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(HDA比較)水平1λDP_16.676MHz_6mH_1.2㎜Wireモデル【検証-2】2つの周波数範囲特性
以前やりましたHDAアンテナと同じ周波数範囲となる、16.676MHz中心の周波数特性を±100KHz帯域と±1000KHz帯域の両方で見てみます。こちらは、途中の±200~±500KHz帯域でもエラーしませんでした。ですから、両帯域特性のどちらも正しいとみることができます。 (本論) 1. Z(R、jX) ① ±100KHz帯域
(HDA比較)水平_1λDP_16.676MHz_6mH_1.2㎜Wireモデル【追加検証-1】
先に行ったHDAアンテナの16.676MHz付近との比較のため、同じ周波数となる16.676MHzでは、全長1λ(1/4λ+3/4λ)で動作する銅線ワイヤーモデルを用意しました。地上高は、実際の給電点の高さを目安として、6mHとしています。16.676MHzの6m高では、約0.33λとなって、λ/4よりは高いですが、λ/2よりも低い中間の値で、少し低いアンテナになります。 なお、今回、x-y軸をHDAアンテナと同じ…
水平DP_18.120MHz_6mH_1.2㎜_Wire_Model:for【HDA対比】周波数特性
本日から通常のアンテナ記事に戻ります。今日から仕事始めとなるところが多いと思います。今回、土日の関係で9連休となったので、長い休暇となった方が多いのではないでしょうか? 私が現役のとき、日常業務は休みとなるのですが、逆に正月休み中の宿直勤務は当たり前だったので、正月三が日全てを休めた記憶はほとんどありませんでした。今は、働き方改革により、この状況は変わっているのかも…
水平DP_18.120MHz_6mH_1.2㎜_Wire_Model:for【HDA対比】
7MHz基本DP(10.2m×2長)をMMANAの「編集」にある「アンテナのサイズ」により、「ワイヤー半径」以外の項目を周波数比で18.120MHzに変換したものです。ただし、そのままでは、負のリアクタンスが大きくなっていますから、その分エレメント長を伸ばしています。 (本論) 1.アンテナ定義
2ele反射器八木の探求(4)2EL20.MAA(導波器モデル)からの逆アプローチ(2)Ga優先:反射器動作
前回紹介したMMANA付属モデルの給電エレメントを後方から前方に変更し、その位置を原点になるように平行移動したモデルです。F/Bは、元の導波器モデルを引き継いでいますが、Gaの高い部分もそのまま継続できているようです。しかも、導波器動作よりもわずかですが、高利得となっています。 (本論) 1.アンテナ定義
2ele反射器八木の探求(3):2EL20.MAA(導波器モデル)からの逆アプローチ(1)元データ再現
同じ14MHzの八木モデルのサンプルデータの「2EL20.MAA」のデータを検証します。こちらは、ワイヤーモデルの2.67m(0.125λ)エレメント間隔で、導波器モデルの見本です。ただ、F/Bを追求したものではなく、利得Ga追及モデルであることは、留意してください。 (本論) 1.アンテナ定義
(HDA比較)水平DP_14.200MHz_6mH_1.2㎜_Wire_Model:周波数特性
一番気になる部分は、なぜ14MHzだとMMANAモデルのHDAアンテナの周波数特性が狭帯域特性を呈するのか?を考えているのですが、これの答えとなる理論には思い当たりません。 その狭帯域特性となっていることは、標準とする水平DPの6mHと比較することで明確に示しておきます。 さらに、現実のHDAアンテナのSWR特性は、水平DP以上に広帯域となる事実も今回は、明記しました。 …
(HDA比較)水平DP_14.200MHz_6mH_1.2㎜_Wire_Model
インピーダンスZとSWR特性だけは、実HDA測定で既に公表しましたが、あらためて水平DPの20mバンド用ワイヤーアンテナをMMANAで分析してみます。 (本論) 1.アンテナ定義 2.アンテナ形状と電流分布 …
単線給電探究(4)水平Zepp形式の片側にて単線給電線6.5m長とした場合
前回の8.5m長の単線給電線の場合には、その入力端インピーダンスZinの絶対値が500Ω程度の電圧給電となってしまい、AT-300では、あまりに負荷のインピーダンスが高くてチューンが取れない状態でした。 今回は、単線給電線長を6.5mまで短くするとどうなるか?を探求します。今回も前回と同じZeppアンテナ形式での動作とします。 ただし、前回と同様に完全な片側給電ではなく、もう片側…
