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川の底にある何かを探しているらしい ことは間違いなかった。 何かを探しているのなら、自分も その【捜索】に加わるべきかとも考えたが 明確に決断できず、橋の上から 3人の様子をじっと見ていた。 水面近くはかなり暗かったので、 状況の1つ1つは正確に把握できなかったが 自分はとにかく...
何度も言うが 今目の前にいる2人は ひどく【もっさり】している。 見た目、容姿、顔面、髪型、服装も さることながら しゃべっている内容、つまり内面も もっさりしているのだ。 「彼女はいないけど、別に欲しくはない。 本気を出せば、その気になれば作れるさ」と、 たーしょ。 一方のミッ...
(やっぱり何かを探しているようだ) 川の中にいる【3人組】は、 それぞれに【川底】をにらんでいた。 白い息をあんなにも吐いて、 こんなにも寒い日に。 自分はなんとなく、空を見上げた。 水面近くはあんなに真っ暗なのに、 空はまだうすぼんやりと明るかった。 細くて、白くて、とても...
新型コロナがとても流行っているらしい。 周りで大切な人が感染し、気がかりな 毎日である。 心配で、考えてしまい、心配だ。 たーしょとミックの物語を 書き始めたばかりなのに、 なかなか筆が進まなくなってしまった。 無念である。 暑い日は、ほんの少しだけ ゆるんできたように思うが...
【天然パーマ】のほうである。 もっさり新入り2名のうち、 天然パーマのほうの話なのだが、 【ミック】も、とにかく優しいヤツ、 ひたすらに、めちゃくちゃいいヤツなのだ。 そこはさすが、たーしょの友達だ。 約半年前…… それは真冬のど真ん中であり、 ものすごく寒い日だった。 息を切ら...
【もみあげ】のほうである。 もっさり新入り2名のうち、 もみあげのほうの話なのだが、 【たーしょ】は、とにかく優しいヤツ、 ひたすらに、めちゃくちゃいいヤツだ。 それはもう、心底ビックリするほどに。 職場の同僚であるたーしょだが そんなたーしょとの出会いは偶然にも、 職場とは無関...
2人とも、絶妙に【もっさり】している。 2人とも、毛量が多く、ボサボサの黒髪。 1人は長髪のもみあげがボサボサであり 1人は短髪の天然パーマがボサボサである。 (2人とも、散髪のタイミングを はるかに過ぎているものと思われる) 2人とも、眉毛が太い。 2人とも、ヒゲはちゃんと...
310.【ぼんじり】とそれ以外、何でもかんでも美味い店(アジト)
いつものごとく、急きょ呼び出しがあり よっぽどのことがない限り断れないので、 勤務終了後に、大急ぎで駆けつけた。 あ、もちろんいやいやではなく、 呼んでもらえればめっちゃ楽しみだし、 実際めっちゃ楽しい集まりなわけですが。 舞台は、 ぼんじらーず行きつけの焼鳥屋(アジト) 『末吉...
自分は質問した。 「あの、結局【ぼんじらーず】って…… いったい何なんすかね?」 以前から疑問に思っていたが、なんとなく まあどうでも良いし、みんなでわちゃわちゃ するのが楽しく、そのため、さしあたり 追求することもなく放置されていた議題。 自分でもよくわかっていないまま ブ...
依然としてわからないことも多く 考え出すと、疑心暗鬼の渦に 堕ちていきそうになってしまう。 【 しょうばんに避けられている 】のは 間違いなさそうだが、心当たりは全くない。 避けられている理由だけでなく、 【 自分についての噂 】をなぜしょうばんが 語ったのかもわからない。 ...
そしてついに、この話も終わりを迎える。 強烈に暑い日々はまだまだ続くわけだが、 この物語はひとまずのところ、 ひとつの果(は)てにたどり着く。 その果てが、 涼やかなものであればと切に願うが、 そううまくはいかないかもしれない。 滞(とどこお)りなくミッションを遂行し 平穏な...
【本当に聞きたいこと】を 話題の心理的死角に隠し、 会話の最初と最後を、相手にとっての 楽しい話題でサンドイッチにした。 充分とは言えなかったが、 当初目標としていた 【しょうばんについての情報】は 聞き出せた。 3100(みみちまるお)としょうばんとは 恋愛関係ではなさそう...
