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https://www.ifo.de/fakten/2024-03-27/gemeinschaftsdiagnose-fruehling-2024 先ほど発表されたドイツ5大研究所の春季合同経済予測のエッセンスは以下の通りです。 ドイツ経済の低迷が続いている。まもなく回復が始まると思われるが、全体としての勢いはそれほど強くないだろう。 GDPはコロナ前をかろうじて上回る水準にとどまっている。 今年の実質GDP成長率予測は、昨秋の+1.3%から+0.1%に大幅下方修正。 就業者は増え続けているが、労働時間は縮み(病欠増加も一因)、生産性も伸び悩んでいる。 予想以上に個人消費の回復が遅れ、輸出が低…
https://www.dbresearch.de/MAIL/RPS_DE-PROD/PROD0000000000531099.pdf?undefined&realload=gpxDjNuqm3/mrg2bF5kv0g8kxpqZ86WayKyDOQuWpAcEZ32EBAAZ1vBvcsdzX9vm ドイツ銀行の経済見通し(ドイツ語版)が公開されていますので、そのエッセンスを私なりに抽出して以下まとめておきます。 2024年は「幻滅の年」か? 海外経済、金利、財政政策は引き続き強い逆風となる可能性が高い。 不況が長引く中で各種構造問題への不満も高まり、景況感が圧迫される。 違憲判決後難航して…
20231226 ドイツの気になるデータ5選(潜在成長率、経済予測一覧など)
①ドイツの潜在成長率+0.4%~労働投入マイナス寄与で、日本と同レベルの低水準にまで低下。四半期ベースでは前期比マイナス頻発。 ②内外主要機関のドイツ経済予測一覧~来年は小幅プラス成長に回帰見込みながら、ドイツ銀は▲0.2%、コメルツ銀は▲0.3%と悲観的。 ③ユーロ圏経済におけるドイツのウェート~GDPでもHICP/個人消費でも3割。 ④人口動態~今後は年30万人くらいの移民受入れが続き、人口はほぼ横ばいを維持できる見込み。 ⑤サッカー男子代表チームの世界ランキング~今や日独ほぼレベル。 <ドイツ関連ネタをたくさんアップしています。よろしければ。> www.youtube.com
①ifoCAST(2週間毎に発表)~四半期実質GDP前期比ベース(年率換算前)で今年Q4▲0.29%、来年Q4は+0.26%となっています。 https://www.ifo.de/en/ifoCAST <過去実績> 時々符号も含めて大きく外れますが、大きな流れはつかんでくれています。上記の結果も今後半年ほぼ横ばい(ゼロ成長)という大きな流れを示唆しているものと受け止めています。 ●2019年まで ●2020年以降 ②ドイツ経済省GDPナウキャスト(毎月下旬発表)~11/13時点で、Q4は前期比▲0.3%、Q1は+0.1%の予測となっています。 https://www.bmwk.de/Redak…
20231109 ドイツの気になるデータ5選(潜在成長率、路上生活者数、インフル流行など)
①潜在成長率~労働投入(橙)低下が大きすぎて、まもなく0.4%程度に低下。 既にゼロ近傍の日本に大分近づいてきた格好。 ②住居がない人の数~60.7万人(うちドイツ人19.6万人、外国人41.1万人)。路上生活者は推計5万人。それ以外の56万人は、親族、友人、公的シェルターなどに住んでいる。 https://www.bagw.de/fileadmin/bagw/media/Doc/PRM/PRM_PM_BAG_W_Pressemappe_Hochrechnung_Zahl_der_wohnungslosen_Menschen.pdf ③インフルエンザ+コロナ流行度合い~今年の人口10万人当たり…
https://www.sachverstaendigenrat-wirtschaft.de/fileadmin/dateiablage/gutachten/jg202324/JG202324_Gesamtausgabe.pdf 先ほどドイツ5賢人会(経済諮問委員会)から年次経済予測が発表されました。現時点で最も権威ある(予算や計画などの拠り所とするのに最適)報告書ですので、そのエッセンスをまとめておきます。 ●今年の実質GDPは▲0.4%(と市場コンセンサス並み)で着地見込み。来年は個人消費が回復に向かうものの+0.7%どまり(ユーロ圏は+0.6%/+1.1%)。 ●他のEURO圏主要国と比…
おはようございます。今コロちゃんは、隣の椅子の上でダラーっと寝ているワンコを横目で見ながら、このブログをポチポチしています。最近このワンコは、寝てばかりいるんですよね。コロちゃんが一生懸命にブログをカキコキしているのに、怪しからんではないで
おはようございます。今朝のワンコとの散歩では、ワンコの元気さが目立ちました。コロちゃんと一緒に家を出たとたんに、ワンコがシッポを大きく「フリフリ」と、先頭に立ってコロちゃんを引っ張るように進むんです。このワンコは、最近はあまり「食欲」がなく
https://gemeinschaftsdiagnose.de/wp-content/uploads/2023/09/GD-2023-2_Langfassung_unkorrigiert_WEB.pdf 本日、ドイツ主要5経済研究機関(5大研:ベルリン、ifo、キール、エッセン、ハレ)の秋季合同経済予測が発表されました(上表緑枠)ので、そのエッセンスをご紹介します。 今年の実質GDP着地予想は、内外大手機関が公式発表している中で最も悲観的な▲0.6%に大幅下方修正(前回予測+0.3%)。 この下方修正最大の理由は、鉱工業生産と個人消費の回復後ずれ。 来年は+1.3%成長と比較的強めの予想。イ…
