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【書評】病気と治療過程の基礎を学ぶ!放送大学教材の「疾病の成立と回復促進」を読む
公認心理師の資格取得にあたって必要な科目は、合計25科目(52単位)となっています。資格取得を目指す学生の多くは、伝統的な基礎・応用分野の心理学やカウンセリングに関する勉強をして、公認心理師になるのだと想像するかもしれません。 しかし、実際
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 二〇世紀アメリカを代表する劇作家オニールの最高傑作。ギリシア悲劇の筋立てを南北戦争後のニュー・イングランドに移し、父母姉弟の錯雑した愛憎を描く迫真のドラマ。 ユージン・オニール(1888-1953)は、アイルランド系アメリカ人の舞台俳優ジェイムズ・オニールの子として生まれました。「モンテ・クリスト伯」で一世を風靡した父は、人気を保ちながらツアーを行い、実に六千回以上もの興行を成功させました。オニールはこの巡業に合わせて、各地をまわりながら幼少期を過ごします。カトリックの寄宿学校を経てプリンストン大学へと進学しましたが、勉学に熱は入らず、異性と…
久しぶりに海堂尊さんの本のお話です。 こちら、『ジーン・ワルツ』の裏のようなお話。 海堂尊さんの桜宮サーガでお馴染み、物語を別視点から捉えた作品。 今回は、理恵さんの母親、 […]
見つけ屋とお知らせ屋十年屋と魔法街の住人たち5/廣嶋玲子「十年屋」シリーズの待ちに待った新刊児童書ですが大好きで全シリーズ読んでいます老眼の身には字が大きいのも嬉しい♪野鳥好きとしては魔法使いがお届け物を託す役がトラフズクさんなのもワクワク🦉葉っぱ切り絵いきものずかん/リト@葉っぱ切り絵リトさんの新刊少しずつ大切に読んでいますブログ仲間さんから福島に美術館ができたことを教えていただいたので出かけて行くのが楽しみです眠れぬ夜のご褒美/標野凪冬森灯友井羊八木沢里志大沼紀子近藤史恵6人の作家による「夜食」にまつわる人間ドラマを描く短編集標野凪さんが好きなので借りました切ない恋のお話でしたが今回は自分の中ではそれほどヒットしませんでしたただ好きな人はすごく好きになる小説だと思います対して八木沢里志さんの「ペンショ...最近読んだ4冊の本🦉
生きのびるための事務 生きのびるための事務 坂口恭平さん やるべきことを 言語や数値化するという考え方が大変参考になりました ここの部分を疎かにして なかなか物事って進まないですよね 仕事に関しても 色々な提言、気づきがあり 大変参考になりました 生きのびるための事務 [ 坂口恭平 ]価格: 1760 円楽天で詳細を見る このブログでは本の感想を書いています 自分自身の記録も兼ねて 本の感想を書いています 当たりだなって思う本もあれば そうでない本もありますが 「イマイチだったな」 って私が思っても 他の人が読んだら おもしろかったっていうのもよくある話で 感性やその人を取り巻く環境などによっ…
「金融の世界史」板谷敏彦著、新潮選書、2013年5月金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―(新潮選書)板谷敏彦新潮社金融の成り立ち、発展を紀元前から現代まで時系列で記した本。同じ年の2013年11月に出版された「経済は世界史から学べ」と内容が似通っている部分があります。「経済は世界史から学べ」はトピックごとの、本書は年代順の記述。本書の方がやや硬めですが難しくはないです。紀元前では、メソポタミア文明ハムラビ法典に金利の記述があり、オプション取引の源は紀元前ギリシャ時代に遡るそうです。オランダやイギリスの東インド会社や大坂堂島の米先物取引は、歴史の授業では用語を覚える程度でしたが、金融の観点で経緯を知ると理解が深まります。オランダのチューリップバブルは金融史関連の書籍では大抵出てきますが、本書は特に詳しいで...金融の世界史
なぜうまくいく人は「ひとり言」が多いのか? 加藤俊徳さん おもしろかったです ポジティブなひとり言 心がけていきたいです
