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「本当に【恥ずかしいもの】だから…… ゼッタイにゼッタイに教えることはできない。 ……お願いだから聞かないで欲しい」と しょうばんは言っていた。 話が前後するが、しょうばんの化粧ポーチに 入っていたものはいったい何なのだろう? ・本当に恥ずかしいもの ・ゼッタイにゼッタイに教える...
結論から言うと、キューピットちゃんも びわ太もチョコをもらっていた。 「それはあれかな?……えーと……そのぉ 手作り……的な?」 しどろもどろになりながらも聞き出すことに 成功。なんと! 【手作り恵方巻】ではないらしい! ……手作りチョコでも、クッキーでも、 ガトーショコラでも...
タマちゃんが周りを大切にするのは、 つらかった学生時代の経験が背景にあるのだと わかった。 タマちゃん自身のプライバシーに関わる 問題なので、更に踏みこんだエピソードや 出来事についての具体的な記述は避け、 この程度にとどめておこうと思うが。 ただタマちゃん自身の言葉を借りると、...
「……とにかく決めつけないように、 思いこみすぎないように、 ゆったりと向き合いなさいな♡」 今日の話は本当に難しかった。 キューピットちゃんの過去と、 何かしら関係のある話なのだろうか? キューピットちゃんとびわ太は、昔からの 知り合いであるようだ。初めて知った。 過去にいった...
「機械のように聞くことはゼッタイにできない のよ……私たちには【心がある】から」 再生ボタンを押したキューピットちゃんは それだけ言うと、後はジッと黙っていた。 表示された数字を見る。 11分56秒…… 自分たちはそんなに長い間話していたのか…… と内心驚きつつ音声に耳をそばだて...
さてさて本題はここからだ。 キューピットちゃんとの会話の中で、 うすらぼんやりとした懸念を感じ始める。 「確かにしょうばんは【ベル】が好きだって 言ってたわ……【美女と野獣】の映画は アニメも実写版も大好きだって」 ほうほう。アニメはなんとなく知ってたが、 実写化されているの...
怖ろしいことに気づいてしまった! びわ太の携帯電話に貼られたシール……くそ ……もしかして?…………くそ! くそ! 少し説明すると、 自分の携帯電話にはシールが貼られている。 クリスマスにしょうばんからもらったのだ。 将来、語学留学をする夢に向けて試験勉強に 臨んだしょうばん...
それからというもの、 おしりのことが気になってしかたがない。 試しに自分のおしりを触ってみるが全くダメ。 ダルダルメシアンである。 たった2駅の通勤電車だが、 女性のおしりが気になっている。 なるほど、確かに形は人それぞれだ。 固そう、やわらかかそう。 間違ったフリして触って...
「ひゃっ!」 悲鳴とともにしょうばんは跳びのいた。 今まで聞いたことのないかん高い声だった。 半分より小さくなった恵方巻を片手に自分を 見るしょうばん。目が大きく見開いている。 ………… 「いや……」 (違う。自分じゃない) そう言いたかったがうまく言葉が出ない。 ヤバい! 全身...
正直そんなに好みじゃないので、もういらない かなあ……と思っていたのだが…… アホタレびわ太が瞬速で4本買ってきた。 (余計な気づかいですよ〜!) しょうばんも何だか乗り気という…… ……恵方巻の話ね。 しょうばんの家は、自分やびわ太の住む街とは 反対方向に5kmぐらいのとこ...
〈 126.恵方巻『福の到着早すぎないすか?』① からのつづき〉 恵方巻を食べつつ今、南南東に向いてるから、 声がした方角は北東?……いや北北東かな?…… ……って、どうでもいい! (しょうばんだ! この声はしょうばんだ!) とにかく左うしろの方向から聞こえた声は、 自分にとって...
(全体的に甘ったるいイメージがあり、あまり 好みではないのだが………) 3人とも食べたことがない、ということで 【恵方巻】に挑戦することに。 3人とはいつもの3人、キューピットちゃん、 びわ太と自分のことである。 しょうばんとのLOVEについて書きたいのだが なかなか状況が進...
