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本ブログでは、英検1級1発合格ノウハウ紹介だけでなく、未邦訳の本についても、紹介をしています。それが、英語上級者の社会的責務と考えるからです。 ここで取…
www.youtube.com ◆単月データ(特に年初は季調がトリッキー)の過大評価は禁物ながら、CPI・PPI揃っての上ブレは、早期利下げ期待を大きく押し返す(5月3割、年内4回)に十分だった。◆イールドカーブは大きくベアフラット化。債券インデックは昨年12月FOMC(次は利上げから次は利下げというPivotにシフトした会合)以降のゲインを全部吐き出した。◆但しインフレ再加速までにはかなりの距離がある(サービスがサベ渋っているだけな)上、すでに金利水準は十分高いので、多くの投資家にとって時価評価上多少のボラを容認するのは難しくない。◆誰にも最後までなってみないとわからない利下げの回数より、次…
北朝鮮は韓国を敵国と据えるなど融和路線から強硬路線に変更した。ミサイルもバンバン撃っている。これは北朝鮮の体制が追い詰められていることの証左なのではないか。北朝鮮と韓国のGDPは隔絶している。北朝鮮からすれば韓国に吸収統一されることを恐れる状況だ。それに北朝鮮では餓死者が続出しているようだし、支那に派遣された北朝鮮労働者数千人が賃金の未払いにより暴動を起こしたそうだ。北朝鮮の体制に何かあったと考えて良いのではないか。ここで日本としては一手打ちたい。~~引用ここから~~金正恩氏、軍需工場視察韓国は「主敵」国家=KCNA北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は今週、軍需工場を視察した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が10日伝えた。ReutersJapan[ソウル10日ロイター]-北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は今週、...北朝鮮にゆさぶりを掛けてみてはどうか
米国、フォルクスワーゲンが中国人強制労働で作られたとの主張で輸入を阻止
The Telegraph, 14 February 2024 人権侵害の疑いで数千台の高級車が港で押収される ドイツの自動車メーカー、トルファン盆地の試乗コースがウイグル人の強制労働で建設されたと主張し撤退計画 ポルシェ、アウディ、ベントレーなど数千台の高級車が、中国での強制...
20240214 ドイツの貿易相手国トップ、米国が中国に肉薄
<2023年 ドイツ貿易相手国 ランキング> https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/02/PD24_056_51.html 今朝ドイツ連邦統計局から発表された2023年国別貿易統計速報(上リンク)を集計したところ、ドイツと中国の間の貿易額(輸出+輸入)は前年比▲15.5%と激減し、米国がほぼ同額(前年比+1.1%)でトップに肉薄していることが判明しました。 中国は8年連続でドイツの貿易相手国トップの座を守りましたが、今年は米国に抜かれる可能性が高くなっています。 トップ10の顔ぶれはほぼ同じですが、昨年11位の英国が…
今朝新聞が休みだったので、古新聞を流し見していたら、先週金曜日の記事で日本のAI導入企業は18%なのに対し、米国73.5%、オーストラリア66.2%と大差をつけられているとの記事がありました。導入の低い検討すべき点(理由)として、出力される結果の不安定さが37.7%と有りましたが、私的には、欧米と言うか英語圏の情報の学習量との差が出てきているものと考えます。ぱっと思いついたエスニックジョーク的な例と...
