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#3857 大宮の内まで聞こゆ網引すと網子ととのふる海人の呼び声
令和5年4月29日(土) 【旧 三月一〇日 赤口】・穀雨・霜止出苗(しもやみてなえいずる)よく笑う海女の年齢不詳なる ~宇多喜代子(1935-)『象』Photo:Cluture trip ゴールデンウィーク初日は「昭和の日」。昭和の時代には「明治は遠くなりにけり」なんて言葉が流行ったこ
週刊 読書案内 リービ英雄(英訳)・中西進(日本語現代語訳・本文)・井上博道(写真) 「 Man'yō Luster万葉集」(パイインターナショナル)
リービ英雄(英訳)・中西進(日本語現代語訳・本文)・井上博道(写真)「 Man'yō Luster万葉集」(パイインターナショナル) 日本語で書く作家リービ英雄の万葉集英訳の仕事については、「英語でよむ万葉集」(
#3854 山吹の花の盛りにかくのごと君を見まくは千歳にもがも
令和5年4月26日(水) 【旧 三月七日 先負】・穀雨・霜止出苗(しもやみてなえいずる)山吹の花の盛りにかくのごと君を見まくは千歳にもがも ~大伴家持(718-785)『万葉集』 巻20-4304山吹の花の盛りに、このようにあなたにお会いする機会がいつまでも続いて欲しいものです
たへ・たく・ゆふ(コウゾ) 万葉仮名 -- 栲 妙 多久 楮(コウゾ) 春過ぎて夏来(きた)るらし白たへの衣(ころも)干したり天(あめ)の香具山 持統天皇 万葉集
#3853 馬来田の嶺ろの笹葉の露霜のぬれて別きなば汝は恋ふばそも
令和5年4月25日(火) 【旧 三月六日 友引】・穀雨・霜止出苗(しもやみてなえいずる)あけぼのや麦の葉末の春の霜 ~上島鬼貫《うえじまおにつら》(1661-1738)Photo:金山棚田(岩手県一関市) ~七十二候だより(久栄社) 晩春から初夏にかけての端境期。お天気は不安定
#3851 若子の這ひたもとほり朝夕に哭のみそわが泣く君無しにして
令和5年4月23日(日) 【旧 三月四日 赤口】・穀雨・葭始生(あしはじめてしょうず)若子《みどりご》の這ひたもとほり朝夕に哭《ね》のみそわが泣く君無しにして ~余明軍《よのみょうぐん》『万葉集』 巻3-0458 挽歌幼子が這い回るように私は朝夕声を上げて泣いているばかり
令和5年4月21日(金) 【旧 三月二日 仏滅】・穀雨・葭始生(あしはじめてしょうず)芦むらにうすれかかりぬ虹の端 ~石原舟月(1892-1984)Photo:水辺のアシの群生 ~tenki.jp 二十四節気の「穀雨」は昨日一日だけではなく、次の「立夏」の前日までの半月間をいいます。そ
#3846 春へ咲く藤の末葉の心安にさ寝る夜ぞなき子ろをし思へば
令和5年4月18日(火) 【旧 閏二月二八日 仏滅】・清明・虹始見(にじはじめてあらわる)春へ咲く藤の末葉《うらは》の心《うら》安にさ寝《ぬ》る夜ぞなき子ろをし思《も》へば ~作者未詳(東歌)『万葉集』巻14-3504 相聞歌春に咲く藤の末葉ではないが、心安らかに眠れる夜
#3841 旅にても喪なく早来と我妹子が結びし紐はなれにけるかも
令和5年4月13日(木) 【旧 閏二月二三日 赤口】・清明・鴻雁北(こうがんかえる)旅にても喪なく早来と我妹子が結びし紐はなれにけるかも ~作者未詳(遣新羅使)『万葉集』 巻15-3717 旅に出ても、何事もなく早く帰ってねと妻が結んでくれた着物の紐もすっかりしおれてしま
令和5年4月12日(水) 【旧 閏二月二二日 大安】・清明・鴻雁北(こうがんかえる)夜ぐたちに寝覚めて居れば川瀬とめ情《こころ》もしのに鳴く千鳥かも ~大伴家持(718-785)『万葉集』 巻19-4146夜半に寝覚めると、川瀬を探して心も萎れるほどに哀しい千鳥の声が聞こえる。P