ひとたび自分がするようになると、 してない人によく気づくようになった。 例えば【あいさつ】だ。 意識して、相手の目を見てするように、 心をこめてするようにしている。 おざなりにテキトーにしてしまわないように。 すると気づく。 【形だけの、不快さを伴ったあいさつ】の なんと多い...
説教くさいなあとか、ものごとをよく知ってる なあとか、説明うまいなあとか、断片的にいろ いろ感じていたのだが、それらがつながった ような感覚だ。 キューピットちゃんは先生だったのか。 だいぶビックリだが、小学校教員か……確かに 人気がありそうだ。叱ったりほめたり、メリハ リがある...
「ほにゃららら〜……」「誰々!」「正解!」 「ほにゃららら〜……」「誰々!」「正解!」 どちらも間違えない。 秒で解答。正解に次ぐ正解。 今日のために2人とも予習をしていたらしい。 範囲を限定しないと難しくなりすぎちゃうから 【万葉集しばり】なのだそうだ。 ぼんじらーずミーティン...
120.おはようからお休みまでおしりを見つめるライオンとオオカミ
自分の知るかぎり、キューピットちゃんと びわ太は、とにかく!………アホだ。 会話の半分近くは【おしり】について語り あっている。それはもう……こちらとしては 理解に苦しむほど強いこだわりをもって 議論するのだ。 「おっぱいは脂肪だけど、おしりは筋肉だ。 後天的に鍛えられる部位...
「ドロちゃまのおしりはホントにダルダルメシ アンね、こりゃヒドいわ♡」 そう言うと、おもむろに自分のケツをはたく キューピットちゃん。痛い! 大笑いであちら楽しそうだが、こちらは シンプルに痛い! 力が強すぎるんだよ。 びわ太もご機嫌ではしゃいでいるぞ。 裸なのに靴下はいてて...
「いいわねえ……とてもイイわ♡」 すでにほろ酔いのキューピットちゃんは 上機嫌そうに笑っている。 「ドロちゃまのゆく末が楽しみだわ」 何気なくボソリとはき出された言葉だったが、 自分はひそかにグッときてしまった。 少し涙がこぼれそうになって横を向いた。 楽しみ…… 自分の行く...
「次の段階としては自分のすること、したこと のゆく末を考えないとだわね……」 …………? ん? 何を言ってるんだ? しばらく思案したのち、キューピットちゃんは 源泉徴収票を太ももの下に置いた。 ちょうどそのときだ。 風がビュオーっと吹いて、木の葉がサササっと 吹き飛んでいった。 ...
でもさ、気づいちゃったんだけど…… 【周りのみんなに見られないように】している のなら、いくら観察しても見えてこないよね。 女性の心に残る行動 細かなちょっとした気づかい それらが相手に対する好意を示すことになる。 それはわかった。 でもそれらは 【こっそりと】行われるのだろう?...
こっそりと覗き続ける。なかなか大変だ。 仕事中ということもあり、びわ太がしゃべるの は大部分がお客さんだ。それから少しだけ同僚 と。 ………… 何かに気づきたいのだが……よくわからない。 見れば見るほど、いつものびわ太だ。 ・チョロチョロしていて ・やたらに足が速く ・いたずらっ...
〈 こっちを見ろや① からのつづき〉 イライラしながらひと晩過ごし、翌日出勤しつ つも考えていた。その中でいくつか気づいたこ とがある。 対人関係で【大切にされていない】と感じる 瞬間について。 ・無視をされたとき ・感情のこもっていないテキトーなあいさつ ・目を合わさずに会話さ...
ふだんはチョロチョロしてるのに、いざ探し 始めると見あたらないものなーんだ? びーわ太 ……って、ふざけてる場合じゃない! あんにゃろ、どこ行ったんだ? しょうばんがいたので確認した。すると。 なんと、ヤツは今日別現場のヘルプに行ってる らしい。急な話だな。社員、管理者、そういう...
【モテ男への道】というよりは、迷い道に 入っていくための準備をしているような気分に なっている。 進んでいけばこの先迷うことは確定なのだけど 迷いながらも、覚悟を決めて進み続けることが できるかどうか。それなりの装備が無いと脱落 してしまいそうだ。 信じて進めばきっといつかはたど...