www.youtube.com ◆FEDは市場の早期利下げ期待を、5月利下げ開始(確率半々)年内5回、まで一段と push back。◆一方で、利上げのリスクはないのでイールドをロックインしたい債券押し目買いがしつこく入る展開。大量の社債発行に対する投資家の需要もしっかり。◆昨秋より金利が1%近く低下した今のうちに前倒し調達に動いている発行体もある。◆地政学リスクの高まりや中国経済の予想外の好転によるインフレリスクが怖ければ、物価連動債を買うべき。◆利下げが早期かつ大幅になる緊急性が全く感じられないので、イールドカーブのスティープナーへのエントリーのタイミングではない。◆このまま金利高止まりが…
20240209 ドイツの対中対米貿易額が肉薄!米国が首位になる可能性高まる
上表は2022年のドイツの貿易パートナーランキング表で、貿易額(輸出入合計)と貿易赤字額で中国がトップとなっています(貿易相手国として中国は8年連続首位)。米国は貿易量で2位、貿易黒字でトップです。 こちらは2021年のデータですが、オランダが貿易額で2位で米国を上回っているものの、ドイツの貿易における米国と中国の立ち位置はほぼ同様でした。 ところが最近、ドイツの中国と貿易額がかなり落ち込んできています(青:対中輸出、赤:対中輸入)。 一方で、ドイツと米国の貿易額は比較的しっかり持ち堪えています(青:対米輸出、赤:対米輸入)。 その結果、2023年の貿易額は対中2,530億ユーロ(前年比▲16…
20240206 OECD世界経済予測:ドイツ成長率下方修正
https://www.oecd.org/economic-outlook/february-2024/ https://www.oecd-ilibrary.org/sites/0fd73462-en/index.html?itemId=/content/publication/0fd73462-en 昨日発表されたOECD世界経済予測では、ドイツのGDP/CPI(2023/24/25年)は、 実質GDP: ▲0.1%/0.6%(11月予想比修正▲0.3%)/1.1%(同▲0.1%) CPI : 6.0%/2.6%(同▲0.1%)/2.0%(同▲0.1%) と今年分の成長予測が大きく下方修正さ…
youtu.be ◆早期利下げに慎重だったパウエル議長をサポートするかのような激強の雇用統計が出て金曜は金利大幅上昇。◆米商業用不動産と引締め累積効果起因の米地銀不安が再び台頭し、地銀株下落/銀行債スプレッド拡大。◆フォワードカーブはまだまだかなりの利下げ(5月スタート年内5回)を織り込んでいるが、高利回りのMMFやTBから慌てて中長期債にシフトするニーズはかなり減ったのではないか。◆海外経済が弱い中での米経済のこの強さは異常。コロナ後のサプライサイド正常化によるディスインフレ圧力が今年も続くとは限らず、インフレ上振れリスクをそろそろ意識しないといけないかも知れない。◆QTはFEDのバランスシ…
20240202 日独米名目GDP/名目賃金/CPI長期推移グラフ集(各国1991=100)
①全体比較(1991年の水準=100)~米国の名目GDP、名目賃金の水準切り上がりが圧倒的。CPIを大きく上回る上昇が続いている。 ②ドイツ~GDPと賃金が同様の増加。CPIの水準を大きく上回っている。但しその後、2022年には実質賃金大幅減少~CPI上昇率>名目賃金上昇率(グラフの賃金データは2020年まで)。 ③日本~GDP/賃金/CPIがほぼ同様の低水準で推移(縦軸を大きく拡大している)。 <データ> note.com
20240130 国連機関のイスラエル攻撃関与疑惑に対するドイツメディアの報道ぶり
ガザ地区での人道支援に当たっている国連機関UNRWAの一部職員が、昨年10月7日のハマスのテロ攻撃に関与していたことが判明して以来、米国、ドイツ、日本などが当機関への資金提供を停止している問題についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 戦火の中で人的支援に依存しているガザ地区の約200万人の人々には何の罪もない。しかもその大部分は女性と子供だ。 支援者の採用を誤ったUNRWAを制裁するなら、最も弱い立場にある人たちが苦しまなくて済むような方法を探すべきだ。 折しもヨルダンの米兵(3人死亡)に対する無人機攻撃後、中東情勢が劇的に悪化するリスクが高まっている。 親イラン民兵は3人の米兵の…