怪しまれないためには、 【会話の最後】が肝心だ。 本題であるしょうばんについての話題は ここいらで打ち止めとし……かわりに 3100(みみちまるお)が上機嫌に気持ちよく しゃべれるような話題にシフトチェンジだ。 そして、その愉快な空気感のまま 会話を終えよう。 しょうばんにつ...
そして終わらせ方が肝心だ。 ここで油断をしてはならない。 今回かなりの部分、作戦は成功していた。 多くの情報を引き出すことができた。 このあたりが潮時だろう。 欲張り過ぎないほうがいい。 怪しまれていない状況のまま一時退却し、 次にそなえるタイミングと判断できる。 次? (…...
YESかNOで答えられるような 単純な質問に対して、 【複雑な回答】を用意する輩は どういった心境なのか? ………… それは簡単だ。 多くの部分を 【感情】に影響されているのだ。 さらに言うと、 【自尊心】が邪魔をして、 相手の受け取り方に対する【印象操作】に 言葉数がむやみに増...
判然としたこと以外は全て【妄想】だ。 それはわかっている。 自分自身、今必死に考えていることも 大部分は根拠がない。 懸命に【推測】しているだけだ。 そういう意味では 【決めつけ】に依(よ)って あがいているだけなのだけれど…… だが今回のケースは…… 自分としょうばんの オ...
そのこだわりは、万人にはわかりづらい。 でも、自分にはいたく理解できたのだ。 いつのときも、技術の発展は素晴らしい。 だが、それに頼りきってしまった人間の心は 別の誰かの心に届かない場合がある。 CGによる凝(こ)った演出で 鮮やかに目にとびこんでくる 絵面(えづら)よりも、...
明確に【オタク】だ、 というわけではないけれど、でもまあ、 【オタク寄り】なポジションに 位置しているのは間違いない。 いい大人なのに、 小学生未満を対象としたおもちゃに 胸を熱くさせている自分たちは。 共に、子ども向け作品が好きなのだ。 自分としょうばんは。人知れず。 ……...
(コイツは嘘をついている) 自分は確信していた。 自分は、しょうばんのことを あまり知らないが…… ……だが! だが、断定的に言えることもあるのだ。 意図せずして、 かつて自分はしょうばんの【秘密】を 知ってしまったことがある。 そして今現在、その秘密は、 自分としょうばんの...
自分にとってはとても大切なことだったので 笑ってやり過ごすことができなかった。 顔がひきつっていると、自分でもわかった。 心が折れそうになっていた。 会話を切り上げて、その場を退散するか または、良くないことではあるが、 3100(みみちまるお)をぶん殴って、 それで終わりに...
それは…… そのワードは…… 自分たち【2人だけ】の ワードであると…… (…………) 勝手に思いこんでいた……。 (…………) ………涙涙涙………涙涙涙……… (…………) そうだよな……。 そうだよな……。 一緒に恵方巻を食べただけだもんな。 それがどんなに良い思い出であって...
そして、とてもつらいことだが…… そこまでのところ、 3100(みみちまるお)は どうやら【嘘をついていない】らしいと 判定できるひと幕があった。 3100(みみちまるお)の話す内容は どれ一つ取っても、 不快で、かつ不愉快であり オチもなく、かつつまらなく 単なる自慢話のオ...
(こんなヤツのどこがいいんだろう?) 心の中で、不可解さがふくらんでいった。 【不可解】な話ではある。 いや、まあ不可解だ。 そうだ、断然不可解だ。 だって、コイツは…… 3100(みみちまるお)は…… しょうばんの化粧ポーチを盗んだ張本人 かもしれない人物じゃないか。 しょうば...
作戦は大部分が成功していた。 いや、でも…… 作戦など、立てる必要は なかったのかもしれない。 コイツは初めから 話したくてしょうがなかったのだ。 【しょうばん】のことを。 【しょうばんとの】ことを。 【しょうばんとのデート】のことを。 自分の意中の相手、大好きな人と、 コイ...
でも、そんな自分だけど…… 恋をしたい。 いや恋はしている。 今もしている。何度もしてきた。 (うまくいったことはないけれど……) 恋ではなく、恋愛…… 【恋愛】をしたい。 恋をし、その人に愛されたい。 ……人生で初めて、 まともにやり取りできた女の子。 今までの、一方的な恋...
