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(番外)過去発表記事が掲載の”月刊ファイブナイン”誌のWebリンク【期間限定】
JA1ELY草野編集長の判断にて、過去の月刊ファイブナイン冊子の全巻をWebで無料閲覧が限定期間できます。私の記事が掲載した号をリンクで紹介します。特にWeb版となった以降は、オンラインで読むしかありませんので、雑誌記事完成形としては、これが最後の機会となるかもしれません。 (はじめに) 過去記事の公開にあたってのご挨拶 http://fivenine.com/ (JA5NSN/JO3KRP関連)…
地表ラジアル履歴(20)_50W交信実績と新たなアース方式の試行(その1)
雑誌投稿目的としてのアンテナ完成は、CQWW-CWコンテスト時期で完結していました。ただ、アンテナ実力を全て試せた状況ではありませんでした。そのひとつは、ローパワーでのアンテナの実力を探りたいと思い、コンテスト以降は、50Wでの運用でも交信実績を重ねています。今回は、その一番の成果を先に紹介します。 また、GP方式のアースだけに頼るのではなく、別の全く異なる方式のアース回…
地表ラジアル履歴(19)_2008年CQ-WW-WW-CW_Contest参加とその成果でのアンテナ性能(アース効果)
2024年の最終記事として選択しました。本格的にコンテスト参加したのは、1999年にあったCW-WWのSSBとCWの両28MHzシングル部門に参加した以来で、コンテストにおけるオペレート及び、戦術にも慣れない状態での参加でした。3.5MHzだと開始最初の時間帯はバンドが開けていないので、初心者向け練習を14MHz,21MHzで行いました。これらのバンドでは、4エレメント八木が動作しますから、じ…
2ele反射器八木の探求(4)2EL20.MAA(導波器モデル)からの逆アプローチ(2)Ga優先:反射器動作
前回紹介したMMANA付属モデルの給電エレメントを後方から前方に変更し、その位置を原点になるように平行移動したモデルです。F/Bは、元の導波器モデルを引き継いでいますが、Gaの高い部分もそのまま継続できているようです。しかも、導波器動作よりもわずかですが、高利得となっています。 (本論) 1.アンテナ定義
2ele反射器八木の探求(3):2EL20.MAA(導波器モデル)からの逆アプローチ(1)元データ再現
同じ14MHzの八木モデルのサンプルデータの「2EL20.MAA」のデータを検証します。こちらは、ワイヤーモデルの2.67m(0.125λ)エレメント間隔で、導波器モデルの見本です。ただ、F/Bを追求したものではなく、利得Ga追及モデルであることは、留意してください。 (本論) 1.アンテナ定義
地表ラジアル履歴(18)GP(架空ラジアル)線の変遷(2)放射器側を8本まで増設【完成形】
この年の11月最終土日は、11月29日と30日でした。雑誌掲載の条件として、この日程で実施されるCQ-WW-CWコンテストでの実績報告を求められていました。本格的なコンテスト参加から9年程経過しており、しかも、80mバンド単独参加は、今回が初めての経験でした。全く予想ができない状態でした。そのため、アンテナ調整は、80mのCWバンドに特化した調整に専念しました。とにかく、48時間フルに運用し…
2ele反射器八木の探求(2):2el_VP20.MAAの導波器動作
前回の反射器モデルの給電部を反射器に移動して、導波器動作とするとどうなるかを試行したものです。地上高20mは、14MHzにおける1λに近い高さですが、エレメント前後入れ替えの可逆性は全くありません。つまり、単純に給電エレメントを入れ替えれても導波器八木にはならないことが判ります。 1.アンテナ定義 給電点がw1c→w4cとなる以外は、反射器モデルと同様なので省略しま…
2ele反射器八木の探求:MMANA付属モデル2el_VP20.MAAを参考