#3838 言繁き里に住まずは今朝鳴きし雁にたぐひて行かましものを
令和5年4月10日(月) 【旧 閏二月二〇日 先負】・清明・鴻雁北(こうがんかえる)言繁き里に住まずは今朝鳴きし雁にたぐひて行かましものを ~但馬皇女(?-708)『万葉集』巻8-1515 雑歌噂話のうるさいこんな里には住んいないで、今朝鳴いていた雁と一緒に去ってしまいたい
#3826 木に花咲き君我が妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな
令和5年3月29日(水) 【旧 閏二月八日 先負】・春分・桜始開(さくらはじめてさく)木に花咲き君我が妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな ~前田夕暮(1883-1951)『収穫』 神奈川Photo:日枝神社結婚式場(東京都千代田区) 『収穫』は1910年に発表された歌集。この
予想通り、4月22日に福井地方気象台より桜の開花宣言が発表。累積気温580℃と600℃の法則より1日(4/23)早かったが、平年より10日も早く、一昨年(2021年)と並んで統計開始以降、最も早い開花となった。場所によっては既に満開を迎えている箇所もあり、明日は雨の予報で、もたもたしているとあっという間に散ってしまいそうなので、SAKURA探訪に出かけることにする。...
#3822 含めりし花の初めに来し我れや散りなむ後に都へ行かむ
令和5年3月25日(土) 【旧 閏二月四日 友引】・春分・雀始巣(すずめはじめてすくう)含《ふふ》めりし花の初めに来し我れや散りなむ後に都へ行かむ ~大伴家持(718-785)『万葉集』 巻20-4435まだ蕾だった桜の頃にやってきたが、散ってしまった後になるのだろうな、都に帰
#3814 梅の花咲きて散りなば桜花継ぎて咲くべくなりにてあらずや
令和5年3月17日(金) 【旧 二月二六日 先負】・啓蟄・菜虫化蝶(なむしちょうとなる)梅の花咲きて散りなば桜花継ぎて咲くべくなりにてあらずや ~藥師張氏福子《くすしちょうしのふくし》 『万葉集』 巻5-0829 雑歌梅の花が咲いて散ったら すぐに続いて桜の花が咲きそうにな
野のすみれ La Pensée sauvage ――野生の思考にみる和歌の本質
人類学者クロード・レヴィ=ストロース教授(Claude Lévi-Strauss, 1908-2009)のいわゆる〈野生の思考〉を念頭に、日本最古の歌謡集として伝えられた『萬葉集』を通読すれば、それが単なる編年体のアンソロジーではなく、「因果律の主題による巨大な変奏曲」であったことに氣づかされる。
#3812 おほほしく君を相見て菅の根の長き春日を恋ひ渡るかも
令和5年3月15日(水) 【旧 二月二四日 先勝】・啓蟄・桃始笑(ももはじめてさく)おほほしく君を相見て菅の根の長き春日を恋ひ渡るかも ~作者未詳 『万葉集』 巻10-1921 相聞歌おぼろげにあなたとお会いしたばかりに、菅の根のように長い春の日を恋続けてしまいました。Phot
週刊 読書案内 リービ・英雄「英語でよむ万葉集」(岩波新書)
リービ・英雄「英語でよむ万葉集」(岩波新書) 2022年の秋からでしょうか、リービ英雄という小説家に惹かれています。「天路」(講談社)という最新作を読んだことが始まりですが、「模範郷」(集英社文庫)
毎朝思うのは、もう少しお酒を控えようということ。起きたときの倦怠感は半端じゃありません。それでなくても最近疲れやすくなっているというのに。毎晩アホみたいに呑む…
