新居用アンテナ設計試案が続きましたので、過去の記事に戻ります。電源フィルタにはFT240#43材コアを使用します。そのときのコアの使用方法について、ここで検討しています。それは2個のコアを使用する場合にそれらを重ねて1個のコアとして使用する方法と1個のコア単独で電線を巻いたものを直列にして使用する方法のどちらが適しているかの検討です。 (本論) 3. 阻止インピーダ…
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過去のHP記事再現(180)コモンモード実験室(35)電源ラインフィルタ自作と検証(3)コアの重ねと直列との検討
新居用アンテナ設計試案が続きましたので、過去の記事に戻ります。電源フィルタにはFT240#43材コアを使用します。そのときのコアの使用方法について、ここで検討しています。それは2個のコアを使用する場合にそれらを重ねて1個のコアとして使用する方法と1個のコア単独で電線を巻いたものを直列にして使用する方法のどちらが適しているかの検討です。 (本論) 3. 阻止インピーダ…
新居アンテナ計画(11)3.5/7MHz2バンド対応(NEW)アンテナ
前回の垂直型1.8MHzモデルのようにR≒25Ωが得られれば、現実マッチング回路無しでSWR2.0あたりでじゅうぶん実用なアンテナとすることができるのですが、エンドローディング方式での逆L形アンテナとなるとR<10Ωとなって、例えマッチング回路でもって50Ωまで持ち上げたしても帯域幅が極端に狭いアンテナとなってしまいます。そこで、1.8MHzは別の部分での短縮動作とすることで実現する方法に見…
新居アンテナ計画(10)1.8/3.5/7MHz対応垂直型理想形モデル(3)1.8MHz特性
本命はこのバンドによる設計です。新居予定の逆L形+TOPLOAD方式では、給電点インピーダンスの純抵抗分Rは約5Ω、ゲインも-2dBi以下となって、通常の水平系DPの理想ゲイン+8dBi(2.15+地面反射6.0)から見ますと-10dBダウンとなっています。これは、DPで100W運用に対し、このアンテナでは1KW出力を加えてやっと同じとなること。逆に言えば、このアンテナで100W運用するのと同じ性能をDPなら10W…
新居アンテナ計画(9)1.8/3.5/7MHz対応垂直型理想形モデル(2)3.5MHz特性
3.5MHzの場合は、予定逆L形と今回の垂直型のどちらもλ/4長のフルサイズで動作します。違いは、逆L形だと給電インピーダンスのうち純抵抗分Rが20Ω前後まで低くなるのと違い、垂直型では35Ω前後となってSWR調整は簡単となります。ただし、物理的な高さが約20m近くまで必要となって、実際にアンテナを建設しようとすると都会地の住宅地では困難なものになります。 (本論) 以前…
新居アンテナ計画(8)1.8/3.5/7MHz対応垂直型理想形モデル(1)7MHz特性
前回までの屋根上での逆L変形タイプの水平エレメントが主となるアンテナだと1.8MHzでの特性(ゲインと給電インピーダンスのうち純抵抗分R)を改善することができないので試行錯誤を繰り返していましたが問題解決できていません。そこで模範とすべきアンテナ例として垂直アンテナでほぼ同一サイズになるモデルで特性を見ることとしました。 (本論) 以前に移動用アンテナとしてMMANA…
過去のHP記事再現(179)コモンモード実験室(34)電源ラインフィルタ自作と検証(2)阻止インピーダンス設計
昨日(8/1)から新宅の上棟が始まりました。本日に一般の木造家屋で言うところの「上棟式」に該当する部分まで完成する予定です。また、家屋を取り巻く足場も完成しています。私にとっては、この足場がいつ使えるようになるのかが一番気がかりとなっています。 (本論) 3. 阻止インピーダンス設計 200V回路における適正値を探るべく検討をしました。まずリニアアンプですが、200V…
前回の予告どおり、本日早朝から玄関先路上に粗大ゴミとして並べてゴミ収集車待ちの状態となっています。 1.家財品目 (1)ビニル外装のファンシーケース1台相当(鉄骨組み、補強板、ビニル材に分別済) (2)来客用座布団15枚(5枚で1点) ※ほとんど使用せず、箱入りで長期保管、オフハウスでは1枚10円だったので今回はゴミ扱い (3)毛…
過去のHP記事再現(178)コモンモード実験室(33)電源ラインフィルタ自作と検証(1)
今回から過去のHP記事「実験レポートその5(最終まとめ)」の内容となります。ここでの主役は電源ラインに挿入するコモンモードフィルタです。当初の設計は、電源インピーダンスは低いので、同軸ケーブル回路とはそんなに違いが無いのでは?と予想していたのですが、そうではありませんでした。ローテータ制御ラインといった平行ケーブルよりもはるかに大きなインダクタンスが必要だとわかってき…
住替計画進捗(10)現自宅家財(他人にはゴミ相当)処分第三弾
本当は、次の自宅に設けるアンテナ設計を完成させる予定を進めていたのですが、またも暗礁に乗り上げています。1.86MHz付近における性能が極めて悪いことが原因です。オリジナル記事にある3.5/7.0MHzの2バンド構成なら問題ないのですが、さらに1バンドを欲張ると無理難題を課したような設計パターンとなってしまっています。 (本論) 昨日、久しぶりにハードオフ(ブックオフ・オ…
この件へのレスが少し遅れてしまって申し訳なかったのですが、最近いただいたコメントを紹介します。内容から見ますと最近160mバンドにデビューをされてまだ日が経っていないようですが、じゅうぶんQSOを楽しめておられる様子です。今後とも160mバンドでのご活躍を期待しています。 (コメントいただいた元記事) 過去のHP記事再現(49)アンテナプロジェクト(31)オメガマッチン…
過去のHP記事再現(177)コモンモード実験室(32)効果測定と安全数値検証
今回で過去のHP記事で公開していた「コモンモード実験室 実験レポートその4」は完了します。ここでの重要事項は、コモンモード電流値は、できる限り1mA以下に抑え込むということです。これが満足できていますと高周波回り込み等によるインターフェアはまず生じないと考えてよいと結論付けることができました。 7 効果測定と安全数値検証 (効果測定) 各アンテナへの同軸ケー…
ここでは今回作成した特製コモンモード・フィルタを写真で確認していただけます。さらにそれらを設置した当時写真も併せて公開します。 ※現在もこのコモンモードフィルタを使用しています。将来構想としては、通常のサイズでこれらと同等性能がある製品に取替ていけるようにと考えていますが、まだまだ試作段階です。 コモンモードフィルタについて-…
和歌山市では、公共事業による業者が自宅まで回収に来てくれる実施回数は、2回/月となっていて、その1回当たりは15点までの数量制限となっていることから、一気に進めることができません。また、最後まで生活に必要な家具等(例:ダイニングテーブル・椅子)もあって、それらは、引っ越し後でないと出すことができません。 (本論) 1.現在まで処分できた大物家財品目 (1)シングルベッド2台分
過去のHP記事再現(175)コモンモード実験室(30) 単品での阻止インピーダンス再検討
前回の同軸ケーブル全体に生じるコモン電流の結果から、リニアアンプの出力端子に接続されている全ての同軸ケーブルにおいて1.8MHz運用時においてもそのコモン電流を阻止できるだけの大きさを持つコモンモード・フィルタを挿入しなければ、ならないことがわかりましたので、それへの対応が今回のテーマです。 しかも、前回の案のように16本ものコモンモード・フィルタを挿入するのではなく、…
昨日、(番外)で記したように除草作業は完了できたのですが、そのとき、思いがけない、うれしい配慮をいただきました。 それは、除草作業をするには、水入りタンクやエンジン刈払機、刈った雑草を集める金属熊手等のいろいろな装備を現場まで車で運ぶ必要があるのですが、その後、道幅が狭いために車両はそこに駐車できなかったのです。そのため、今までは、歩くと数分かかる農道の場所まで、…