週末のこの二つ(Real YieldとWall Street Week)はマーケット理解と英語学習の2面から見て最良の素材だと思っています。youtu.be ◆景気は予想以上に強く、インフレは予想以上に低下しているので、過去に例のない予想外のソフトランディング(ゴルディロックス)シナリオ実現の可能性がさらに高まっている(株には最高)。◆市場は5月開始&5回プラスαのFED利下げを織り込んでおり、依然先走り感が根強いが、今くらいの指標の出方が続くなら、実際に5月や6月にスキップされないと修正されないのではないか。◆インフレ低下で実質金利はかなり上昇しており、過去の大幅急速な利上げの累積効果や、今…
20240126 トランプ再選可能性の高まりに対するハンデルスブラットの報道ぶり
「3年前の2021年1月20日にドナルド・トランプ氏がホワイトハウスから姿を消したときのあの(ドイツ人の)安堵感を覚えているだろうか。」という書きぶりに表現されている通り、ドイツ(と欧州)にとって、ウクライナ支援を打ち切り、NATOから脱退し、脱炭素の流れを大逆流しかねないトランプ再選は最悪のシナリオであり、その最悪シナリオが今やメインシナリオになっていることに恐怖すら感じているようです。ドイツの経済専門紙ハンデルスブラットの報道ぶりは以下の通りです。 トランプ落選により、歴史上のグロテスクな誤りが正されたと思った。 トランプは晩年をゴルフコースで過ごすのか、それとも刑務所で過ごすのかだけが残…
米国も世界への責任を自負ではなく自覚し、責任を果たすべき時ではないか
今朝の気温も7度。少々生暖かくて気持ちが悪いほどだった。早くも流氷がやってきたというニュースを聞いて、もう北極の氷が溶け出したのかと暗い気持ちになる。今夜から寒さも戻るみたいだが、三寒四温にはまだ早い。地球温暖化は止まるところを知らない。昨晩、NHKで「石油世界を動かした”血”の百年”と題した番組があった。大規模な油田が発見されてから百年余りのうち、人類はそれを燃やし続けてきた。化石燃料を燃やすことが地球温暖化にどれほど直接関わっているのかは専門家でないので分からないが、全く関係が無いわけではないはずだ。その中で、石油を最も大量に消費し、その恩恵を得てきたのは米国であることは間違いない。私が留学したときに、ここには世界の富が集中していると感じたが、それは山本五十六も同じだっただろう。そして、その富の源泉の...米国も世界への責任を自負ではなく自覚し、責任を果たすべき時ではないか
Daily Mail, 18 January 2024 ウィキリークス創設者のHMPベルマーシュでの生活の内部。「刑務所の青ざめた」反逆者が連続強姦犯デビッド・キャリックを含むカテゴリーAの囚人たちと暮らす場所 52歳のアサンジは、2019年4月からロンドンの厳重警備の刑務所に拘...
youtu.be ◆市場の利下げ織り込みは、3月40%、年内5.3回まで大きく後退。 ◆今週は米大手銀・地銀が起債ラッシュ。S&P500は新高値更新。 ◆景気や雇用はまだまだ強いが、インフレは相応に落ち着いており、ペイントレードは10年金利(足元4.13%とまあまあの高利回り)が先に3%まで低下してしまう方。 ◆QTのスローダウンも近づいてきており、債券の押し目買い意欲はかなり強い(一方、利下げ期待で債券ロングがかなり溜まっているという反対の見方もある)。 ◆3月の織り込みは完全に剥げ落ちるかもしれないが、年内3回(FEDプロジェクション)まで利下げ期待が後退することはなさそう。 ◆金利の絶対…
【回顧】米国政権の課題:TSMCとサムスンの米国半導体生産の2025年への延期
2023年末の時点で、台湾のTSMCと韓国のサムスン電子が米国の新しい工場での4nmチップの量産を2024年から2025年に延期すると報じられており、米国バイデン政権の半導体拡大努力に課題をもたらしている。 TSMCは、今年夏の時点で、アリゾナ州の工場での設備の搬入に必要な熟練労働者や技術者の不足のため、アリゾナ州の工場での量産開始は2025年に延期されると発表した。台湾企業の米国の先端半導体生産を支える現地...
先ごろ、OpenAIは米国の大学機関との初の提携を発表した。アリゾナ州立大学(以下、ASU)は 2 月から ChatGPT Enterprise に完全にアクセスできるようになり、コースワーク、個別指導、研究などに使用する予定である。― CNBCが1月18日報じた。 ASUの最高情報責任者レフ・ゴニック氏がOpenAI本社を初めて訪問した時、この提携は少なくとも6カ月前から進められており、それに先立って大学の教職員はChatGPTやその他...
