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2019ヨーロッパ旅#17 コロッセオとフォロ・ロマーノ🇮🇹
コロッセオを見に行ったら、隣にあったフォロ・ロマーノのほうが魅力的だった "行ってみないと、わからへんよねー" 話をしようと思います。
古代ローマの大浴場は、社会生活の中心であり、洗練された建築と複雑な暖房システムが特徴だった。これらの浴場は、単なる衛生施設を超え、社交、リラクゼーション、さらには文化的な活動の場として機能していた。 大浴場の構造と機能 暖房システムの仕組み 炉の役割と水の加熱 水の供給と流通 浴場の社会的役割 大浴場の構造と機能 古代ローマの大浴場、または「テルマエ」は、複数の部屋で構成されていた。主な部屋には、ぬるま湯の部屋(テピダリウム)、熱湯の部屋(カルダリウム)、冷水の部屋(フリギダリウム)があった。これらの部屋は、異なる温度の水浴を提供し、バスタイムを豊かな体験にしていた。 暖房システムの仕組み 古…
プロヴディフのお宿は、口コミサイトで評価の高かったVilla Flavia.まだ新しくお部屋もぴかぴか、かつスタッフさんがみんな感じイイ。朝食はロビーエリアと…
奴隷商人ー補足編、第4話、紀元前47年、古代ローマの身分/奴隷制度と寿命
奴隷商人ー補足編 第4話、紀元前47年、古代ローマの身分/奴隷制度と寿命 人口10万人当りのローマ帝国における平均余命表 出典:Wikipedia ローマ帝国の人口学 登場人物 アルファ :純粋知性体、Pure Intelligence、質量もエネルギーも持たない素粒...
古代ローマの話は、ストーリーだけ読んでもピンとこないかもしれませんので、補足として、貨幣や物価の話、一言で奴隷と言ってもいろいろあるという話を書いてみました。 奴隷商人ー補足編(カクヨム版)
おとしだまに欲しい、ローマの金貨。ソリドゥス金貨は、4世紀のローマ皇帝・コンスタンティヌス1世の時代より、ローマ帝国で鋳造された金貨です。
こんにちは! 全く実感が湧かないけど、今日は大晦日。 また1年が終わろうとしています。 昨日まで仕事をしていて、今日は休みだけど明日はまた仕事。 2023年は前半少しゆっくりし過ぎたので、後半は仕事を ...
今月の日経夕刊の文化欄の「こころの玉手箱」という随筆コラムで、四方田犬彦が担当していた週がありました。その3回目で、イタリア・ボローニャの夜市で買ったというナポリの魚屋さんのミニチュアが紹介されていました。 市場の魚屋さんには、赤身や青身のさまざまな魚が並んでいる。アンコウ...
Xmasリースを作りましょう!今年は22人が挑戦しました。まずパワーポイントを使ってリースの由来と意味を説明。🌸リースの由来 起源は古代ローマ時代の土着信仰から。リースとは、花や葉などで作られた装飾用の輪のこと。お祭りやお祝で冠として身につけた。(オリンピックの月桂樹の冠・イエスのいばらの冠)🌸リースの意味①永遠の愛・・・リースは輪の形で終わりも始まりもなく「永遠」「幸福」のシンボル。「永遠」とキリス...
秋晴れの爽やかな日に東京都美術館で開催されている『永遠のローマ展』に行ってきました。 イタリアのカピトリーノ美術館の所蔵品をメインに、初来日の「カピトリーノのヴィーナス」が公開されるとのこと。 それとモザイク絵が展示されるのをSNSで見まして、これは行かねばと思い来てみました。 展示は「カピトリーノの牝狼」というローマ建国の伝説を表すブロンズ像から始まります。けっこう大きくてびっくりです。(上の写真のやつです) 雌狼からロムルスとレムスの双子の赤子が乳を貰って育てられ、2人の内ロムルスがローマを建国し、彼の名前から「ローマ」と名づけられたそうです。 ローマ建国のこの伝説は、ローマ帝国のアイデン…
みんかの #創作同人電子書籍 レビュー:大山口浩司(日輪浩司)「まんがローマ建国物語7: ファビウス一族の玉砕」【No.1739】
まんがローマ建国物語7: ファビウス一族の玉砕 ・歴史・政治・古代ローマ 戦利品の土地を平民にも分配しろ!広がる平民と貴族の格差、農地法の成立を妨害する貴族の牛歩戦術。おとぎ話より古い2500年前なのにもう神話でなく高度な政治劇。 古代ローマの逸話を描くシリーズ、第7巻。 紀元前486年、ローマで護民官が演説をしています。護民官っていうのは、貴族が腐敗政治を繰り返していた過去を反省し貴族の抑止力として平民か...
夏休みが始まる前、長女のクラスではちょうど古代ローマをテーマにいろいろとお勉強していたそう。ナイスタイミング。さてさて、相変わらず気温40度ほどの猛暑が続いているローマ滞在、3日目。ベルニーニ作の蜂の噴水やトリトーネの噴水を通り過ぎ、向かった先は・・・ジャジャーン、トレヴィの泉。ローマにあるバロック様式の巨大噴水に圧倒されますが・・・すんごい人!という我が家も、この人だかりの一部になっていましたが・...