例年、梅雨明けとなるこの時期に元実家敷地(別宅アマチュア無線局)周辺の空き地の除草作業を実施しています。過去の記事を参照しますと去年は、 (番外)別宅付近の雑草対策(夏編)と井戸ポンプの修復作業 https://jo3krp-o.at.webry.info/202107/article_23.html のように7月22日に実施したようです。 今年は、週休が7月23(土)、24日(日)となった関係で、少しだけ後ろに振りましたが、ほぼ例年どおりの日程…
新居アンテナ計画(7)1.8/3.5/7MHz対応(OFSET_INVL&OFSET_INV-DP)暫定案
未だ1.8MHzエレメントは仮設定ですが、3バンドで動作するトライバンダーアンテナとして完成することができました。 ※現実の現場で設置が困難なため※ 計画(5)で示したイメージ図とは違っています。理由は1.8MHzエレメント先端にはキャパシタンス・ハットを付けることができないためです。 また、3.5MHzでも、このキャパシタンス・ハットを活用し…
新居アンテナ計画(3)7MHz対応(OFSET-INV-DP)
まだまだイメージどおりの動作とはなりませんが、一応7/3.5MHzの2バンド動作は安定動作となっています。ただし、1.8MHzだとトップロードの容量が全く不足しています。 ※メーカー製1.8MHzの短縮エレメントだとTOPLOAD(先端キャパシタンス・ハット)が有効のように思うのですが・・・? そのため、屋根上の空間でのエレメント展開では限界があること…
過去のHP記事再現(174)コモンモード実験室(29)他バンド用同軸ケーブルへの重畳コモン電流
本日も新居のアンテナ設計で苦しんでおります。これを解決しないと実際のコイルを作成できません。よって、ブログ記事は過去の記事からの引用に振り替えています。 こちらも当時は相当悩んだ案件だったと記憶しています。1KW完成検査が迫る中、いろいろと試行錯誤した結果を検討していた時期でもあります。 3. 他のバンド用同軸ケーブルへのコモン電流の問題 今回調査検討した…
過去のHP記事再現(173)コモンモード実験室(28)予備同軸線・アース処理(2)
今回、新居用アンテナ関係を続いて実施する予定でしたが、MMANAで前回に各バンドごとに動作確認しながら、7MHz→3.5MHz→1.8MHzと順番にエレメントを拡張させていたものをその全長で7MHzや3.5MHzで動作させますと正常なアンテナとなっていません。そのため、急遽こちらのネタに変更しています。 (本論) 2. 予備線のアース対策(続き) 他に考えられる処置として (1) どちらの…
新居アンテナ計画(5)トライバンダーアンテナ・プロトタイプ設計(1)アンテナ概要設計
昨日、激しく降る雨をかわしながら、NETケーブル工事調査業者と現説を実施しました。現場には共架する電柱は未だ無く、建物自体も基礎の型枠しかありませんので、これで工事日程が順調に進む状況ではないとは思いました。 TVアンテナ業者とも同様でしたので、電話で前回との資材の仕様の違い(32φ→25φ)を説明して完了としました。こちらは、現場の足場が自由に使える状態時期に工事ができ…
過去のHP記事再現(172)コモンモード実験室(27)予備同軸線・アース処理(1)レポートその4開始
今回から過去のHP記事「レポートその4」に入ります。ここまでは、同軸用コモンモードフィルタは市販品と同様なサイズにて、その性能を改良していました。ところが、ほぼ限界に到達してしまったようで、これ以上の大幅なコモンモード電流の減衰量を稼ぐことが出来なくなっていました。一方で、1.8MHzでは、タワーそのものに高周波電流を供給するために他のバンドのようには、コモンモード電流を低…
実施したSWS試験方法は、JIS_A_1221の規定により決められています。詳しくは、「SWS試験(旧 スウェーデン式サウンディング試験)の方法と結果」https://www.s-thing.co.jp/jiban_chosa/chosa_hoho/houhou_kekka/等のNET情報で確認してください。 (N値算定式) 砂質土・礫質土 粘性土 N= 2Wsw+0.067Nsw 粘性土 N= 3Wsw+0.050Nsw Wsw : 載荷荷重(kN) Nsw : SWS試験における1.00m…
住宅街アマ無線運用解決(14)経済論(11)別業者での実家取壊費別見積例(前回補足)
前回公開したのは、実際の工事結果での請求書(原本)からだったのですが、当時としてもこの価格は安すぎるように思えます。ですから、別業者からの見積書も残っていますから、それを今回公開します。 ※第三者的な目で見ますとこちらのほうが適正価格に近いと思います。 (見積書) 1.解体工事 (1)母屋 (2)別棟 (3)物置(農業用倉庫) …
MMANAによるエレメント長と展開形状の試作が進んでいません。その原因として、TV用UHFアンテナマストに継ぎ足して、HFアンテナエレマント支持用ポールをまだ決定できていないことが挙げられます。今回は、この部分について検討しました。 (本論) 1.以前検討結果 TV用アンテナ設置予定業者との初回打ち合わせ時においては、TV用アンテナマスト1.8m長、口径32φに継ぎ足すかたちで32…
過去のHP記事再現(171)コモンモード実験室(26)ラインフィルタ情報(5)レポートその3完結
アンテナ絡みのラインフィルタについての試作と実験レポートは、今回で完了します。同軸ケーブルに対するコモンモードフィルタはたくさん製作例を見かけますが、ローテーター接続ケーブルをはじめ、同軸ケーブルと並行して無線局舎からタワーの頂上付近まで一つの線束に見なせる電線には、必ず、コモンモード電流が流れることを認識しなければならないことを提言します。そして、その対処にはラ…
今回の工事設計の元は、6月3日に住宅会社からの「基礎工法提案書」に基づくものです。この提案書には、SWS地盤調査結果により得られた実際の建設地の試験生データだけでなく、近隣にて本格的なボーリング調査(標準突入試験)を行ったものを参考データとして搭載していました。それらに基づく私的地盤工法のチェックを工事決定前に行っています。今回はそれに関して検討した資料です。 …
過去のHP記事再現(170)コモンモード実験室(25)ラインフィルタ情報(4)
この部分は既に当ブログで過去に公開している記事と重複しています。今回の記事の流れがわかるようにラインフィルタ関連の記事一部として表示しています。 コモンモードフィルタ-2 (各制御線用ラインフィルタ) https://jo3krp-o.at.webry.info/201707/article_12.html 5 フィルタ外観及び設置状況 写真1は、フィルタ単体の組み上げ完成例です。
住宅街アマ無線運用解決(13)経済論(10)実家(旧家屋)取壊費用
住替計画で現住居の不要品整理の中から出てきた古い見積書等が見つかりました。それは昔の実家敷地にあった建物全てと敷地内にある庭石、樹木その他一切の敷地内にある物品を撤去するための工事費についてでした。また、別の請求書もあって、こちらは実家敷地を文筆するために測量が必要となった手続き関係と思われます。 測量関連は参考とはなりませんので省略しますが、古い家屋の撤去費用…
新居アンテナ計画(3)7MHz対応設計変更(OFSET-INV-2)
アンテナ形状をよりZEPPアンテナに近づけてみました。また、給電点インピーダンスを1:4バラン等で給電できるあたりまで高めています。 実際のアンテナモデルとしては、INV先端側と水平延長部との間にコイルを入れて、短縮アンテナ動作としたいので、アンテナ性能はもっと低下する方向です。 (1) アンテナ定義 今は仮の設計なので非公開とします。実際の形状を決定後には公開し…
