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Dream5.黒の胎動 赤き月よ、出でよ。 そしてこの大地を染めてしまえ。 白き月などもはや不要。 我れが望むは黒の月なり――。 どこかで何かが妖しく蠢うごめいていた。 地底なのか、はたまた地上なのか、それすらも分からないい暗い
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、初めて淡路島を訪れました。羽田空港から1時間のフライトで大阪伊丹空港へ。猛暑の伊丹でマンゴジュース。 …
「しかし俺たちも見くびられたモンですよね、まさかドールなどから指図されることになろうとは」 この場の緊張感とは正反対の軽さを含んだその声に、リーダーらしきあの赤目の男は大きく欠伸あくびをしながら面倒そうに同意した。その言葉に、エルフェリス
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、近所の新宿御苑を通って新宿へ行きます。残暑厳しい御苑は空っぽ、独り占めできます(笑) …
Dream4.その名で呼んだらブッ飛ばす かくして最初の目的地は決まったワケだが、同時に私はぐうぐうといびきをかいていた。 しかも夢の世界にいるというのに、ご丁寧にもまた夢を見ていた。 そして朝。 いつもの如ごとくでなかなか起きない
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、女子会で文楽を観に行きました。一蔵で誂えた紋紗の着物に京都きもの市場で仕立てた西陣まいづるの「…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、女子友と着物でお出かけ、銀座でランチしました。一蔵で誂えた絽の夏着物に京都きもの市場で仕立てた…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、家族親戚11名ほどを招いてホーム―パーティ―を開きました。先ずはリビングとダイニングを片付け(…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、残暑にもメゲず着物でお出かけです。お茶大付属小中学校の同窓会へは絽の夏着物に唐巻金の西陣織帯、…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、ボーイフレンドのワンちゃんと関越を埼玉県の深谷へドライブしました。新札に登場した渋沢栄一の故郷…
国道2号線沿いに自転車を走らせるアイツと俺。いつもと同じように他愛もない話をしながら、三原駅前を目指した。駅前の天満屋に着き、自転車置き場に自転車を置いた後、店内に入った。まず向かうのは、スポーツ用品売り場だ。目的のシューズコーナーに向かい、お互い自分のものを選んだ。
今回は、住野 よるさんが書かれた『告白撃』という本を紹介します。この本を一言であらわすと「大人たちの、こじれまくった恋と友情」です。
「二人とも殺して良いと言われているんでね」 男の中の一人がそう言って、白い牙を覗かせた。 「誰の差し金ですの……」 そんな中、ようやく息を整えたリーディアがゆらりと立ち上がり、エルフェリスを庇かばうように一歩前へ進み出た。 満身創痍の
Dream3.ラルファール 兎とにも角かくにも、行動を起こすにはこの世界に対するある程度の知識が必要だろうということで、どっぷり日が暮れるまでクライス先生による歴史と社会の講義を受けた。 背後にはセシルド。 欠伸あくびひとつしようもの
「……な……ッ」 エルフェリスは驚愕きょうがくのあまり絶句した。 初めて見る男だった。すらりとした長身に、長く伸びた髪の毛を風になびかせ、まるで先ほどからそこにいたかのようにごく自然に、笑みを浮かべて立っていた。 少しばかり骨ばった顔
Dream2.奔放王子と生意気従者 確かに私は夢見ゆめみが良かった。 内容を覚えているいないはともかく、毎晩何かしら夢を見ていた気がする。 夢は深層心理の現れだとか、眠りの浅い証拠だとか言われるけれど、それでも何も見ないと言うのはつま
登場人物 アルファ :純粋知性体、Pure Intelligence、質量もエネルギーも持たないダークマターで構成された精神だけの思考システム。出自は酸素呼吸生物。 ムラー :フェニキア人奴隷商人、純粋知性体アルファのプローブユニット 森絵美 :純粋知...
