メインカテゴリーを選択しなおす
(技術談)公務編(12)自前コンピュータ・システム改良【実施編】(完結)
私は、現地(湯浅町)のシステム変更に立ち会うことができませんでした。和歌山市のセンター側に残って、万一の時にサポートする側となりました。というのは、今回の設定結果を検討して解決できるのは、私のみだったからです。そのような者が現場に行くわけにはいかなかったのです。 (本論) (1)システム変更の現場 本来なら影響を最小限とするために深夜の切替が通常なのですが、…
(技術談)公務編(10)自前コンピュータ・システム改良の【奥の手】別のマシンを使いシステムデータ改変
ここで、前代未聞のシステム改良方法を採用しました。この方法は、メーカーが受けたシステム保守委託業務を実際に担当していた別の下請け業者からの提案アイデアでした。この業者のスタッフは、技術が優れているだけでなく、親切でもあったのです。私にこのシステムの保守技術を教示してくれたのも彼らだった。通常なら、私は委託側として、工事立ち合いをしていれば良かった。しかし、彼らは私…
(技術談)公務編(10)自前コンピュータ・システム改良の最初の一歩
ここで、前回失敗だったという箇所の把握に努めました。なぜなら、失敗には必ず、その原因が存在しています。それを先に明確にできなければ、再び同じ失敗を繰り返します。 また、その過去の失敗記録があることで、今回の設計変更過程は、それをたたき台として、かなり、進んだ時点から開始できるのです。前回の失敗を参考にしない手はあり得ないと考えました。 (本論) 前回…
(技術談)公務編(9)渋滞緩和対策のため、自前でのコンピュータ・システム改良提案
前回の話は、今回のためのプロローグ部です。主管課のトップは、この渋滞原因解明だけでは、納得していませんでした。なぜなら、私たちの業務目標は、円滑な道路交通行政を目指すことにあるからです。 あの渋滞調査の結果から、湯浅町内の通常の信号機制御では、この渋滞対策を無くすことは出来ないことも証明されました。なぜなら、原因は、その湯浅町に入る前のR42号線の険しい峠越えルー…
(技術談)公務編(7)松下通工MACC-6500運用・保守(4)プログラム&データのLOAD(インストール)とSAVE(バックアップ)
当時のミニコンへのプログラムをインストールする方式と逆にバックアップをする場合についての説明です。通常は、24時間フルタイムで稼働していますから、システムは触る必要ありません。 しかし、毎年の制御エリア拡大に伴う設定変更により、システムが変わった場合には、そのバックアップが必要です。また、システムダウンによる一部データ破壊があると全てバックアップからインストールす…
(技術談)公務編(6)松下通工MACC-6500運用・保守(3)中央⇔端末間の通信プロトコル概要
今回はデータ通信の専門的な内容となります。その詳しい内容を理解するには、データ通信に関する基礎の解説が必要なのですが、ここでは、過去の技術の歴史なので細かい部分は省略します。なお、ネット検索でこのシステム分野に係る部分はリンクしますから、そちらで補習をお願いします。 但し、一般向けての今回記述部分までの詳細説明はネット情報にはありません。実際の実務経験者でないと…
(技術談)公務編(5)松下通工ミニコンMACC-6500運用・保守(2)
”松下通工”とは、「松下通信工業株式会社」の一般的な通称略です。 現在この会社は、現在は解散しているようです。ただ、この話題時期となる昭和53年代から平成7年までは存在していましたので、この略称で呼びたいと思います。 今回のミニコンは、ハードとそのソフト関係は松下通工製となっています。資料が無いので、記憶の限りですが、 (機器構成等) 1.CPU 16ビット構…
(技術談)公務編(4)松下通信工業ミニコンMACC-6500運用・保守(1)
(概要編) ネットで検索するもMACC-6500モデルのミニコンは存在しません。たぶん、MACC-7シリーズの和歌山県モデルかもしれません。ただ、松下電器(現パナソニック)系列での唯一のミニコンの1機種だろうと思います。 和歌山県のメーカーが松下電器系列となったのは、その創業者:松下幸之助氏が和歌山市出身だからだろうと考えられます。ただ、コンピュータ業界では、松下通信工業は小規模メーカーというのが、NEC出…
一時半すぎ、スマホに「トークイベント、まもなく開始です」というお知らせメールがきた。うそ·····私の買ったチケットは明日の分。もしかして、間違えて買ったのか…