才能ある他者の感受性と彼らが発する言葉に助けられて生きている、収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。 思い煩うことなく日々を愉快に生きるために必要な「死の恐怖を和らげてくれるマイコレクション」が、また一つ増えました。めでたい。 鳥さんの瞼さんの第一歌集「死のやわらかい」(点滅社/1,650円税込)です▽ 全編を通じて「死」をテーマにした歌が並びますが不思議と悲壮感はなく、むしろ暖かく柔らかく静かでユーモラス。「死」を枕にして寝転がっているような、あるいは、「死を見つめる自分」を、もう一歩高い視点から俯瞰しているような、不思議な心地よさ。 秋の終わりの涼しい夜に、体にふんわり巻きつけて…
「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策
「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策 前提条件の違い 話し下手な私としては 身につまされることが多かった本でした
給食が教えてくれたこと 「最高の献立」を作る、ぼくは学校栄養士 松丸奨 著者は第8回全国学校給食甲子園で男性として初めて優勝された学校栄養士さんこの本は著者が学校栄養士を目指すきっかけになった自身の小学生の時から今日の活動までのノンフィクションそれによりますと小学生時代は偏食で学校給食が大嫌い高学年になった2年間はいじめにあい居場所を探して給食室の裏側で過ごすことに…調理師さんや栄養士さんと親しくなりそのことが著者を栄養士への道へと導いてゆくのでした変な言い方かもしれませんが何が幸いするかわからないまさに今いじめられている誰か今は辛いばかりでもそのことが将来的に何かいい方へ明るい方へと導いてくれるきっかけになるかもしれないこれは希望の本でもあるような気がします著者も学校給食が大嫌いで辛い思いをしたから...給食が教えてくれたこと🍞読書記と野菜の話🍅
和田竜「のぼうの城」!2万対5百…でくのぼう武将覚悟の"戦いまする"
こんにちは。夢中図書館へようこそ!館長のふゆきです。 今日の夢中は、和田竜「のぼうの城」!2万対5百…でくのぼう武将覚悟の"戦いまする"…です。「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどこ
猫を処方いたします。 石田祥新聞の広告で知った本です何と言っても表紙が可愛い猫を処方??タイトルが気になる気になる~というわけで読んでみました京都市中京区の薄暗い路地にある中京こころのびょういんそこへは辿り着ける時と辿り着けない時があるのですそういう意味では「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」(NHKEテレでも放送中の10分アニメ)みたいだなと思いました薬の代わりに猫を処方されて快復するというほのぼのした話ばかりではなく物語はミステリー要素を含んだ方向に…猫が処方される理由もわかって結果的には一応一件落着?続編が出たら読みたいです 少年と犬 馳星周猫のお次は犬のお話もね第163回直木賞受賞作犬が色々な人に関わりながら旅をして5年かけて逢いたかった人のもとへ辿り着くお話ですこの犬に罪はないのですが関わった人たちが次々...猫を処方いたします。/少年と犬
1、作品の概要 『ポートレイト・イン・ジャズ』は文章・村上春樹、イラスト・和田誠のイラスト&エッセイ集。 和田誠が描いたジャズミュージシャンのイラストに、村上春樹がエッセイで彼らの音楽への思いを語った。 1992年に和田誠が20人のジャズミュージシャンを描いた個展『JAZZ』を開き、村上春樹の目に止まったことから2人のコラボレーションが実現した。 1997年に単行本『ポートレイト・イン・ジャズ』が刊行され、2001年に『ポートレイト・イン・ジャズ2』が刊行された。 2004年に2冊をまとめて、さらにボーナストラックとして新たに3編を書き下ろした文庫版が刊行された。 2、この作品に対する思い入れ…