過去のHP記事再現(169)コモンモード実験室(24)ラインフィルタ情報(3)
ラインフィルタの基本的な設計方法を公開しています。今回は具体的な周波数において必要なチョークコイルのインダクタンス数値について検討しています。これからラインフィルタにおいては、大きなインダクタンスが必要だとわかります。しかも、それらの電線数が複数あると並列動作となりますので、その分数となります。よって、大きなインダクタンスを用意できたとしても最終的には、その周波数…
住替計画進捗(5)土地登記と(先払にて)上棟時支払いでの出来事
昨日、日本国中を震撼させる大事件になりましたが、それとは別の意味ですが、我が家でも大事件が午前中にありました。当日に土地登記を完了させるためにその代金の残りと先付けとはなるのですが、上棟時の出来高の一部に充当する金額を金融機関から定期預金を解約して入金する日となっていたのです。そしてその事件はその金融機関での窓口応対で発生しました。 (本論) ある金融機関…
過去のHP記事再現(168)コモンモード実験室(23)ラインフィルタ情報(2)
ラインフィルタを設計・試作したときの記載ノートを久しぶりに読み返しました。今では忘れていた情報部分があるようです。今回それを追加できればよいのですが、過去のHP情報と矛盾が無いかを確認中です。 この記事とは無関係ですが、昨日7/7(七夕)は、例年と違い快晴となりました。おかげさまで造成現地での現場担当者のかたがたとの面会と現場説明を無事終えることができました。これが普…
新居アンテナ計画(2)7MHz対応部分設計(OFSET-INV)
前回お知らせしましたが、MMANAではアンテナエレメント端部での電圧給電設定ができません。また、実際に屋根上に設置できるアンテナエレメント寸法は、基本INV設計のλ/2よりもかなり短くなることから、単にλ/2エレメントの片側から給電するZEPPアンテナでは設計できないことが判明しました。よって、仮の解決策として、変形したλ/2DPの給電点を片側方向にオフセットした給電タイプで検討して…
過去のHP記事再現(167)コモンモード実験室(22)ラインフィルタに関する情報(1)
私的ITの課題は、全国問題となった移動体通信体系よりも有線系NETに不満点があります。今一番の問題は、有線電話サービスで番号ポータビリティ(現使用の電話番号の移転先での継続使用できる制度)で同じNTT収容管内でありながら使用できないことです。 ※(完全に不可能ではなく、一度NTTのアナログ回線に戻すという、理不尽な手続きが必要) 光契約…
過去のHP記事再現(166)コモンモード実験室(21)コモンフィルタ情報その3
およそ3日間にわたった携帯電話回線の障害は、当地では昨日の午後に完全復旧しました。最後までトラブったのは音声回線です。4G回線でした。 (本論) 1 はじめに ローテータケーブルなど同軸ケーブルではない電線にも 同相電流(コモンモードによる電流)がかなりの大きさで流れていることを紹介しました。3.5MHz以上では、この電流による悪影響はないようでしたが、1.8/1.9MHz…
過去のHP記事再現(165)コモンモード実験室(20)実験レポートその3以降の概要
コモンモード実験室記事の再掲載を途中で止めていました。理由は特にありません。ただ記事の中味に興味を無くしたというのが正直な感想です。 今年のテクニカル講座のネタ探しも含めて、止めていた過去記事の公開を再開します。 (概要) 4 1KW落成検査直前対策 ★ ローテータケーブルにラインフィルタを使用・・(レポートその3で紹介) ★ 同軸用コモンフィルタを特別仕様のも…
(番外)携帯電話サービスの長時間障害と昔活用した私設無線電話システム
今回予定はアンテナ設計だったのですが、MMANAで電圧給電設定ができないことに気付かされました。今まで真の電圧給電モデルの設計をしたことがありませんでした。ということで、再検討することとして後回しにします。 (本論) 全国的規模のau携帯電話障害をもろに影響を受けています。外出時の連絡がまったくできない状態が続いています。その場合の非常用回線としては、昔ならアマ…
住宅街アマ無線運用解決(12)経済論(9)遠隔操作システム関係
今回は、インターネット経由での無線局遠隔操作にかかる設備費関係の公開です。これも単なる機器費用とその開発用言語ソフト代金だけですから、これだけでインターネット経由遠隔操作無線局が出来上がるわけではありません。実際のアプリソフトは、QB.NET言語で自主開発する必要があります。 また、被操作機器とのインターフェースについても自分で調査…
(番外)DeskTopPC内蔵HDDをUSB-HDDで復活化
以前にDeskTop型PCでデータディスク(D:)として使用していました、2TB容量の3.5インチHDDの話題です。過去の記事にこの記録がありますが、原因不明にてドライブ内容が読めたり/読めなくなったりの症状を繰り返し、その後、全くアクセス不可となって、不良品扱いとなっていました。 (番外)PCの内蔵HDDのアクセス不可~BIOSでのSATA接続認識しない~解決…
今回から次の自宅で使用するアンテナ設計を開始します。まず、基本となるのは、7MHzでλ/2動作するDPです。こちらを屋根上でINV(逆V)形に展開しているものを想定します。なお、中央部の支持ポールは、TVアンテナ用ポール+FRPポールを予定しています。 ※実際にデジタルTV受信用UHFアンテナを屋根中央部分に建てます。 1.MMANA設計 (1) アン…
建物に関係した設計については、契約した4月末から、毎週1回以上の打ち合わせで進行してきました。そして、今は最終段階である、家の表札デザインでの検討を行っております。昨日、デザインされた字体によるモデル図を送付いただいたのですが、打ち合わせ時に確認したものとかなり相違があったので、再度手直しをお願いしたところです。 (本論) 今回の住替え目的を振り返り、今回の…
住宅街アマ無線運用解決(11)経済論(8)アンテナ設備 今回は、別宅アンテナ設備の当初設置に係るものの積算結果です。その後設置した、10/18/24MHzRDP、1.8MHzSLOPER(後にNSN-Specialに改良)、3.5/3.8MHz垂直八木アンテナ等の設置は含まれません。 (本論) 項 名 称 数量 単価 金額 摘要 資材 1 ローテータ 1台 103,500 103,500 @138,000 2 …
別宅井戸ポンプ故障からの大修理記録(12)修理四日目後半(完結)
今回で、今までさんざん苦労した浅井戸ポンプ修理が完了できました。それも単純な措置だけです。これに必要とする部品は何も要りません。必要なものは、細い穴から差し込んで、その中味を攪拌できるような先が拡がった棒状のもので、全長30㎝ぐらいがベストだと考えています。ただ、それには、この症状を直接引き起こしている現物に遭遇することが必要となりました。それには、前回述べた圧力ス…
少し前の住替計画の進捗状況報告記事 住替計画進捗記録(2)家電製品買換え計画(アマチュア無線との関連) https://jo3krp-o.at.webry.info/202206/article_1.html で記しましたように次の自宅アンテナは、隠密方式アンテナに決定しました。 (参考資料) ベランダ・アンテナ CQ出版 1992年7月発行 にある、「第2章 アンテナ周辺テクニック」…
住宅街アマ無線運用解決(10)経済論(7)クランクアップタワー設備費(2)器材費以外
この趣旨は、以前に掲げた別宅システム構築にかかる (コンテンツ) 1.構築に至る背景(原因) 2.経済事情 3.設計方針 4.具体的活動状況 5.その他 の中の項目2についての情報公開です。労務費等物価は、18年前の状況であることをご承知ください。 (本論) 人件費・輸送費 10 建て上げ作業費 1式 150,000 150,000 (鳶職1人工含む) 11 36IU基礎運送費 1基 49,000 49…