実は、6m高におけるワイヤー八木方式での前後反転方式は、F/Bの良い導波器動作モデルの給電点を前後して反射器側動作とすると、ほとんどF/Bが取れなくなり、あたかも水平DPと変わりがないパターンしか得られませんでした。 これにかかる試行錯誤は続いていますが、未だにこの解決の糸口が見えてきません。そこで、まず、反射器モデルについて探求することに目標を変更しています。 …
地表ラジアル履歴(17)GP(架空ラジアル)線の変遷(1)放射器側を更に2本増設&DX局相手で効果確認
(昨日のトラブル余談) 昨日記事でお知らせしたようにNote-PCトラブルが原因で、本来のブログ記事はお休みとなりました。幸いにもNote-PCには、最近の記事参考となるデータはありませんでした。 ただ、MMANAでは、誤差が大きくなって、解析できないものを別のソフト(NECエンジン利用)で解析していたデータは、全滅したかもしれません。 その一部だけでも、どこかに予備でバックアッ…
地表ラジアル履歴(17)GP(架空ラジアル)線方式のSWR調整と測定時の問題点ほか
放射器と導波器(反射器)のアルミパイプは、約10.5m以上の高さは、完全に自立状態なのと、さらに約12m高以上の口径25㎜以下のパイプでは、肉厚も1.5㎜と薄くなっていました。そして、一番先端は10㎜口径のパイプまで細くなっていました。これらの関係から、エレメントの先端は、いつも風に揺られている状態となっています。この影響があって、MFJ-259Bで測定するとその測定値が安定しないといっ…
(高仰角)八木アンテナ6m高:導波タイプ標準間隔4.44m(0.1λ)②F/B優先モデル
本日の記事書き込みが遅れたのは、午前中の間しか対応して貰えない、「小型家電の廃棄物」収集に間に合わせるために、収集場所まで、該当品を持ち込む必要からでした。廃棄したのは、PC用TFT画面1台と以前に不調状態を公開した、ゲーミングマウス1個だけだったのですが、引っ越し時には、ずいぶんと「小型家電収集」には、お世話になりました。 (マウス不調) 音楽モニター用ノートPCにおいて…
地表ラジアル履歴(16)GP(架空ラジアル)線によりF/B改善とマッチング用コンデンサー耐圧改善策
前回で説明しましたように地表(地中)ラジアル方式から、徐々に今回表示するイメージ図のような、一般的なGPアンテナへと変身していきました。 今回は、その途中過程における、アンテナの動作状況の変化と放射器側のマッチング回路に用いているコンデンサーの改善について、焦点を当てます。 (本論) ① 2008/11/7~9 無給電側(導波器/反射器)のGPラジアル本…
(高仰角)八木アンテナ6m高:導波タイプ標準間隔4.44m(0.1λ)①Ga優先モデル
前回のワイド間隔約8mモデルでは、2エレ八木アンテナとしては、設置面積が大きすぎると判断しました。あと、2m広げられるのなら、3エレ八木を設置できます。 そこで、エレメント間隔が短くて済む導波器の場合の標準値となる4.44m(0.1λ)を試行してみました。 この場合には、利得を優先するか、F/Bを優先するかで求める特性が、全く異なりました。どちらが良いかは?その使用目的によ…
(高仰角)八木アンテナ6m高の試行:ワイド間隔8mS(0.188λ)モデル例
エレメント間隔を広げないと性能が出ないことは、先の同時給電方式の最終形と並行して、それとの性能比較に使った八木モデルで、判っていました。今回は、その時のワイドスペースモデルの紹介です。 (本論) 1.アンテナ定義
地表ラジアル履歴(14)本命のアース回路となったGP(架空ラジアル)線とリレー供給電線改善状況
まず、前回の記事で、ノイズ対策のためのアース電線の添え張り現場写真を公開するのを忘れていましたので、今回、GP線の根元状況と共に公開します。 (元ネタ)地表ラジアル履歴(13)アンテナ動作切替リレーから発するノイズ対策 https://jo3krp2.seesaa.net/article/505743037.html
(高角度)八木ビームアンテナ6m高モデルの試行設計:狭間隔3mSモデル例