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、久し振りに表参道にやって来ました。交差点角の空き地に不思議なオブジェがあり通りかかった小学生た…
足元に二人の男が転がった。 少し遅れて、金属の乾いた音が虚むなしく響く。 「まったくもう……お陰で遅刻じゃないの!」 恐らくは聞こえてないだろうけど、間抜けな顔で白眼を剥むく男たちに悪態あくたいを付くのを忘れない。 だって分かるでし
大人も子供も武装する現実世界から、夢の世界へと召喚された女子高生キラ。 神を名乗るおじいちゃんに助けを求められ、旅の仲間となる二人連れの元へと吹っ飛ばされる。 そこは、人々に悪夢を見せるという夢魔の蔓延る世界。この世界を救わないと、元いた世
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、信州旅行から戻りボーイフレンドのワンちゃんとランチに行きました。調布市深大寺にある「白金亭」は…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、白馬で八方尾根に登りお洒落なホテルでフレンチ。2日目は長野で県立美術館と善光寺に立ち寄り湯田中温泉の老舗…
道なき道をリーディアに手を引かれながら、一歩一歩を確かめるようエルフェリスは進んだ。 月も姿を隠す今夜は異様なほどに静かで、そして何より闇深い。先ほどに比べればだいぶ目も慣れてきたが、それでもやはり不自由さは拭いきれず、時おり地面から這
インターネットで個人の商品が売れてないのは何故? それは!作品や商品のクオリティではなくアクセス数が絶対的に少ないから!貴方のブログはアメブロ内でも外でもほと…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、あずさで白馬へ行き八方尾根に登り、お洒落なホテルでフレンチ。2日目はバスで長野へ出て県立美術館と善光寺に…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、白馬の八方尾根に登りました。東急ホテル系列の「白馬リゾートホテル・ラネージュ東館」に宿泊、ガーデンの緑と…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、新宿から特急あずさで白馬へ行きました。早朝便は白馬直行、田畑を越え湖を眺め3時間40分の長い列車旅です。…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、昨年着付け教室の基礎科を終え、今年は月一で研究科に通っています。 紬の着付け授業の日、先月の奄…
「あら、おかえりなさいませ。エルフェリス様」 二人と別れたエルフェリスが自室のドアをゆっくり開けると、窓辺に置かれたテーブルの縁に腰掛けてティーカップを傾けるリーディアに声を掛けられた。 「あれ? まだ寝てないの?」「お帰りをお待ちしてお
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、花撮影をしながら近所のクリニックへ。雷雨予報が出ていたので胃カメラのアポに早めに伺いました。 …
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、六本木に住む女子友と着物でお出かけ。まだ30度越えの猛暑なので、今年の名古屋旅行で買って来た有…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、ボーイフレンドのワンちゃんと日比谷で映画デートです。皇居端を走りミッドタウン日比谷に駐車。ミッ…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、今夏は浴衣で日本文化を満喫しましょう、と夏祭り連チャンでした。京都の祇園祭りに始まり、大手町縁…
その後、デューンヴァイスの部屋を一足先に出たエルフェリスは一人、部屋が立ち並ぶ回廊に備え付けられた広いバルコニーの手すりに漠然と身を預けたまま、ゆっくりと昇りゆく太陽を見つめていた。 この城に来てからはヴァンパイアの生活に合わせていたた
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、猛暑で日中は引きこもり(!)、小説『平成のプリンス』を推敲・改訂、電子書籍と単行本で出版しました! 偶然…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、浴衣の衣紋をうまく抜き格好良く着られた(!)ので浴衣ブーム(笑)。 小金井公園納涼の夕べ、神宮…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、ご近所の神宮外苑花火がうちから見えるのでボーイフレンドのワンちゃんを招きました。先ずは浴衣でカ…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 早くも立秋(8月7日)を過ぎ、残暑お見舞い申し上げます、の時期ですね!雲が秋めいて(?)いたのでパチリ。 四谷に住む作…
「今……何て言った?」「え? 十字架のネックレスだよ。クリスタル製かなぁ……ドールが十字架身に着けてるのなんて初めて見たからさぁ、不思議で、ねぇ?」 それがどうしたの、とレイフィールは屈託くったくの無い笑顔を見せたが、エルフェリスは逆に、
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、古巣大手町に縁日が出ると知り着物で出かけました。ビジネス街ですから縁日とはいえ夏着物で伺います…
「誰だ? エリーゼって」 すると、話の成り行きが分からないロイズハルトがすかさずそう呟く。それに対してエルフェリスは手短に内容を説明してみせた。合わせてレイフィールにも解りやすいように、簡潔に、けれども丁寧に。 が、やはりここでも彼女が
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、「浴衣で銀ぶら」に続き、ボーイフレンドのワンちゃんと小金井公園・江戸東京たてもの園の「納涼夕涼…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、毎年銀座で開催される「ゆかたで銀ぶら」に女子友と行くことに。母から譲られた藍に白のトラッドな浴…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、花撮影をしながら近所の東京女子医大病院へ。乳がん手術で左脇下のリンパ節も郭清、2年ほど前に左腕…
エルフェリスたちの視線が一斉に部屋の入り口へと向けられる。入ってきた男はいきなり注目を浴びたことに対して少々驚いたようだったが、何かを悟ったのかすぐに口元を緩めた。 「なんだ? 揃いに揃って……。俺も混ぜろ」 そう言ってにやりと笑った男