【米国経済】財務長官イエレン氏「2023年はソフトランディングを達成」
ジャネット・イエレン財務長官は1月5日、CNNのインタビューで、新型コロナウイルス感染症パンデミック後の米国経済と高インフレ率に対する長年の懸念を経て、米国は「ソフトランディング」を達成したと述べた。これはかつて多くの経済学者がありそうもないと考えていたシナリオだ。― Forbesが同日報じた。 イエレン氏は同日、CNNとのインタビューで「現在われわれが見ている状況は軟着陸と言えると思う。私の希望...
【速報】中国でのアップルiPhone販売、2024年第1週に30%減少
中国におけるアップルのiPhone販売は2024年第1週に30%減少し、米国のハイテク大手に対するファーウェイなど国内ライバルからの競争圧力が高まる兆しが強まるとジェフリーズのアナリストが1月7日、述べた。― ロイターが8日、北京発で報じた。 同社の7日発表の調査ノートによると、アップルの売上高の減少は、同社が中国の大手オンライン市場を通じ複数のiPhoneモデルを積極的に値引きしたにもかかわらず発生した...
【統計】米国12月CPIは0.3%上昇、年率は3.4%に上昇
米国12月CPI統計は予想を上回った。発表データによると、12月の消費者物価指数CPIは0.3%上昇し、予想の0.2%を上回った。12カ月ベースで、CPI は3.4%上昇して2023年を終えた。 全従業員の実質平均時給は季節調整済みで11月から12月にかけて0.2%増加し、2022年12月から2023年12月までに0.8%増加した。 出所:CNBC 暮らしのブログ 夏目漱石『それから』(1909年)にみる日露戦争後の精...
20240117 アイオワでのトランプ圧勝についてのドイツメディアの報道ぶり
オンライン世論調査Civeyの直近調査結果(上図)によると、ドイツ人の7割(確実36.2%+どちらかというと34.7%)がトランプ再選を覚悟しています。 極寒の中で実施されたアイオワ州共和党予備選では、トランプ氏が51%を獲得して圧勝し、フロリダ州知事デサンティス氏が21%で2位、元国連大使ヘイリー氏が19%、起業家ラマスワミ氏が8%というほぼ事前予想通りの結果で着地し、トランプ再選の可能性が大きく高まりました。本件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 アイオワ州は全米共和党のほんの一部を代表するに過ぎないが、大統領選のその後展開の方向性を探るための重要な出発点とみなされている…
20240114 台湾総統選結果に対するドイツメディアの報道ぶり
台湾総統選で民進党の頼清徳氏が勝利したことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 台湾と中国の関係が選挙戦の主要な争点となっていたが、頼氏の勝利は、対中国での緊張継続/悪化(軍事的威嚇、外交的孤立推進、各種制裁発動など)、台湾の更なる米国(西側)接近を意味する。 頼氏は、台湾が民主主義側につくことを世界に示したと宣言するとともに、中国に対し両国間の平和を維持するよう呼び掛け、台北での選挙後の世界の平和は台湾海峡の平和にかかっていると語った。 これに対し中国政府側は、台湾統一は不可避であり、同島での分離主義的活動は選挙後も容認されない、民進党は(過半数を得ておらず)台湾の民意を代表…
youtu.be ◆3/20のFOMCまでCPIはあと2つあるが、12月のCPIはstickyで早期利下げの背中を押さない内容だった。 ◆それでも市場は3月利下げ開始確率8割、年内計7回近くを織り込んでおり、行き過ぎとの見方も根強い。 ◆一方で、年前半開始でなくても、利下げは一旦始まれば大きくなるという期待も根強い。 ◆その結果、米国債の買い需要はかなり根強く、2年国債イールドは4.15%まで低下(イールドカーブはスティープ化)した。 ◆今週欧州市場は1200億EUR超の起債ラッシュだったが、金利低下トレンドへの確信を背景に需要は旺盛で、難なく消化された。 ◆金利がピークアウトしたとはいえ、社…
米国防総省は10億ドル以上相当のウクライナ武器を追跡できなかったと監視機関が指摘
The Financial Times, 11 January 2024 米国防総省の報告書は、軍事援助の一部がキエフから転用される可能性についての懸念を煽る 米国国防総省の報告書の対象となる輸出にはスティンガーなどの肩部発射型ミサイルも含まれる © Anatolli Stepa...