(高仰角)八木アンテナ6m高:導波タイプ標準間隔4.44m(0.1λ)②F/B優先モデル
本日の記事書き込みが遅れたのは、午前中の間しか対応して貰えない、「小型家電の廃棄物」収集に間に合わせるために、収集場所まで、該当品を持ち込む必要からでした。廃棄したのは、PC用TFT画面1台と以前に不調状態を公開した、ゲーミングマウス1個だけだったのですが、引っ越し時には、ずいぶんと「小型家電収集」には、お世話になりました。 (マウス不調) 音楽モニター用ノートPCにおいて…
単線給電探索(3)水平Zepp形式の片側にて単線給電を行った場合
前回の水平DPの中央給電だと水平部からの放射は出来ませんでした。それなら、片側給電とすれば、逆位相となる成分は無くなるはずだと試したのが、今回のZeppアンテナ方式となります。 ただ、完全な片側給電ではなく、この後、Windomを試作したいと考えているので、片側の端部も少しだけ残しています。(10㎝長) また、周波数は、実測のHDAアンテナと同様にするべく、バンド外ですが、…
7MHz Wire-GP 地上高と大地反射良/否(5)地上高31m~42m間の各パターン図対比【続編-2】
前回から第一弾の続きです。最終段階として、31m~42m(1λ高まで)間の特性の違いを大地反射の悪い/良いの2つの場所別のGPアンテナの動作をパターン図で見ていきます。 前回までの記事は、 7MHz Wire-GPで地上高変化と大地電気定数良否との関係(2) 地上高1m~15m間の各パターン図対比【前半】 https://jo3krp2.seesaa.net/article/505595675.html 10mHの部分は、 7MHz Wire-GPをモデルとした…
(高仰角)八木アンテナ6m高:導波タイプ標準間隔4.44m(0.1λ)①Ga優先モデル
前回のワイド間隔約8mモデルでは、2エレ八木アンテナとしては、設置面積が大きすぎると判断しました。あと、2m広げられるのなら、3エレ八木を設置できます。 そこで、エレメント間隔が短くて済む導波器の場合の標準値となる4.44m(0.1λ)を試行してみました。 この場合には、利得を優先するか、F/Bを優先するかで求める特性が、全く異なりました。どちらが良いかは?その使用目的によ…
7MHz Wire-GP 地上高と大地反射良/否(5)地上高18m~28m間の各パターン図対比【続編-1】
前回には、1高から15m高までを分析しましたが、その続編の第一弾として、18m~28m間の特性の違いを大地反射の悪い/良いの2つの場所別のGPアンテナの動作をパターン図で見ていきます。 前回までの記事は、 7MHz Wire-GPで地上高変化と大地電気定数良否との関係(2) 地上高1m~15m間の各パターン図対比【前半】 https://jo3krp2.seesaa.n…
今回のHDAアンテナで試した「単線給電方式」は、過去にも経験はありません、ただ、前回紹介した「S1AA」アンテナは、昔のCQ出版のアンテナハンドブックか、同発行の(旧)ワイヤーアンテナハンドブックのどちらかで、紹介されており、記憶には残っておりました。 しかし、その本も今は残っておらず、資料はありません。ですから、まず、一番簡単な水平 DPだとどのような動作となるかをMMAN…
(高仰角)八木アンテナ6m高の試行:ワイド間隔8mS(0.188λ)モデル例
エレメント間隔を広げないと性能が出ないことは、先の同時給電方式の最終形と並行して、それとの性能比較に使った八木モデルで、判っていました。今回は、その時のワイドスペースモデルの紹介です。 (本論) 1.アンテナ定義
(高角度)八木ビームアンテナ6m高モデルの試行設計:狭間隔3mSモデル例
前回までは、2エレメント両方への給電方法で試行錯誤したのですが、それと並行して、片側給電方式の八木アンテナでも、いくつかモデルを試行しています。 最初は、今回モデルのような導波器の理論で最大F/Bとなる間隔での試行をしています ただ、本来の八木アンテナのメリットである位相給電アンテナよりもエレメント間隔が狭くてすむはずの、このモデルでは、6m高の場合だと、理論どお…
(HDA比較)水平DP_10.110MHz_6mH_1.2㎜Wireモデルを用意
