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夕方が一日でいちばんいい時間なんだ――カズオ・イシグロ『日の名残り』(土屋政雄訳)
平凡で、真面目で、ロマンチストで…自らの執事としての「品格」を疑うことなく生きてきたスティーブンス。きっと第二次世界大戦以前の、大英帝国がまだ栄華を誇っていた時代であれば、そのまま何の疑問も抱かずに生き抜くことができたのでしょう。でも、戦争の終結とともに社会構造が大きく変わり、変わりゆく時代について
以前、『コーヒーが冷めないうちに』 (川口俊和)の事をブログに書いた時、 ブログ友のforestgardenさんから、 「日本語版の表紙の絵に猫は居ない」とコメントを頂きました。 そこで「今オランダの本屋さんで並んでいる日本人作家の本の表紙には 何故か猫が多いんですよ〜。」...
キム·ホヨン著/米津篤八訳 帯に「韓国で150万部の大ベストセラー!!」 とあります基本的に翻訳ものは苦手なのですがタイトルに惹かれたのと韓国の映画は良いものが多いので「トンマッコルへようこそ」 (2005年音楽久石譲) 「怪しい彼女」(2014年) →日本リメイク「あやしい彼女」(2016年)「サニー永遠の仲間たち」(2011年)→日本リメイク「SUNNY強い気持ち·強い愛」 (2018年)がお気に入り 読んでみようと思いました死を覚悟していた記憶を失ったホームレスがひょんなことからコンビニオーナーに拾われて店員として働きながら仕事仲間や客を精神的に救ってゆきそしてそれは主人公の挫折からの再生への物語と繋がります最終章では主人公の意外すぎる過去が露になりそれは韓国の抱えたお国柄とも重なりハートウォーミン...不便なコンビニ(韓国のベストセラー小説)とお菓子
商品を見る→愛と同じくらい孤独 328円 2004年秋にフランソワーズ・サガンは69歳で亡くなった。 『悲しみよこんにちは』は世界的なベストセラーだが 私はインタビュー形式で自分の人生を語る 『愛と同じくらい孤
【文庫本】W.ブルース・キャメロン(2012)『野良犬トビーの愛すべき転生』(青木多香子訳)新潮社
映画『僕のワンダフル・ライフ』が良かったので原作小説も読んでみようと楽しみにしていたのですが…翻訳ひどすぎやしませんか( ̄▽ ̄)全体的に直訳調で文章が読みづらいのなんのって。地の文はまだしも、会話文は本当にぎごちなくて読んでいてガクッときました。それでも物語自体は面白かったですよ。