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20231109 ドイツの気になるデータ5選(潜在成長率、路上生活者数、インフル流行など)
①潜在成長率~労働投入(橙)低下が大きすぎて、まもなく0.4%程度に低下。 既にゼロ近傍の日本に大分近づいてきた格好。 ②住居がない人の数~60.7万人(うちドイツ人19.6万人、外国人41.1万人)。路上生活者は推計5万人。それ以外の56万人は、親族、友人、公的シェルターなどに住んでいる。 https://www.bagw.de/fileadmin/bagw/media/Doc/PRM/PRM_PM_BAG_W_Pressemappe_Hochrechnung_Zahl_der_wohnungslosen_Menschen.pdf ③インフルエンザ+コロナ流行度合い~今年の人口10万人当たり…
https://www.sachverstaendigenrat-wirtschaft.de/fileadmin/dateiablage/gutachten/jg202324/JG202324_Gesamtausgabe.pdf 先ほどドイツ5賢人会(経済諮問委員会)から年次経済予測が発表されました。現時点で最も権威ある(予算や計画などの拠り所とするのに最適)報告書ですので、そのエッセンスをまとめておきます。 ●今年の実質GDPは▲0.4%(と市場コンセンサス並み)で着地見込み。来年は個人消費が回復に向かうものの+0.7%どまり(ユーロ圏は+0.6%/+1.1%)。 ●他のEURO圏主要国と比…
20231108 ドイツの気になるデータ5選(CPI、世論調査など)
①消費者物価指数(10月)~前年比+3.8%まで下がってきたが、ベーシス効果でエネルギーが前年比▲3.2%と押し下げていてくれたおかげ(今後この効果は激減)。コア+4.3%、食品+6.1%と生活実感としてはまだまだ厳しい。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/11/PD23_429_611.html ②建設PMI(10月)~水準が低い上に下げ止まりの気配もない。特に住宅が悲惨。 https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/e5a64ea6dda14e6…
20231107 ドイツの気になるデータ5選(ifoCAST、鉱工業生産、SENTIXなど)
①ifoCAST(ifoのGDPナウキャスト)~Q4は前期比▲0.02%(市場は結構なマイナスが不可避と思っている)。 https://www.ifo.de/en/ifoCAST ちなみにこのifoCASTが当たれば、通年▲0.12%と市場予想(▲0.4~▲0.5%)よりマシな着地に。 ②ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)~他の指標と異なり、結構好調。四半期GDP換算で前期比+0.3%ペースまで急回復。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex …
行楽日和の晴天。もちろん鎌倉にはたくさんの人がきている。今日はいつもより少しゆっくりめに出てきた。世界は混沌としていて、誰も先を見通すことなどできなくなっている。中国では政権内でさまざまな動きがあるようで、昨日は李克強元首相の死去が伝えられた。ワグネルのプリコジン氏はやはり殺害された様で、消息は一切消えてしまった。人は死ぬと過去のものとなり、やがて忘れられていく。日本のGDPがドイツに抜かれ世界第4位になりそうだということだが、そのうちインドにも抜かれて5位になる日も近いだろう。日本がこんなになってしまったのは、外圧による骨抜き政策によるものだと私は思っている。その際たるものは週休2日だろう。そして、プラザ合意によるバブル崩壊。日本は外圧を跳ね返すことができないまま、いよいよ少子化に突入してしまい、日本人...これからの日本はどんな目標を持って進んでいったらいいだろう
20231106 ドイツの気になるデータ5選(住宅受注キャンセル増、天然ガス備蓄100%など)
①ifo住宅業者アンケート~回答企業の48.7%が受注不足、22.2%が受注のキャンセルを報告(受注額の2割がキャンセルされているわけではない点には注意)。 https://www.ifo.de/en/facts/2023-11-06/order-cancellations-german-residential-construction-reach-new-high ②製造業受注(9月)~海外分(青)堅調/国内分(黒)不調⇒全体(赤)としては前月比+0.2%と市場予想(▲1%)比やや強め。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen…
先ほどドイツ連邦雇用庁から10月のドイツ雇用統計が発表されましたので簡潔にポイントを整理しておきます。 ●市場が最も注目する季節調整後失業者数前月比増減は、+30千人と市場予想(+15千人)よりやや弱めの内容でした。 ●景気低迷長期化を反映して、失業率は5.8%にじわじわ上昇中。 ●但し就業者数(1か月遅れなので9月分まで)は、まだ上昇が続いており、7月前月比+1千人、8月+10千人、9月+3千人(現在46.19百万人、前年比+297千人)となっています。 ●雇用の先行指標ハードデータである求人数(残高:上線)は減少が続いており、コロナ前の水準を下回ってきています。求人の新規流入(下線)も弱含…
