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「確かにドロちゃまは、ここのところ変わって きたわね」 そう言われても、自分ではわからないが。 ブログを始め、なるべく 本当の姿を見るように 努め 、できる限り目を背けず受け入れ、認める ようにして、それから…… ……それから、 まだよくわからずジタバタしている。 「いい? 今ま...
人生が動き始めている。 よぽぽさんと出会い、 変わりたいと本気で思っ た 。 ズケズケ言うそいつに、全てを打ち明けた。 意気地なしで、臆病者の自分としては、その 日、大きな2歩目を踏み出したのだ。 40歳で恋愛経験ゼロ、友達もゼロ。 でも、本当に、今始めるしかないんだ。 どんなに...
よぽぽさんの言っていた とおりだ。 「事実はどんなときも、いつもひとつだけしか ない……」 「……でもそれをどう受け止めるのか、どう感 じるのかは、人によってちがう」 カマキリ色の何かに対して、なんとも思わない 人、からかいの対象と見る人、恥ずかしいと思 う人、かわいいと言う人。...
DTってなんだろう? DT……ダン轟木(トドロキ)? DT? 現在40歳の自分。 陰口を叩かれる自分。 うしろ暗い気分を身にまとい、隠し事だらけの 自分。 それもこれも、これまでの人生、自分の選択、 行動、決断の結果なのだ。 受け入れて、変わらなくては。 職場を後にし、閉店間際の...
一緒に感じてくれる人が、自分にはいない。 だからではないが、自分はひとりぼっちだ。 誰にも必要とされないのはつらい。 ゲームをしたり、仕事に熱中したりしていれ ば、それをごまかせたような気持ちになれた。 でも、それはやっぱり、結局その場限りの錯覚 だったのだ。 本当は、不毛に時間...
ぐうの音も出ないほど、全てをしっかりと見ら れていた。 逃げてしまった自分が恥ずかしい。 恥ずかしいと感じるばかりの人生だ。 「ドロちゃま、アンタどこで何をしていたの よ?……それはタマちゃんの涙よりも大切なこ となの?」 何も言い返せない。 「私はね……この携帯電話は……もうい...
〈 涙の理由(わけ)① からのつづき〉 タマちゃんが泣くのはどういうときかだって? 嬉し涙でなければ、つらいとき、痛いときじゃ ないのか? 何がつらいのか? 何が痛いのか? それは人によってちがうけど…… タマちゃんの場合は……カラスだろう? 怖かったか、悔しかったか。 それ以外...
「あら、近くで見ると、髪の毛もイイ感じ…… さっきは気づかなかったわ」 さっき? ……やっぱりだ…… 見られてたんだ…… ズケズケ言うそいつは、ドシリと自分の横に腰 かけて足を組んだ。 ライターの炎が顔を明るく照らす。 まぶしそうに目を細めながらタバコに火を点け た。 肺の奥ま...
裸で泳ぐよぽぽさんの姿を思い出していた。 柔らかく清潔な白い肌。優しい笑顔。 女神、よぽぽさん。 勇気をください。 また逃げてしまった。 そんな自分を変えたいのに。 意気地なしという名のアカが体じゅうにまとわ りついている。こすってもこすっても際限なく 出続ける。 何を使ってこす...
〈 襲われる女の子を前にして② からのつづき〉 (たタマちゃんんっ!) カラスは一度浮き上がり、さらにタマちゃんの 頭に向かった! ……と、そのときだ。 自分のほとんど真横あたりで怖ろしい叫び声 が。 「ん何してんのよおおっ!!!」 聞き覚えのある声。 「すざけるんじゃあないわよ...
よぽぽさんはこれ以上なく、申し分なく、自分 の話を聞いてくれた。 否定せず、ただただじっくりと。 あいつの場合は、そうはいかないだろう。 おそらくこれでもかと否定される。 でも、よぽぽさんとの会話を通じて、あること に気づいていたのだ。 あの日、よぽぽさんに質問された。 「今の状...
そして40歳になった。 恋愛経験ゼロ、友達ゼロのまま。 自分の本心、本音を話すことのできる人は、今 のところこの世にひとりだけ。 彼女いない歴40年という事実を共有しているの は、その他にもうひとり。 そいつについても、厳密には向こうから一方的 にしゃべり、自分は黙っているだ...
少し寒くなってきたからと、よぽぽさんと2 人、湯船につかった。 向き合うようにして、よぽぽさんの目を見てい ると、急に恥ずかしくなってきた。 浴槽の中で手だけを外に出し、タバコを吸って みると、なんだか不思議な感じがしておいしく なかった。 自分の緊張を察したのか、よぽぽさん...
「すざけるんじゃあないわよ!」 パソコン画面に集中していた自分を振り向かせ たのは、ひときわ大きく、部屋じゅうに響き渡 るような怒声だった。 約5m先、前方に目を向けると3人の人物が見え た。 タマちゃん(24歳) 70代ぐらいの、とても頑固そうな老人 そして怒鳴り声をあげた張本...
あとから聞いたのだが、タマちゃんは15分ほど 責められ続けていたらしい。 自分が気づかずにいる間に、何度も怒鳴られて いたとか。 立場の弱い受付をここぞとばかりに責め立てる ヤツがいる。どうしてもいる。そんなヤツらは 幸福度が低いのだろう…… ……とは、ズケズケ言うそいつの言葉だ...
カッコつけてる場合ではない。 経験がないということを伝えないと。 目の前にいる、今日初めて会った人に。 おそらく大部分を見抜いていて、信頼できるで あろう、目の前のきれいなその人に。 よぽぽさんに打ち明けてみよう、相談してみよ うと思いつつ、気がかりがひとつあった。 自分の真実、...