今回のHDAアンテナのMMANAモデルに対しての比較対象として、10MHzの水平DP銅線ワイヤーモデルを用意しました。地上高は、HDAアンテナの給電点の高さと一致するように6mHとしています。 ※通常パターン図(利得Gaを含む。)は、HDA記事内で公開しましたが、今回はより比較しやすいように主放射方向を一致させたパターン図で再度比較します。 1.…
7MHz Wire-DPで地上高変化と大地電気定数良否(2)地上高10m~15mの各パターン図対比
前回の続きで、DPワイヤーモデルを10m高~15m高にかけての大地状態との特性変化を探求します。 なお、先に垂直アンテナモデルとして、GPアンテナで同様のシミュレーション結果を実施しました。その結果との比較から判明する事象が、今回のテーマです。 (本論) 3.計算結果(前回続き)
The Best(純対称形)位相給電DP列アンテナ【Ga&F/B両立】:逆方向
前回の逆方向ビームとした場合です。今の予定では、λ/8間隔の位相給電アンテナは、HB9CVを含め、これが最後とするつもりです。 1.アンテナ定義
7MHz Wire-DPで地上高変化と大地電気定数良・否との関係(1)地上高1m~7m間の各パターン図対比
地上高が15mを超える場合の垂直アンテナ特性も興味深い特性を示すのですが、それより先に前回の垂直アンテナ特性と同地上高での水平系DPとの関係を見ることにより、垂直系と水平系アンテナでの、地面反射特性が異なることを理解していただくことのほうが、重要だと判断しました。 地上高15mを超える垂直・水平アンテナの各地面反射特性は、後の回に延期して行います。
The Best(純対称形)位相給電DP列アンテナ:順方向【Ga&F/B両立】
前回モデルから、更なる良いモデルを求めて、試行錯誤での探索をしたところ、エレメント間隔をさらに少し広くとれば、絶対利得Gaと前後比F/Bが両立できるモデルに行きつくことができました。 実は、八木モデルに変更しての片側給電方式も並行して、試作していたのですが、そのモデルよりも、短いエレメント間隔の場合は、こちらが良かったので、先に公開します。 通常の導波器の2エレ…
7MHz Wire-GP 地上高と大地反射良否の関係(3)地上高1m~15m間の各パターン図対比【後半】
前回の続きで、ここからは、7m高から15m高までの特性の違いを大地反射の悪い/良いの2つの場所別のGPアンテナの動作をパターン図で見ていきます。 なお、一覧表でのまとめは、前回の記事 7MHz Wire-GPで地上高変化と大地電気定数良否との関係(2) 地上高1m~15m間の各パターン図対比【前半】 https://jo3krp2.seesaa.net/article/505595675.html の計算結果表のNo.6~No.11までを確認してください。 また、10…
Ga優先(純対称形)位相給電DP列アンテナ:逆方向特性&給電インピーダンス-R値即解決算定法(仮説)
前回モデルのビーム方向を逆転した場合です。特性は、ほとんど同じですが、給電点インピーダンスは、こちらだと正常な値となります。それを基に前回の給電点インピーダンスを最後に即決で補正したいと思います。 1.アンテナ定義
7MHz Wire-GPで地上高変化と大地電気定数良否との関係(2)地上高1m~15m間の各パターン図対比【前半】
これを実際の地面で試そうとすると、とても大仕掛けな実験準備を要します。ただ、本当のフィールドワークで無いと実験結果とは言えません。ここでは、過去の自分が試した実際のアース実験からの推察で、たぶんこうなるのでは?と予測してみただけです。是非とも現実のアンテナにおいて、この実験を試してみてください。そうすれば、アース回路を含めた垂直アンテナの第一人者となれることは、間…
利得Ga優先(純対称形)45°位相給電DP列アンテナ:順方向
前回予告しましたように完全対称形となる同エレメント長DP2本を地上6m高に並行して配置して、45°位相で給電した場合の動作利得(Ga)を追求したモデルの紹介です。前回の紹介したモデルは、F/B追及モデルでお願いします。ただ、さらなるF/B追及モデルには、また、別のモデルが存在するかもしれません。それは、まだ、形にできていません。 〈本論〉 (6m高の場合) 1.アンテナ定義 …
7MHz Wire-GPをモデルとした地上高と地表ラジアル(大地電気定数)との関係性(1)