①日本人ブンデスリーガ(1・2部)一覧~観戦のお供に。 https://www.bundesliga.com/de/bundesliga/spieler https://www.bundesliga.com/de/2bundesliga/spieler ②就業者数(9月まで)~季調後前月比で概ねプラス継続中。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/11/PD23_424_132.html ③ガソリン(赤:スーパー、青:ディーゼル)小売価格~落ち着いています。 https://www.dashboard-deutsch…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/10/PD23_423_45212.html 先ほど9月ドイツ小売売上高が発表になり、実質、名目とも大きめのマイナスとなっていました(実質前月比▲0.8%、名目前月比▲0.7%、上図は実績水準)。 インフレ減速で名目と実質の差が小さくなっていることは朗報ですが、2カ月連続で市場予想を大きく下回る数量(実質)低下が続いており、基調はまだかなり弱いと言えます。 https://tradingeconomics.com/germany/retail-sales ①インフレ低下と②強めの…
①週次経済活動指数(WAI)~GDP前期比+0.3%ペースとまあまあ好調です。 https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex 実質GDPは仮にQ4ゼロ成長でも通年▲0.1%で着地できそうな走りとなっています。 ②インフレ(HICP)~10月はベーシス効果もあって前月比▲0.2%/前年同月比+3.0%と下振れましたが、恐らくここがボトムで今後しばらく反転上昇しそうな点には注意が必要です。 https://www.destatis.de/DE/Presse…
20231030 ドイツ3QGDP 前期比▲0.1%+過去分0.2%上方修正 とやや強め
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/10/PD23_420_811.html 「今年先進国唯一のマイナス成長」「今年日本のGDPを抜く」など、最近何かと話題のドイツ経済ですが、先ほど発表された第3四半期(7-9月期)実質GDPは、 ①前期比▲0.1%と市場予想(▲0.3%程度)比強め ②Q1、Q2とも0.1%ずつ上方修正 と、恐れていたほど弱い内容ではありませんでした。 速報なので中身については全くわからないのですが、統計局は「個人消費が弱い一方で設備投資が強かった」とコメントしています。 内外主要機関の今年の実質…
・実質GDPは予想4.3%に対し4.9%と力強い成長ペースが維持。 ・個人消費が4.0%と2Qの1.6%を大幅上回り、消費も底堅い。
【米景気が強すぎる】これからアメリカの景気は減速し、中国共産党による侵略は活発になる
こんにちは、くろいずです。 投資に関わる経済ニュースをお届けします。毎週土曜日に更新し、その1週間でどのような
10/26/2023米GDP拡大24時間予想レンジドル円 149.80-150.80ユーロドル 1.0500-1.0600米10年債 4.80-5.00NYダウ 32500-33000 ポジション ドル円フラット 145買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売りポンド円フラット 180買い米債ETFロング 長期保有ドル円150.20超えのストップ狩りで150.78まで上昇、財務省「為替、緊張感を持...
経済、経済、経済私は何よりも経済、経済、経済に重点を置くと岸田首相 何よりも重点置いて経済がこのザマならば首相を辞めろ#経済オンチ #増税メガネ #増税クソメガネ #軍拡メガネ #軍拡クソメガネ pic.twitter.com/iNI70o
先ほど10月ifo景況指数が発表され、上図(+下図赤線)の通り、予想をやや上回る改善を見せていました。原油価格が大して上がっていないこともあり、中東情勢の悪影響は少なくとも今のところ限定的なようです。 https://www.ifo.de/fakten/2023-10-25/ifo-geschaeftsklimaindex-gestiegen-oktober-2023 水準はまだまだ低いとはいえ、現況(黒)、期待(青)ともそろって上向きで、ようやく底を打ったかなという感じにはなっています。 業種別で見ると、上記のそこはかとない底打ち感はサービス業(右上)での改善に支えられていることが判ります。…
10/24/2023GDP世界4位転落24時間予想レンジドル円 149.20-150.20ユーロドル 1.0580-1.0680米10年債 4.80-5.00NYダウ 32800-33300 ポジション ドル円フラット 145買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売りポンド円フラット 180買い米債ETFロング 長期保有IMF(国際通貨基金)の予測によると2023年の日本のGDPがドイツを下回り...
