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20240619 IMD国際競争力ランキング:ドイツ24位、日本38位
www.imd.org 在独ビジネスマンとして念頭に置いておくべき本報告書(スイスのビジネススクールIMDの国際競争力比較、毎年発表)のエッセンス: 日独共通の強み: 科学インフラ、タイトな雇用、健康や環境面での先進性 日独共通の弱み: 改革意欲(柔軟性、適応性など)、物価(上昇度合い+絶対水準) ドイツの強み: マクロ経済全体としての健全性、安定感(特に財政と対外収支) ★但し、近年は産業立地の魅力が急低下しており、対内直接投資急減 ドイツの弱み: 租税・社会保険関連負担がとにかく重い ★近年は、複雑な規制や煩雑な行政手続きがこれに上乗せされている 日本の強み: 足元の国内経済の(他先進国比…
無線機の送受信部IMD測定(14)ネット回線+無線伝搬(総合)音声信号特性【TEL.EXE編】(5)IMD特性【完結】
前回と同様に、次の流れとなる信号経路を使い 自宅PC→インターネット→別宅PC→IC-756PPO→IC-PW1~電波~TS850S→測定PC 総合的なIMD特性について検証しました。 3 実運用状態での総合特性 (2) 総合IMD特性
無線機の送受信部IMD測定(12)ネット回線だけの音声信号特性【TEL.EXE編】(3)IMD&S/N
NET回線だけでの2トーン信号のIMD測定です。アマチュア無線機のIMDに比べると全く問題が無いことが判明します。また、回線のS/Nもオーディオ製品並みの性能が得られています。 2 IP電話回線単体での2信号特性(IMD特性)
無線機の送受信部IMD測定(11)ネット回線だけの音声信号特性【TEL.EXE編】(2)
ネットワーク経由音声品質の測定結果(F特性) 1 IP電話回線単体の周波数特性 (グラフ1 周波数スイープ&Whiteノイズ) グラフ1は、ネットワーク経由…
無線機の送受信部IMD測定(10)リモートシャックの音声信号総合特性【TEL.EXE編】(1)
FFTソフト活用でIP電話回線特性を分析 FFTソフトでリモートシャックの音声信号特性を分析 (2008/06/08公開情報) インターネット経由遠隔制御システム関連音声特性 ~インターネット回線利用の音声信号の品質に関する測定と アマチュア無線機のマイク入力として利用した総合音質特性の測定~ 当時ことですが・・・ 私と同様な遠隔システムを完成された方からメールをいただき、「インタ…
無線機の送受信部IMD測定(9)アマチュア無線機:アップコンバージョン・アナログ機の受信IMD
昔の標準方式、70MHzへのアップコンバージョンで、約15KHzとなるルーフィングフィルタを通しての受信方式です。また、HFバンドは、10分割された前置きバンドパスフィルタ(BPF)で構成していますが、各バンドで見るとブロードで、このインバンドでの受信IMDには何ら効果はありません。 5 他のメーカー製無線機のインバンド受信IMDを見る 前回2と同じ条件で測定した別のメーカー製…
無線機の送受信部IMD測定(8)アマチュア無線機アナログ機の送信IMD(2)
今回も1990年あたりに最盛期を迎えた時代のアナログ方式の完成期の無線機のひとつです。もうひとつ上位機種となるとFETファイナルとなり、その電源電圧も高くできたので、これよりも数段IMD値は良くなっていると思います。 ただ、13.8Vの電源電圧に限れば、ほぼ限界に近いところまでIMDは下げられていた時代だと言えます。 4-2 別メーカ代製事例として無線機の送信部IMD こちら…
無線機の送受信部IMD測定(7)アマチュア無線機アナログ機の送信IMD(1)
手持ちにある昔の純アナログ方式の無線機の場合の送信部におけるIMDの測定です。 特性的には、「(4)アマチュア無線機の送信部IMDを実測」機種とよく似た特性となっています。 その理由は具体的機種名をみればわかります。どちらも同じ設計に基づいての機種の生産が続いていることが判明します。送信部はもうこの機種時期に完成されたとも言えます。 4-1 他のメーカ代製事例として無線機の送信部IMD トランシーバー型無…
無線機の送受信部IMD測定(6)アマチュア無線機の受信In-Band IMD(2)低い事例
インバンド受信でのIMD高調波が多く発生する場合の事例です。ただ、このような受信仕様は、このメーカーの設計者が意図的にしているように思います。それは、AGCとの絡みからです。AGCで受信信号にコンプレッションが働くようにしているためです。ただ、その反面、IMDでの高調波発生は避けられない状態となっていると推察しています。 ※最後に紹介した過…
無線機の送受信部IMD測定(5)アマチュア無線機の受信In-Band IMDを実測
今回は、受信部におけるIMD値、それも条件が一番厳しい、全てのフィルタの通過範囲内となるインバンドでのIMD測定です。これが一番受信機の基本性能を表すと当時では評価されていました。 これは、現在のSRDタイプの受信部でも厳しい条件だと思えます。その根拠として、SRDであっても高級機のフロントエンド部には、厳重な同調機構いわゆるプリセレクタが無くすことができていません。また、…