前回までは、2エレメント両方への給電方法で試行錯誤したのですが、それと並行して、片側給電方式の八木アンテナでも、いくつかモデルを試行しています。 最初は、今回モデルのような導波器の理論で最大F/Bとなる間隔での試行をしています ただ、本来の八木アンテナのメリットである位相給電アンテナよりもエレメント間隔が狭くてすむはずの、このモデルでは、6m高の場合だと、理論どお…
地表ラジアル履歴(13)アンテナ動作切替リレーから発するノイズ対策
前回のビバレッジアンテナ受信にて感知した、アンテナ動作切替リレー回路からの微弱ノイズ発生対策を実施したことの記録です。 残念なことに、完全にこのノイズを無くせる対策ができたのか?についての記録も、記憶もありません。参考程度の情報となります。 ※おそらくは、リレー回路から発生というよりもそれを駆動しているIP-POWER装置から漏れ…
地表ラジアル履歴(12)垂直八木アンテナと交差配置しているビバレッジアンテナとの相互影響
アンテナプロジェクト記事では、この記載は無いかもしれません。 当時のローバンド受信用アンテナ概況を説明しますと 1.ビバレッジアンテナの設置状況 北東(カリブ向け)ビームと南西(アジアア・アフリカ方面)ビームの2方向に限定した受信専用アンテナ ① 北東向けビームとする場合 垂直アンテナを設置した敷地の一番北東隅に約2.2m高足場パイプを終端部にして、終端…
地表ラジアル履歴(11)集中定数(L、C)のL形マッチング回路採用
3.5MHz/3.8MHzの2バンドを1タッチでリレー切替できる回路を検討したところ、外部チューナーで採用しているコイルLとコンデンサーCの組み合わせをリレー切替する手法が、一番確実と判りました。 ただ、その定数を決定するためには、放射器端において、MFJ-259BでRとjX(極性も重要)を測定して、それを基にスミスチャートを描いて、計算する必要がありました。 設計中心となる周波数に…
地表ラジアル履歴(10)ラジアルアース全体イメージとオメガマッチング回路にてバンド切替問題
この時のアース回路は、地面内の埋め込みグランドラジアル1組と敷地外周を取り囲む地上2.5m高(埋設0.5m)の足場鋼管柱(パイプ)とそれを3か所で通電している地面と並行の3本のステンレス針金を敷地外周を一周約80m長近くのものを組み合わせたものを使用していました。次の概況図を参考としてください。
地表ラジアル履歴(9)オメガマッチング回路でのビーム実験結果と課題
GPアンテナでの「地表ラジアル」効果は、MMMANA関連が続いていることから、後に回します。 今回は、垂直アンテナにおけるインピーダンスのマッチング回路とそれと同時に進行したビーム調整の課題を採り上げます。 (過去HPで公開していた「現況報告」から引用) ① 2008/07/09 オメガマッチング回路を本日、初めて試しました。3.8MHzで、マッチングをとれることを確認…
【純対称形】Phased Array DP-Line(DP列の位相アンテナ)ビーム反転切替(5)順方向
前回のトランジスタ回路のSEPPで使われる「純(Pure)を当て込みました。これもアンテナ用語には、ありません。今回のアンテナのイメージとして、相応しい言葉として、造語したものです。 実際には、単なるDP2組を同時給電して、その電流位相を45°にしたもので、極一般的な「位相給電アレイ」アンテナです。しかし、一般には、このλ/8間隔や45°位相で…
【一般形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(1)順方向特性
今回は、順方向すなわち、通常のHB9CVとして動作する場合の特性を扱います。この基礎モデルは、 高仰角【HB9CV】(7)6m高・5.28m間隔・位相-45°【完成】Best Model https://jo3krp2.seesaa.net/article/505356092.html で完成したモデルです。ですから、これに近い動作特性となることが目標となりました。 また、今回のHB9CV設計の参考として、ネ…
