM社長の前田 裕二さんの本。 甘いマスク・高学歴・事業も成功している前田さんはきっと...何不自由なく、まっすぐに育ってきたんだろうなと勝手に思っていました。 でも実際は...8歳の時にご両親を亡くし10歳年の離れたお兄さんが、医師になる夢を捨てて養ってくれたそうです。 ご本人も11歳のころから路上でギターを弾き語り、道行く人にお金をもらっていたというエピソードには驚きました。(のちにこの体験が事業に結びついていきます。) 私の想像とは全く違う、とてもご苦労が多い人生だな...と思いました。 そうやって養ってくれたお兄さんを喜ばせるために、前田少年は勉強を頑張ります。 その時に一…
徒然日記20250313/〓【読書/レシピ】よしながふみ:きのう何食べた?21
何冊かまとめて購入してから、少し読んでずっと放置していた「何食べ」を、ようやく先日から読み始め(再開し)ています。 ドラマの第2シーズンが放映されたのは一昨年のことで、ちょうどそ…
谷口真由美「おっさんの掟 大阪のおばちゃんが見た日本ラグビー協会失敗の本質」
ラグビー村は、外に向けて発信する共通言語をあまり持っていなかった…。縦社会の弊害が生んだ組織の硬直化。今では変わっているんだろうけど…。
読書記録 Paulo Sérgio Viana『Dek du rakontoj』
パウロ・セルジオ・ヴィアーナはブラジルの医師でエスペランティストです。 Blog do Paulo https://blogdopaulosergioviana.blogspot.com/ この人の短編集が無料で読めるというので、読んでみました。 Nova senpaga libro: Dek du rakontoj de Paulo Sérgio Viana https://sezonoj.ru/2023/02/viana-7/ https://esperanto-ondo.ru/Libroj/Libroj.php 現実的な話もあり、半分…
ちょっと前 毎朝のNHKドラマ カーネーションのシーンで ほっしゃんがアイビーの服を着ている 「 今からは アイビーの時代やで 」 あ~ そうそう 私が高校生のころ アイビーの VAN のお店に通っていた お金もないくせに バイトしては お洋服買ったり レコード買ったり お金がなくても VANのお店…
鹿島アントラーズの30年をまとめた本。小泉社長の言葉で「秘伝の焼き鳥のタレみたいに作られた空気がある。」というのは、第三者から見ても確かにそうだな、と思う...
昨年の安部公房展で購入した公式図録をいま読んでいるのですが、その中で安部ねりのエッセイがありました。安部ねりは、安部公房の一人娘で「ねり」という名前は、宮沢賢治のグスコーブドリの伝記の登場人物から取った、と書いてありました。宮沢賢治と安部公房の関係も興味深いところですが、安部公房が娘の名をつけたという、グスコーブドリの伝記は読んでおかねばならぬ、と青空文庫で読んでみました。***グスコーブドリ(ブドリ)がこの物語の主人公。舞台は、宮沢賢治の心象世界であるイーハトーブになります。ブドリの世界が、災害に見舞われることから始まります。まずは冷害により森に棲むグスコー家は被害を受け、親子が離れ離れになります。このときにブドリと別れたのが、妹の「ネリ」です。ひとりになったブドリは働いて暮らしを立てますが、さらに災害...グスコーブドリの伝記-宮沢賢治(青空文庫)
著者: 中山 七里 ナレーター: 山口 恵再生時間: 12 時間 45 分総合評価 ★★★★☆ナレーション ★★★★★ストーリー ★★★★☆続いた万城目さんとは175度ぐらい違う。社会派ヒューマンミステリー。重い・悲しい話だ。犯人は早いタイミングで分かったりもしたけど、それがこの小説の肝ではないだろう。最後の言葉(SNSではなく)がそうだな~と思った。今のゲームのような戦争もそうだろうな~と思う。犯人と殺された人とのやり取...
◆第031位 『宇宙と生命の起源~ビッグバンから人類誕生まで』評価:075点/著者:嶺重慎・小久保英一郎/巻数:全1巻/ジャンル:宇宙/2004年 ◆第032…
ハック大学・ぺそ「仕事に追われず自分の時間を確保する」から学ぶ 仕事を断る2つのセリフ
仕事に追われる日々から脱却し、効率的に業務をこなす方法を紹介します。公務員の転職や資格試験の勉強時間を確保するには、タスク管理が重要です。本記事では「なくす」「へらす」「かえる」の3つの視点を活用し、業務効率を最大化する方法を解説。断る力の身につけ方や、会議・メールの最適化、Googleカレンダーを活用したスケジュール管理など、実践的なテクニックを紹介します。
【シニアの本棚】『キミコのよろよろ養生日記』|著者は大変なのに、笑える
『キミコのよろよろ養生日記』 北大路 公子キミコさんとの出会い北大路公子さんのエッセイを初めて読んだのは何年前だっただろうか。タイトルも忘れてしまったし、初めて読んだエッセイの中に書かれていたのかどうかも定かではないが、とにかく強烈に印象に...
楽しく使っているみなさんの使い方から 2025の最新ラインナップまで!『ほぼ日手帳公式 ガイドブック2025』 読書感想文
手帳大好きな私は、手帳が出始める春と秋になると様々なメーカーの手帳を見てワクワクソワソワ。 特にほぼ日手帳は8月に毎日少しずつ情報が解禁され大盛り上がり。そして春にも新しい手帳(4月はじまり)が発売され....そのに度にソワソワ。 とはいえ....私はほぼ日手帳ユーザーではありません・笑 言うなれば、ほぼ日手帳憧れ民です。 実は今までに3回ほど、ほぼ日手帳を挫折しています。しかも、オリジナル・カズン・weeksの3種類の挫折。 直近の挫折は....2024年。一目ぼれでめちゃくちゃ気に入って買った岡本太郎さんデザインのほぼ日weeks。 手に取る度に心がときめく本当に大好きな手帳でした....…
愉快な友人である読書好きマダムと一緒に、京都の伏見を舞台にした花房観音さんの時代小説「京都伏見 恋文の宿」の聖地巡礼ツアーに行ってきました。 なんと…とある経緯(後述)から、著者の花房観音さん(写真中央)が案内役として参加してくださることに。物語の舞台や時代背景、見どころを著者ご本人の解説付きで歩くという、花房さんの小説を10年以上愛読してきた身には夢のような豪華ツアーでした。 京都伏見 恋文の宿 (実業之日本社文庫) 作者:花房 観音 実業之日本社 Amazon 「京都伏見 恋文の宿」のあらすじは以下▽ 幕末の京都。伏見にある旅籠・月待屋には、不思議なほどに人の心を動かす手紙を書く代筆屋「懸…
読書記録:■引きこもり箱入令嬢の結婚 https://ncode.syosetu.com/n2977hc/宰相を務めるドリップス公爵家の令嬢モカは、箱入り娘として有名であった。社交界には全く姿を表さず、誰もその姿を知るものはいなかった..
大沢真幸「正義を考える」(NHK新書) 最初にお断りすると、この投稿原稿は、ほぼ十年前のことですが、ぼく自身が学年の担任団から外れて、図書館の係をするようになった頃、授業を受け持っていた高校三