令和5年3月13日(月) 【旧 二月二二日 大安】・啓蟄・桃始笑(ももはじめてさく)梅の花散らす春雨いたく降る旅にや君が廬《いほり》せるらむ ~作者未詳 『万葉集』 巻10-1918 相聞歌梅の花を散らす春雨がひどく降っています。あなたは旅の途中で仮の宿りをとっていますでし
春到来の気配!今年も地植えのアミガサユリが生えてきた!どんな植物?育て方
3月が近づくと最初に庭に姿を現すのがアミガサユリ(バイモ)。毎年春の訪れを告げてくれる花で、これが咲くと春にな…
#3793 三輪山をしかも隠すか春霞人に知られぬ花や咲くらむ
令和5年2月24日(金) 【旧 二月五日 赤口】・雨水・霞始靆(かすみはじめてたなびく)三輪山をしかも隠すか春霞人に知られぬ花や咲くらむ ~紀貫之(872-945)『古今和歌集』 巻2-0094三輪山をそんなふうに隠すのか春霞よ。きっと人に知られぬ花が咲いているのだろうな。Phot
ここに行く前に何かで目にしたんですよね「なぜ「飛鳥」と書いて「あすか」と読むのか?」という記事を。きちんと古文を勉強していたら知り得ていたことなんでしょうけれど、なぁんも意識せず生きてきてしまったなぁ・・・。古くから今に伝わるものというのは、中身がぎっしり詰まったものなんだなぁ、と再認識。勉強は一生続きます・・・。
#3787 狭野方は実にならずとも花のみに咲きて見えこそ恋のなぐさに
令和5年2月18日(土) 【旧 一月二八日 仏滅】・立春・魚上氷(うおこおりをのぼる)狭野方《さのかた》は実にならずとも花のみに咲きて見えこそ恋のなぐさに ~作者未詳 『万葉集』 巻10-1928 相聞歌さのかたの花は実にならなくても、せめて花だけでも咲いて見せてください
#3786 百足らず八十隈坂に手向けせば過ぎにし人にけだし逢はむかも
令和5年2月17日(金) 【旧 一月二七日 先負】・立春・魚上氷(うおこおりをのぼる)百《もも》足らず八十隈坂《やそすみさか》に手向けせば過ぎにし人にけだし逢はむかも ~刑部垂麻呂 『万葉集』 巻3-0427 挽歌百には足りぬが八十はあろう隅坂の神に手向けをしたならば、
#3782 雪の好きな恵里子とさうでもないぼくと或るしづかなる時を分け合ふ
令和5年2月13日(月) 【旧 一月二三日 大安】・立春・黄鶯睍睆(うぐいすなく)雪の好きな恵里子とさうでもないぼくと或るしづかなる時を分け合ふ ~岡井隆(1928-2020)『銀色の馬の鬣《たてがみ》』Photo:雪の日比谷公園 ~Yahoo!ニュース 関東・甲信地方では2月10日
#3778 うちなびく春さり来れば小竹の末に尾羽うち触れて鶯鳴くも
令和5年2月9日(木) 【旧 一月十九日 先勝】・立春・黄鶯睍睆(うぐいすなく)うちなびく春さり来れば小竹《しの》の末《うれ》に尾羽《をば》うち触れて鶯鳴くも ~作者未詳 『万葉集』 巻10-1830 雑歌霞たつ春がやって来れば小竹の葉に尾羽根を震わせて鶯が鳴くことだ。P
#3777 春さればまづ咲くやどの梅の花独り見つつや春日暮らさむ
令和5年2月8日(水) 【旧 一月十八日 赤口】・立春・東風解凍(はるかぜこおりをとく)春さればまづ咲くやどの梅の花独り見つつや春日暮らさむ ~山上憶良(660?-733?)『万葉集』 巻5-0818 雑歌春になるとまず咲く我が家の梅の花を、一人で見て春の日を過ごすことなどで
「ほにゃららら〜……」「誰々!」「正解!」 「ほにゃららら〜……」「誰々!」「正解!」 どちらも間違えない。 秒で解答。正解に次ぐ正解。 今日のために2人とも予習をしていたらしい。 範囲を限定しないと難しくなりすぎちゃうから 【万葉集しばり】なのだそうだ。 ぼんじらーずミーティン...