①ホテル・レストラン実質売上~昨年後半から足元8月までじり安傾向で水準もコロナ前を下回り続けている(但し名目では年初来前年同期比+7.3%と大幅増)。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/10/PD23_415_45213.html ②9月PPI~前年比▲14.7%(青)と川上ディスインフレ圧力増大。但し除くエネルギー(赤)では+0.8%。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/10/PD23_416_61241.html ③ガソリン・電…
①7大都市のオフィス利用面積(2023年1~9月)~在宅勤務普及で前年比▲36.3%。 ②製造業受注残~やや減少も、月商の7.1か月分とまだまだ高水準維持。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/10/PD23_413_421.html ③住宅着工許可件数~8月18千件と下げ止まる気配なし。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/10/PD23_412_3111.html ④市場コンセンサス(ZEW集計)~今年のドイツマイナス成長は不可避。…
①ドイツ連銀 週次家経済活動指数(WAI)~景気モメンタムはほぼ横ばい https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex ②インフレ~川下のCPI(黒)以外の川上(輸入/生産者/卸売)物価は十分下がっている。 https://www.dashboard-deutschland.de/comparative-analysis/pulsmesser_wirtschaft ③IMF世界経済見通し~ドイツが名目GDPでは既に日本を抜いている。 <IMFが想定する購…
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Pressemitteilungen/Wirtschaftliche-Lage/2023/20230714-die-wirtschaftliche-lage-in-deutschland-im-oktober-2023.html 第3四半期GDPは前期比小幅マイナスを見込む(筆者注:市場予想は▲0.1~▲0.3%、10/31発表)。 PMI(緑)、ifo(赤)、ZEW(青)などの最近のセンチメント指標は、低水準ながらも景気低迷のペース鈍化。来年には緩やかな回復が始まりそう。 足元の受注(青、大口/航空機で上下動)、生産(赤)は引…
①ifoのGDPナウキャスト(ifoCAST)~前期比ベースで、Q3▲0.33%(ドイツ銀も▲0.3%予想、10/31発表)、Q4+0.26% https://www.ifo.de/en/ifoCAST ②空運~旅客(青)は好調も、貨物(赤)は弱含み推移 https://www.dashboard-deutschland.de/comparative-analysis/pulsmesser_wirtschaft ③陸運(トラック輸送、青)~やや弱含み推移(赤はifo生産計画) https://www.dashboard-deutschland.de/comparative-analysis/p…
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Artikel/Wirtschaft/Projektionen-der-Bundesregierung/projektionen-der-bundesregierung-herbst-2023.html 上表のようなヘッドラインは先週既にリークされていましたが、本日ドイツ政府公式のドイツ経済予測が経済省から発表されましたので、そのポイントをご紹介します。 ●ヘッドライン 2023年 2024年 2025年 実質GDP ▲0.4% +1.3% +1.5% ~先進国唯一の今年マイナス着地 名目GDP +6.5% +4.4% +3.5…
www.imf.org IMFの世界経済見通し(WEO)が出ましたので、ドイツ関連部分を中心にご紹介します。 ●ドイツの実質GDP成長率は、前回予測(7月)比、今年▲0.3%⇒▲0.5%、来年+1.3%⇒+0.9%と下方修正。 ●一方、インフレ率は今年+5.8%⇒+6.3%、来年+2.6%⇒3.5%とかなりの上方修正。 ●結果として、GDPとインフレの両面でドイツはユーロ圏の足を引っ張っている格好 ●他機関比、インフレ予想が特に悲観的(かなり高め) ●ドイツの過剰貯蓄(緑)はまだ残っていそう(消費大好き米国では真っ先に使い切られている模様) ●貿易量(黄)と先進国の鉱工業生産(青)のモメンタム…
ω・) ソーッ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 「なあなあ、GDPってなに?」 「この前教えたところやろ!」 「そうやったっけ?」 「あのな。『頑張っても、どうにもパーでんねん』の略や」 「なんか変わってんで?」 (゚∀゚)どひゃひゃひゃひゃひゃ!! 普段ならここで「ほな、さいなら」となるわけだが・・・ このニュースは(゚∀゚)どひゃひゃひゃひゃひゃ! と笑っては居られません。↓ news.yahoo.co.jp いくら頑張っても、どうにもパーでんねん。まさにソレと言った状態! 別にGDPが唯一の幸福度の尺度とは限らんわけですが、例えばブータン王国でしたっけ? しかしGDPが低くて幸福度が高い…
おはようございます。10月に入ってやっと涼しい「秋らしい天気」になってきましたね。つい先日の9月末まで、夜はクーラーをつけないと暑くて眠れなかったんですから、コロちゃんはワンコと一緒にホッとしています。何しろワンコは毛皮を着ていますから、暑
9/28/2023共和党ディベート24時間予想レンジドル円 148.80-149.80ユーロドル 1.0500-1.0600米10年債 4.50-4.70NYダウ 33300-33800 ポジション ドル円フラット 145買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売りポンド円フラット 180買い米債ETFロング 10年債利回り4.75-5.00買い増しトランプ人気の根強いミルウォーキーで行われた...