このブログを書き始めて気づいたこと。 それはいくつかあるのだが、 そのうちの1つ……。 それは…… (…………) 認めるのはつらいが…… 自分は…… (…………) 取るに足らない【ダサクソキモ面】だ…… ということだ。 40年生きてきて、 ずっと認められず、 受け入れられず、...
本来的には何とも思わないような男だ。 取るに足らない【ダサクソキモ面】……。 40年間彼女ナシ……気位(きぐらい)ばかりが いっちょ前のダサ男……(かつクソ野郎)の この自分から見ても、やはりトップレベルに キモチワルイ男、3100(みみちまるお)…… 本来的には何とも思わな...
(ショウバンニモラッタンデスヨ) (ショウバンニモラッタンデスヨ) (ショウバンニモラッタンデスヨ) その言葉は、 脳の中の記憶中枢には落ち着かず、 かと言って居場所も、おさまりどころも 全くもって見つからないまま、 ひたすら体内の各部をたずねまわった。 意味不明、解釈不能なまま...
「女の子はね、ダンディな香りが 好きなんですよ、ひっひっひ」 黄色っぽい香水を、また顔の前あたりで 振りながら3100(みみちまるお)は言った。 それもまた【決めつけだ】と思った。 女の子全般、誰もが好きなわけではない。 そういう匂いが 好きな子もいる、嫌いな子もいる。 いろんな...
※本編とは全く関係なく、ただつらつらと 思ったことを書いているだけの話です。 (それ故(ゆえ)、ほとんどの皆さまにとって おそらく面白くはない話です) この世の全てのものは、 この全宇宙を支配する物理学的な法則に したがって活動している。 空に浮かぶ雲は、 ある一定の質量を超える...
「ノラのメス犬はビッチな香りを 放(はな)ってるんですよ」 そう言うと、3100(みみちまるお)は カバンから、何やら小ビンを取り出した。 手のひらにおさまるぐらいの大きさ。 見た目は醤油さしのような形状だったが 中に入っているのは、酢のようにうす黄色く 透明だけれど、濁(に...
誰かを侮辱することがそんなに面白いのか? 本来の目的とは関わりがないとわかっていたが どうしても我慢できず説明を求めた。 その質問は、3100(みみちまるお)の しゃべりたがり精神を絶妙に刺激したらしい。 更に饒舌(じょうぜつ)に、得意気に、 言葉を重ね始めた。 既婚女性であ...
特に下品だなあと感じるのは、 他人のことを【決めつけて】 しゃべるところだ。 それはあくまでお前の感想だろうが……と 言いたくなるような無根拠かつ品のない 戯れ言(ざれごと)のオンパレード。 3100(みみちまるお)という男は、 本当に他人の話ばかりしている。 面白くないだけでな...
【闘い】であると思っている。 相手をやっつけるための闘いではなく、 自分が決めたことを 【できる限りやりきる】 というような闘い。 心の中では、怒りにわきたっていたけれど 本心を隠し、笑顔で、 にこやかに、和やかに向き合おう。 攻撃的な気配をひたすらに隠し、 批判的な雰囲気が...
(ぶ……ぶん殴りたい……) ヘラヘラしているそのうかれ顔を見るにつけ 怒りが、新たに新たにこみ上がってきた。 ……あくまで 予想や憶測だけであり、確証はなく、 もしかしたらコイツは、 目の前にいるこのムカつく顔の男は、 何も悪くはないのかもしれない。 犯罪のようなこと、悪意に...
なりふりかまっていられないと感じたので 自分は本気でジタバタし始めた。 やれることをしないと、きっと後悔する。 できることを全部…… できること? できないこと? しょうばんに直接話しかけるというのは…… (…………) それは完全に…… 【できないこと】だったが。 でも、 相...
大嫌いな人物による情報なので 信じたくはないのだが…… 前後の文脈、会話の雰囲気、内容のつながり、 何人かの証言による信憑性、提示される根拠 ……どれをとっても、 それはやはり真実であると言わざるを得ない。 つまり…… 噂を流し始めた【最初の人物】は やはり、しょうばんで間違いな...