(クリックで大きくなります)著者の「マカン·マラン」シリーズが大好きで今回の新刊を読みましたハイダウェイは隠れ家のこと引きこもりの高校生や50代半ばで転職した男性ワーキングマザーなどお仕事を中心とした6つの物語が収録されています美術館プラネタリウム水族館など各々がそれらの場所を拠り所に気持ちを立て直しながら日々の暮らしを送っている端から見れば恵まれてるように思う人も何かしら抱えているものはある学生時代仲の良かった友人が生活スタイルの変化で疎遠になったり隣の芝生が青く見えたり…でも生きている限り何もない人なんているわけがないそのようなことを改めて思いました父と息子母と娘友人同士など立場は違えど心の機微に感情移入できることが多かったです著者の本は何冊も読んできましたが「マカン·マラン」シリーズに続き好きな本に...東京ハイダウェイ*古内一絵
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 虚栄心はあるが温順で信心深い長女メグ、独立心が強く活発な次女ジョ一、心優しくはにかみやの三女ベス、無邪気でおしゃれな四女エミイ──ニューイングランドに住むマーチ家の四人姉妹は、南北戦争に従軍した父の留守宅で、母を助け貧しいながらも誠実さと希望をもって、懸命に暮す。著者の少女時代を題材に、人間として成長していく四人姉妹の複雑で微妙な心の動きを捉えた感動作。 キリスト教プロテスタントにおいて、信者たちに最も読み継がれ、最も影響を与えてきた模範的信者が描かれている寓話『天路歴程』は、新大陸アメリカへと渡ったピューリタンたちによって新天地でも広められ…
数日前にXを眺めていたら「積ん読(つんどく)解消合宿」なるワードが流れてきて、心を奪われてしまいました。 「積ん読」とは、買った本を「いつか読もう」と思ったまま積み上げて放置している状態のこと。買ったまま開いていない本が大量にあることは理解しつつも、書店に行けば何かしら面白そうな新刊が出ているのでついレジに持っていってしまいます。 自然と10冊単位で積み上がっていく、未読本の山。それが「積ん読」… 2年前にも、こんなエントリ出していた▽ yuringo738.hatenablog.com 減ったと思ったら、いつの間にか再び増殖している「積ん読」の摩訶不思議… Xで流れていた「積読解消合宿」は、…
【100冊読書ブロガーが教える】継続できる面白い読書ブログの書き方
読書ブログを始めたけど記事更新できない。記事をかけない理由は、ポイントが抑えられていないかもしれません。この記事では読書ブログの書き方・収益化のポイントを紹介します。
運動するのは良いこと尽くし『新版・一流の頭脳 運動脳』アンデシュ・ハンセン
旧版(「一流の頭脳」)も読んだことがあるのですが、新版が出たと知って読んでみることにしました。 目次 1 感想1.1 脳は生活習慣(運動)によって変えられる1.2 運動がストレス耐性を上 […]
Read a book/「成瀬は信じた道をいく」を読みました
宮島未奈さんの「成瀬は信じた道をいく」を読みました! 相変わらず成瀬は最高です笑 想像の斜め上行く行動力が大学生になると更にパワーアップ!彼女は世界の覇者に…
おとなの週末「カレー・ザ・ベスト」!カレーは夏が旬…三ツ星スパイスカレーはここだ!
こんにちは。夢中図書館へようこそ!館長のふゆきです。 今日の夢中は、おとなの週末「カレー・ザ・ベスト」!カレーは夏が旬…三ツ星スパイスカレーはここだ!です。「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感
【フェイク時代】心理の癖・罠を掻い潜り、正しい決断を下すために!本の知識!
【フェイク時代】心理の癖・心理の罠を掻い潜り、正しい決断を下すための知識を紹介しています。本『全員“カモ” 「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法』の知識を切り抜き、紹介しています。
民間軍事会社 「戦争サービス業」の変遷と現在地/菅原 出2024年4月15日/256ページ目次:「民間軍事会社」とは何か 「戦闘」をビジネスに変えた会社 対テロ戦争と民間軍事会社 大国間競争時代の民間軍事会社 「民間で軍事や安全保障に関するサービスを提供している会社」が、現代の戦争・紛争においてどれだけの役割を果たしてきたのかについて、国際政治の内情を織り交ぜて解説している本です。...
