前回の説明では、説明図の「第5.29図」が漏れてしまいました。また、本来ならベクトル表記で、例えば、インピーダンスZなら、そのZの上に「・」点を付けて、ベクトルである明示をしなければ正しい解説となりません。それを今回補足します。 (本論) 5.6.伝送線路の電圧・電流分布 5.6.1.反射係数 https://jo3krp2.seesaa.net/article/516974467.html に追加すべき内容です。 …
現在、体調の復調に努めているのは、ストレスを溜めないことです。(それが一番難しいのですが、) 今回作業もかなりのストレスになったのですが、何とか完了できました。 昨日、古いノートPC(Win-XP時代)1台を本日実施予定である自宅近くの場所で開催の(公共の)小型家電回収に間に合わせることでした。 今回、ネットで調査するとPC本体等の処分がだんだん面倒となっているようです。PC内部のHDD等にある自分…
過去のコメント記事について(2)過去のコメント表示はすべて復活
前回、このブログ提供場所への引っ越し作業で、過去コメント記事を最近の一部しか復元できなかったのですが、その後、コメントの付いた記事を都度、拾い出して、修復することができましたので報告します。 なお、コメントについては、まだまだ制限があります。最近の記事では問題ないのですが、過去記事に対して、一括処理にて「コメントを承認後に表示する」への変更を当ブログ記事では、受付てくれないようです。 …
過去の記事についてのいくつかの「コメント」をいただいていることは、記事一覧表示で、確認できていますが、現在、その記事を表示してもコメント記事内容を表示できない不具合が発生しています。 ※原因は、ブログ記事を一括移行した際の設定では、「コメントは表示しない」となってしまったようで、これを一括で変更することができずに困っています。※ とりあえず、復旧できた記事をお知らせします。 過去のHP記…
今開始しているアマチュア無線局廃棄に向けての行動記録の第一歩です。 既に別宅に保管していたアンテナ機種を一部処分しました。 例 14/21/28MHz4/5/5エレ 318C 7/14/21/28MHzDP 730V-1 7/10/14/18/21/24/28MHz GP R-7000 3.5/7MHz Vertical CV-48 18MHz HB9CV ミニマルチ フルサイズ 等 また、現用中である設備全体を撤去する必要から、 先月JARL和歌山県支部のメーリングリストで…
去年暮れからブログ提供場所を変更して、その後、新しい記事は投稿していませんでした。 原因は、私個人の健康状態不調(主に精神的なもの)によるものです。 今は、ほんの少しだけですが正常状態に戻りつつあると思っています。 ただ、これに至った原因は、アマチュア無線とも関連しているのすが、アマチュア無線の活動自体は直接原因ではありません。 (端緒) 新居に移り、和室ふとんから洋室のシングルベッド生活…
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前回の説明では、説明図の「第5.29図」が漏れてしまいました。また、本来ならベクトル表記で、例えば、インピーダンスZなら、そのZの上に「・」点を付けて、ベクトルである明示をしなければ正しい解説となりません。それを今回補足します。 (本論) 5.6.伝送線路の電圧・電流分布 5.6.1.反射係数 https://jo3krp2.seesaa.net/article/516974467.html に追加すべき内容です。 …
前回の(検証-1)では、完全一致はしませんでしたが、概ね同じ計算結果を得ました。 次に「8EL6MW.MAA」とこれのラジエータエレメントにスタブ接続点を追加する定義に変更した場合との計算結果の違いは、 https://jo3krp2.seesaa.net/article/516935954.html 記事の計算結果から (自由空間) No.1(元値)R+jX=38.306-j22.378 [Ω] No.3(変更)R+jX=38.620+j1.978 [Ω] (…
過去に「アンテナ」本から記述した内容より、今回の分布定数回路のマッチングについて必要となる予備知識群です。これらを理解していないと今回のMMANAのオプションにある「スタブマッチ」回路の原典、「L形分岐による整合回路」を理解することはできません。 記事量が多いため、MMANAのヘアピンマッチ設計に先行して、始めることとしました。 (本論) 5.6 伝送線路の電圧・電流…
今回の対象アンテナ「8EL6MW」で問題となった部分についての検証です。そのひとつが、ワイヤー組み合わせの場合とそれを単独のワイヤー定義に置き換えたところの計算結果の違いです。 これについては、 50MHz用八木:8エレメント(23)8EL6MW.MAAオリジナル(2) ラジエータ定義をヘアピン付加対応の事前準備だけで生じた問題点 https://jo3krp2.seesaa.net/article/516935954.html でも…
