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The Best(純対称形)位相給電DP列アンテナ【Ga&F/B両立】:逆方向
前回の逆方向ビームとした場合です。今の予定では、λ/8間隔の位相給電アンテナは、HB9CVを含め、これが最後とするつもりです。 1.アンテナ定義
The Best(純対称形)位相給電DP列アンテナ:順方向【Ga&F/B両立】
前回モデルから、更なる良いモデルを求めて、試行錯誤での探索をしたところ、エレメント間隔をさらに少し広くとれば、絶対利得Gaと前後比F/Bが両立できるモデルに行きつくことができました。 実は、八木モデルに変更しての片側給電方式も並行して、試作していたのですが、そのモデルよりも、短いエレメント間隔の場合は、こちらが良かったので、先に公開します。 通常の導波器の2エレ…
Ga優先(純対称形)位相給電DP列アンテナ:逆方向特性&給電インピーダンス-R値即解決算定法(仮説)
前回モデルのビーム方向を逆転した場合です。特性は、ほとんど同じですが、給電点インピーダンスは、こちらだと正常な値となります。それを基に前回の給電点インピーダンスを最後に即決で補正したいと思います。 1.アンテナ定義
F/B追及【汎用型】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(1)逆方向特性【完結】
今回は、前回のF/B追及モデルを前後反転させた場合の特性について、紹介します。今回は、途中説明に具体的な利礼切替回路についても述べています。このアンテナを試作される場合には、是非、実現して欲しい回路です。この回路を使えば、わざわざ、リレー制御線を両エレメントの給電部に配線することが不要で、見映えもスッキリとします。 ※通信信号と電…
F/B追及【汎用型】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(1)順方向特性
前回予告しましたように、高仰角【HB9CV】(7)6m高・5.28m間隔・位相-45°【地表ラジアル中央配置】Best Modelへのさらなる試行錯誤を行って、その結果を前後切替モデルに適用したモデルの紹介です。 絶対利得Gaは、もうほとんど飽和状態となっているようで、改善は望めませんでした。しかし、F/Bは、改善することができました。 ただ、F/Bだ…
高仰角【HB9CV】(8)6m高・5.28m間隔・位相-45°【地表ラジアル位置変更後】Best Model
前回の「純・対称形」DPアンテナ列アンテナの比較基準とした、ワイヤー仕様のHB9CV【6m高・5.28m間隔・位相-45°】に対して、以前の完成モデルは、地表ラジアル位置が、後方エレメント直下であったものを、前後ビーム転換モデルであるDPアンテナ列、準・対称形HB9CVアンテナ、さらに全ての一般的なHB9CVのビーム反転を可能とした、「一般形」HB9CVの前・後の性能(Ga,F/B)比較を比較するための…
【純対称形】Phased Array DP-Line(DP列の位相アンテナ)ビーム反転切替(6)逆方向
今回は、前回の反対方向に放射するビームパターンを扱います。といっても、前後完全対称形ですから、どちらが前で、その反対向きが後ろとは、言えません。どちらも前であり、後ろにもなるのです。その要は、エレメント間の給電位相角になります。 その意味で、Pure-Complimentary(純相互補完)と対応しての、Pure-Symmetrical(純対称形)といった回路状態であるといえるアンテナです。
【純対称形】Phased Array DP-Line(DP列の位相アンテナ)ビーム反転切替(5)順方向
前回のトランジスタ回路のSEPPで使われる「純(Pure)を当て込みました。これもアンテナ用語には、ありません。今回のアンテナのイメージとして、相応しい言葉として、造語したものです。 実際には、単なるDP2組を同時給電して、その電流位相を45°にしたもので、極一般的な「位相給電アレイ」アンテナです。しかし、一般には、このλ/8間隔や45°位相で…
【準対称形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(4)逆方向特性:位相切替のみでビーム反転
【一般形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替方式だとエレメントまで前後反転できますから、どちらも理想的に動作させることができますが、【準対称形】HB9CVアンテナにおける位相のみ切替だけの方式では、今回の逆方向の動作は、理想どおりにはなりません。その部分がネックとなります。ただ、前後エレメント長の差を少なくしたり、両エレメント間隔を微調整すれば、逆方向特性もそれなりに実現でき…
【準対称形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(4)順方向特性:前後エレメント長差が小さいモデル
「準対称形」といったアンテナ用語は、今のところありません。このブログで使うために生み出した「造語」です。 この元となる語源としては、トランジスタ回路におけるNPNとPNPの2つの素子がそれぞれの性格をお互いに補完する意味での電子回路があります。 それは、コンプリメンタリーです。トランジスタステレオアンプの初期においては、PNPのパワートランジスタのNPN側とのコンプリ…
【一般形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(3)逆方向特性(後ろ向きビーム)
前回の最後項・課題で述べたところは、やはり、今回のアンテナ性能低下課題をややこしくしていました。それは、地表ラジアルをエレメント直下から離すと地面からの反射成分の分布が異なり、それだけで性能が低下することが判明しました。 ただ、その問題を先にやりますと前回の部分も全てやり直しとなります。それだと、反って、今回の目標が何なのか?を訴えることの焦点がぼやけてしまい…
【一般形】HB9CVアンテナ・ビーム反転切替(1)順方向特性
今回は、順方向すなわち、通常のHB9CVとして動作する場合の特性を扱います。この基礎モデルは、 高仰角【HB9CV】(7)6m高・5.28m間隔・位相-45°【完成】Best Model https://jo3krp2.seesaa.net/article/505356092.html で完成したモデルです。ですから、これに近い動作特性となることが目標となりました。 また、今回のHB9CV設計の参考として、ネ…
高仰角【HB9CV】(7)6m高・5.28m間隔・位相-45°【完成】Best Model
今回で、6m高のワイヤー仕様のHB9CVを完成させたいと思います。 MMANAに付属しているHB9CVモデルだと自由空間で、4.65dBdの相対利得が得られていますが、これは、無損失の場合であるのとエレメント径が半径10㎜(直径20㎜)としていることが寄与しているようです。八木も同じですが、インピーダンスが低くなるアンテナには、できる限り、太い導体を使う必要があるようです。 ま…
高仰角【HB9CV】(6)位相線路の速度係数問題と6m高・5.28m間隔・位相-40°モデル
前回の宿題としていた位相回路の電気長→物理長の変化、つまり、フィーダが持つ「速度係数」についての解説が中心となります。 また、MMANAモデルは、暫定最良モデルとする手前で、本当は、これで十分と思っていた「位相-40°」モデルを紹介します。この時は、位相をわずか1°ぐらい変化させても大した変化はないだろうとたかをくくっていました。しかし、その1°でも、F/Bは、0.45dB良い側…
高仰角【HB9CV】(5)6mH・5.28mS・位相φ-45°⇒-40°〓-45°と再帰した【総合評価】Best Modelへの軌跡(その1)
今回は、オリジナルの-45°モデルを最初に紹介します。前々回(3)の-39°暫定最良モデルと対比しながら見てください。また、最も基本モデルである135°位相は、前回(4)の5.のパターン図とも対比をしてください。いずれも7.1MHzに対してのλ/8間隔(5.28mS)での動作です。 今回の最終目標は、再び-45°位相(λ/8長)に戻すことにあります。なぜなら、HB9CVの基本的な給電は、1…