私が取った卒業研究テーマでは、ありませんが、詫間電波高専の5学年の卒研テーマのひとつに「アンテナの指向特性」を実測するものがありました。単に指向特性を測定するだけでは、研究テーマとは、ならないはずなので、それを将来技術の何かに役立てる目的だったのだろう思うのですが、聞いた話だと、「測定したアンテナ指向特性が、全くきれいな形とならないので、困っている。」とのことだった…
高仰角【HB9CV】(5)6mH・5.28mS・位相φ-45°⇒-40°〓-45°と再帰した【総合評価】Best Modelへの軌跡(その1)
今回は、オリジナルの-45°モデルを最初に紹介します。前々回(3)の-39°暫定最良モデルと対比しながら見てください。また、最も基本モデルである135°位相は、前回(4)の5.のパターン図とも対比をしてください。いずれも7.1MHzに対してのλ/8間隔(5.28mS)での動作です。 今回の最終目標は、再び-45°位相(λ/8長)に戻すことにあります。なぜなら、HB9CVの基本的な給電は、1…
地表ラジアル履歴(6)当初設置したラジアルアース接続&周囲防護ネット支柱をアース接続に追加
今回から、本格的にアース回路の改善を行っています。特にCV-48運用試験でラジアルアースの性能が出なかったことから、敷地が外周をひとまわりするかたちで存在している防護ネット支柱とそれらを平行に繋いている3本のステンレス線も同時にラジアルアースの仲間にしました。 1.過去のHP記事の「現況報告」から引用 ① 2008/07/02 放射器、導波器とも、その支持柱基礎…
地表ラジアル履歴(5)導波器動作試験:アンテナプロジェクト現況報告(作業日誌)引用
今回の地表ラジアル方式の変遷とは、直接関係ありませんが、前回写真で詳細を説明したリレー操作により。導波器動作確認の具体例として引用します。 (本論) 1.過去のHP記事の引用 ① 2008/06/23 SG(基準信号発生装置)を使い、アンテナから微弱電波を送信して、別宅のタワーに取り付けたダイポールアンテナ(CD78)で受信しました。 受信機側のアッテネータ(…
地表ラジアル履歴(4)リレー制御線と導波器動作(ON・OFF)制御:前回記事への補足
前回の各エレメント基礎にある単独アースでの導波器の動作切替の制御ラインの流れを見てわかるように説明写真を追加します。 (前回への補足) 1.アンテナ敷地中央に位置する中継端子箱
(その2)竹竿と電線で作成するフルサイズ2eleYAGI(10MHz)アンテナ
前回の10MHz比較アンテナの”おまけ”として、今回は10MHz用ワイヤー2エレメントYAGIアンテナの紹介です。 1.設計主旨 高さ6mと移動運用でも利用できるスケールモデルとしました。高さは低いですが、国内を中心に中距離DXにも対応できるモデルです。 但し、今回モデルは、エレメント間隔0.1λとしましたので、相対利得は7MHzよりは良いのですが、F/Bは少し劣ります。ですが、…
(番外)竹竿と電線で簡単に作成できる7MHzフルサイズ2eleYAGIアンテナ
前回の12mH水平DPをちょっとだけ、改良すると面白いアンテナとなりました。自宅アンテナとは無縁ですが、田舎の田圃や畑地のちょっとしたスペースがあれば、簡単に組みあがるアンテナとして紹介します。 なお、2eleYAGIだと導波器タイプでのほうが性能が出やすいのですが、その性能を出そうとするとエレメント間隔と各エレメント長の調整の細かい作業が面倒です。今回は利得性能Gaは控えめ…
自作アンテナのルーツ(4)補足編;MMANAによる21MHz,2eleYAGIアンテナ再現
自作ルーツ(4)で紹介したアンテナをMMANAで再現しました。すると実際のものよりもSWRが良い条件での動作確認となりました。同じようなアンテナを作成するのであれば、今回のMMANAデータモデルを推奨します。 ※エレメント間隔は1.43mと同じですが、放射器=6.94(6.79)m、導波器=6.54(6.45)mと少し長くしたほうが良いとの計算結果です。 …