紫式部 女房たちの宮廷生活/福家 俊幸2023年11月15日/264ページ目次:紫式部を知る――生涯と人間関係 女房とは何か――平安時代貴族女性の社会進出 『紫式部日記』の世界 宮中で広まる『源氏物語』 源氏物語の作者とされている紫式部について、その生まれに始まり、結婚、宮廷生活、物語の創作などの視点から、彼女の生涯を描きます。 ほぼ同時代の清少納言や和泉式部らへの辛辣な論評など、勝気...
「ロシア」は、いかにして生まれたか - タタールのくびき/宮野 裕2023年6月15日/162ページ目次:「タタールのくびき」はいかにしてルーシにつけられたのか? なぜ、モスクワが「ロシア」の中心になったのか? くびきからの離脱、そしてロシア統一国家の形成へ その後に与えた影響 「ルーシ」の地の所有権がロシアにあるとする考えはいつ生まれたのか? ロシアという国は、いったん「タタール」...
地域を活性化させるプロジェクションマッピング 光のアートで地方創生
地域を活性化させるプロジェクションマッピング 光のアートで地方創生/東山 武明2024年2月28日/200ページ目次:地域の魅力とデジタル技術を組み合わせ、新たな価値を提供する 地域を活性化させるプロジェクションマッピング 人を呼び込み、感動を生み出し、地域を再生させる プロジェクションマッピングサクセスストーリー 地域の歴史と人々の記憶に残る感動と驚きを― プロジェクションマッピングの技術はまだま...
コロナで閉館していた図書館が貸出可になり雨の連休にクゥと再会することができましたこちらは映画「河童のクゥと夏休み」の原作ですがJRがまだ国鉄の時代のお話でした映画がてんこ盛りの内容だったのに対して原作はとてもシンプル家族構成も設定も違います東京タワーにもよじ登りません続編では天狗に会いに行きますどちらにもそれぞれの良さはありますがなんといってもクゥのその後の消息を知ることができて嬉しかったです👺とはいえ先に映画を見たせいか正直私は映画の方が印象的で好みですがこのお話からあの素晴らしい映画が生まれたのだと思うと感慨深いですこちらは映画のお気に入りの場面ですこの夏はクゥと出会うことができてほんとうに良かった!いつまでも余韻の残る素晴らしい映画でした🥒映画の感想は 8月6日の記事にあります 河童のクゥと夏休み/クゥと河童大王👺を読みました。
【書評】放送大学で心理学的支援の基本を学ぶ!「心理カウンセリング序説」を読む
放送大学には、臨床心理学系の科目がたくさん開講されています。以前ご紹介した「臨床心理学概論」をはじめとして、「認知行動療法」「精神分析とユング心理学」「中高年の心理臨床」など、講師陣・内容ともにかなり充実しています。 もし、この記事をお読み
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているのだ。1970年12月3日、このぼくもまた夏への扉を探していた。最愛の恋人には裏切られ、仕事は取りあげられ、生命から二番めに大切な発明さえ騙しとられてしまったぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ!そんなぼくの心を冷凍睡眠保険がとらえたのだが……巨匠の傑作長篇 科学の進歩によって膨大な規模となった第二次世界大戦争は、空想でしか思い描くことがなかった恐ろしい荒廃の広がる戦禍を齎しました。人々に与えた恐怖は、その…
お金の本紹介「ヨガとシンプルライフ」は節約したい女性におすすめ!