280.わからないのに考え続けるのは良いことではないとわかっているのだけど
(わからない。わからない。わからない) (…………) (女性の気持ちがわからない!) 恋愛経験ゼロ。 女性との会話も、 2、3言以上続いたことなんてなかった。 いつもすぐに 終わってしまい続けて…… 会話だけでなく、人としても(男としても) 終わってしまったような状態で 生き...
続きを書かなくてはいけないと思っている。 読んでくれている人もいるのだし、情報が 中途半端に伝わっていることもわかっている。 でも書きたくないのだ。 責任感や義務感だけでは書けない。 書きたくないと思う現実が 目の前に広がっている。 でも書かなくては。 少しずつになってしまうが、...
【超絶美人女性】とのデート。 幸いなことに、 それはまだ実現していない。 三たび、雨に邪魔された。 3度目の雨天延期。 いや…… 今回に関しては……今回3度目の延期については むしろ助けられたといえるかもしれない。 正直に言って、 デートが実現しなくで良かった。 こんな気分の...
何にしても突飛(とっぴ)過ぎる! きっとウソだ。デマだ。虚説だ。 おそらくは (確証はないけれども) 3100(みみちまるお)本人が流した噂だ。 なにがしかの意図にもとづいて。 ヤツの悪意が伝播(でんぱ)して、 はばをきかせ始めている。 でも…… それでも、 しょうばんの行動を...
【信じられない】……というのは 間違ってはいないが、 きっちり正確に表現すると、 【信じたくない】……というのが正しい。 信じたくないような噂が飛びこんできたのだ。 それは【しょうばんについての噂】だった。 その噂が真実であるとは思えないが、 でも、もしも真実であったとしたら や...
わからないけれど……多分 避けられている。 ……多分。 残念なことに…… 【既読】はついたのだが…… やはり…… 【返信】は無かった。 多分……避けられている。 ……実は、 思い切ってメッセージを送信した日から、 もう1週間ほど経過している。 しょうばんからはメッセージ(返信...
1人には避けられてるっぽいと感じ、 そしてもう1人とは仲良く話せる。 2人の女性の間で、気持ちが揺れ動いたが 心にちょっとしたスペースができたとき 不意に自分は大きく動いた。 しょうばんに伝えたかったことは 特に変わっていない。 リップクリームの盗難事件。 それについて、びわ太か...
自分は本当に【クズ】だ。 広末涼子が不倫をしたと報道で知り、 巷の皆さまのように怒りを覚えたりは しなかった。 正直に言って、 【うらやましい】 と感じた。 自分も2人の異性と【仲良し】したい。 怒りよりも、羨望が勝(まさ)っている。 はるかに。 とにかく【うらやましい】! ...
そしてもう一度約束をした。 次の休み、日にちを合わせて、今度こそ ピクニックをしようと。 ピクニックでは酒を飲んで、風通しの良い ところでグダグダしようと。 自分は、散歩も緑も大好きだが、いわゆる ピクニックというものにはほとんど縁がなく、 どのようなものなのかあまりわからなかっ...
あのコも好き、このコも好き。 でも結局、誰もが、自分自身のことが 好きなんだ。 普段、思い出すこともあまりないのだけれど 人は酸素や水を必要とする。 それと同じように、意識しようとしまいと 人は【人】を必要とするのかもしれない。 必要とする対象の中には、異性だったり、 異性でない...
【何人もの女性】が、 自分の心の中で、大きな部分を占めている。 しょうばん、コム姉(ねえ)……。 どちらも美人。どちらも大好き。 タマちゃんだって……正直好きだし…… よぽぽさんもとにかくイイオンナだ。 サヨちゃんのことだって今でも大切に思うし、 あとは、まあしょうばんシスターも...
超絶美人が自分のことを気にかけてくれる。 こんな嬉しいことってなかなか無い。 とても失礼なことに、心の中で考えていたのは もうひとりの美人、しょうばんのこと だったわけだが。 失礼ついでに、どあつかましくも、 思い切って相談してみようかと思った。 ……【女性】だとか【職場の人...
人から見られたい。 この自分をどうぞ見てくださいな。 超絶美人、デキるオンナの仕事帰りの 時間を、独占しているこの自分を。 足取りが軽いというのはこのことだ。 ほとんどスキップをするようにして、 帰路を歩いた。るんるん♪ コム姉(ねえ)と自分の家は共に同じ方向。 コム姉とたまたま...