今回は、MMANA空間において、波長短縮率がどのような値として計算しているかの推定を行います。 これは、ヘアピンマッチの平行2線式線路のフィーダをワイヤ定義で指定した場合の波長短縮率にも適用していると思われるからです。 今回セグメント指定を0と-1での違いも検証しています。これにより、DPの給電点インピーダンスZ=R+jX計算が違っているからです。 つまり、アンテナ定義のセグメン…
前回紹介したオリジナルのラジエータ定義は、複合パイプ指定1本の中央に給電する形状設定なので、そのままでは、ヘアピン回路を設定できません。そこで、複合パイプ設定を止めて、14φパイプと10φパイプを個別に設定しました。それもエレメント左右別々の設定にすることです。 なぜなら、給電点中央位置から、スタブ間隔の半分だけ離れた位置ヘアピン用スタブを取り付ける必要があるので、…
標記のことについては、「アンテナ理論」にも、その基礎である「電磁気学」とも無関係な分野での理論になります。具体的には、「交流理論」と呼ばれる電気理論です。 この交流理論については、電子回路といった弱電関係の分野というより、強電関係の分野が主体で、一般の工業高専の電気科、あるいは、工業高校の電気科のかたのほうが、馴染みが深い分野だと思います。 無線技術士や無…
ここからは、個人的興味によるヘアピンマッチによる八木アンテナの整合に関する探究結果です。決して、50MHzにおけるマッチング方式として推奨していません。50MHzでは、前回までのFDラジエータ、Tマッチ、γマッチ(ω、γC等変化モデル含む。)のどれかを推奨しています。若しくは、直結モデルでもかまいませんが、こちらはSWR調整が大変かもしれません。 というわけで、今回のMMANAサ…
平行2線式給電線路の理論は今回が最終です。今回のヘアピンマッチにかかる注目点は、波長短縮率です。平行2線式線路に関わらず、同軸ケーブル、導波管といった、全ての給電線上の電磁波(厳密にいうと、その給電線に沿って伝達していく電磁波で、その実態は、負荷に向けて進行する進行波と負荷から電源側に向かう反射波の両方向の伝達波が合成されて、給電線に沿って定常波となっている電磁波)…
ヘアピンマッチ方式の八木アンテナ設計まで、未だ基礎理論が2つ残っています。というのは、MMANAのスタブマッチツールでフィーダ欄に登場しているZoは、昨日までの理論展開で完了していますが、残る入力項目である(波長)短縮率の説明が残ってしまったからです。 それとこの伝送路理論とは別に、回路の整合についての理論も残っています。こちらは、給電線のインピーダンスRi(50Ω)にア…
前回までで、ここから必要なパラメーター4つ(L,C,R,G)が全て登場しました。ここからは、それらを基に線路計算に必要な事項を求めていきます。それとこの計算に生じる固有数値、「0.4343」と「276」は、よく登場する値なので、記憶に留めておいてください。 (本論) 5.2 伝送線路の基本的特性 5.2.2 平行2線の伝送線路定数 ⑤ 特性インピーダンスZo 特性インピーダンス…
以前の記事では、セグメント指定(Seg:0)の周波数特性について未公開だったことから、今回、同じMMANAモデルでのSeg0,-1の両計算を行い、同時に比較表示しています。 これだとセグメント指定による計算の違いがはっきりします。 ★留意事項★ 但し、Seg:-1が絶対的に正しい計算であるとは言えないことが、…
平行線式給電線の線路定数として残るひとつが、コンダクタンスG[℧]です。 ※コンダクタンスの単位;Ωの逆さ形でモーと読む。 (本論) 5.2 伝送線路の基本的特性 5.2.2 平行2線の伝送線路定数
今回のMMANAのセグメント指定(Seg:0)による性能低下の端緒となったモデルについて、再度挑戦しています。 (問題端緒記事) 【FD-Rad】50MHz用八木:8エレメント(18)1:4U-blun(3) ラジエータ水平パイプ・ストレート形状に見直し後:Ga低下現象? https://jo3krp2.seesaa.net/article/516727253.html このとき、Seg:0では、FDラジエータの角部分に異径パイプの不連続部…
今回の抵抗Rは、ヘヤピンマッチと直接関係しませんが、平行2線式給電線の基本知識として採り上げました。 (ヘヤピンマッチのスタブ長計算におけるZo値の重要性) 一方で、前回書いた給電線の特性インピーダンスZo(=√L/C)の算定が、ヘヤピンマッチで重要な意味を持つことの事前紹介です。 (スタブの線路の特性インピーダンスZoの値を正確に求めたい理由) 今回使用に…