IMD人材力ランキング(2023年)の結果を私なりにまとめてみました。 (サブ項目は私のチョイスによるもので、他にもたくさんあります) www.imd.org これにより浮かび上がった各国の特徴は以下の通りです。 ドイツ:6カ国内では総合評価トップだが、少子高齢化とスキル人材不足が深刻 日本 :語学力と少子高齢化がネック。社員教育も意外と見劣り 米国 :移民で労働力人口確保も、ドイツと並んで所得税負担大 中国 :少子高齢化も、税負担低く、スキル人材豊富で、子供の学力は世界一 インド:スキル人材豊富も、教育制度や女性活用で大きく見劣り 韓国 :労働力人口は意外と増加中も、モチベにやや問題あり な…
IMDデジタル競争力ランキング(2023年)の結果をまとめてみました。 www.imd.org これにより浮かび上がった各国の特徴は以下の通りです。 ドイツ:ロボット活用度や教育全体の質は高いが、デジタルインフラ・教育が弱い 日本 :スピード、規制、人材などを中心に全体的に見劣り 米国 :さすがテック大国だけあって総合世界トップに君臨 中国 :スピードに強み、特段大きな弱みなし インド:超優秀な人材はごく一握りで、マクロ的には大きく見劣り 韓国 :デジタル志向的メンタリティで非常に高い評価を獲得 なお、総合ランキング上位は①米国、②オランダ、③シンガポール、④デンマーク、⑤スイスとなっています…
IMD国際競争力ランキング(2023年)の結果をまとめてみました。 www.imd.org これにより浮かび上がった各国の特徴は以下の通りです。 ドイツ:大国としてはかなり総合力高いが、税・社保負担が重い 日本 :財政、マネジメントを中心に弱点がかなり多い 米国 :科学インフラと金融で世界トップに君臨 中国 :特段大きな弱みなく(??)、総合ランクドイツ並み インド:マクロ経済への期待大きいが、健康・環境、教育面で大きく見劣り 韓国 :科学インフラで米国に次ぐ高い評価を獲得 上位は①デンマーク、②アイルランド、③スイス、④シンガポール、⑤オランダといった常連小規模諸国。近年はUAEやカタールも…
youtu.be ◆インフレ(賃金強め)、景気弱目(ISM)、株も債券も(小幅ながら)マイナスと、多くの投資家にとってやや期待外れのスタート。 ◆しかし(本来歴史的にかなり珍しい)ソフトランディングとしてはなかなかいい線を行っているのかも。 ◆失業率が4%以下かつ株価も高いうちは、多少のディスインフレや景気減速でも利下げには動きづらそう。市場が期待している3月ではなく、早くて6月頃になるのではないか。 ◆中国や欧州が不景気で、米国も勢いを失いつつある中、企業業績の急回復は(早期大幅利下げ同様)あまり期待しない方がいい。AIやデジタル化の効果が出としても、それにはかなりの時間を要する。 ◆これま…
<2022年のドイツの輸出入、貿易量、貿易収支における国別ランキング> ドイツの輸出入においては、中国、米国、オランダ、フランスの4カ国が重要(英国の地位はBREXIT以降急低下中)。 ドイツの貿易黒字は米国、フランス、英国、オーストリア向けが大きい。 貿易赤字は中国向けがダントツに大きく、ノルウェー、ロシアが続く(天然ガスの輸入大。但しロシアは翌2023年には輸出入とも大幅減少)。 中国からの輸入(下図赤)が増え続ける一方、輸出(黄)はすでに減少に転じているため、対中貿易赤字(≒中国依存度:黒)が拡大中。 日本は輸出入ともシェア1%台でかなり下位ながら、貿易黒字の大きさでは9位と奮闘。 ht…
20230103 ドイツ語と日本語を含む世界の主要言語ランキング
ドイツ語と日本語を含む世界の主要言語ランキングをまとめてみました。 上表は皆さんが既にお持ちのイメージ通りのデータになっていると思いますが、以下のポイントが確認できていると思います。 ネイティブ以外の話者も含めた英語のカバー範囲は絶大。特にインターネット内での情報収集において英語は必須スキル。 ドイツ語と日本語は、主要言語の中で同程度のマイナー度合い。 (英語を発射台とする人々にとって)ドイツ語の習得は簡単だが、日本語は中国語と並んで最も難しい言語。 日本人が英語とドイツ語をカバーできると世界がかなり広がる(話者数計17億人、ネット内シェア66%)。 <参照元> https://www.eth…
