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note.com <Japanese> 今週は日経平均が前週比+4.5%(1年前比+29.8%)と急上昇しました。米S&Pの同+2.6%(+20.0%)や独DAXの+2.6%(+24.6%)も十分強いのですが、それらを大きく上回るパフォーマンスでした。このところ急激に進んだ円安(ドル円:141.82、ユーロ円:155.22)のせいで、外国人から円株が割安に見えているという側面が強いのかもしれません。しかし、それだけではなく日本の経済成長が比較的しっかりしている割に(IMF世界経済見通し 2023年暦年ベース:実質+1.3%/名目+5.2%)、インフレリスクが乏しく低金利が結構長く続きそうだ(株…
ドイツ経済基礎知識的なスライド(とお役立ちリンク)を集めて貼っておきます。タイトルだけざっと見て頂ければイメージがわくと思います。特にドイツ駐在ビジネスパーソン用お手元資料として少しでもお役に立つようなら幸甚です。 ★ドイツ経済の最近の状況(随時更新中)についてはこちらをご覧ください。 note.com <ドイツ駐在ビジネスマン向けコラム> www.newsdigest.de <日本語WIKI> ja.wikipedia.org <各種経済統計一覧> tradingeconomics.com こちらはドイツ連邦統計局のダッシュボード(ドイツ語) https://www.dashboard-de…
https://tradingeconomics.com/eurjpy:cur 上図の通り、足元のユーロ・円為替レート(EUR/JPY)は、1ユーロほぼ150円と、ユーロ発足以来のレンジのかなり上の方に位置しています。 2014年12月の高値を抜けつつあるので、2008年夏の170円に向けて一段と上昇する可能性はあります。 この円安ユーロ高をドライブしてきたのは昨年来のECB大幅利上げです。 下図は2年物国債利回りの日独比較(ドイツ:青、日本:緑)ですが、日独金利差が大きく拡大し、市場がユーロ回円売りを選好しやすくなっていることが判ります。 https://tradingeconomics.c…
●上図の通り、今年/来年のGDPはスモールプラス/+1%ちょい、インフレは6%前後/3%前後、というのがコンセンサス的目線です。なお、現時点で最も権威ある経済予測は緑枠/ドイツ政府のものになります。 ●足元のGDPの走り~ifo現況指数(青)、Buba週次経済活動指数(緑)ともほとんど横ばいで、年後半に向けて期待されている回復力の兆しはまだ見えていません。 ●物流~陸:トラック(青)、空:航空(赤)、海:コンテナ(緑)ともあまり力強さは感じられません。 ●消費者信頼感~最近戻し基調ながら、水準はまだまだ低く、インフレを理由とする個人消費の低迷継続を覚悟しておく必要があります。 ●雇用~就業者数…
<Japanese> ドイツの今年第1四半期(1-3月)の実質GDP成長率は、前期比プラスゼロ(+0.047%)と意外に低調な結果に終わりました。昨年は第2、第4四半期と2回前期比マイナスとなっており、頻繁に前期比マイナスとなってしまうところは日本そっくりになってきました。これはドイツの潜在成長率が最近年1%以下に低下しているためです。日本の「0%台前半」よりはまだ遥かにマシですが、前期比プラス0.2%強という低水準が潜在成長ペースとなると、ちょっとした在庫減少でも簡単に前期比マイナスに転じてしまいます。 植田新総裁就任後初の日銀金融政策決定会合(4月28日)では、金利正常化にかなり慎重なトー…
<Japanese> 先週発表されたIMF世界経済見通しを見ると、日本の実質GDP成長率は2023年+1.3%/2024年+1.0%/2025年+0.6%(潜在成長率は0~0.5%)、インフレは同+2.7%/+2.2%/+1.6%(日銀ターゲットは2%)となかなか良いバランスになっています。世界の主要国ではインフレ上振れがまだ大きなリスクとして残っていますが、日本ではその心配がほとんどありません。今年の賃上げは3%強と、実質賃金をプラス圏に押上げつつも、賃金・インフレスパイラルは起こさない水準で着地する見込みです。 日本経済のこのような明るい見通しを反映して、今年のゴールデンウイーク(4/29…
https://www.imf.org/external/datamapper/NGDP_RPCH@WEO/OEMDC/ADVEC/WEOWORLD たった今、IMF世界経済見通し(WEO)アップデート結果について発表があり、上図/表の通り、日本のドル建てGDPは、まだ当面ドイツに抜かれることはないという内容になっていました。 購買力平価(PPP)ベースでも同様で、まだ抜かれていません。 しかし、自国通貨建て(ドイツ:ユーロ、日本:円)で見たドイツの名目GDPは既に十分大きな規模となっており、日本の名目GDPがドイツに抜かれないためには、ユーロ円レートが下表太字以下の水準であることが必要な状況…