120.おはようからお休みまでおしりを見つめるライオンとオオカミ
自分の知るかぎり、キューピットちゃんと びわ太は、とにかく!………アホだ。 会話の半分近くは【おしり】について語り あっている。それはもう……こちらとしては 理解に苦しむほど強いこだわりをもって 議論するのだ。 「おっぱいは脂肪だけど、おしりは筋肉だ。 後天的に鍛えられる部位...
【奈良県橿原市南浦町】大和三山・天香久山に登りました。山頂に鎮座する『國常立(くにとこたち)神社』
前回からの続きで、橿原市から明日香村まで自転車観光した日に訪れた場所を紹介していきます。馬立伊勢部田中神社を後にして大和三山(畝傍山・耳成山・天香久山)のうちの一つ、天香久山(あまのかぐやま)に向かいました。万葉集で中大兄皇子や柿本人麻呂らに唄われた天香久山
#3752 奥山の菅の葉しのぎ降る雪の消なば惜しけむ雨な降りそね
令和5年1月14日(土) 【旧 一二月二三日 仏滅】・小寒・水泉動(しみずあたたかをふくむ)奥山の菅の葉しのぎ降る雪の消なば惜しけむ雨な降りそね ~大納言大伴卿 『万葉集』 巻3-0299 譬喩歌奥山の菅の葉を覆って降る雪が消えるのは惜しいことだ。雨よ降らないでおくれ。
#3747 橘の寺の長屋に我が率寝し童女放髪は髪上げつらむか
令和5年1月9日(月) 【旧 一二月一八日 大安】・小寒・芹乃栄(せりすなわちさかう)橘の寺の長屋に我が率《ゐ》寝し童女放髪《うなゐはなり》は髪上げつらむか ~作者未詳 『万葉集』 巻16-3822橘寺の長屋に連れ込んで寝た童女髪のあの少女は、もう髪上げをするような娘にな
#3744 竹おほき山べの村の冬しづみ雪降らなくに寒に入りけり
令和5年1月6日(金) 【旧 一二月一五日 友引】・小寒・芹乃栄(せりすなわちさかう)竹おほき山べの村の冬しづみ雪降らなくに寒に入りけり ~斎藤茂吉(1882-1953)『赤光』Photo:LifeStyle STANDARD 今日は二十四節気の第23「小寒」。寒さが本格的になる時季を迎えます。
今年の始動はマイクロツーリズム的な旅 普段だったら泊まり旅といえば、少し遠く離れたところに行くのが定番だったが、縁あって近場でゆったりすることに、 クルマで出かける。 ドライブ1時間ほどで目
新しき年の始めの初春のけふ敷る雪の伊夜しけ餘事大伴家持あたらしきとしのはじめのはつはるのけふふるゆきのいやしけよごと新しい年が始まる初春の今日、ふりつづく雪のように善い事がふり続くといい。新しい雪のよう真っ白な、清浄な善いものが余るほど残され続いていくように。【撮影地:栃木県日光市戦場ヶ原2017】元日の歌ですが『万葉集』の最終巻=巻第二十のいちばん最後に載っています。ラスト締める絶筆歌でありながら「始」「餘事」に歌集を編纂したあたり、籠められる祈りが謳われています。原文は「新年乃始乃波都波流能家布敷流由伎能伊夜之家餘其騰」結句の「餘」という字は「引き続いて後に残る」「余るほどに残る」という意味になります。この「よごと」を翻刻するとき「吉事」にすることが多いようですが、「餘」に歌意あるようで・字義そのまま...初春、浄雪ふる
#3734 吉名張の猪養の山に伏す鹿の嬬呼ぶ声を聞くが羨しさ