以前に実施しました 50MHz用八木:8エレメント・FDラジエータ:Uバラン・マッチング方式(2)周波数特性 https://jo3krp2.seesaa.net/article/516479033.html に係る再評価版です。 変更した部分は、アンテナ定義各行の最終部にあるセグメント指定「Seg:0→-1」です。これにより、テーパリング処理によって、異径パイプ接続の不連続部分について、細かい分割で計算します。 た…
今回は、平行2線式給電線間に分布する静電容量Cを求めます。すると前回求めたインダクタンスLとあれば、この平行2線式給電線が持つ特性インピーダンスZoを次の計算で求めることができるのです。 Zo=√(L/C) [Ω] ......(5.3) 【ヘアピンマッチ予習】分布定数回路の整合(2)特性インピーダンスZo https://jo3krp2.seesaa.net/article/516711034.html にて導出した式 …
MMANA付属モデルから改良したモデルで、Radiator(放射器)をFD(フォールデッド)タイプにする方法です。給電点インピーダンスを200Ωとなるようにしています。そして、同軸ケーブルを使った1:4のUバランにて50Ωの同軸給電線とマッチングしており、同時に平衡:不平衡の変換を行っています。 ※Uバラン部分はMMANAの再現には含まれません。 さらに以…
今回から、ヘアピンマッチ回路の基礎である平行2線式給電線についての理論にかかることができます。しかし、伝送理論の流れ的には、いくつかの重要な項目については、今回端折ります。そうしないと目的部分まで、たどり着けないからです。 特に残念な部分は、「5.1.3 分布定数回路の一般的取り扱い」での波動方程式から、その一般解を求めて、それと今回のγ(α,β)との関係を波動方程式…
前回指摘したMMANAのエレメント定義における個々の行における「セグメント指定」0,-1の違いを大元の付属モデル8EL6MWについて明示して、今までの50MHzモデルについて、全般に見直しを行う必要があることの確認です。 そのための検証として、過去の個人的な設計例では、このセグメント指定Seg:-1については、既に対応済である例についてSeg:0として設計した場合を掲げます。 (本題…
MLAと称されるスモールループです。MMAMAの14MHzサンプルモデルから寸法を半分としてだいたい波長の1/5程度としています。7MHzですと全長40m/5=8mとなって、一辺の長さが2m長となります。今回それをMMANAで仮想的に実現してみました。 (1) アンテナ形状
前に(1)で紹介した構造ボルトのような明確な給電位置は建物外装部分にはありませんが、それでも見込みのある場所を見つけることができています。 1.エアコン室外機固定部 前回の問題となったインバータノイズで一番受信妨害を受けるところなのですが、電気的には電源ライン(単相200Vの中点)となっているアースラインと保安上結合している部分です。ただ、これと建物の構造体ともA…
未だ自宅の受信環境を調べたわけではありませんが、自宅内には各種インバーター回路が活躍しています。特にHF帯受信と関係する設備を列挙しますと ① 太陽光発電システムの直流→交流変換回路 ② 蓄電池システムの直流←→交流相互変換回路 ③ エコキュートの熱交換機 ※前の自宅では、給電部・アース部共に逆Lアンテナと近かったのですが、特に影響は…
自宅敷地では、7MHzフルサイズのDPは張ることができません。そこで仮にですが、敷地の対角線で取れる長さの短縮DPを張れるとするとどういった性能となるか?を検討しています。 ただ、建物の影響を受けないためには、地上高12mH以上が必要です。ワイヤーで張るとすると両側に12m高のしっかりしたポールが必要です。ですが、柱を支持するためのステー線を張ることできませんから、地面基礎を本…
過去にもアース問題(大地の電気特性)とスローパーの指向特性についての関連は記載したと思うのですが、今回、MMANAでその状態を再現して、今回の結論への根拠としています。 また、通常の1本のλ/4で、前回と同じアース条件とした場合のアンテナ(絶対)利得をMMANAで求めています。それとの比較が一番、アンテナの特性がよく判ると思います。 (本論) 1.状態の悪い大地における…
元の原案を改良することにより、主ビーム方向を更に微調整することができました。今回のモデルなら、北/東/南/西の4方向にビームを向けることができるようになります。そのうち、一番実用的な方向となる北向モデルに決定しました。 (1) 北方向を主ビーム固定での運用