別宅井戸ポンプ故障からの大修理記録(10)修理四日目(前半)
今年のGW明けから修理を始めて、今回は四回目となります。今回、新たに交換部品を用意したものはありません。といいますのは、当ポンプで部品単位で交換できるのは、ほとんど交換しているからです。(モータ関係を除く。)後は、ポンプ本体の下段部の鉄製圧力ポンプ筐体と上部にあるプラスチック製各バルブ筐体しか、今回の症状に関係する箇所はありません。
前回の防災対策の要となる蓄電池動作を支援するのが、屋根上に載せる太陽光パネル(アレイ)2箇所です。両方で合計出力4KWhとなる予定です。 ※太陽光パネルは、住宅設備の標準システムなので、建物価格に既に含まれています。※ これに前回の停電対策に採用した蓄電池との併用となる「ハイブリッド蓄電システム」として、非常時と停電時とをシームレスに運用することが今回の住替…
住宅街アマ無線運用解決(9)経済論(6)クランクアップタワー設備費(1)
古い工事記録からです。当時の資料を見ますと今の自分からみますと経験や知識はまだまだ未熟ですが、"やる気"と"発想"に満ち溢れていて、この構想実現に向けて目がキラキラしている様子を伺えます。その気持ち(モチベーション)があることがうらやましい限りです。その意味からもできるだけ若い世代にこういったプロジェクトに挑むことも良いことなのかもれません。反面、これを実行しなければ…
別宅井戸ポンプ故障からの大修理記録(10)修理三日目(後半)
今回も思わぬトラブル発生によって、肝心の部品交換作業が困難なものとなりました。保守部品の手配一覧表とその分解図だけでは、正しい作業手順が判断できないことが原因だと考えます。こういったものの修理記録は大変重要な将来の修理ガイドとなることを認識しました。 (本論) 前回紹介しましたポンプの心臓部インペラーとその周辺の部品交換しているのですが、交換部品の(図番…
今の住居での停電対策は、発電機(honda製2.3KW)を玄関近くの廊下に待機してありました。しかしながら、2018年9月での台風による停電においては、動作させることがありませんでした。 理由はいくつかあるのですが、 まず、住宅街での夜間に動作させるとその動作音で近所から苦情が出される怖れとなること。 次に、この発電機は、ガソリンとオイルを別に入れる4サイクルエンジンを…
(番外)JA4MSM局1.8MHz用逆Lアンテナの新設・運用伝聞紹介
標記のことについては、最近7MHzでJA4MSM(木村さん)との交信で得た内容の情報です。まだ、私のほうが木村さんがQRV開始した今年GW明けから、一度も1.8MHzで運用できていないので、そのアンテナ実力は確認できていないのですが、話を聞くとかなり良好に動作していることは間違いありません。 (逆Lアンテナ概要) 空中エレメントは水平部35mと垂直10mの全長45mあたりのλ/4長となる…
昨日、タワー動作と当ポンプの動作点検を実施しました。どちらも正常動作で安心しました。なお、通常の無線運用では当ポンプは必要が無いので使っていません。約一か月を目途に点検動作をするようにしています。今回は、大修理の後での初めての一か月点検となりました。 (本論) 本社指示の修理手順は次の段階として、井戸ポンプの心臓部であるインペラーとその周辺部の部品交換とな…
(住替計画-4)住宅会社作成「敷地調査報告書」から洪水対策情報
昨日完成したばかりの標記報告書から参考となる情報を含め、私が今回の住替地に期待する要望事項について記したいと思っています。 なお、調査報告書の内容は多岐にまたがっていることからその極一部についての情報です。 1.洪水ハザードマップ (1)紀の川対応 地図は省略しますが、和歌山市の県庁所在地付近の高台地区を除いて、和歌山市の中心部に近い場所は、ほとんどが0.5m以上…
修理は今回で三日目となります。去年の部品交換を含めると4回目の修理作業です。ここでもまだ、本当の故障原因をつかめないままでの作業となっています。ここからは、修理方針はすべて、本社指示に従うようになりました。現場での判断材料が今のところ、見つからないことも理由ですが、向こうには全国レベルでの修理データがあることが大きいです。 (本論) 本社ポンプ事業担当者か…
別宅無線設備が完成当時は、今回のような住替計画があったわけではありません。しかし、この設備投資に対する借金返済が今回の住替計画の後押しとなったことの事実を今回公開します。 (本論) 別宅無線設備に要する資金は私のポケットマネーでは支払える額をはるかに超えていました。よって、将来得るであろう退職金からの前借というかたちでXYLから許可を貰って、今までの蓄えから…
(住替計画-2)終活準備と防災対策を目的とした人生の最終計画始動の素
前回、この計画の端緒を公開しましたように (住替計画-1)計画実行に至る端緒(要因) https://jo3krp-o.at.webry.info/202205/article_30.html が、発端となったことを述べましたが、計画を現実にするためには、さらなるきっかけが無いと行動に移せません。 この計画をスタートする「きっかけ」となったことを話題とします。 (本論) 約2年前ごろ、いつも行く、散髪屋…
(報告)JARL和歌山県支部主催「アンテナ製作講習会」開催結果
標記のことは、昨日和歌山市にて開催しました。 (開催案内文) >アンテナ製作講習会 >日時 6 月 12 日(日) 13:00~17:00 >場所 和歌山市南コミュニティセンター 和歌山市紀三井寺856番地 >テーマ 「24MHzに出てみよう!」「24MHzってどんなバンド?」 >製作内容 24MHz ツェップアンテナを製作します *工具は各自で用意願います。 >定員 20 名程度 申込〆切 5 月 15 日(日) >材料費は個人で立て替えます。…
(補足)別宅井戸ポンプ故障からの大修理記録(7)チェッキ(チャッキ)弁
前回記事 https://jo3krp-o.at.webry.info/202206/article_11.html にコメントしていただき、故障個所の提案をいただきました、ありがとうございます。 今回、このご指摘のチャッキ弁(※以下、次の記事内の図面表記のチェッキ弁とします。)についての補足説明をします。 (チェッキ弁) https://jo3krp-o.at.webry.info/202206/article_3.html 記事で表示しました「部品配…
原因解明と修理完了までには、まだまだ時間と手間のかかる浅井戸ポンプ修理記録の続きです。 前回、仮復旧した翌日に再び修理担当者に来ていただきました。早速、前回のポンプ動作状況を確認していただき、その場から本社の担当部門へ報告していただきました。その時点でのこれへの回答は何もいただけませんでした。 (本論) この状態では正常運用ではないことは誰の目にも明らか…
今、住替え計画に基づいた各プロジェクトがほぼ並行して同時進行中のところです。それに関しては、ネタは満載なのですが、あまりにリアル情報すぎて公開できる時期についてはまだ判断できないものがたくさんあります。今回ネタも当にリアル情報ですが、少しは役立つ情報かと思い公開することとしました。 (本論) 前回、住替計画進捗記録(2)で書きました、新規購入予定の家庭用電化…
住宅街アマ無線運用解決(8)経済論(5)別宅システム全体の費用対効果?
前回はタワーの基礎(付記でタワー建柱とアンテナ取付を含む。)に絞り、過去の実際の費用を公開しましたが、それよりももっと初めに検討することがあります。 (本論) それは別宅システム全体の費用対効果です。当施設規模の別宅システムを今の時点で、構築しようとしますと、おそらく1000万円は下らない費用となると思います。しかも、これは土地代金が不要な場合ですから、別荘地…
(番外)別宅井戸ポンプ故障からの大修理記録(5)放置で自然復旧?