「ヨガとシンプルライフ」という本は、2016年に出版されたライフスタイル本です。 ライフスタイル本といっても、節約に繋がる情報がたっぷりの女性に嬉しい1冊。 今回は、金運アップ本と言っても過言ではない
キム·ホヨン著/米津篤八訳 帯に「韓国で150万部の大ベストセラー!!」 とあります基本的に翻訳ものは苦手なのですがタイトルに惹かれたのと韓国の映画は良いものが多いので「トンマッコルへようこそ」 (2005年音楽久石譲) 「怪しい彼女」(2014年) →日本リメイク「あやしい彼女」(2016年)「サニー永遠の仲間たち」(2011年)→日本リメイク「SUNNY強い気持ち·強い愛」 (2018年)がお気に入り 読んでみようと思いました死を覚悟していた記憶を失ったホームレスがひょんなことからコンビニオーナーに拾われて店員として働きながら仕事仲間や客を精神的に救ってゆきそしてそれは主人公の挫折からの再生への物語と繋がります最終章では主人公の意外すぎる過去が露になりそれは韓国の抱えたお国柄とも重なりハートウォーミン...不便なコンビニ(韓国のベストセラー小説)とお菓子
1、作品の概要 『津軽』は太宰治の長編小説。 1944年に刊行された。 文庫本で177ページ。 小山書店の依頼を受け執筆された紀行文風小説。 生まれ故郷の金木町をはじめ、自身が津軽を旅するさまを描いた。 中期の傑作のひとつ。 2、あらすじ 津島修二は紀行文の依頼のために、故郷の金木町をはじめ津軽半島を3週間かけて旅をした。 旧友のT君、N君と旧交を温めながら蟹田、三厨と旅をし故郷の金木町に到る。 逃げ出したはずの実家で親族と交流する津島修二。 そして、旅の最後は彼を育てた乳母・たけに会いに深浦へと向かう。 津軽 (新潮文庫) 作者:治, 太宰 新潮社 Amazon 3、この作品に対する思い入れ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 財産を気前よく友人や家来に与えることで有名なアテネの貴族タイモン。貯えが尽きることを恐れる執事の忠告も無視し贈与を続けるが、膨れ上がった借金の返済に追われることに。「友達を試す」と他の貴族らに援助を求めるものの、手の平を返したようにそっぽを向かれ、タイモンは森へと姿をくらましてしまい……。忘恩、裏切り、破滅。普遍的なテーマを鮮烈に描く。未完の戯曲として議論を呼ぶ問題作が、瑞々しい名訳で甦る。 アテネの繁栄に助力した資産家タイモンは寛大な心で人々に接し、毎日を盛大な晩餐で隣人を招き、多くの人々の望みを叶えて互いに満足していました。もてなすタイモ…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 ブリテン王シンベリンの娘イノジェンは、イタリア人ヤーキモーの罠にはまり、不貞を疑われる。嫉妬に狂う夫ポステュマスの殺意を知らぬまま、イノジェンは男装してウェールズへ行くが、薬で仮死状態になった彼女の傍らにはいつしか夫の首のない死体が──。悲劇と喜劇が入り混じり、波瀾万丈のなか、最後は赦しと幸福な結末を迎える「ロマンス劇」の傑作。 古代ブリテンの国王シンベリンには二人の王子と一人の美しい娘がいましたが、後妻を迎えたころに幼い王子たちは失踪して行方不明になりました。世継ぎの問題もあり、一人娘のイノジェン(イモージェン)の婚姻に関しては後妻の息子ク…
『ウィンザーの陽気な女房たち』ウィリアム・シェイクスピア 感想
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 1597年から1598年に執筆されたと言われる本作『ウィンザーの陽気な女房たち』は、題名どおりにシェイクスピア作品のなかでも頭抜けて陽気な感情で観る(読む)ことができる演劇です。諸説ありますが一説に、シェイクスピアの劇団を支援する宮内大臣であるジョージ・ケアリー男爵がガーター勲章を授かり、それを祝う騎士団の祝宴で喜劇を披露することになったため、シェイクスピアが約二週間で書き上げたものだと言われています。この説に付随して、『ヘンリー四世』を観劇したエリザベス女王が、登場人物フォールスタッフが色欲に溺れる姿を観たいと望んだため、このような題材とな…
Read a book/「成瀬は天下を取りにいく」を読みました
宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」を読みました! すごい人気で横浜そごうではちょいちょいサイン本が販売され図書館では貸出待ちが1000件以上買った方が…