「ヒントをあげとかないとね♡」 最後の最後、別れ際にキューピットちゃんは ボソリと言った。 「幸せを感じるっていうのは、今のところは 【大切にされる】っていう意味だと思って おいてOKよん」 ………… 「【大切にされていると感じるのはどんな ときか?】……それを追求するために...
トイレで用をたし、ペーパーに手を伸ばすと ピロリン……5cmほどの短い紙切れが取れる。 個室内に設置されているもう1つのペーパーも 同様だ。 念のため、トイレ内、別の個室のペーパーも チェックすると、全て同様にしこまれている。 誰かのいたずらだ。 こんなクソしょーもない(しか...
キューピットちゃんを見送り、びわ太と2人 とり残された。 キューピットちゃんは、今年1年おつカレー! カツカレー!……と、しょうもないひとことを 残し、ふるさとへと旅立って行った。 飲み食いしたゴミはまとめてある。 その場を去ろうとすると、びわ太がまた何かに 気づいたように斜...
緊急招集! ぼんじらーず プラスワン! 何のことはない。忘年会にお呼ばれしたのだ。 キューピットちゃん のワガママ、帰省前に飲み たい、見送ってもらいたいと。 忘年会とは名ばかりで、キューピットちゃんが 高速バスに乗る直前に、缶チューハイで乾杯し ただけだ。日当たりの良いロータリ...
「クリスマスに予定の無い人なんて、いるわけ ないじゃない」 いつ、どこで言われたのかも思い出せないけれ ど、胸にグサリと刺さり、この時期になると毎 年思い出す言葉。 イルミネーションに包まれた街を歩き、山下達 郎や竹内まりや、マライヤ・キャリーが聞こえ てくると、この胸の疼(うず...
「デブとガリなら、どちらかと言うとガリの ほうが受けつけないかなあ」 よぽぽさんは言っていた。 しょうばんは筋肉質なほうが好きらしい。 自分はちょっぴりおデブだ。 ガリは避けるとして(頑張ってもガリには全くな れそうにないが……)、なんにしても筋肉をつけ なきゃだ。 女心はようわ...
長かった1日の翌日。 自分は勤務のない日だったが、例によって休日 出勤した。 からかいの対象である靴下を(あえて)履くかど うか迷ったが、やめておいた。 自分にとって、カマキリ色は誇りの色。 「自分は自分」と、挑戦的に示したい気持ちも あったのだが。 自分自身が思っている自分と、...
〈 自分じゃ気づけない② からのつづき〉 シュシュッと退場! 風のようなヤツだ。 いや……ドッグランを駆け抜ける犬のような…… あ、ホントはそんなに速く走れたのね……とで も言わんばかりに、たちまち消えていった。 タチマチヅキ? たちまち月? なんだかよくわからない言葉を検索して...
〈 自分じゃ気づけない① からのつづき〉 その時メッセージが届いた。 偶然にも、それはなんと、よぽぽさんからであ った。 自分が思っている自分、相手から見えている自 分。そのギャップ。 なるべく正確に客観視すること、可能な限り適 切にアドバイスしてもらうこと。 そのためにウソをつ...
2本目のタバコに火を点けた頃、ようやくびわ 太がやってきた。猪木、モハメド・アリ戦、じ っくり見過ぎだわい! 到着するなり、うざハイテンション。 「ロッキーさん! ロッキーさん! その上 着、絶妙にカッコいいすね!」 確かに最近手に入れた、少々自慢のジャケット である。 「あれ?...
〈 おっぱいと筋肉② からのつづき〉 どんな体つきだとモテるのだろう? モテたい。切実に。 小中学生の頃はスイミングに通っていたが、ち っともモテなかった。 高校生になり、モテたくてサッカー部に入った ものの、嫌な思い出しかない。 練習試合のときに、グラウンドの片すみ、木か げで...