https://gemeinschaftsdiagnose.de/wp-content/uploads/2023/09/GD-2023-2_Langfassung_unkorrigiert_WEB.pdf 本日、ドイツ主要5経済研究機関(5大研:ベルリン、ifo、キール、エッセン、ハレ)の秋季合同経済予測が発表されました(上表緑枠)ので、そのエッセンスをご紹介します。 今年の実質GDP着地予想は、内外大手機関が公式発表している中で最も悲観的な▲0.6%に大幅下方修正(前回予測+0.3%)。 この下方修正最大の理由は、鉱工業生産と個人消費の回復後ずれ。 来年は+1.3%成長と比較的強めの予想。イ…
20230927 ドイツ経済省のGDPナウキャスト、Q3前期比▲1.1%/Q4+0.1%
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Schlaglichter-der-Wirtschaftspolitik/2023/10/11-konjunktur-bip-nowcast.html 先ほどドイツ経済省のGDPナウキャストの今月分が出たのですが、第3四半期の実質GDP予想は、前期比▲1.1%、第4四半期は+0.1%と非常に弱い組み合わせとなっていました。 もし本当にそのような軌道になれば、今年通年の着地は▲0.76%となり。。。 現時点で一番弱い予測(エッセン研:RWIの▲0.6%)をも下回ることになります。 ドイツ連銀の9月月報でも「Q3のマイナスはやむなし…
本日ドイツ銀行協会が経済予測をアップデートしました(上図左)のでそのエッセンスを以下ご紹介します。 このドイツ銀行協会の経済予測は半年毎に実施され、経済・金融政策委員会のメンバーである民間銀行のチーフエコノミスト15人の分析をベースとするもの。 タイトルは「ドイツ経済は弱い局面」。 世界経済の低迷が続いていることもあり、ドイツ経済が今後数ヶ月で回復軌道に乗る可能性は低く、今年下半期のドイツの実質GDPは若干のマイナスを予想。 その結果、今年通年のGDPの着地は▲0.5%となる(筆者注:9月に入ってから経済予測を発表した内外10機関の単純平均値は▲0.45%~上表緑色部分ご参照)。 景気が徐々に…
●9月ifo景況指数(上図)は市場予想(上表左)ほどには落ち込まなかったものの、ドイツ経済反転上昇の兆しが見られない弱い内容となっていました。 景気サイクル図的に見ても、リセッション領域(第3象限)の奥深くに入り込んでいます。さすがにそろそろこの辺が底かも知れない、くらいの期待は持てるかもませんが、改善の具体的手応えは全く見つからない感じです。 業種別で今なお好調(赤色)と言えるのは、WZ 79:旅行関連と S:その他サービス(恐らくIT関連のメンテやエステ類など)の二つだけとなっています。 ●9月PMI速報は予想よりはややマシだったものの、Q3の前期比GDPはマイナス(▲1%程度か)となるこ…
20230922 ハンデルスブラット研(HRI)、来年わずか+0.3%の成長予想
https://www.handelsblatt.com/politik/konjunktur/hri-konjunkturprognose-nullwachstum-wird-die-neue-normalitaet/29403798.html 独経済専門日刊紙ハンデルスブラットの経済研究所HRIがドイツ経済見通しをアップデートしましたが、上図橙棒の通り、来年のGDP予測がかなり弱気なものになっています(5大研が+0.9~1.4%であるのに対し、HRIはわずか+0.3%の予測)。 もともとこのHRIは突出して悲観的なことが多いので、5大研と同列に見ることは適切ではありませんが、今般の景気低迷…
