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(HDA比較)水平1λDP_16.676MHz_6mH_1.2㎜Wireモデル【検証-2】2つの周波数範囲特性
以前やりましたHDAアンテナと同じ周波数範囲となる、16.676MHz中心の周波数特性を±100KHz帯域と±1000KHz帯域の両方で見てみます。こちらは、途中の±200~±500KHz帯域でもエラーしませんでした。ですから、両帯域特性のどちらも正しいとみることができます。 (本論) 1. Z(R、jX) ① ±100KHz帯域
(HDA比較)水平_1λDP_16.676MHz_6mH_1.2㎜Wireモデル【追加検証-1】
先に行ったHDAアンテナの16.676MHz付近との比較のため、同じ周波数となる16.676MHzでは、全長1λ(1/4λ+3/4λ)で動作する銅線ワイヤーモデルを用意しました。地上高は、実際の給電点の高さを目安として、6mHとしています。16.676MHzの6m高では、約0.33λとなって、λ/4よりは高いですが、λ/2よりも低い中間の値で、少し低いアンテナになります。 なお、今回、x-y軸をHDAアンテナと同じ…
水平DP_18.120MHz_6mH_1.2㎜_Wire_Model:for【HDA対比】周波数特性
本日から通常のアンテナ記事に戻ります。今日から仕事始めとなるところが多いと思います。今回、土日の関係で9連休となったので、長い休暇となった方が多いのではないでしょうか? 私が現役のとき、日常業務は休みとなるのですが、逆に正月休み中の宿直勤務は当たり前だったので、正月三が日全てを休めた記憶はほとんどありませんでした。今は、働き方改革により、この状況は変わっているのかも…
水平DP_18.120MHz_6mH_1.2㎜_Wire_Model:for【HDA対比】
7MHz基本DP(10.2m×2長)をMMANAの「編集」にある「アンテナのサイズ」により、「ワイヤー半径」以外の項目を周波数比で18.120MHzに変換したものです。ただし、そのままでは、負のリアクタンスが大きくなっていますから、その分エレメント長を伸ばしています。 (本論) 1.アンテナ定義
(HDA比較)水平DP_14.200MHz_6mH_1.2㎜_Wire_Model:周波数特性
一番気になる部分は、なぜ14MHzだとMMANAモデルのHDAアンテナの周波数特性が狭帯域特性を呈するのか?を考えているのですが、これの答えとなる理論には思い当たりません。 その狭帯域特性となっていることは、標準とする水平DPの6mHと比較することで明確に示しておきます。 さらに、現実のHDAアンテナのSWR特性は、水平DP以上に広帯域となる事実も今回は、明記しました。 …
(HDA比較)水平DP_14.200MHz_6mH_1.2㎜_Wire_Model
インピーダンスZとSWR特性だけは、実HDA測定で既に公表しましたが、あらためて水平DPの20mバンド用ワイヤーアンテナをMMANAで分析してみます。 (本論) 1.アンテナ定義 2.アンテナ形状と電流分布 …
今回のHDAアンテナで試した「単線給電方式」は、過去にも経験はありません、ただ、前回紹介した「S1AA」アンテナは、昔のCQ出版のアンテナハンドブックか、同発行の(旧)ワイヤーアンテナハンドブックのどちらかで、紹介されており、記憶には残っておりました。 しかし、その本も今は残っておらず、資料はありません。ですから、まず、一番簡単な水平 DPだとどのような動作となるかをMMAN…
大地反射(5)水平偏波系の(電気定数が良い)大地反射:7MHzDP直下の地表ラジアル効果
この場合の地表ラジアルは、いつもの5m×12本ではなく、5.8m×48本、又は、5m×57本相当のラジアル電線を敷設した場合の大地状態です。 ですから、海水面とは同様となりませんが、かなり電気定数の良い大地となります。それをMMANAでシミュレーションしたところ、誘電率10,導電率400mS/mあたりを示すことがわかりました。前回の垂直偏波での地面反射でも、「電気定数の良い大地」…
(高角度)八木ビームアンテナ6m高モデルの試行設計:狭間隔3mSモデル例
前回までは、2エレメント両方への給電方法で試行錯誤したのですが、それと並行して、片側給電方式の八木アンテナでも、いくつかモデルを試行しています。 最初は、今回モデルのような導波器の理論で最大F/Bとなる間隔での試行をしています ただ、本来の八木アンテナのメリットである位相給電アンテナよりもエレメント間隔が狭くてすむはずの、このモデルでは、6m高の場合だと、理論どお…
HDAアンテナの実測データ(3)MFJ-259Bで10MHz付近測定withコモン電流状態