自作アンテナのルーツ(4)21MHzアルミパイプ製2エレメント八木の設計・製作
これは、1974年の夏休みの後半の頃です。近所のローカル局の一人の協力もあって、二人がかりで、親類木工所にあった電動の工作機械を工場の休みの日に借りて、エレメントパイプ同士を接続できるように中に入る一回り細い中継用パイプと一緒に穴あけして、穴位置を合わせました。 アンテナの紹介は、過去記事 過去のアマチュア無線記憶(その4) 初めて設計・制作した自作八木ア…
台風接近におけるマルチバンド八木318Cへの対策措置等の連絡を受けました。
昨日、久しぶりにアンテナの保守関係でお世話になっていましたローカルのOMさんから電話連絡を受けました。 何かあったのか?と初め心配しましたが、去年、貰い受けしてもらった、下記アンテナに関する使用感と今回の台風対策を当アンテナに実施したことの連絡でした。 1.対象アンテナ製品 標記のアンテナは、クリエイト社の製品 https://www.cd-corp.com/ama/tri-multi.pdf …
釣り竿(テーパ-)式【導波/反射】八木・根元給電(3)LCマッチング回路設計【完結】
昨日の自宅改修工事のやり直しは無事終了しました。アマチュア無線用アンテナの整備はここからが本番です。ただ、今年の夏場の日中はとても暑く、昨日の工事立ち合いだけでも体重が70㎏→68.5kgと水分量だけの減少なのでしょうけれど、減少したのは良かったのですが、かなりへばりました。それでアンテナ整備計画は、しばらく体調の様子を見てから実行することとしました。 余談です…
釣り竿(テーパ-)式【導波/反射】八木・根元給電(2)反射器動作(2)周波数特性
前回の導波器→反射器としてときのSWR、R&jX、Ga、F/B比、指向性パターン別の周波数特性の観測です。ここでは、特に調整は何も行っておりません。ですから、導波器の設計時において、反射器動作とするとどうかを導波器エレメント基部に0.85μHコイルを入れた場合と両方を比べながら設計するしか方法はありません。ただ、今回はそこまで本格的な設計をしていません。なすがままの反射器動作は’お…
釣り竿(テーパ-)式【導波/反射】八木・根元給電(1)導波器を反射器として動作
導波器エレメントの根元に小さなコイル(0.8~0.9μH前後)をアース間に挿入しますと共振周波数が低くなって、反射器として動作させることができます。今回目指しているのは、放射器側の同調切替無しで7.0~7.2MHzで反射器として動作するモデルです。したがって、給電点インピーダンスをできるだけ、導波器側に近い数値に持っていきたいのです。 ただ、今回設計して分ったことは、R,jXだけ…
釣り竿(テーパ-)式【導波】八木・根元給電(2)導波器での各周波数特性
自宅の建物アース回路を実際に試すまでは、考えてもいなかった結果となり、その報告を優先したので、こちらの記事が遅くなりました。 MMANAシミュレーション結果とアンテナインピーダンス計の測定数値結果は一致していたため、当然そのような動作となると納得していたのに、実際に無線機で動作させると現実は全くこれらと異なっていたという結果だったの…
HB9CVをそのまま八木アンテナに改造したガンママッチ単一回路で導波器の根元にコイルを加え反射器としますと、ガンママッチのロッド幅を大幅に変えないとリアクタンス分を0に整合することができませんでした。その理由は、導波器動作の裸特性(R+jX=15.891+j0.331)と反射器動作の裸特性(=20.350+j28.130)とが異なっているためです。 この問題により、同じガンママッチ回路を用いて瞬時に…
釣り竿式(テーパ-モデル)導波器YAGI・0.125λ間隔γマッチ(2)周波数特性
今回の設計は、ピンポイント周波数付近のGaやF/B比の究極を求めるのではなく、7MHz国内バンド内を概ねカバーできる広帯域を求めた設計です。それに加えて、本来なら導波器タイプ八木では、もっとGa,F/B比は取れるのですが、ビーム方向を反転させるためにあえてその部分性能は抑え目にした設計としています。 (1) SWRの周波数特性