https://www.bundesbank.de/resource/blob/915832/14e2df28b507f7fd6fa805aade66e915/mL/2023-09-monatsbericht-data.pdf ドイツ連銀9月月報がリリースされたので、経済分析部分のエッセンスを以下ご紹介します(下添のドイツ経済省月報と併せてチェックすることをお勧めします)。 ドイツ経済の見通しはますます不透明になってきており、夏場に景気回復の兆しは見られなかった。 2023年第3四半期実質GDPは前期比ややマイナスとなる可能性が高い。 物価上昇がやや鈍化し、賃金上昇も力強く、労働市場の状況も良…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/09/PD23_369_3111.html 住宅着工許可件数は、上図の通り急減を続けており、7月は21千件:前年同月比▲31.5%、年初来累計ベースでは前年同月比▲27.8%と3割ダウンのペースで推移しています。今年の住宅販売件数は前年比4割減くらいで着地すると予想されています。 8月(直近)の建設業(住宅+商業用+土木)におけるifo景況指数のは以下の通り、総合(赤)、現況(黒)、期待(青)共、深くマイナス圏+一段と悪化傾向にあります。 ifo Geschäftsklimain…
20230916 今週のECB利上げについてのドイツメディアの報道ぶり
9月14日(木)にやや予想外の追加利上げ(+0.25%)を断行したECBの金融政策についてのドイツメディアの報道ぶり(概ね歓迎/正しい行動との評価)は以下の通りです。 高金利は企業や家計の需要を着実に減少させており、追加利上げにより景気後退のリスクが一層高まっている。 今のところドイツでは問題になっていない失業でさえも、今後は問題になる可能性がある。 しかしインフレは一貫して粘り強く懸命に闘わないと抑制できない(ラスト1マイル~目標の2%までしっかり押し下げること~が一番大変)。 インフレが高止まりを続けている以上、インフレ退治を優先すること以外に合理的な選択肢はない。 預金金利(および投資利…
9/14/2023ECB利上げ24時間予想レンジドル円 146.60-147.60ユーロドル 1.0640-1.0740米10年債 4.20-4.40NYダウ 34300-34800 ポジション ドル円フラット 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売りポンド円フラット 180買い米債ETFフラット 10年債利回り4.50買い大方の市場予想を裏切ってのECB利上げ。景気減速よりもインフレ...
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Pressemitteilungen/Wirtschaftliche-Lage/2023/20230913-die-wirtschaftliche-lage-in-deutschland-im-september-2023.html 本日ドイツ経済省から発表された9月経済月報のエッセンスは以下の通りです(月央の当該月報と下旬のドイツ連銀月報を併せてフォローすれば、ドイツ経済を読み間違えることはありません)。 世界経済の低迷継続(特に中国)で外需は冴えないものの、国内は実質賃金プラ転(インフレ↓+賃金↑)による個人消費底打ちと投資…
www.diw.de ドイツ5大研の一角でショルツ政権に近いベルリン研(DIW)の経済予測アップデートが先週末発表されましたので、そのエッセンスをご紹介します。 インフレによる個人消費低迷と中国経済不振による輸出低迷のため、ドイツの景気回復は遅れてしまいそう(前回比下方修正)。 第1四半期のマイナスが回復の遅れで補い切れず、通年▲0.4%で着地見込み。但し、来年・再来年と+1.2%の成長を見込む。 今後のインフレ低下と賃金大幅上昇が、家計の購買意欲を著しく向上させ、ドイツ経済回復のキックオフとなりそう。 但し、インフレはまだまだ高い上、、暖房法をめぐる混迷など政治的不透明感が強いため、購入意欲…
おはようございます。昨夜は雨が降ったようで、家の前にある小さな花壇の土も真っ黒に濡れていましたね。今朝のワンコとの散歩は涼しくて心地よい気温でした。ワンコも気持ちよさそうにポコポコ歩いてましたよ。コロちゃんも、当然気持ちよく歩いてきました。
20230908 ハレ研(IWH)ドイツ経済予測アップデート