令和4年12月27日(火) 【旧 一二月五日 仏滅】・冬至・麋角解(おおしかのつのおつる)吉名張《よなばり》の猪養《ゐかひ》の山に伏す鹿の嬬《つま》呼ぶ声を聞くが羨《とも》しさ ~大伴坂上郎女 『万葉集』 巻8-1561 雑歌吉隠の猪養の山に伏す鹿が妻を呼ぶ声を聞くと羨まし
令和4年12月23日(金) 【旧 一二月一日 赤口】・冬至・乃東生(なつかれくさしょうず)花はまだつぼむ枝かとほのみえて梅初月《うめはつづき》の心色めく ~顕昭 『蔵玉集』花はまだ咲かぬが蕾のついた枝のようにかすかに見えて梅初月は心がときめくものだ。Photo:年末の雪
6月5日近畿2府4県のサイクリング協会で組織する近畿ブロックサイクリング連絡協議会の合同イベントが『まわろうよKINKI』だ。毎年6月の第1日曜日に滋賀県内で…
【映画】良い映画なんだけど、心の汚れたオレはいろいろ想像してしまう『言の葉の庭』
新海誠監督の『言の葉の庭』を観た。実写かと思わせるような綺麗な描写の多いアニメで良い映画だったけど、う~ん、心の汚れたオレはあれこれと下世話な事も想像してしまった。万葉集の中の歌をモチーフにした映画だけど、歌に込めた想いが熱すぎて激しい。
#3728 久しくもなりにけるかな住之江の松は苦しきものにぞありける
令和4年12月21日(水) 【旧 一一月二八日 友引】・大雪・鮭魚群(さけのうおむらがる)久しくもなりにけるかな住之江の松は苦しきものにぞありける ~詠み人しらず『古今和歌集』 巻15-0778 恋歌五あなたと逢えないで久しくなりました。住之江の松ではないけれどあなたを待つ
#3727 思ひ出づる時はすべなみ豊国の由布山雪の消ぬべく思ほゆ
令和4年12月20日(火) 【旧 一一月二七日 先勝】・大雪・鮭魚群(さけのうおむらがる)思ひ出づる時はすべなみ豊国の由布山雪の消ぬべく思ほゆ ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2341 相聞歌恋しい人を思う時はどうしようもなく、豊後国の由布岳の雪のように消え入りそうに切なく
#3725 庭に降る雪は千重敷くしかのみに思ひて君を我が待たなくに
令和4年12月18日(日) 【旧 一一月二五日 大安】・大雪・鮭魚群(さけのうおむらがる)庭に降る雪は千重敷くしかのみに思ひて君を我が待たなくに ~大伴家持 『万葉集』 巻17-3960庭に降る雪は幾重にも積もっているが、こんな程度に思っていたのではないよ、私が君を待ってい
#3722 和射見の嶺行き過ぎて降る雪のいとひもなしと申せその子に
令和4年12月15日(木) 【旧 一一月二二日 友引】・大雪・熊蟄穴(くまあなにこもる)和射見《わざみ》の嶺行き過ぎて降る雪のいとひもなしと申せその子に ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2348 相聞歌和射見の嶺を通り過ぎる時に降る雪のように厭うことはないのだとその子に告げ
#3709 橘は花にも実にも見つれどもいや時じくになほし見が欲し
令和4年12月2日(金) 【旧 一一月九日 先勝】・小雪・橘始黄(たちばなはじめてきばむ)橘は花にも実にも見つれどもいや時じくになほし見が欲し ~大伴家持 『万葉集』 巻18-4112橘は、花も実も目出度いものと見ておりますが、とこしえにそのように思って見ていたいものです