今回の10MHz帯では、先にMMANAでの分析を行いました。それに関する実際のHDAアンテナの特性測定です。ただし、今回もAT-300のマッチング回路を経ての送信機側から見たSWR実測と入力インピーダンスZinにおけるRとjXに関する測定及び、RとXから計算したSWR値になります。 (本論) アマチュア無線の10MHzバンド付近におけるSWRと入力インピーダンスZinを実測 1.各周波数における、SWR…
大地反射(2)水平偏波(DP)系でのMMANA標準大地の反射
今回は、過去の記事と逆に水平系の大地反射を先に取り上げます。それには、まず、MMANA標準設定の大地定数(誘電率5、導電率1mS/m)をエクセルグラフで再現しています。 エクセルグラフの計算ルーチンの正否は、このシリーズの最後に検証しますから、ここでは、グラフ計算は、正しいという設定に基づいての判断でお願います。 (本論) 1…
(HDA比較)水平DP_10.110MHz_6mH_1.2㎜Wireモデルを用意
今回のHDAアンテナのMMANAモデルに対しての比較対象として、10MHzの水平DP銅線ワイヤーモデルを用意しました。地上高は、HDAアンテナの給電点の高さと一致するように6mHとしています。 ※通常パターン図(利得Gaを含む。)は、HDA記事内で公開しましたが、今回はより比較しやすいように主放射方向を一致させたパターン図で再度比較します。 1.…
HDAアンテナのMMANA分析(4)10MHz帯(後半)周波数特性を10.110MHz中心にバンド外まで
前回のMMANAによるHDAアンテナ分析の後半部で、ここでは、周波数特性を分析しています。 以下は、10.110MHzを中心としたマッチングを取った場合でのシミュレーション結果です。 1.給電点インピーダンスZ(R,jX)
HDAアンテナのMMANA分析(3)10MHz帯(前半)10.110MHz付近
今回は、アンテナ測定結果よりも先に、MMANAシミュレーションを行いましたので、その順で公開することとします。 なお、今回のMMANAモデルも、未だ、HDAアンテナと一致した結果を得ているわけではありません。その問題点の原因としては、給電線路と給電点部分の状態を現場状況と一致できていないことが、考えられます。 どんなアンテナでも、その給電点インピーダンスと一致する給電方…
7MHz Wire-DPで地上高変化と大地電気定数良否(2)地上高10m~15mの各パターン図対比
前回の続きで、DPワイヤーモデルを10m高~15m高にかけての大地状態との特性変化を探求します。 なお、先に垂直アンテナモデルとして、GPアンテナで同様のシミュレーション結果を実施しました。その結果との比較から判明する事象が、今回のテーマです。 (本論) 3.計算結果(前回続き)
7MHz Wire-DPで地上高変化と大地電気定数良・否との関係(1)地上高1m~7m間の各パターン図対比
地上高が15mを超える場合の垂直アンテナ特性も興味深い特性を示すのですが、それより先に前回の垂直アンテナ特性と同地上高での水平系DPとの関係を見ることにより、垂直系と水平系アンテナでの、地面反射特性が異なることを理解していただくことのほうが、重要だと判断しました。 地上高15mを超える垂直・水平アンテナの各地面反射特性は、後の回に延期して行います。
【純対称形】Phased Array DP-Line(DP列の位相アンテナ)ビーム反転切替(6)逆方向
今回は、前回の反対方向に放射するビームパターンを扱います。といっても、前後完全対称形ですから、どちらが前で、その反対向きが後ろとは、言えません。どちらも前であり、後ろにもなるのです。その要は、エレメント間の給電位相角になります。 その意味で、Pure-Complimentary(純相互補完)と対応しての、Pure-Symmetrical(純対称形)といった回路状態であるといえるアンテナです。
高仰角【HB9CV】(6)位相線路の速度係数問題と6m高・5.28m間隔・位相-40°モデル
前回の宿題としていた位相回路の電気長→物理長の変化、つまり、フィーダが持つ「速度係数」についての解説が中心となります。 また、MMANAモデルは、暫定最良モデルとする手前で、本当は、これで十分と思っていた「位相-40°」モデルを紹介します。この時は、位相をわずか1°ぐらい変化させても大した変化はないだろうとたかをくくっていました。しかし、その1°でも、F/Bは、0.45dB良い側…
高仰角【HB9CV】(4)6m高・5.28m間隔・-39°位相差と他モデルとの対比
今回は、前回で求めた(暫定)最良モデルと同じ条件となる今まで紹介している他モデルとの比較をしてみます。 これと関係するデータが、「Low Band DXing 日本語版 月刊ファイブナイン発行」のP228 図11-2において 「2エレメント垂直フェーズドアレイの水平放射パターン(両エレメントは同相給電)エレメントは垂直軸と同列にあり、先頭のエレメン…
高仰角【HB9CV)】(1)1/8λ間隔の135°位相給電:HB9CVの歴史と基本動作