今回の内容は決して原因が判明したから動作が復活できたことではありません。また、正常動作とは言えない部分もありました。そのあたりを紹介します。 (一日後) 1回目修理日の夜に荒れた天候となったため、アンテナの状況等を確認のため、翌日午前中に別宅へ立ち寄ったところ、排水溝に水が流れているのが確認できました。ここに水が流れる状況は、井戸からの水道水を排水するしか…
(番外)別宅井戸ポンプ故障からの大修理記録(3)空気補給器不良へ疑い
少し間が空きましたが、別宅浅井戸ポンプ不調の件に戻ります。前回の結果から不良個所は圧力スイッチだけでは無いと判断しました。ただ、前回も書いたように修理担当者は、交換部品を用意していませんでした。 そこで、私が保有している保守部品のうち、今回の修理に適用できる部品として「空気補給器」がありました。この部品が不良となった場合の対処は、取り扱い説明書内容からは、次のよ…
住宅街アマ無線運用解決(7)経済論(4)クランクアップタワー施工(2)補足と基礎工事続き
昨日のブログ記事(基礎工事費用比較)には注意点があります。それは地元建築業者はタワー基礎工事だけを請け負っているのでは無いという点です。別宅(農業倉庫)の基礎工事とを合わせた工事となっているので、生コン打ち、残土処分費、掘削機レンタル費といった部分は共通しています。また、職人手配も両者を合わせてうまく調整していただいた工程管理のうまさがあったのだろうと思います。そ…
住宅街アマ無線運用解決(6)経済論(3)クランクアップタワー施工(1)基礎工事編
一時公開を見合わせしていた、引越しのための現自宅の物品整理にて出てきた、約18年前の別宅工事関連図書からの別宅システムと同規模な無線環境を構築するのに必要な金額目安をその一部に限り、今回示すこととします。 (本論) 1.比較対象 固定タワーにおける概算見積もりの基礎工事費用 前回、公開しています記事 住宅街アマ無線運用問題対応(5)経済的考察(3)固定タワー概…
(番外)別宅井戸ポンプ故障からの大修理記録(3)ポンプ作動原理の説明
昨日は無事、小型家電に類する不用品処分を完了しました。まだまだ出てくる不用品には呆れるばかりですが、今朝は古本(ハリーポッター本の多数、子供らの学生時代の参考書、辞典ほか、)と昔自宅でソフト開発していたときに使用していたラインプリンタの連続帳票用紙もひと箱分程度を古新聞回収業者に引き取ってもらえました。 (本論) 今回は、前回述べた不具合を推定するための…
(番外)別宅井戸ポンプ故障からの大修理記録(2)圧力スイッチへの嫌疑と検証
この話題とは関係ありませんが、本日(6/3)は、小型家電の収集日となっていまして、不用品処分で引き取っていただけなかった古い家電機器をはじめ、PC関連の壊れたプリンター機器等を近くにある収集場所まで運ぶ予定となっています。 (本論) 1.故障症状 該当のポンプは、去年11月頃に(凍結防止ヒータの使用に不安があることから)冬場では使用しないこととしたので、タンクの…
このGW休み時期に実施した別宅付近の空き地除草作業に従事した際、当井戸ポンプが再不調となりました。このときは、急場しのぎで復旧できて、なんとか目的の除草作業は無事完了できたのですが、GW明けにポンプの製造メーカーの保守担当の和歌山出張所に連絡してから、困難に次ぐ困難の道のりとなった、このトラブル対処作業が始まりました。今回は、今年またも発生した前回同様故障発生状況から…
住替計画進捗記録(2)家電製品買換え計画(アマチュア無線との関連)
現使用中の家電品のうち、経年による劣化を考慮して買い替えるべき製品に絞ります。また、部屋ごとにTVは1台を置いておこうと考えていますので、このような機器は増設となります。また、家電製品は、建物購入費用のうち、ローン金額に組み込まれているのですが、趣味のアマチュア無線機やオーディオ製品については除外となっています。これらは私のポケットマネーでしか購入できません。よって、…
現段階の計画実行の進捗状態を未来の自分に申し送るための記録(log)として当ブログに残すこととしました。計画の内容は多岐にわたりますが、今の懸案事項は、現自宅にある長期保存したままの不用品の数々です。住宅購入決定時点(今年4月末)から、すぐにこの問題と直面することとなりました。 1.不用品処分 (1) 公共粗大ゴミ回収利用 (2) リサイクルショップの活用 (3) 地元…
たまたま、古い見積り資料が出てきたことから、タワー建設概算額を公開しましたが、かなり前の年代での話なのか?ブログ記事の反応はいま一つのようでした。今回予定を変更して別話題とします。 今回の住替えの計画は、2018年9月にあった台風による自宅被害から始まったと言えます。当時の状況を簡記しますと瞬間最大風速60m/s近い突風によって、自宅木造2階瓦屋根の頂部一部が飛ば…
住宅街アマ無線運用問題対応(5)経済的考察(3)固定タワー概算見積り記録
前回の余談は、趣味に係る経済感覚の問題として採り上げました。私の根本的な価値判断は、同じものを製作するのなら、単に安いといった理由だけでその費用は惜しみたくないことがベースです。当時の別宅システム構築については、この基本を貫くように心がけしました。 結果、最終金額は今見ると呆れるような価格となっています。しかし、単に無駄なところにお金をかけた贅沢品ではありません。…
住宅街アマ無線運用問題対応(4)経済的考察(2)無料で貰えるタワー余談
当時、和歌山市内にあるハムショップ等でタワー建柱計画があることをほのめかしますと「もう使わない物件があるので、無料でいいので、撤去して持って帰って欲しい。」というような話が数件ありました。そのうちの2件の例を紹介しますと (ケース1) 和歌山市内でしかも自宅から近くの場所にあった豪邸敷地内の独立平屋建ての車庫建物に沿って、最長約15m高の立石鋼管製クランクアッ…
住宅街アマ無線運用問題対応(3)経済的考察(1)タワー関連見積り
項目1の「構築に至る背景(原因)」のまだ途中経過説明中のところなのですが、今回は、先に項目2「経済事情」に係る部分のタワー関連設備費用の概算について紹介します。 2.経済事情のうちタワー関連費用にかかる紹介 これは、別宅での建設設備だからというような特別な事情でなくても、通常に自宅内敷地でも全く同じ条件となります。 …
今回の時代は、昭和59年~平成元年あたりまでの私のアマチュア無線運用環境の紹介です。 (家庭事情) 昭和59年に今のXYLと結婚するにあたり、二人だけのアパート暮らしでは駄目な事情(私の母と同居)があって、中古物件の狭い敷地の一軒家を購入しました。新婚当初はアマチュア無線などは口にできませんでしたが、次第にそちらの欲求が出てきました。 (無線環境) 敷地内に…
今回の計画は、(予想では約10年後には実施しなければならないであろう)別宅のクランクアップタワーを撤去する時代が来ることを想定しての準備です。 (自宅シャック構想) 先日、平均的な3LDKから間取りを少なくして、オーディオ趣味目的とした(中京間的サイズの)10畳相当の洋間とするしたことをブログに記載しましたが、この部屋に無線室の役目も割り振りすることとしました。…
アマチュア無線運用場所問題解決編(1)過去の実情と当時の将来目論見
またも過去の話題に戻りますが、これは昭和50年~昭和58年頃あたりの時代における私のアマチュア無線運用実態とそれから脱却すべきための将来構想の話です。 1.過去のアマチュア無線設備実情 (当時の状況) 当時は、長屋アパート平屋暮らしであったので自室でのアマチュア無線は、ほとんど全滅状態でした。 ただ、アパートの敷地と同じ…
(将来的)アマチュア無線計画その1(将来計画に向けての下準備)
前回記事は、過去のアマチュア無線設備計画への入り口だったのですが、今回は、それとは異なる話で、今現在進行中の件になります。 (本論) 新規の街が出来上がったばかりの時点においては、タワーや電柱だけの問題ではなく、もっと厳しい景観重視策が決められています。例えば、樹木(木の種類、高さと本数)、草花(種類と作付面積)整備のほか、家の正面道路との境界における美観用…
前回紹介のコメントを寄せていただいた、JF6UFB局のような現住居地では、大型アンテナが建てられないのですが、離れた別の敷地をお持ちで、そこでなら、かなりのアンテナ設備を設けることができる方向けに少しだけ検討してみたいと思います、モデルは、約20年前に構築した私自身の(元実家宅地再利用)別宅システムとします。当時の状況を振り返ります。 (コンテンツ) 1.構築に至る背…
今回は、番外的な内容ではあるのですが、この問題について関心を寄せていただいたコメントをいただけたJF6UFBさんから、新たにコメントをいただいたのでそれをお知らせすることがメインの話題です。 それについては、当ブログの過去記事 (続)住宅街のアマチュア無線問題 https://jo3krp-o.at.webry.info/202205/article_3.html をご覧ください。 さらに、私からの返答コメントを…
過去のHP記事再現(164)コモンモード実験室(19)続・実験レポート2(5)Ver3試作品記事後半
今回の本論は短いのでそれを埋めるための話題です。昨日(5/19)発売の「HAMworld2022'7月号」には、1.8MHzを運用するためのアンテナ関連情報や引越しに伴う新規アンテナ設置事例紹介といった、今の私にとってタイムリーとしか思えない記事が満載でしたので珍しく購入しました。アマチュア無線関係の冊子を購入するのは約3年ぶりのことです。普段は立ち読みの流し読みで終わってしまう内容が多か…
