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(送信用)モービルホイップ2本アレイアンテナ(2)周波数特性&総合評価
7.1MHz付近のピンポイントの周波数でなら、外部回路によってマッチングすることで低SWRとなるのですが、それより外れますと送信アンテナとしてのSWR特性が急変します。その問題点の大元は、アンテナ自体の給電点インピーダンスの実分Reが6Ωと低い点にあります。この傾向は、利得やF/Bを最大限に追求した場合、同時給電アンテナだけの特性ではなく、八木アンテナでも同様の特性です。利得は、元…
今回目的ではありませんが、せっかくなので送信用としてモービルホイップアレイアンテナ(Mobile Whip Array Antenna)を設計しています。ですが、こちらの場合の動作ゲインGaは、-16dB前後とほとんど得ることができません。これには、延長コイルのQが大いに関係しています。そして、この設計でも普通ならモービルアンテナ用コイルとして工作が困難なQ=250に設定しているにも関わらずにです。通…
Magnetic LOOP(6)関連・モービルホイップ2本による単一指向受信性能(2)周波数特性
前回のモービルホイップアレイアンテナの続きになります。まず、絶対ゲインGaをみれば判りますが、今回のアンテナは送信用ビームアンテナとしては不適です。このアンテナ目的はアンテナの近傍にあるノイズ源からの信号を指向性を使って減衰することです。ですから、周囲全域のノイズ源の全てをキャンセルできません。ノイズが減衰できるのは、ある1方向だけに限ります。 (1) SWRの周…
Magnetic LOOP(5)関連・モービルホイップ2本での受信ダイバーシティ(1)基本動作
垂直アンテナ側が短縮率の大きなモービルホイップ同士で水平面内で単一指向性が出せるかのシミュレーション・テストです。試行錯誤の結果、モービルホイップ2本でも単一指向性が出せることは証明できました。但し、その実装となるとかなりの精度が必要です。また、両エレメント間の距離や両エレメントへ給電する位相差も理論とは、かけ離れています。通常の設計では考えられない値といってもいい…