釣り竿式(テーパ-モデル)導波器YAGI・ガンマ(γ)マッチタイプ(1)基本動作
HB9CVの給電部と同様にガンママッチ回路での整合を設計しています。こちらは、HB9CVとは違って、この給電点に同軸ケーブルを使い実際に給電することができます。お薦めは、ガンママッチによりもオメガ(ω)マッチです。コンデンサーがもう1つ必要ですが、給電用ロッドがガンママッチよりも短く(0.7長程度)できますし、ガンママッチのようにエレメントとロッド間の調整が不要です。任意の間隔…
釣り竿式(テーパ-モデル)導波器YAGI・0.086λ間隔・2eleArray特性(3)前回から修正と周波数特性
鯉のぼりパイプ側(No.2,No.4)だけが変換時の周波数比率で半分となっていることが判明したので、その半径Rにおいて15.911mm→32.0mm(口径64mm)に修正しました。これだけで、GaとF/Bがガタ落ちしました。理由は、テーパーの差が大きくなって、その分、エレメント自体の共振周波数が高くなってしまったことです。そのため、導波器、放射器ともに長さを調整しています。互いのエレメント間隔は0.…
釣り竿式(テーパ-モデル)導波器YAGI・0.086λ間隔・2eleArray特性(2)組み合わせパイプ構造の説明
今回設計したHB9CVとYAGIの両方に共通した組み合わせパイプ構造部分が理解できましたので、そちらを先に紹介します。 MMANA画面で一覧データとして表示することはできません。今回3つの画面合成での紹介となります、 ※テキスト編集画面ならば全てを表示出来ますが、見にくいので止めました。 (アンテナ定義)+{編集(E)にある「組み合わせ…
釣り竿式(テーパ-モデル)導波器YAGI・0.086λ間隔・2eleArray特性(1)基本動作
前回最後に提案した0.01λ付近間隔の導波器タイプの垂直八木アンテナを試作してみました。このモデルは3.5~3.8MHz用として実際に使ったアンテナに近いものです。ただし、その時のデータは参照していません。今回のHB9CVモデルから直接変更したもので、アンテナエレメントのパイプ形状はHB9CVと変わりありません。よって現実の市販パイプをそのまま使用できません。今回モデルのアルミパイプ径の…
60年前のアマチュア無線のことを突然思い出してから、急にこれまでの人生で自分が何に熱中してきたのか考えさせられました。73歳まで生きて来て、そういう視点で自分…
チェンマイ市内の今の借家に引っ越してきてから、近所に気になるモノがひとつあります。立派なアンテナが立っているのです。無線局であることは一目瞭然ですが、何の無線…
CQ ham radio23年4月号”特集~HFハイバンドに注目!
「CQ ham radio 2023年4月号」が届きました。 特集は『14/18/21/24/28MHzの今~HFハイバンドに注目!』です。 アマチュア無線の大きな醍醐味はやはり、HF帯の交信。サイクル25だからの特集記事です。今回は「HF
妻「テレビが映らない」~テレビアンテナを眺めると45度、倒れている(上)。 以前から一部チャンネルは不安定でしたが今回は全チャンネル~古いテレビアンテナは交換工事が必要です。 わたしはテレビを見ない
アマチュア無線では、バンドや運用スタイル、設置場所に応じて多様なアンテナを自由に選択できます。 これは他の無線分野と異なり、例えばCB無線は外付けアンテナは禁止されていますので附属アンテナで運用しなければなりません。パーソナル無線では外付け
バズーカアンテナはよく飛ぶ!その理由に迫る!7MHzDBアンテナで欧州とらくらく交信!
欧州と交信できた!~「よく飛ぶ」と定評のダブルバズーカアンテナの実力は! ダブルバズーカアンテナは『よく飛ぶ』『バンド帯域が広い』と高評価ですが、今回設置して運用したレポートを報告します。 これまで当局ではHF帯はCP-6Sを使ってきました