過去のHP記事再現(163)コモンモード実験室(18)続・実験レポート2(4)CMD-3.5Ver3改良品開発結果
昨日の昼間の7MHzの伝搬状況は不良でした。もっと高い18/21MHzあたりではEスポが出ていたようですので、逆に7MHzはこの影響を受けての不良となったのか?または、太陽黒点の増加による電離層伝搬異常となったのか?は不明です。 いつも良好に交信できる200W出力の局さん達との交信では、S8~9とギリギリで、10W出力の方々となると、S5以下でR3~4と内容把握も困難な状態でした。 <…
過去のHP記事再現(162)コモンモード実験室(17)続・実験レポート2(3) メーカ製品サンプルC
6 サンプルC FT240コア #43&#61材の組み合わせ例 前回、FT240コアを使って作成する場合で紹介したものとは違います。 コアは#43材を1個と#61材を1個使用しています。同軸ケーブルは、テフロン同軸で3D相当の太さのようです。(型式不明)
過去のHP記事再現(161)コモンモード実験室(16)続・実験レポート2(2)1コア巻きと複数コア分割巻き
今回から「続・実験レポート2」の内容となります。本人もこの実験結果については忘れてしまっています。あらためて「そうだったのか!」と納得できる実験とその結果であったと思いました。 5(フェライトコア単体比較)1コア巻きと複数コア分割巻きで 同じ巻き数どうしの対比 例えば10Tを1つのコアに巻くのと2つのコアに5Tずつ巻くとのでは、巻き数は同じです。それでは…
過去のHP記事再現(160)コモンモード実験室(15)続・実験レポート2(1)概要
昨日のJARL和歌山県支部主催(初)春季和歌山ハムベンションは、無事開催できました。各ブースの注目セール品や参加局面々の紹介はここではできませんが、たぶん、近いうちにJARL和歌山県支部HPにて、開催結果報告があると思います。 (本論) 過去のJA5NSNのむせんサロンで掲載していた内容の続きとなります。今回のテーマは、コアに電線を巻くところでの実査に行った実験結果から…
JARL和歌山県支部行事後押し企画(2)春季和歌山ハムベンション本日開催します。
(再掲示) 日時 5 月 15 日(日) 13:00~17:00 場所 和歌山市雑賀崎 水軒鉄鋼団地北西角駐車場((株)豊工業所および NEIS(株)西隣) 内容 ハム向けのフリーマーケット・交流会を開催します。出店スペースはマイカーのトランク、ハッチバックの開いた範囲とします。事前申し込みは不要です。 確認元は (一社)日本アマチュア無線連盟・和歌山県支部ホームページ https://www.jarl.com/w…
過去のHP記事再現(159)コモンモード実験室(14)実験レポート2(6)耐電力検討(後半)
前回話題とした知床観光船会社の(単に一個人的の所業ではない)会社ぐるみのアマチュア無線機の不正使用については、当ブログ記事よりもこちらのほうが詳細かつ正確にレポートされているようです。 hamlife.jpのサイトより引用 >知床遊覧船のアマチュア無線機不正使用>北海道総合通信局の現地調査で判明したこと https://www.hamlife.jp/2022/05/13/shiretoko-kankousen-hokkaido-soutsu/ …
過去のHP記事再現(158)コモンモード実験室(13)実験レポート2(5)耐電力検討
一昨日に続き、今朝の産経新聞社会面に知床観光船事故に関わるタイトル「アマ無線で連絡 常態化か」の記事内容でレポートがあります。大手の報道社もこの問題について遅まきながらやっと関心をもってくれたと感じています。 各報道でこの件が取材される以前にTV報道での基地局側のアンテナ残骸を見れば、アマチュア無線に携わるかたなら誰でもアマチュア無線の営利目的利用を疑ったと思いま…
JARL和歌山県支部行事後押し企画(1)行事紹介(1)ハム向けフリーマーケット・交流会
JARL和歌山県支部主催としては、今回初めての企画だと思っているのですが、開催時期が迫ってきたので、急遽こちらのネタとしました。 ネタ元は (一社)日本アマチュア無線連盟・和歌山県支部ホームページ https://www.jarl.com/wakayama/ をご覧になっていただきたいのですが、 >「春季和歌山ハムベンション 日時 5 月 15 日(日) 13:00~17:00 雨天順延(前日17時に決定し HP …
過去のHP記事再現(157)コモンモード実験室(12)実験レポート2(4)Fair-Rite製コア続き
今朝の産経新聞によれば、(沈没事故を起こした)知床観光船会社の通信設備とアマチュア無線との関わりが明白となっているようです。私自身の想像では、他の観光船会社でも同様な業務形態があった(まだある)と思っています。なぜなら、今回の事故の端緒は、他会社のアマチュア無線設備との交信から判明している経過があるからです。アマチュア無線を管轄する当局だけでなく、JARLをはじめ、私…
(番外)私の自宅購入エピソード(0)「正直不動産」ドラマに寄せて
今回は、アマチュア無線運用とは関係のない、過去の自宅購入に係るいろいろな想い(思い)について、少し述べたいと思います。実は、これに関係して、現在NHKで放映中の「正直不動産」の内容について共感を覚えることが多々あります。 正直不動産(NHKドラマ) https://www.nhk.jp/p/ts/5GKZ6NXYVM/ 物語は軽いノリでのコミカル表現ですから、闇の部分はオブラートされてしまっています。ですからドラマとして楽しめるの…
過去のHP記事再現(156)コモンモード実験室(11)実験レポート2(4)Fair-Rite製コア(後半)
コモンモードフィルタ関係の試作を最近行っていないので、実際のフィルタを製作時の勘やコツといったところの技能はかなり低下しているのかもしれません。コモンモードフィルタではコアへ導線(ほとんど同軸ケーブル)を単純に巻き付けるといった作業でしかないのですが、不思議なことにその作業精度やちょっとした配慮で出来上がり後の性能違いがはっきりと現れてきます。その部分がメーカーだ…
過去のHP記事再現(155)コモンモード実験室(10)実験レポート2(3)Fair-Rite製コア
最新住宅事情とアマチュア無線の趣味との相反する方向性についての記事にすっかり影が薄くなってしまった感のある当テーマですが、許された最大電力で運用したい場合には、欠かせない技術情報だと考えています。記事自体は、私が1kW許可を得た時代のものなので、今よりも完了検査はゆるゆるだったところもありますが、実際の電波法制以上に厳しい規制にも耐えられるように検討したものです。
当ネタは、 (重要)自宅でのアマチュア無線運用復活を断念決意 https://jo3krp-o.at.webry.info/202205/article_1.html 記事とそれに関係するブログ記事からの続編です。 (注意点) 大元の趣旨は、美観景観等を維持するため、新しい分譲地における各個人住宅に対する順守事項が売買契約条件の中に含まれるようになってきたということで、アマチュア無線は禁止という内容で…
1年に一回の当作業は、このところ、GW中の我が家の二大イベント(もうひとつは、この前に記した除草作業です。)のひとつです。さすがに草苅に続いて連日作業となると体への負担がきついので、中一日空けての昨日(5/5)の作業となりました。 さて、午前8時に自宅を出発して、別宅にて作業開始し始めたのが午前9時前ごろです。いつものように#1ユニット持上げワイヤーから取り掛かりました。こちらは全部で3本あります。タ…
一応、契約完了した時点で家の内部間取り、外構部のラフ・デザインは決定しており、全体契約金額にこれを変更すると大きく影響していて、それに対してローンの申し込みも含めて支払い計画は完了していますから、もしも、タワー建柱が許可されてもとてもタワー建設金額は捻出できないといった経済的理由も自宅でのアマチュア無線運用を諦めたもうひとつの理由です。 この代わりに私だけの部屋として、標準間取りを大幅に変更…
過去のHP記事再現(154)コモンモード実験室(10)実験レポート2(2)TDK製コア(後半)
今回の本論は短いので、昨日の作業報告を記します。GW3日連休の初日が五月晴れに恵まれたことから、例年GW恒例の草刈り対策を実施しました。場所は、別宅無線設備のある敷地、かつて、3.5/3.8MHz垂直八木アンテナのあった敷地(当時は、そのアンテナの大きさゆえ、「Twin Tower」と呼んでいました。)、さらに向かいの山にへばり付いている昔みかん畑となっていたところで、今はほとんど山と同化…
この最初の記事 (重要)自宅でのアマチュア無線運用復活を断念決意 https://jo3krp-o.at.webry.info/202205/article_1.html に,この関連記事希望コメントを寄せていただいたことを感謝するとともに、これの関連問題は、全国に多く発生する(既に発生している)アマチュア無線の危機管理問題だと思えるようになりました。この記事のまとめ部分は、前回の別記事の冒頭にも書きました。 今回はそれに続く内容となります…
過去のHP記事再現(153)コモンモード実験室(9)実験レポート2(1)TDK製コア