https://www.iwh-halle.de/presse/pressemitteilungen/detail/konjunktur-aktuell-deutschland-weiter-im-abschwung/ ドイツ5大研の一角かつ唯一の旧東独メンバーであるハレ研(IWH)がドイツ経済見通しをアップデートしました。ポイントは以下の通りです: ドイツでは、高インフレ、金利上昇、外需低迷、家計・企業の不確実性が経済を圧迫。 欧州経済にとってはロシア侵略戦争を巡る不確実性や中国経済低迷も逆風。 ドイツの実質GDPは今年▲0.5%、来年+0.9%を予想(共に低め)。 製造業はずっとエネルギー…
https://www.ifo.de/en/facts/2023-09-07/ifo-economic-forecast-autumn-2023-german-economy-continues-cool 先ほどifo研がドイツ経済予測をアップデートしました。今年の成長率予想は▲0.4%で据え置き、インフレは2025年に2%割れ、となっています。ポイントは以下の通り: ドイツの雇用は低迷期間中ほとんど減らないが、来年以降回復期に入っても人口動態上の制約で増えない。 2025年以降、労働力プールが縮小するため、潜在成長率は20年代後半には+0.5%程度にまで低下する見込み。 インフレ率は今年の6…
ドイツのリセッション懸念が高まっている折しも、7月(第3四半期の最初の月)の製造業受注が前月比▲11.7%、鉱工業生産が前月比▲0.8%と立て続けに市場予想比弱く出たため、不安が一層掻き立てられています。 生産、新規受注、受注残の水準(インデックス)をグラフにしても、このようにややわかりづらい(特に新規受注は航空機の大口受注でブレている)のですが。。。 短期トレンドを炙り出すために、3か月移動平均ベースでグラフにしてみると、 新規受注(青):横ばい(下向きではない) 生産(緑) :やや弱含み推移 受注残(赤) :減少しつつもかなりの高水準(月商の約7か月分)を維持 ということが判ります。 冒頭…
20230906 キール研が今年のドイツ成長率▲0.5%に下方修正
www.ifw-kiel.de キール世界経済研究所(IfW)は本日、今年のドイツ経済成長率予測を▲0.5%に下方修正(前回6月は▲0.3%を予測)しました(冒頭グラフ)。 今年のGDPデフレータが7.9%に跳ね上がるので、個人消費も鉱工業生産も建設もこれではさすがに抑圧されてしまうという見立てです。 昨冬のガス不足危機は何とか乗り切ったものの、割高なエネルギーコストがボディーブローのように効いてきています。 但し、雇用は堅調、財政は健全、経常収支は大幅黒字であり、一般的な「不況」のイメージからはかけ離れています(マイナス成長はひとえにインフレのせい)。 キール研を含め、▲0.5%の予想は3機…
【徐々に景気悪化?】アメリカの経済が縮小し始めているが、まだまだ景気は強い
こんにちは、くろいずです。 投資に関わる経済ニュースをお届けします。毎週土曜日に更新し、その1週間でどのような
8/30/2023ハリケーンシーズン24時間予想レンジドル円 145.50-146.50ユーロドル 1.0860-1.0960米10年債 4.05-4.25NYダウ 34300-34800 ポジション ドル円フラット 140買いユーロドルロング 1.1200売りケーブルロング 1.3200売りオージーロング 0.7000売りポンド円フラット 180買い米債ETFフラット 10年債利回り4.50買いハリケーンヒラリーが1世紀近く振りに西海岸にしたの...
https://tradingeconomics.com/germany/retail-sales-annual 先ほどドイツ連邦統計局から7月小売売上(ドイツの個人消費の約1/3、GDPの2割弱を占める)が発表され、実質ベース(インフレ分差し引き後)で前年同月比▲2.2%と、市場予想(▲1%前後)比かなり弱い内容となっていました(上図)。 名目ベース(薄赤)の伸びが最近頭打ちになり、6%超の水準からなかなか下がらないインフレに食われて(2線の差)実質ベースも(赤)軟調な推移となっています。 <HICP前年同月比は+6.4%と最近下げ渋っています。> <ECBのインフレ目標は年2%ですから、H…