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大好きな女の子が【秘密】を話してくれる というミラクル。 それも自分だけに。初めての電話で。 幸せ過ぎる時間だった。 昼からのよどんだ気分は、しょうばんの 巻き起こした嵐によって、遠く遠くへと 吹き飛ばされていった。 キューピットちゃんにすら打ち明けなかった 事実を自分にだけ暴露...
それはやわらかい嵐であった。 誰も傷つけず、むしろ心地よく優しく、 弱った心を癒やし、前向きにさせてくれる嵐。 それは突然やってきた。 化粧ポーチの一件。未解決。その夜。 疲れきっていた。 もう眠ってしまいたいと、現実逃避的に うつらうつらとし、ぼんやりした気分と 向き合っていた...