無線機の送受信部IMD測定(4)アマチュア無線機の送信部IMDを実測
ここからは、実際の無線機におけるIMD測定した結果です。測定機器は、JA3QPC局(森西OM)の協力を得て、彼が制作した自作RF2トーン発生器(校正済み)と何台か所有するスペクトラムアナライザー(以下、スペアナ)をその時の状況によって、使い分けしての測定となっています。 1.無線機の送信部IMD トランシーバー型無線機の送信部IMDを測定しました。 具体的機種は、YAESU FT100…
無線機の送受信部IMD測定(3)過去のHP案内記事から(3)実測データへの案内文
今回の部分は、HP記事の見出し部分なので、具体的なグラフは次回以降となります。ただ、以前は機種名は伏せていましたが、現時点で判っている機種名は、今回公開する予定です。 3 IMD測定結果の実例 (1) 送信IMDの紹介 見本として送信機の出力レベルで見たものです。 送信機は、この第三高調波のレベル(第三次混変調積)が指標となります。 概ね40dB以上であれば…
無線機の送受信部IMD測定(2)過去のHP案内記事から(2)受信IMD測定方法
この測定には、低周波における周波数スペクトラム表示ができるFFT(PCのソフトWaveSpectraで対応可)とRF周波数でのツート-ン発生器が必要です。 (参考) WaveSpectra 以下のサイトからのリンクを辿ることで両ソフトのダウンロードができます。(2024/04/10確認済) https://web.archive.org/web/20171105052121/http://efu.jp.net/ RFツートーン発生器 トロイダル・コア活用…
無線機の送受信部IMD測定(1)過去のHP案内記事から(1)
今回から始めるのは、過去の「JA5NSNのむせんサロン」HPで公開していた、無線機の送信IMDや受信IMDに関する実測値とそれに対しての私的分析意見です。 なお、最近のSDR方式無線機では、このIMD特性部分がどうなっているか?測定環境が無いために判っておりません。皆さんの追試を期待します。 (本論) 1 受信IMDと送信IMDは、無線機購入時における選択基準 交信しているう…
インターネット遠隔無線局開発(59)Update(2)【f特性&IMD】グラフ波形でみるインターネット経由音声性能
今回は、次の流れとなる信号経路を使い 自宅PC→インターネット→別宅PC→IC-756PPO~電波~TS850S→測定PC 総合的な周波数特性とIMD特性について検証しました。 6 SSB信号としての総合特性評価 ネット経由による運用方法を駆使して、PC内部音声特性、ネット伝送路、無線機とのインターフェース回路、無線機そしてリニアアンプと全ての部分を通過した場合の総合特性とし…
IMD人材力ランキング(2023年)の結果を私なりにまとめてみました。 (サブ項目は私のチョイスによるもので、他にもたくさんあります) www.imd.org これにより浮かび上がった各国の特徴は以下の通りです。 ドイツ:6カ国内では総合評価トップだが、少子高齢化とスキル人材不足が深刻 日本 :語学力と少子高齢化がネック。社員教育も意外と見劣り 米国 :移民で労働力人口確保も、ドイツと並んで所得税負担大 中国 :少子高齢化も、税負担低く、スキル人材豊富で、子供の学力は世界一 インド:スキル人材豊富も、教育制度や女性活用で大きく見劣り 韓国 :労働力人口は意外と増加中も、モチベにやや問題あり な…
IMDデジタル競争力ランキング(2023年)の結果をまとめてみました。 www.imd.org これにより浮かび上がった各国の特徴は以下の通りです。 ドイツ:ロボット活用度や教育全体の質は高いが、デジタルインフラ・教育が弱い 日本 :スピード、規制、人材などを中心に全体的に見劣り 米国 :さすがテック大国だけあって総合世界トップに君臨 中国 :スピードに強み、特段大きな弱みなし インド:超優秀な人材はごく一握りで、マクロ的には大きく見劣り 韓国 :デジタル志向的メンタリティで非常に高い評価を獲得 なお、総合ランキング上位は①米国、②オランダ、③シンガポール、④デンマーク、⑤スイスとなっています…
IMD国際競争力ランキング(2023年)の結果をまとめてみました。 www.imd.org これにより浮かび上がった各国の特徴は以下の通りです。 ドイツ:大国としてはかなり総合力高いが、税・社保負担が重い 日本 :財政、マネジメントを中心に弱点がかなり多い 米国 :科学インフラと金融で世界トップに君臨 中国 :特段大きな弱みなく(??)、総合ランクドイツ並み インド:マクロ経済への期待大きいが、健康・環境、教育面で大きく見劣り 韓国 :科学インフラで米国に次ぐ高い評価を獲得 上位は①デンマーク、②アイルランド、③スイス、④シンガポール、⑤オランダといった常連小規模諸国。近年はUAEやカタールも…