youtu.be ◆FEDが上手いこと米ソフトランディングの確率を高めて、S&P500は年初来24%も上昇した(長期金利は年初とほぼ同じ水準で着地)。◆賃金の高止まり、住宅の底打ち、パナマや紅海など安全保障系や気候変動対策系の構造的インフレ圧力、中立金利上昇の可能性、ここ数ヶ月の金融環境の劇的緩和などを考えると、市場の利下げ織込みにはやはりやりすぎ感あり。◆穏当なソフトランディングではなく、ハードランディングかインフレ再加速のどちらかに振れてしまい、S&Pがダブルトップをつけて反落するリスクを過小評価すべきでない。◆不動産、不良債権、地方財政問題とイノベーションの壁(外からパクレなくなった)に…
20231224 独経済専門誌(Wiwo)の2024年ドイツ経済展望
ドイツ経済専門誌「Wirtschaftwoche」(ヴィルトシャフト・ヴォッヘ)の2024年経済展望特集部分のエッセンスをご紹介します。 https://www.wiwo.de/my/politik/konjunktur/konjunkturausblick-das-sind-2024-die-groessten-risiken-und-chancen-fuer-die-deutsche-wirtschaft/29569180.html 多くのドイツ企業が、投資をするなら海外でと考え始めている。 高どまるエネルギーコスト、激しく上昇する賃金/人手不足、経済政策迷走、高い金利と税・社保負担、官僚…
www.youtube.com <今週は年末特集号> ◆米国の今年最大のテーマは、何といってもインフレとそれに対するFEDの対応だった。今後は(下がるまで時間がかかると予めわかっていた)家賃の低下や、インフレ沈静済品目のすそ野拡大を待っている。 ◆これからは米財政の持続可能性(シャットダウンリスクも再び迫っている)も重要。経済の活力を削ぐことなく歳入を増やし、社会保障給付は一律にカットするのではなく、本当に必要な人には支援が行き届くよう絞り込まなければなならない。 ◆財政改革においては、多くの選択肢とそのプロコンをエビデンスベースで国民にしっかり示した上で、超党派で合意できるものをどんどん取り…
ノルマントン号事件再び。米国は日本を植民地としか思っていない
日本で過失運転致死罪によって禁固3年の判決を受けた米国海軍大尉が受刑者移送条約に基づいて米国に引き渡された。過失とはいえ2人も牽き殺しておきながらわずか禁固3年の判決だった。検察か裁判所の米国への「配慮」を感じずにはいられないが、そのわずか禁固3年さえ服役しないのだ。米国からの圧力でこの海軍大尉は米国に引き渡された。大統領が恩赦を出せば残りの刑期を刑務所で過ごす必要さえないのである。まさに現代のノルマントン号事件と言えよう。米軍人は治外法権なのだ。~~引用ここから~~死亡事故で服役の米海軍兵、日本から米国へ移送米政権が働きかけ日本で死亡事故を起こして有罪を言い渡され、服役中だった米海軍兵のリッジ・アルコニス受刑者が、米側に引き渡されて帰国の途に就いた。同受刑者の家族が14日に発表した。CNN.co.jp(...ノルマントン号事件再び。米国は日本を植民地としか思っていない
20231219 独Focus/英Economist誌「2024年の世界」のエッセンス
https://pdf.focus.de/Die-Welt-in-2024/Die-Welt-in-2024-01-2023 毎年この時期になると、このシリーズをしっかり読んだ上で、来る年に備えることにしているのですが、今回号の中から来年のドイツにとって私なりに最も重要と思った5つのポイントを以下ご紹介します。 ①来年ドイツで最も注目を集めそうな人物~極左ポピュリズム新党BSWを立ち上げたこちらのヴーゲンクネヒト氏。国内的には極左かつ反難民/反EU/親ロシアで、来年のドイツ政局の台風の目になりそうです。 <ヴァーゲンクネヒト新党関連投稿> dateno.hatenablog.com daten…