昨日は、今回の記事掲載予定を変更して(住み替え先環境における)アマチュア無線運用の問題を採り上げました。幸いなことに約18年前にと田舎の農村地域にアマチュア無線運用は可能となる設備を整えましたから、全くアマチュア無線が楽しめないわけではありません。ただ、このような(住宅販売会社主導の)風致モデル地区は全国的に整備が進むのだろうと予測します。ただし、このような街づくり…
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新居用アンテナ設計試案が続きましたので、過去の記事に戻ります。電源フィルタにはFT240#43材コアを使用します。そのときのコアの使用方法について、ここで検討しています。それは2個のコアを使用する場合にそれらを重ねて1個のコアとして使用する方法と1個のコア単独で電線を巻いたものを直列にして使用する方法のどちらが適しているかの検討です。 (本論) 3. 阻止インピーダ…
前回の垂直型1.8MHzモデルのようにR≒25Ωが得られれば、現実マッチング回路無しでSWR2.0あたりでじゅうぶん実用なアンテナとすることができるのですが、エンドローディング方式での逆L形アンテナとなるとR<10Ωとなって、例えマッチング回路でもって50Ωまで持ち上げたしても帯域幅が極端に狭いアンテナとなってしまいます。そこで、1.8MHzは別の部分での短縮動作とすることで実現する方法に見…
本命はこのバンドによる設計です。新居予定の逆L形+TOPLOAD方式では、給電点インピーダンスの純抵抗分Rは約5Ω、ゲインも-2dBi以下となって、通常の水平系DPの理想ゲイン+8dBi(2.15+地面反射6.0)から見ますと-10dBダウンとなっています。これは、DPで100W運用に対し、このアンテナでは1KW出力を加えてやっと同じとなること。逆に言えば、このアンテナで100W運用するのと同じ性能をDPなら10W…
3.5MHzの場合は、予定逆L形と今回の垂直型のどちらもλ/4長のフルサイズで動作します。違いは、逆L形だと給電インピーダンスのうち純抵抗分Rが20Ω前後まで低くなるのと違い、垂直型では35Ω前後となってSWR調整は簡単となります。ただし、物理的な高さが約20m近くまで必要となって、実際にアンテナを建設しようとすると都会地の住宅地では困難なものになります。 (本論) 以前…
前回までの屋根上での逆L変形タイプの水平エレメントが主となるアンテナだと1.8MHzでの特性(ゲインと給電インピーダンスのうち純抵抗分R)を改善することができないので試行錯誤を繰り返していましたが問題解決できていません。そこで模範とすべきアンテナ例として垂直アンテナでほぼ同一サイズになるモデルで特性を見ることとしました。 (本論) 以前に移動用アンテナとしてMMANA…
昨日(8/1)から新宅の上棟が始まりました。本日に一般の木造家屋で言うところの「上棟式」に該当する部分まで完成する予定です。また、家屋を取り巻く足場も完成しています。私にとっては、この足場がいつ使えるようになるのかが一番気がかりとなっています。 (本論) 3. 阻止インピーダンス設計 200V回路における適正値を探るべく検討をしました。まずリニアアンプですが、200V…
前回の予告どおり、本日早朝から玄関先路上に粗大ゴミとして並べてゴミ収集車待ちの状態となっています。 1.家財品目 (1)ビニル外装のファンシーケース1台相当(鉄骨組み、補強板、ビニル材に分別済) (2)来客用座布団15枚(5枚で1点) ※ほとんど使用せず、箱入りで長期保管、オフハウスでは1枚10円だったので今回はゴミ扱い (3)毛…
今回から過去のHP記事「実験レポートその5(最終まとめ)」の内容となります。ここでの主役は電源ラインに挿入するコモンモードフィルタです。当初の設計は、電源インピーダンスは低いので、同軸ケーブル回路とはそんなに違いが無いのでは?と予想していたのですが、そうではありませんでした。ローテータ制御ラインといった平行ケーブルよりもはるかに大きなインダクタンスが必要だとわかってき…
本当は、次の自宅に設けるアンテナ設計を完成させる予定を進めていたのですが、またも暗礁に乗り上げています。1.86MHz付近における性能が極めて悪いことが原因です。オリジナル記事にある3.5/7.0MHzの2バンド構成なら問題ないのですが、さらに1バンドを欲張ると無理難題を課したような設計パターンとなってしまっています。 (本論) 昨日、久しぶりにハードオフ(ブックオフ・オ…
この件へのレスが少し遅れてしまって申し訳なかったのですが、最近いただいたコメントを紹介します。内容から見ますと最近160mバンドにデビューをされてまだ日が経っていないようですが、じゅうぶんQSOを楽しめておられる様子です。今後とも160mバンドでのご活躍を期待しています。 (コメントいただいた元記事) 過去のHP記事再現(49)アンテナプロジェクト(31)オメガマッチン…
今回で過去のHP記事で公開していた「コモンモード実験室 実験レポートその4」は完了します。ここでの重要事項は、コモンモード電流値は、できる限り1mA以下に抑え込むということです。これが満足できていますと高周波回り込み等によるインターフェアはまず生じないと考えてよいと結論付けることができました。 7 効果測定と安全数値検証 (効果測定) 各アンテナへの同軸ケー…
ここでは今回作成した特製コモンモード・フィルタを写真で確認していただけます。さらにそれらを設置した当時写真も併せて公開します。 ※現在もこのコモンモードフィルタを使用しています。将来構想としては、通常のサイズでこれらと同等性能がある製品に取替ていけるようにと考えていますが、まだまだ試作段階です。 コモンモードフィルタについて-…
和歌山市では、公共事業による業者が自宅まで回収に来てくれる実施回数は、2回/月となっていて、その1回当たりは15点までの数量制限となっていることから、一気に進めることができません。また、最後まで生活に必要な家具等(例:ダイニングテーブル・椅子)もあって、それらは、引っ越し後でないと出すことができません。 (本論) 1.現在まで処分できた大物家財品目 (1)シングルベッド2台分
前回の同軸ケーブル全体に生じるコモン電流の結果から、リニアアンプの出力端子に接続されている全ての同軸ケーブルにおいて1.8MHz運用時においてもそのコモン電流を阻止できるだけの大きさを持つコモンモード・フィルタを挿入しなければ、ならないことがわかりましたので、それへの対応が今回のテーマです。 しかも、前回の案のように16本ものコモンモード・フィルタを挿入するのではなく、…
昨日、(番外)で記したように除草作業は完了できたのですが、そのとき、思いがけない、うれしい配慮をいただきました。 それは、除草作業をするには、水入りタンクやエンジン刈払機、刈った雑草を集める金属熊手等のいろいろな装備を現場まで車で運ぶ必要があるのですが、その後、道幅が狭いために車両はそこに駐車できなかったのです。そのため、今までは、歩くと数分かかる農道の場所まで、…
例年、梅雨明けとなるこの時期に元実家敷地(別宅アマチュア無線局)周辺の空き地の除草作業を実施しています。過去の記事を参照しますと去年は、 (番外)別宅付近の雑草対策(夏編)と井戸ポンプの修復作業 https://jo3krp-o.at.webry.info/202107/article_23.html のように7月22日に実施したようです。 今年は、週休が7月23(土)、24日(日)となった関係で、少しだけ後ろに振りましたが、ほぼ例年どおりの日程…
未だ1.8MHzエレメントは仮設定ですが、3バンドで動作するトライバンダーアンテナとして完成することができました。 ※現実の現場で設置が困難なため※ 計画(5)で示したイメージ図とは違っています。理由は1.8MHzエレメント先端にはキャパシタンス・ハットを付けることができないためです。 また、3.5MHzでも、このキャパシタンス・ハットを活用し…
まだまだイメージどおりの動作とはなりませんが、一応7/3.5MHzの2バンド動作は安定動作となっています。ただし、1.8MHzだとトップロードの容量が全く不足しています。 ※メーカー製1.8MHzの短縮エレメントだとTOPLOAD(先端キャパシタンス・ハット)が有効のように思うのですが・・・? そのため、屋根上の空間でのエレメント展開では限界があること…
本日も新居のアンテナ設計で苦しんでおります。これを解決しないと実際のコイルを作成できません。よって、ブログ記事は過去の記事からの引用に振り替えています。 こちらも当時は相当悩んだ案件だったと記憶しています。1KW完成検査が迫る中、いろいろと試行錯誤した結果を検討していた時期でもあります。 3. 他のバンド用同軸ケーブルへのコモン電流の問題 今回調査検討した…
今回、新居用アンテナ関係を続いて実施する予定でしたが、MMANAで前回に各バンドごとに動作確認しながら、7MHz→3.5MHz→1.8MHzと順番にエレメントを拡張させていたものをその全長で7MHzや3.5MHzで動作させますと正常なアンテナとなっていません。そのため、急遽こちらのネタに変更しています。 (本論) 2. 予備線のアース対策(続き) 他に考えられる処置として (1) どちらの…