HB9CVの名称の元々の由来は https://ja.wikipedia.org/wiki/HB9CV に記載のように開発者ルドルフ・バームガートナー(Rudolf Baumgartner)の呼出符号:コールサインが、そのままアンテナ名称として、世界中に通用する名称となったアンテナです。 ただ、先の記載には、疑義があって、昔の雑誌紹介によるものでは、ZLスペシャルが先にあったように記憶しているのですが、残念ながら、…
高仰角(Phased Array)(5)1/8λ間隔の45°位相給電:スタック効果の無い事例
今回から、エレメント間隔をさらに半分とするλ/8(0.125λ)≒5.28m付近に短縮することを命題としています。 この間隔となるとエレメント長が同じだと位相をどう変えようとも単一DPを超える絶対利得Ga:8.4dBiを得ることが難しくなって、一番良いのが、同相給電であることを証明することとなりました。 その一例として、前回の10m間隔モデルで良かった45°位相モデルを間隔を半分にまで短…
高仰角(Phased Array)(4)1/4λ間隔の45°位相給電:10.0m[λ/4]間隔の推しモデル
今回の同エレメント長λ/2DPスタックのλ/4間隔付近では、一番お薦めのモデルです。なぜなら、F/Bが一番良好なモデルとすることができたからです。もしも、このとおりに現実に動作できたなら、とても、細い銅線ワイヤー2本だけで動作しているビームアンテナだと誰にも思えないと思います。 (本論) DPアンテナ間隔は変更なしといいましたが、片側エレメント長が10.0mと少しだけ短…
高仰角(Phased Array)(3)1/4λ間隔の90°位相給電:13.6m拡張モデル
別のテーマである(接地)垂直アンテナと同様に、λ/2よりも地上高が低い水平系DPの場合も地面の電気定数(平たく言えば、「大地のアース状態」の意味)の影響を受けます。ただ、水平系だと大地の反射係数が高いために放射効率には、ほとんど影響を受けません。しかし、電波放射の仰角(打上角)には、とても影響を受けます。特に、ここでのテーマである低高度(地面に近い高さ)のアンテナにお…
(仮説証明)高仰角(2-1-2)1/4λ間隔の90°給電:X軸を-10.2m平行移動結果との検証
前回の前後ビーム反転した場合の絶対利得GaとF/Bの改善とラジアル設置位置の予想仮説を今回証明できたと思っています。 ただし、あくまでもMMANA(miniNEC)の仮想空間の場合であって、現実世界での地表ラジアルの設置場所についての証明ではありません。 また、もうひとつの過去の記事で挙げた疑問点だった、「地表ラジアルの設置場所は、原点Oに中心があるのか?」の答えは、「Yss」…
高仰角(Phased Array)(2-1)1/4λ間隔の90°給電:基本形モデル
前回の理論編には、まだ続きがありました。肝心の後半部分を忘れています。 半波長アンテナ相互インピーダンス式の補足(自己インピーダンスで検証) https://jo3krp2.seesaa.net/article/201709article_1.html から始まる内容です。その途中記事にある アンテナアレー -7(相互インピーダンスのグラフと計算表) https://jo3krp2.seesaa.net/article/201709article_12.html
高仰角ビーム(Phased Array)モデル(2)1/4λ間隔の90°差位相給電:アンテナ動作理論復習編
今回からのアンテナは、本当の意味で位相給電モデルを扱います。つまり、2組のDPのそれぞれに対して、給電電流に対しての位相差を付けて、動作させる方式です。 (本論) 一般的な一番基本モデルが、今回初回に設計したアンテナ事例ですが、MMANA(miniNEC)では、これを理論による最大性能に動作させることは、できていません。実は、もっと違う間隔距離や位相角度とするほうが、良い…
高仰角ビーム実用モデル(1-2)1/4λ間隔の180°位相反転給電DPスタック設計編
ここからは、位相給電を利用したDPのスタック方式です。その一番簡単な方法は、180°位相反転です。単に同軸の給電部を互いに反対にすれば良いだけです。しかし、これだけでは、絶対利得Gaを10dbiまでに到達できませんでした。そこで、前回説明したメーカー製放射器と同じ、デュアルドリブンにして、前方のエレメントを短くして、水平面の指向性を出すことで、Ga>10dBiの命題をクリアしました。…
高仰角ビーム実用モデル(1)1/4λ間隔の180°位相反転給電DPスタックに至る言い訳(前置き)
天頂向けモデルは、当初、前回の最初のモデル・DP間が34m間隔からスタートしています。その時のデータでは。Ga:11.68dBiで、サイドブローブは生じましたが、DPが二つあるだけのアンテナとしては、とんでもなく、高利得アンテナです。ただ、34m間隔は、7MHzで実用的とは全くなりません。 今回のモデルは、当初モデルからは1/3以下、前回の後半のλ/2間隔モデルからは、半分のλ/4程度に間隔を狭めています。ただし、そのた…
