メインカテゴリーを選択しなおす
20240718 ドイツの気になるデータ5選(インフル流行、政治家人気ランキングなど)
①インフルエンザ流行度~週あたり新規感染率4.9%(うちコロナ0.6%)と、先週の6%からは低下したものの引き続き高水準。現在の患者数は推計410万人。病欠の高止まりは景気下押しの一因。 https://influenza.rki.de/Wochenberichte/2023_2024/2024-28.pdf ②住宅着工許可件数(5月)~前年比▲24.2%、2022年比▲43.9%と悲惨な状況。住宅金利上昇に伴う需要減に加えて、資材価格・人件費高騰に伴う高価格、環境規制関連の煩雑な許認可手続きなどが強い逆風となっている。但し、ECBが利下げを開始したこともあり、不動産需要はそろそろ底打ちして回…
20231220 ドイツの気になるデータ5選(企業の値上げ意欲、生産計画など)
①ifo輸出期待~ドイツ経済頼みの綱である輸出の回復も、当面期待薄の模様。 比較的好調なのは食品、革製品。一方、印刷、衣料が不振。 https://www.ifo.de/fakten/2023-12-19/ifo-exporterwartungen-gefallen-dezember-2023 ②生産者物価~前月比▲0.5%/前年同月比▲7.9%と市場予想より低め。但し、景気低迷のせいというよりは、ベーシス効果とエネルギー価格下落で押し下げている感じ(③と整合的)。 青:全体前年同月比(▲7.9%)、赤:除くエネルギー(+0.3%) https://www.destatis.de/DE/Pre…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/11/PD23_425_51.html ●先ほどドイツ連邦統計局(Destatis)から、9月のドイツ貿易統計の発表があり、 輸出(上図青線)1,265億ユーロ 前月比▲2.4% 前年同月比▲7.5% 輸入(赤線)1,100億ユーロ 前月比 ▲1.7% 前年同月比 ▲16.6% 貿易黒字(黒棒)+165億ユーロ となっていました。 ●エネルギーや労働コスト上昇に伴う国際競争力低下+世界経済低迷⇒輸出不振 ドイツ国内景気低迷⇒輸入不振 という不吉な組み合わせで、ドイツ経済の不調を象…
https://www.bundesbank.de/resource/blob/915832/14e2df28b507f7fd6fa805aade66e915/mL/2023-09-monatsbericht-data.pdf ドイツ連銀9月月報がリリースされたので、経済分析部分のエッセンスを以下ご紹介します(下添のドイツ経済省月報と併せてチェックすることをお勧めします)。 ドイツ経済の見通しはますます不透明になってきており、夏場に景気回復の兆しは見られなかった。 2023年第3四半期実質GDPは前期比ややマイナスとなる可能性が高い。 物価上昇がやや鈍化し、賃金上昇も力強く、労働市場の状況も良…