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。 前回のLoss式の取り扱いについてまだ疑問点はあるのですが解決できませんでした。その点は今後判明すれば再度扱いします。今回は先に進みます。今回部分は図表による説明がありませんので、それを用意することが要りませんでした。 それが一番助かります。 (2)コア材について 伝送線路トランスにおいて、…
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。 前回掲載した第3-35図について検討してみました。その結果、エクセル計算式の一部に誤りがあることが判明しましたので、今回そのことが明確となるように補足説明をします。 まず、違いがわかるように元のオリジナルの図をペイントソフトの模倣によって再現しています。それと当初のエクセル計算による(誤った)グラフ図も比較対象できるように同時…
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。今回の第3-34図は前回に予告しましたようにエクセルグラフにて作成しました。ところが、この図が引用本にある元の図と一致しません。改訂版における図も確認しましたが、引用本どおりです。これへの検討については間に合いませんでしたので、今回はこちらでのエクセル作成図を掲載します。ただ、エクセルグラフでは、Q=∞は描けませんので、代替案としてQ=…
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。 前々回と前回表示した第3-32図と第3-33図をもう一度今回表示します。とくに第3-32図は今回新たに作成し直しています。次回のコイルのQを含めた損失をグラフ化することを目指し、その原型となる図をエクセルグラフで挑戦しました。 (前回の続きで) 第3-33図を参照して
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。ただし、記載図は、こちらで作成しています。今回の記載図は、エクセルグラフを使い計算で正しく表現しています。以前のアンテナ本による伝送線路理論での「開放端と短絡端による伝送線路の長さとインピーダンス」 を示すグラフを既に作成していたことから、その短絡端側だけのグラフ表示で今回の記載図とすることができた…
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。ただし、記載図は、こちらで作成しています。その記載図についてですが、今回はエクセルグラフの計算で正しく求めたものではありません。引用本にあるグラフをペイントソフトにて模倣した画です。 ※ここでは、そのグラフの意味するところを読み取っていただくのが主旨なので、この…
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。ただし、記載図は、こちらで作成しています。 引用本とは順番を入れ替えて先に「3.3 伝送線路トランスに使うコア」節p81~84になる内容から紹介していきます。 (本論) 前回の第一章のインダクターのRFCにかかる内容で記したように、広い周波数幅を実現するためには、短い線路を巻いて1/4波長となる周波数を…
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。 引用本とは順番を入れ替えて先に「3.3 伝送線路トランスに使うコア」節p81~84になる内容を紹介するのですが、 (本論) 伝送線路トランスにおけるコアの役割は同相信号を阻止するチョークコイルを形成することです。したがって、このコイルはRFC(Radio Frequency Choke)にほかならないことです。
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。ただし、記載図は、こちらで作成しています。 「3.1 伝送線路トランスについて」節p75~77になる内容から今回のバランに関する部分を抽出して紹介していきます。 (本論) 伝送線路トランスの結線は、(低い周波数なら)(旧来型の)コンベンショナル・トランスとしても解釈できます。(第3-18図は省略)。…
(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。ただし、記載図は、こちらで作成しています。 「3.1 伝送線路トランスについて」節p75~77になる内容から今回のバランに関する部分を抽出して紹介していきます。なお、図面は、今回からは、正確な作成が難しいものもあり、模倣図となる場合があります。また、図によっては、作成困難により、省略します。きちんとした図面…
「(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。ただし、記載図は、こちらで作成しています。 「3.1 伝送線路トランスについて」節p74~75になる「(3)アイソレーションということ」のつづきでです。 なお、今回はT1とT2にかかる電位差への記載が引用本とは逆のなっています。多分、引用本側での誤植だと思うのですが、…
「(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。ただし、記載図は、こちらで作成したものを掲載することとします。 「3.1 伝送線路トランスについて」節p74にある「(3)アイソレーションということ」のつづきでです。 (本論) この同相電流は、信号源の電圧と抵抗、コイルのインピーダンスから求めることができます。同相部分に対しては負荷抵抗が存在…
「(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」の引用です。ただし、記載図は、こちらで作成したものを掲載することとします。※このため、図の内容と本文説明は、原本とは一致していない場合があります。※ 「3.1 伝送線路トランスについて」節p73~74になる「(3)アイソレーションということ」の続きです。 (本論) コンベン…
「(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」からの引用です。ただし、記載図は、こちらで作成したものを掲載することとします。 なお、上記引用本では、次項は、「(2) 方向性結合器的考察」としていますが、今回のバランに関しての理論とは離れますので、すべて省略します。 よって、ここからの本論は、 (3) アイソレーションということ アイソレーション…
今回も「(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」からの引用です。掲載図面を確認できるのは、これで最終の図となりますが 改訂新版 定本 トロイダル・コア活用百科 https://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/30/30671/30671_3syo.pdf にて、今回の図面は、すべて確認することができます。 (本論) この回路では、信号を差動成分と同相成分とに分けて考えて…
前回の続きで、「(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」からの引用です。掲載図面は引用できませんが、 改訂新版 定本 トロイダル・コア活用百科 https://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/30/30671/30671_3syo.pdf にて、今回までの図面は、すべて確認することができます。 (前回の続きとして) (第3-3図)のように、信号源側若しくは、負荷側の場合であ…
前回の続きで、「(旧)トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社」からの引用です。掲載図面は引用できませんが、 改訂新版 定本 トロイダル・コア活用百科 https://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/30/30671/30671_3syo.pdf にて、今回の図面は、これにて確認することができます。 (本論) このとき、広い周波数にわたって損失が少ないのは、伝送線路の性質です。 …
本日、今年になって、別宅付近の3回目となる草刈り作業を実施しました。毎年、梅雨明け直後に実施しているので、いつもだいたい7月20日前後となることが多いようです。 今回の作業は、エンジン草刈機の草刈り作業と合わせて、広い面積部分は、除草剤散布のほうが効果が高いので、両方を併用しました。 ところが、1週間前に除草剤散布に必要な水を井戸からくみ上げる井戸ポンプの動作確認をしたところ、全く動作しな…
先にバランの応用例として、ビバレッジアンテナを採り上げましたが、ここからは、バランの基本動作について考えてみます。参照しますのは、初めに紹介しました、 トロイダル・コア活用百科 山村秀穂著 CQ出版社 の旧版とします。改訂版での内容は、原書にて確認ください。 (※ 一部は下記「お知らせ」のようにネット上で見ることができます。※)
前回の湿土と乾土の違いでビバレッジアンテナの性能の違いが明確に出ることから、気になるのは、もっと反射状態が良い、水辺のところにビバレッジアンテナを設置するとその性能はどうなるか?だと思います。実際に試すのは大変ですが、MMANAでのシミュレーションですと簡単にできます。