このテーマは、以前の地表ラジアルで登場させたアースに関する基本知識のために登場させた 「地表ラジアル履歴(8)7MHz Wire-GP Modelでの地上高と地表ラジアル効果」 https://jo3krp2.seesaa.net/article/505409358.html から続く話題を取り扱います。 (本論) まず、水平偏波電波と垂直偏波電波では、地面の反射特性が全く異なっていることを前回の分を書いた時点では、…
F/B追及【汎用型】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(1)逆方向特性【完結】
今回は、前回のF/B追及モデルを前後反転させた場合の特性について、紹介します。今回は、途中説明に具体的な利礼切替回路についても述べています。このアンテナを試作される場合には、是非、実現して欲しい回路です。この回路を使えば、わざわざ、リレー制御線を両エレメントの給電部に配線することが不要で、見映えもスッキリとします。 ※通信信号と電…
F/B追及【汎用型】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(1)順方向特性
前回予告しましたように、高仰角【HB9CV】(7)6m高・5.28m間隔・位相-45°【地表ラジアル中央配置】Best Modelへのさらなる試行錯誤を行って、その結果を前後切替モデルに適用したモデルの紹介です。 絶対利得Gaは、もうほとんど飽和状態となっているようで、改善は望めませんでした。しかし、F/Bは、改善することができました。 ただ、F/Bだ…
高仰角【HB9CV】(8)6m高・5.28m間隔・位相-45°【地表ラジアル位置変更後】Best Model
前回の「純・対称形」DPアンテナ列アンテナの比較基準とした、ワイヤー仕様のHB9CV【6m高・5.28m間隔・位相-45°】に対して、以前の完成モデルは、地表ラジアル位置が、後方エレメント直下であったものを、前後ビーム転換モデルであるDPアンテナ列、準・対称形HB9CVアンテナ、さらに全ての一般的なHB9CVのビーム反転を可能とした、「一般形」HB9CVの前・後の性能(Ga,F/B)比較を比較するための…
【純対称形】Phased Array DP-Line(DP列の位相アンテナ)ビーム反転切替(6)逆方向
今回は、前回の反対方向に放射するビームパターンを扱います。といっても、前後完全対称形ですから、どちらが前で、その反対向きが後ろとは、言えません。どちらも前であり、後ろにもなるのです。その要は、エレメント間の給電位相角になります。 その意味で、Pure-Complimentary(純相互補完)と対応しての、Pure-Symmetrical(純対称形)といった回路状態であるといえるアンテナです。
【純対称形】Phased Array DP-Line(DP列の位相アンテナ)ビーム反転切替(5)順方向
前回のトランジスタ回路のSEPPで使われる「純(Pure)を当て込みました。これもアンテナ用語には、ありません。今回のアンテナのイメージとして、相応しい言葉として、造語したものです。 実際には、単なるDP2組を同時給電して、その電流位相を45°にしたもので、極一般的な「位相給電アレイ」アンテナです。しかし、一般には、このλ/8間隔や45°位相で…
【準対称形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(4)逆方向特性:位相切替のみでビーム反転
【一般形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替方式だとエレメントまで前後反転できますから、どちらも理想的に動作させることができますが、【準対称形】HB9CVアンテナにおける位相のみ切替だけの方式では、今回の逆方向の動作は、理想どおりにはなりません。その部分がネックとなります。ただ、前後エレメント長の差を少なくしたり、両エレメント間隔を微調整すれば、逆方向特性もそれなりに実現でき…
【準対称形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(4)順方向特性:前後エレメント長差が小さいモデル
「準対称形」といったアンテナ用語は、今のところありません。このブログで使うために生み出した「造語」です。 この元となる語源としては、トランジスタ回路におけるNPNとPNPの2つの素子がそれぞれの性格をお互いに補完する意味での電子回路があります。 それは、コンプリメンタリーです。トランジスタステレオアンプの初期においては、PNPのパワートランジスタのNPN側とのコンプリ…