https://www.ifo.de/en/facts/2023-09-07/ifo-economic-forecast-autumn-2023-german-economy-continues-cool 先ほどifo研がドイツ経済予測をアップデートしました。今年の成長率予想は▲0.4%で据え置き、インフレは2025年に2%割れ、となっています。ポイントは以下の通り: ドイツの雇用は低迷期間中ほとんど減らないが、来年以降回復期に入っても人口動態上の制約で増えない。 2025年以降、労働力プールが縮小するため、潜在成長率は20年代後半には+0.5%程度にまで低下する見込み。 インフレ率は今年の6…
Germany: 2023 Article IV Consultation-Press Release; Staff Report; and Statement by the Executive Director for Germany 昨日発表されたドイツのIMF4条協議結果報告(IMFのエコノミストチームが当該国を訪問して経済と金融に関する情報を収集し、政府や 中央銀行 のスタッフと経済政策について議論した結果の報告。中長期的構造問題や金融システムリスクの把握に便利)のエッセンスは以下の通りです。 昨夏のロシアのガス供給停止後、ドイツ経済は抵抗力を発揮し、エネルギー危機をうまく回避した。 …
おはようございます。今日は、朝からムシムシしていますね。いかにも「梅雨」らしい天気です。こんな日は、家に籠ってブログ原稿をポチポチするのが一番です。いやいや、天気が良くとも、コロちゃんは、ブログ原稿をポチポチしていますけどね。(^m^) ム
note.com <Japanese> ドイツ単体で経済を分析した日本語資料が世の中にあまり見当たらないので、今回は現時点での私なりの分析をごく簡単にご紹介したいと思います(後ほどグラフやデータをつけた動画で少し詳しく解説しますので、よろしければ併せてご覧ください)。 www.youtube.com ドイツの人口は約84百万人と日本の3分の2くらいで、GDPの規模でもまだ日本の方が少し大きいとされています。しかし、購買力平価に比べて大きく円安サイドに振れている実勢レート:1ユーロ157円で換算すると、昨年のドイツの名目GDPは607兆円と、日本の557兆円をはるかに上回っています。ドイツ経済最…
https://www.iwh-halle.de/presse/pressemitteilungen/detail/konjunktur-aktuell-belebung-in-dienstleistungsbranchen-aber-zunaechst-weiter-schwache-industriekonj/ 昨日ライプニツ経済研究所ハレ(IWH)より最新マクロ経済予測が発表され、今年のドイツ実質GDP成長率は▲0.3%とマイナス成長予想となっていました。 上図の通り、これで6月に入ってから10機関連続でマイナス成長予想が発表されており、単純平均で▲0.3%となっています。 ポイントは以…
20230620 マイナス成長下の希望の星:ドイツ連銀GDPナウキャスト
6月に入ってから、7つの内外主要機関がドイツマクロ経済予測を発表してきましたが、ドイツ連銀(Buba)の今年▲0.3%予想を始めとして、全てが今年通年での実質マイナス成長予想となっていました。連日このように悲観的な予想が報道されているので、当然ながら、ドイツ経済界の雰囲気は悪化しています。 マイナス成長とはいっても、名目GDPは+5%前後(下表IMF予測では+4.8%)と高く、決して経済が縮小しているわけではありません。雇用も非常にタイトで、賃金は足元+5~6%くらいの勢いで増えています。 それでもドイツがマイナス成長になってしまうのは、ひとえに突出して高いインフレのせいです。高い名目成長が、…
20230609 ハンデルスブラット経済研、今年ドイツ▲0.7%成長予想
https://www.handelsblatt.com/politik/konjunktur/nachrichten/hri-konjunkturprognose-deutsche-wirtschaft-waechst-erst-2024-wieder-inflation-bremst-investitionen-und-konsum/29192756.html?share=mail 本日またドイツは今年マイナス成長になるという悲観的な予測が出てきましたのでご紹介します。ドイツ経済専門紙、ハンデルスブラット紙系列のHRIの景気予測です。 特段金融危機や戦争拡大やエネルギー不足がなくてもドイツ…
ドイツ経済基礎知識的なスライド(とお役立ちリンク)を集めて貼っておきます。タイトルだけざっと見て頂ければイメージがわくと思います。特にドイツ駐在ビジネスパーソン用お手元資料として少しでもお役に立つようなら幸甚です。 ★ドイツ経済の最近の状況(随時更新中)についてはこちらをご覧ください。 note.com <ドイツ駐在ビジネスマン向けコラム> www.newsdigest.de <日本語WIKI> ja.wikipedia.org <各種経済統計一覧> tradingeconomics.com こちらはドイツ連邦統計局のダッシュボード(ドイツ語) https://www.dashboard-de…
今日のテーマを見て「これ、何?」って思った方、それは正解です。コロちゃんは、市井のリタイア老人ですし、「金融緩和」は日本銀行の国家政策です。あんまり関係なさそーです。しかし、最近物価が上がっていますよね。これは「金融政策」と密接に関係してい