前回の垂直偏波成分の指向特性だけをλ/4バーチカルアンテナを4本使って同様の配置をした場合で分析しています。本来の4SQとの違いは、単一ビームの前方向となるエレメントに対する位相(-3°)です。4SQ(直角)アレイアンテナでは、前方側を-90°、後方側を+90°位相で駆動します。サイドの2本はいずれも0度です。 (本論) (1) 前回の垂直偏波成分を再現
現実の建物構造体に適応できるか?は未だ未知数なのですが、軽量鉄骨構造を簡易化したボックス構造の正六面体をアンテナ構造とすると興味深い単一方向の指向性アンテナを実現できるかもしれません。 (本論) このアンテナ性質を発見した経緯は、軽量鉄骨構造である自宅が総二階建て構造であること、その四隅にある通し柱は、7MHzのλ/4長に近い、約10m間隔の真四角状態であること。…
TVアンテナステー線をアンテナとした場合をMMANAでシミュレーションしています。といっても複雑な形状をMMANAの定義表に入力が面倒なので、まずは簡易的に単純化したモデルとしました。 (本論) アンテナの種別ですが、SLOPER型アンテナの動作に近いと考えて、サンプルデータにある1.9MHz帯SLOPERからの変形としています。よって、アンテナ名も「インバーテッド・スローパー(仮称)…
(はじめに) この前、古いHP記事を復活させましたアパマン運用時のLongWire(以下、LW)アンテナをヒントに当時のアパートと同様の軽量鉄骨構造である自宅建物本体を「建物アース(アンテナ動作は、イメージ・アンテナ)として利用」を実現するための実地調査や建物への給電構造をMMANAでシミュレーションすることで、今回挑戦への手がかりとしたいと考えています。 ただし、建物…
今回も新規テーマ準備までの中継ぎです。先日、運転免許証の更新を無事通してもらえました。というのは、片目の視力が、0.3ギリギリの状態だったからです。約1か月くらい前に眼鏡屋さんで視力測定をしてもらったところ、片目は、0.7以上見えるのですが、他の目が0.3見えていない状態だと判りました 原因は、今までは無かった「乱視」が片目に生じたからです。前回(5年前)の更新時も視力に不…
和歌山市では、週末あたりから急に真夏日となっています。今日も「熱中症警戒アラート」が和歌山県も含め、全国各所に発令しています。そんな時にひんやりとしたスイーツを紹介します。美味しさはもちろんですが、見映えも良かったので、ブログテーマの中休みネタとして紹介します。 (上部の生クリームとフルーツの盛り付け)
下記写真は、別の角度から見た給電部(ステー線用金具)の拡大部です。 写真にあるクレモナ・ロープは既に撤去済みです。左斜め方向にあるTVアンテナ用…
一般的なTVアンテナ用ステー線の引き留め部分をサンプル写真にて紹介します。 (モデル住宅における参考例) 他の個人宅の現物写真を勝手に撮影して利用する…
次の写真は自宅の屋根の中央天頂部にあるUHF-TVの設置状況です。 アンテナ自体が支持ポールの低い位置となったのは、当初は、HF用アンテナ電線を支えるFRP…
この冊子にある「設計=施工へのワンポイント・アドバイス」記事を参考としています。 (冊子表紙のリンク) https://www.amazon.com/%E5%88%A5%E5%86%8ACQ-ham-radio-7%E6%9C%88%E5%8F%B7%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A/dp/B08QTLNZ79 (本論) この記事の主旨は、当時はVHFのTVアンテナのステー線をLongWire(以下、LW)の…
新築時に用意した地面内の電線束=地表ラジアル線アースは、そのまま放置していました。今回これを使える機会を実現できるかもしれません。 というのは、来月当初予定で自宅2階部を一部リフォームすることになりました。その際に外壁に沿って一部足場が組まれることから、日頃手が届かない部分(屋根の片隅)にある(代用)アンテナ線からの引き込み電線を固定できるような準備をしたいと思…
これは、過去の大規模アンテナ設備に使用したことから分ったのですが、DIY店でも調達できる部品でも、プロご用達の専門店を利用すると例え1個だけの部品、今回は、ワイヤクリップ1個だけでの入手の場合で紹介します。
最後に別宅の予備システムで実装していた例を紹介して、この完了とします。こちらは、主に3.5/3.8MHz垂直八木アンテナを使用するために用意したコモンフィルタ群です。また、同時に14-28MHzのミニマルチ会社のトライバンダー八木アンテナにも適用していました。いずれも既に撤去済です。フィルタ自体も破棄しました。 (別宅の予備システム側にある室内壁面)
依頼のあったCMD1.8Ⅱ-MTの完成時の写真とこれとは別ですが、同じタイプを私自身もタワーアンテナ用として使っていました。この長期使用経過の様子を紹介しています。 9 コモンフィルタ CMD1.8Ⅱ-MTの完成写真 ①M型端子のコネクタ部分