地表ラジアル履歴(8)7MHz Wire-GP Modelでの地上高と地表ラジアル効果
以前の記事のCV-48の7MHz側をGPで動作する場合、その地上高との関係を予測した (余談-2)地表ラジアル履歴(2-2-2) CV-48アンテナのMMANA分析 for 7.050MHz https://jo3krp2.seesaa.net/article/505084658.html ことへの確認のためと この先の地表ラジアル関係記事、及び、同時に並行展開しているHB9CV動作に影響を与える、同じ「地表ラジアル」の働きをシンプルなアンテナ事例にて予習して、この後展開で、…
【一般形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(3)逆方向特性(後ろ向きビーム)
前回の最後項・課題で述べたところは、やはり、今回のアンテナ性能低下課題をややこしくしていました。それは、地表ラジアルをエレメント直下から離すと地面からの反射成分の分布が異なり、それだけで性能が低下することが判明しました。 ただ、その問題を先にやりますと前回の部分も全てやり直しとなります。それだと、反って、今回の目標が何なのか?を訴えることの焦点がぼやけてしまい…
【NewType】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(1)アンテナシステム構想と最終モデルのプレ紹介
引き続き対象は、地上高6mの低い位置で、高仰角狙いのアンテナでの開発ですが、通常のλ/8間隔135°位相の標準モデルにも対応できることを対象としています。 今回からの目標は、固定ワイヤー方式アンテナの欠点であるビーム方向変更ができない部分の改善です。 といっても、電子的にビーム方向を任意に変えることは、2エレメントではできません。 しかし、電気的に前後を入れ替えて…
高仰角【HB9CV】(7)6m高・5.28m間隔・位相-45°【完成】Best Model
今回で、6m高のワイヤー仕様のHB9CVを完成させたいと思います。 MMANAに付属しているHB9CVモデルだと自由空間で、4.65dBdの相対利得が得られていますが、これは、無損失の場合であるのとエレメント径が半径10㎜(直径20㎜)としていることが寄与しているようです。八木も同じですが、インピーダンスが低くなるアンテナには、できる限り、太い導体を使う必要があるようです。 ま…
高仰角【HB9CV】(5)6mH・5.28mS・位相φ-45°⇒-40°〓-45°と再帰した【総合評価】Best Modelへの軌跡(その1)
今回は、オリジナルの-45°モデルを最初に紹介します。前々回(3)の-39°暫定最良モデルと対比しながら見てください。また、最も基本モデルである135°位相は、前回(4)の5.のパターン図とも対比をしてください。いずれも7.1MHzに対してのλ/8間隔(5.28mS)での動作です。 今回の最終目標は、再び-45°位相(λ/8長)に戻すことにあります。なぜなら、HB9CVの基本的な給電は、1…
高仰角【HB9CV】(4)6m高・5.28m間隔・-39°位相差と他モデルとの対比
今回は、前回で求めた(暫定)最良モデルと同じ条件となる今まで紹介している他モデルとの比較をしてみます。 これと関係するデータが、「Low Band DXing 日本語版 月刊ファイブナイン発行」のP228 図11-2において 「2エレメント垂直フェーズドアレイの水平放射パターン(両エレメントは同相給電)エレメントは垂直軸と同列にあり、先頭のエレメン…
高仰角【HB9CV】(2)6m高・6m間隔・225°位相給電:低い高さへの対策モデル-1
前回の自由空間設計の[計算]項で示したように高さが6m高だと性能(GaとF/B)が出ないことは判りました。今回は、これに対する対策を考えていきます。 これと別に前回のHB9CVのHP記事を代表して紹介した https://ja.wikipedia.org/wiki/HB9CV の説明の部分にあった >動作原理がきわめて特殊であり何らかの原因で共振点からのズレが生じた場合に指向特性…
高仰角(Phased Array)(4)1/4λ間隔の45°位相給電:10.0m[λ/4]間隔の推しモデル