人生を主体的に生きる『限りある時間の使い方』オリバー・バークマン
タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉を聞くようになって、モヤモヤとしつつ自分でも時間とどう向き合うか、いつも悩んでいました。 本書は時間の向き合い方に有益な示唆を与えてくれます。 & […]
1、作品の概要 『箱男』は、安部公房の書下ろし長編小説。 1973年3月30日に刊行された。 単行本で191ページ。 2024年8月23日に映画が公開予定。 主演は永瀬正敏で、浅野忠信、佐藤浩市が出演している。 ダンボール箱をすっぽりと被り、世界を覗き見る「箱男」についての物語。 2、あらすじ ダンボール箱を被り、都市を徘徊し、世界を覗き続ける箱男。 街の片隅で生き続ける異形の彼らは一体どんな存在なのか? 箱男にその箱を5万円で売ってくれと言った看護婦、空気銃で箱男を襲撃した贋医師の贋箱男。 奇妙な存在に触発されながらやがて、物語は融解し、物語であることすらやめてしまう。 果たして、この手記を…
思い出ごはん /PHP研究所編作家や料理研究家デザイナーなど様々な分野の第一線で活躍する著名人75人による思い出のご飯をテーマに綴ったエッセイ集です食べることは大好きですし好きな作家さんがたくさん入っているので借りてみましたそれぞれ素敵でしたがグッと来たのは毎週末車の中で聴いているラジオ番組『NISSANあ、安部礼司』の脚本を手掛けている北阪昌人さんによるコロッケの話でしたお誕生会に母に作ってもらったコロッケを呼ばれてやって来た10人あまりの同級生がほとんど手をつけなかったという悲しい話ではあるのですがエッセイの最後の方に「大げさかもしれないけれど、そのとき、思った。生きていくのは、こんな哀しさの連続なんだろう」とありなんだかジーンと来ました日々の暮らしってこんなことの積み重ね…だったりしますよね?それか...思い出ごはんと、おうち歳時記
(クリックで大きくなります) 天国からの宅配便 時を越える約束待ちに待った3冊目が回ってきました3冊ともに言えることですが推理小説にもなっているので先が気になって気になって仕方がない!と思いながら読破2時間ドラマなどを観て誰かが殺されるのが推理小説…のように思ってしまいがちでしたがこちらの本を読んでこんなに幸せな気持ちになれる推理小説もあるのだと改めて思った次第です3冊目ではエピローグが一番好きです答えを言ってしまうと読む楽しみがなくなってしまう…と思うので内容は秘密です(読了6月20日)先の2冊については6月7日の記事にしています天国からの宅配便★3部作
【本の要約・レビュー】『したがるオスと嫌がるメスの生物学』〜愛の最終決定権を握っているのはメスである〜
この本はタイトルに惹かれて買ってしまいました笑特に表紙に書いてある一文はインパクトがありますよね。生物の世界で
【本の要約・レビュー】『生き物が老いるということ』~老いる意味とは何か~
なるべくジャンルが被らない本を紹介したいと思いつつも、私はいかんせん生物が好きなので今回も生物にまつわる本をご
浅田次郎さんの蒼穹の昴1を図書館から借りてきました。 中国清朝時代の立身出世もので、地方の地主の息子、劉文秀と小作人にもなれない貧しい子どもの李春雲がそれぞ…
ワニのガルド/おーなり由子20年位前におーなり由子さんの世界が好きでコミックスや本をまとめ買いしていました久しぶりに新刊に気づいて図書館で借りてみました🐊寂しい人にしか見えないというワニのお化けと小学生の女の子の物語思わずクスッと笑ってしまったり切なくなったり…再びおーなりさんの世界を楽しむことができてよかったですパンダなりきりたいそういりやまさとしヒヨコや子猫を可愛いらしく描いたら右に出る者はいないこの方のイラストも随分前に大好きでした幼年絵本ですが大人が見ても癒されること間違いなし♪🐼草はらをのぞいてみればカヤネズミ 写真福田幸広/文ゆうきえつこサブタイトルに「日本でいちばん小さなネズミの物語」とあります5年の歳月をかけて撮影されたという 体長わずか6センチのカヤネズミの四季の暮らし子育てを綴った写真...カヤネズミとパンダとワニの本読みました。
徳川家康(18)関ヶ原の巻!家康と三成"天下分け目の戦い"両将はいかに臨んだか
こんにちは。夢中図書館へようこそ!館長のふゆきです。 今日の夢中は、徳川家康(18)関ヶ原の巻!家康と三成"天下分け目の戦い"両将はいかに臨んだか…です。「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想