〈 おっぱいと筋肉① からのつづき〉 よぽぽさんの乳首の形、色は「???」、 タマちゃんは「???」、 しょうばんは? ……って、なんの話やっ! 体型には個人差がある。 自分の努力でどうにかなる部分と、そうでない 部分。 びわ太は、身長170㎝前後と、標準体型、また はチビの部類...
よぽぽさんの胸は大きく、 タマちゃんは控えめ、 しょうばんは? 胸の大きい女性は人気があるとか、データも信 ぴょう性も不明だが、それでも生物の進化論的 には、ある程度、はずれていないのだろう。 直立二足歩行するようになった人類にとって、 最も自然なアピールポイントとしての胸。 か...
筋肉質な体つきが好みだというしょうばん。 それはある程度予想どおりだったのだが、問題 はその先だ。 事務室の前を通り過ぎようとする人物、特にそ の足に対して、しょうばんはシュピッと人差し 指を向けた。 「男の ししゃも足 は、たまんなくイイっ す……」 おい、若干目がハートマーク...
裸で泳ぐよぽぽさんの姿を思い出していた。 柔らかく清潔な白い肌。優しい笑顔。 女神、よぽぽさん。 勇気をください。 また逃げてしまった。 そんな自分を変えたいのに。 意気地なしという名のアカが体じゅうにまとわ りついている。こすってもこすっても際限なく 出続ける。 何を使ってこす...
〈 どストライク理論① からのつづき〉 どストライク理論には続きがある。 婚活市場では、収入を中心としたスペックがそ のウェートを大きく占めている。 だが、恋愛市場では、その限りではない。 つまり、収入の少ない、ブサメンのようなもの であっても、恋愛市場では買い手がつく場合が あ...
そうして、よぽぽさんと本当にお別れした。 夢のような時間だった。 手を振るよぽぽさんの笑顔が、5mぐらい向こ う側に、残像のように、ずっとずっと見えたま ま、日常に戻ってきた。 ブログを書いている今日は、よぽぽさんとの時 間から1ヶ月以上過ぎた未来だ。 まだ何も変わってない。...
よぽぽさんとびわ太の意外な共通点。 よぽぽさんは、見た目だけでなく、内面も美し いように思う。 ひと言で言うと、とにかく「いい人」だ。 さらに押し進めると、優しい、思いやりがあ る。 1度しか会ったことのないよぽぽさんからは 「誠実さ」がにじみ出ていた。 なぜだろう? 39歳最後...
前日の、よぽぽさんとのやりとりを思い出して いた。 よぽぽさんは、ただただ自分の言葉を受け止め てくれた。 一言一句を逃さないように、集中してくれてい るのがわかった。 自分は、こういう態度で人と向き合ったことが ない。 人の話を聞くときに、例えばパソコン作業や ら、携帯電話...
少し寒くなってきたからと、よぽぽさんと2 人、湯船につかった。 向き合うようにして、よぽぽさんの目を見てい ると、急に恥ずかしくなってきた。 浴槽の中で手だけを外に出し、タバコを吸って みると、なんだか不思議な感じがしておいしく なかった。 自分の緊張を察したのか、よぽぽさん...
「えっ?……今何て言った?」 24歳清楚、タマちゃん。 恥ずかしそうに、下を向いて、うっすら笑って いるように見える。 「空耳か?」 いや、タマちゃん、あなたケツを叩かれたので すよ! 「お外じゃダメ?」 もう胃が痛かった。 びわ太……チキショー……びわ太。 チキショー……。 チ...
タマちゃんが、びわ太とつきあっている? 真偽のほどはさだかではないが、朝2人並んで 出社する姿がたびたび目撃されているらしい。 タマちゃんが?……びわ太と……つきあっている だって!? 喫煙所でも、事務室内でも、その話題を耳にし た。 会話に加わることができないので、遠巻きに耳 ...
39歳の自分と同学年のびわ太。 本当にタマちゃんとつきあっているのか? まだ断定できる材料・証拠はない。 70代のパート事務員たちに、孫のようにかわい がられ、愛されているタマちゃん。 恋バナが出たときなど、恥ずかしそうにうつむ いていた姿を思い出す。 そのタマちゃんが? あんな...