天頂ビーム究極モデル(その2)初号最大モデルVS前回の縮小モデルとの対比
前回モデルは、一番最初の最大寸法かつ最良モデルのエレメント間隔を縮小途中のもので、垂直パターンでの見た目良さで選定したものです。今回は、その初号モデルと前回モデルをさらに縮小したモデルの2つを比較してみます。 なお、どちらもアンテナ定義と形状・電流分布は、24m間隔モデルとだいたい同じですから省略します。 1.(初号)エレメント間隔34m長 (1) 計算
今回のモデルは、自宅アンテナとして欲しい性能ではありません。たまたま、いろいろなアンテナをMMANAで試行錯誤している中で見つけた面白い(失敗作?)アンテナだったので紹介することにしました。 1.アンテナ定義
自宅HDAモデルの改造ヒントとして、高さが低い水平DPの分析をしています。今回は、地上高での違いを検討してみました。ただし、都会の大地ではなく、真上方向への地面反射が良好な「ラジアル設置」を有効利用できる方法としての考えからです。 過去の標準設置モデルがオリジナルです。当時は、地面反射はまったく頭にありません。そのため、できるだけ高くを目標でした。地面より高ければ…
(比較)水平DP_10.130MHz_6mH_1.2㎜Wireモデルで検証
前回の自宅House Drive Antenna(以下、HDA)との比較のため、10MHzの銅線ワイヤーモデルを用意しました。地上高は、実際の給電点の高さを目安として、6mHとしています。10MHzの国内向けとしては、λ/4=7mですので、少し低いアンテナになります。 1.アンテナ定義
HouseDrive_Antenna for 10.13MHz(1.45倍Freq)実動作とMMANA検証
本日、午後11時45分(正午前)10.128MHz付近にバンド変更すると偶然にも国内が開けていることが判明、7MHz同調のままだと弱く入感だったのですが、AT-300の同調をとると俄然、電波が強く入感しました。 1エリアの特別局8J1Z/1(JCC-1105)がCQを出していたので、10Wで呼んだところ、即応答がありました。この時の交信レポートは、互いに599を送っています。 AT-300が10MHzだと、どのような…
前回の(鉄柱)垂直アンテナを目標とした場合では、実際に行った受信状況だけでも国内向けアンテナとして不適合となりました。それで目標アンテナを変更しています。 国内向けとしては、水平系、その一番シンプルなかたちがダイポール(DP)アンテナです。7MHzバンドでは、過去に一番多く使用してきたのは、この水平DPです。その経験則から言いますと、国内向けのアンテナとして、最適なモデルは、地上高12mに設置した水平D…
AWXアンテナ分析(3) 3倍高調波励振:85.1MHz付近受信専用アンテナ動作
なぜ、昔からAWXが「高利得アンテナ」だとアマチュア無線界で評価されているのか?は、この3倍高調波励振動作を指しているのかもしれません。 ただ、都市伝説的なところも否めません。というのは、DP,LW,ZEPP,果ては、スローパーアンテナですら、3倍高調波励振すると高利得が得られると過去のCQ誌記事でのアンテナ製作・使用レポート等において、堂々?と公表されていることが、その要因でも…
アンテナエレメントがAWX形状の場合、最大の特長と言える動作周波数の広帯域特性を検証しています。当時の業務通信の1つの放射器には、この広帯域動作が重要でした。これらをたくさん組み合わせることで広帯域特性を維持しながら、高利得アンテナとすることができたからです。 また、CQ誌アンテナハンドブックでは、300Ω(ネット情報だと200Ω)当たりの給電点インピーダンスとしています…
M.F.A.Model(5)水平CQ_ANT(2)中央給電(再検証)(2)水平DP補足;真上放射Ga=3.65dBiの求めかた
前回水平CQモデルの結果数値は正しいと判ったのですが、その根拠となる数値を図示していないことから、もう一度扱うこととしました。また、前回の疑問点だったゲインGaと大地状態との相関が、水平DPと今回の水平CQでは、逆転していることの回答(仮説)を追加しています。 全てを一記事内で書くと互いに絡み合う内容であるため、反って問題点が、ぼやけてしまうように思いました。そこで、各…
自宅敷地では、7MHzフルサイズのDPは張ることができません。そこで仮にですが、敷地の対角線で取れる長さの短縮DPを張れるとするとどういった性能となるか?を検討しています。 ただ、建物の影響を受けないためには、地上高12mH以上が必要です。ワイヤーで張るとすると両側に12m高のしっかりしたポールが必要です。ですが、柱を支持するためのステー線を張ることできませんから、地面基礎を本…