今回の同エレメント長λ/2DPスタックのλ/4間隔付近では、一番お薦めのモデルです。なぜなら、F/Bが一番良好なモデルとすることができたからです。もしも、このとおりに現実に動作できたなら、とても、細い銅線ワイヤー2本だけで動作しているビームアンテナだと誰にも思えないと思います。 (本論) DPアンテナ間隔は変更なしといいましたが、片側エレメント長が10.0mと少しだけ短…
高仰角(Phased Array)(3)1/4λ間隔の90°位相給電:13.6m拡張モデル
別のテーマである(接地)垂直アンテナと同様に、λ/2よりも地上高が低い水平系DPの場合も地面の電気定数(平たく言えば、「大地のアース状態」の意味)の影響を受けます。ただ、水平系だと大地の反射係数が高いために放射効率には、ほとんど影響を受けません。しかし、電波放射の仰角(打上角)には、とても影響を受けます。特に、ここでのテーマである低高度(地面に近い高さ)のアンテナにお…
(仮説証明)高仰角(2-1-2)1/4λ間隔の90°給電:X軸を-10.2m平行移動結果との検証
前回の前後ビーム反転した場合の絶対利得GaとF/Bの改善とラジアル設置位置の予想仮説を今回証明できたと思っています。 ただし、あくまでもMMANA(miniNEC)の仮想空間の場合であって、現実世界での地表ラジアルの設置場所についての証明ではありません。 また、もうひとつの過去の記事で挙げた疑問点だった、「地表ラジアルの設置場所は、原点Oに中心があるのか?」の答えは、「Yss」…
高仰角(Phased Array)(2-1)1/4λ間隔の90°給電:基本形モデル
前回の理論編には、まだ続きがありました。肝心の後半部分を忘れています。 半波長アンテナ相互インピーダンス式の補足(自己インピーダンスで検証) https://jo3krp2.seesaa.net/article/201709article_1.html から始まる内容です。その途中記事にある アンテナアレー -7(相互インピーダンスのグラフと計算表) https://jo3krp2.seesaa.net/article/201709article_12.html
天頂ビーム究極モデル(その2)初号最大モデルVS前回の縮小モデルとの対比
前回モデルは、一番最初の最大寸法かつ最良モデルのエレメント間隔を縮小途中のもので、垂直パターンでの見た目良さで選定したものです。今回は、その初号モデルと前回モデルをさらに縮小したモデルの2つを比較してみます。 なお、どちらもアンテナ定義と形状・電流分布は、24m間隔モデルとだいたい同じですから省略します。 1.(初号)エレメント間隔34m長 (1) 計算
今回のモデルは、自宅アンテナとして欲しい性能ではありません。たまたま、いろいろなアンテナをMMANAで試行錯誤している中で見つけた面白い(失敗作?)アンテナだったので紹介することにしました。 1.アンテナ定義
(その2)竹竿と電線で作成するフルサイズ2eleYAGI(10MHz)アンテナ
前回の10MHz比較アンテナの”おまけ”として、今回は10MHz用ワイヤー2エレメントYAGIアンテナの紹介です。 1.設計主旨 高さ6mと移動運用でも利用できるスケールモデルとしました。高さは低いですが、国内を中心に中距離DXにも対応できるモデルです。 但し、今回モデルは、エレメント間隔0.1λとしましたので、相対利得は7MHzよりは良いのですが、F/Bは少し劣ります。ですが、…
(番外)竹竿と電線で簡単に作成できる7MHzフルサイズ2eleYAGIアンテナ
前回の12mH水平DPをちょっとだけ、改良すると面白いアンテナとなりました。自宅アンテナとは無縁ですが、田舎の田圃や畑地のちょっとしたスペースがあれば、簡単に組みあがるアンテナとして紹介します。 なお、2eleYAGIだと導波器タイプでのほうが性能が出やすいのですが、その性能を出そうとするとエレメント間隔と各エレメント長の調整の細かい作業が面倒です。今回は利得性能Gaは控えめ…
自作アンテナのルーツ(5)3本の竹竿組合せ85MHz,FM放送受信用AWXアンテナ
こちらは、香川県の西部地方の(当時)詫間電波高専の寮の屋上に設置した自作アンテナです。1975年の時期は不明ですが、4年生の時になります。鉄筋コンクリート造4階建の屋上には、周りを囲むように手すりがあって、自分の部屋のちょうど真上に当たる位置に設置しました。 (本論) アンテナの概要は、長い目の竹(5m程度)1本を縦方向とし。少し短い竹(4m)2本をそれとは直交するよう…