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自作アンテナのルーツ(5)3本の竹竿組合せ85MHz,FM放送受信用AWXアンテナ
こちらは、香川県の西部地方の(当時)詫間電波高専の寮の屋上に設置した自作アンテナです。1975年の時期は不明ですが、4年生の時になります。鉄筋コンクリート造4階建の屋上には、周りを囲むように手すりがあって、自分の部屋のちょうど真上に当たる位置に設置しました。 (本論) アンテナの概要は、長い目の竹(5m程度)1本を縦方向とし。少し短い竹(4m)2本をそれとは直交するよう…
水平LOOP(3)中央給電6mH&3mH検証~水平CQ大地特性解明のため事前調査と判る仮説理論
前回の水平CQ(アンテナ)の特異特性が、LOOP形状によるものでは無いことの証明です。加えて、地面高さの影響でも無いことを検証するため、3mHの単独LOOP動作も検証しました。 そして、今回の結果から、水平CQアンテナの特異特性の合理的説明できる仮説を導きだしています。 (本論) 1.共通事項 水平CQと同じ大地条件となるA:Bでの対象比較 A. 大地条件:都会地(誘電率5…
M.F.A.Model(5)水平CQ_ANT(2)中央給電(再検証)(2)水平DP補足;真上放射Ga=3.65dBiの求めかた
前回水平CQモデルの結果数値は正しいと判ったのですが、その根拠となる数値を図示していないことから、もう一度扱うこととしました。また、前回の疑問点だったゲインGaと大地状態との相関が、水平DPと今回の水平CQでは、逆転していることの回答(仮説)を追加しています。 全てを一記事内で書くと互いに絡み合う内容であるため、反って問題点が、ぼやけてしまうように思いました。そこで、各…
Metal_Frame_Architecture_model(4)二階と一階梁で成すHorizontal-CQ_ANTENA(1)二階一辺中央給電
今回は、1階の梁で構成している高さ3.0m位置の水平ループを追加して、それらが独立動作した場合で考えてみます。ただ、現実には、縦の支柱構造があるために独立動作はできません。あくまで、構造を単純化しての基本関係を洗い出しています。 (留意事項) 今回から、梁は50φ鉄パイプ構造としてMMANAの条件に加えました。しかし、実際の構造は、…
前回記事の訂正として、最終的に書いた内容に誤りがないか?を検証したものです。結果的に一番最初の記事の数値は全て正しかったことの裏付け資料です。 (新たな疑問) ところが、この結果を見ると水平LOOPと水平DPの場合では、 ①大地が都会地(誘電率5、導電率1mS/m) ②大地が都会地(誘電率5、導電率1mS/m)に加え、直下の大地だけの改善となる5m×12本のラジアルアース[…
アンテナ試作のルーツ(1)CB無線のλ/2長ワイヤーDPアンテナ
初めてワイヤーアンテナ(他の人が作成したものを改造)を使ったのは。λ/2長DPを27MHz付近のCB無線用としてです。当時は未だアマチュア無線の資格が無かった高校一年生時代のことです。ただ、CB無線では外部アンテナは一切禁止です。ですが、当時は、多くのCB愛好家皆さんは、同様な改造をされていたように聞いています。 最も、アメリカ輸出用5W出力の多チャンネル無線機と屋根上にGPアンテナを堂々と使用していた違法…
金属フレーム構造における建物アース(イメージアンテナ動作?)の実態解明(1)今回からの記事主旨
(はじめに) 昔のアパマン運用経験から言えば、金属フレーム構造建築物は、それ自体が大地の代わりのアース動作というよりも、アンテナ側の実態で、それとの結合するアンテナ実体(ここでは、λ/4電線)は、こちらが大地に対するカウンターポイズ動作となって、高さが低くても、電波は建物全体(建物内で生じるイメージの仮想アンテナ)から放射している実感(仮説)を得ています。 ただし、このケースが成り立つのは、…
自宅仮設アンテナ時のMMANA検証(3)実測時SWR≒3がハイインピーダンスでの場合
前回までは、地面に近いスローパー(建物アースの場合)の常識として、SWR=3の給電点インピーダンスZは、50Ω以下となることを前提にMMANAのモデル設計していました。 しかし、この逆の場合も有り得ると考えを変えて設計したのが、今回の簡易モデルです。 (本論) 未だ、建物のフレーム部分は、かなり簡略化しています。本当は、もっと複雑な骨組みですが、それらを全て含むモデ…
今回の被害は、一つの台風による被害ではありませんが、FRP素材では、一番問題点となったケースを紹介します。 (本論) 1.現住居へ新築時設置したワイヤーアンテナを撤去した理由 このマストは、2022年8月に設置しました。その時の設置状況は次の写真のとおりです。 (設置時点の状況)