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「金融の世界史」板谷敏彦著、新潮選書、2013年5月金融の世界史―バブルと戦争と株式市場―(新潮選書)板谷敏彦新潮社金融の成り立ち、発展を紀元前から現代まで時系列で記した本。同じ年の2013年11月に出版された「経済は世界史から学べ」と内容が似通っている部分があります。「経済は世界史から学べ」はトピックごとの、本書は年代順の記述。本書の方がやや硬めですが難しくはないです。紀元前では、メソポタミア文明ハムラビ法典に金利の記述があり、オプション取引の源は紀元前ギリシャ時代に遡るそうです。オランダやイギリスの東インド会社や大坂堂島の米先物取引は、歴史の授業では用語を覚える程度でしたが、金融の観点で経緯を知ると理解が深まります。オランダのチューリップバブルは金融史関連の書籍では大抵出てきますが、本書は特に詳しいで...金融の世界史