20231217 イスラエル軍による人質誤射についてのドイツメディアの報道ぶり
イスラエル人の人質3人がガザ地区でイスラエル兵により誤まって射殺された件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ハマスの手から逃れていたイスラエル人人質3人が誤って殺害された。 若者たちは白い布を縛り付けた棒(白旗)を使って自分たちを認識させようとしていたが、イスラエル兵士たちは罠だと信じて発砲した。 3人がハマスからうまく逃げたのか、意図的に置き去りにされたかは不明。 まだ230人以上の人質がおり、その解放を最優先として欲しい人々によるイスラエル政府に対するデモがますます激化している。 接近戦の中でテロリスト/相手兵士だけを特定して戦うというのがいかに難しいかを示している。 武…
note.com <Japanese> 去年の今頃、米経済は中央銀行の急激かつ大幅な利上げのためにリセッションに陥り、中国経済はゼロコロナ政策終了で急回復すると思われていました。しかし今年実際に私たちが見たのは、予想以上に強い米国経済と、バブル崩壊に苦しみ始めた中国経済の姿でした。現地点で来年は株にも債券にもいい年になりそうだと思われていますが、市場は常に先回りしますので、そのかなりの部分をもう既にやってしまっているかもしれません。インフレが2%(中銀目標)でなく2.5%くらいに多少高止まっても、もはや社会的に大した問題ではないと思いますが、来年6月の欧州議会選や11月の米大統領選に向けて、極…
https://www.ifw-kiel.de/publications/news/ukraine-support-tracker-new-aid-drops-to-lowest-level-since-january-2022/ ドイツ5大経済研究所の一角であるIfW(キール研)の「ウクライナ支援トラッカ-」によると、2022年1月24日から2023年10月31日までの対ウクライナ支援累計は、以下の通りとなっています: EU :(軍事)56/(人道)21/(資金)771/(総額)848億ユーロ 米国 :439/26/250/715億ユーロ(GDP比0.3%) ドイツ:171/24/14/20…
● 36年落ちの「スバル車」、角目4灯の“激レア”モデルが米オークションに登場
◆「RV」創世記モデルの落札価格は、なんと約450万円今夏、アメリカのカーオークションサイト「Bring a Trailer」において、スバルの2代目「BRA…
なぜアメリカとヨーロッパはガザ虐殺を止める動機を与えないのか
Mail & Guardian, 10 November 2023 2023年11月10日、ガザ地区ハーンユニスでイスラエルによるガザ地区南部の空襲で破壊された建物の中を捜索する人々。 (Photo by Ahmad Hasaballah/Getty Images) イスラエル...
20231124 ドイツの気になるデータ5選(GDP、不動産価格など)
①Q3GDP(確報)~速報から変動なし。2015年=100とするインデックスベースで、2002年通年:108.03、2023年Q1:107.86(前期比-0.0%)、Q2:108.01(+0.1%)、Q3:107.87(-0.1%)とほぼ横ばい/低迷が続いています。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/11/PD23_451_811.html ②ドル建て名目GDP国際比較(IMF)~米国、中国、日本、ドイツ、インド(右図は下位3か国を拡大したもの)の2000年から2028年までのIMFデータをグラフ化してあります。…
以下は、Psychiatry 2023 年 10 月号に掲載された Chacko らによる「ハバナ症候群における神経心理的混乱の調節経路モデル」の要約です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ キューバのハバナに駐在する米国の外交官は...