みんかの #創作同人電子書籍 レビュー:大山口浩司(日輪浩司)「まんがローマ建国物語6: 英雄コリオラヌスの悲劇」#歴史 #戦記 #古代ローマ【No.1716】
まんがローマ建国物語6: 英雄コリオラヌスの悲劇 #歴史 #戦記 #古代ローマ 敵の城に突撃し、一人で敵を全滅させて出てきた男コリオラヌスが選挙に出る…絶対経歴盛ってるでしょ!2500年前ではそれもまた神話の味。 古代ローマの歴史を描く歴史まんが作品、第6巻。 紀元前493年、まだローマは大帝国というわけでもなく、周りの国と戦争をしていた時代…… ローマはコリオリという街と戦争をしていたのですが、コリオリ軍は...
パリ旅行の楽しみにしていた一つが美術館巡り。。。その為に、出発前の1ヶ月前からは美術館には行かず、その欲求をパリ美術館用に貯めていました(笑)。そしていよ...
『中世ヨーロッパ世界の歴史5』社会思想社、1974年2動乱の地中海1東ローマ帝国ユスティニアヌス皇帝の再征服ローマ帝国は、五世紀末に滅亡したのではなかった。帝国の東半分は、なお存続していたのである。だが、なお存続していたとはいえ、このいわゆる東ローマ帝国(首都コンスタンチノーブルの古名ビザンティウムから、通称「ビザンティン帝国」)も、けっして、ゆるぎなく安泰であったわけではなかった。皇帝アナスタシウス(四九一~五一八)が、黒海からマルモラ海にかけて、「アナスタジウスの壁」と呼ばれる長城を建設したことにうかがえるように、ドナウ川は、もはや防衛線ではなくなっていた。ドナウ川の南にはゲルマン諸族が、北にはスラブ諸族、ブルガリア人、フン族がひかえていた。シリアのペルシァとの国境は、つねに危機をはらんでいた。しかも...5-2-1東ローマ帝国ユスティニアヌス皇帝の再征服
『中世ヨーロッパ世界の歴史5』社会思想社、1974年2動乱の地中海2衰運の老帝国ユスティニアヌス皇帝は栄光に輝いた。イタリア半島、サルデーニャ、シチリア諸島、北アフリカ沿岸から西ゴート領のイベリア半島(スペイン)、地中海岸など、西部地中海の要所が東ローマ帝国領として確定し、地中海は、ふたたび「ローマの湖」となった。だがその栄光は、つかのまの輝きであった。ユスティニアヌス没後三年、五六八年に、パンノニアにいたランゴバルド族(最初の地図参照)が北イタリアに侵入した。うちつづいた戦乱と、戦後ユスティニアヌスが戦費回収のために課した巨額の税金とが、イタリアのローマ人をすっかり疲弊させていたときだけに、侵入するゲルマン人に対するローマ人の抵抗はもろかった。ランゴバルド族は、族長アルボインにひきいられて、まずアペニン...5-2-2衰運の老帝国
ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認国)、東海岸にある港町ファマグスタから北東へ10キロほどの所に位置する、古代都市サ…
『中世ヨーロッパ世界の歴史5』社会思想社、1974年1ブルグンド王国の興亡2瀕死のローマ帝国五世紀初頭の四〇六年冬十二月、バンダル、スエビ、アラン諸族の混成集団は、マインツで氷におおわれたライン川を渡り、トリエル、アミアン、パリその他の都市を攻略しつつ南に向かった。このとき、ガリアのローマ人たちは、ガリアにおけるローマ帝国が崩壊したことを身にしみて知ったにちがいない。ゲルマン人の侵入を防ぐ防衛線であったはずのライン川沿いの長城など、もはや存在してはいなかった。ガリアの東の辺境には、ローマ駐屯軍の残党のたてこもる城塞や、城壁をめぐらし、その土地土地の有力者の家系が指導者として差配する都市が点在していた。それらの、いわば「点」のあいたには、広大な「面」がひろがり、これは政治的空白地帯だったのである。ガリアのロ...5-1-2瀕死のローマ帝国
シリーズ『奴隷商人』、奴隷商人 Ⅺ、第54章、クレオパトラ、最終戦闘、前章
奴隷商人 Ⅺ 第54章 ●奴隷商人52、紀元前46年] ●クレオパトラ、最終戦闘、前章 第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年 ●アルシノエの苦情 第48章 ●奴隷商人46、紀元前46年 ●クレオパトラの目論見 第49章 ●奴隷商人47、紀元前46年 ●砂漠行 1 ...
みんかの #創作同人電子書籍 レビュー:大山口浩司(日輪浩司)「まんがローマ建国物語5: 共和政初期の英雄たち」#歴史 #デモクラシー #ミリタリー【No.1504】
共和制を手にしたローマ、しかし貴族と平民の格差は広がり、民衆は自由を求めてローマを脱出する…2500年前のお話ですよ!? ローマの歴史を描く大作も第5巻となりました。 前回まででローマは王を追放して共和制を手に入れたんですけど、5巻ではその追放されたスペルブス王が祖先の出身地エトルリアに亡命して、エトルリアの王と手を結びローマを奪回しようともくろみます。 ある日ローマの郊外にある貴族の家で、エトルリア人...
奴隷商人 Ⅸ 第53章 ●奴隷商人51、紀元前46年 ホルスを放つと言って飛んでいってしまったムラーはその晩帰って来なかった。翌日、出発の午前4時の1時間前に急に空中から飛び降りてきた。荷物を持っている。 「どこに行ってたのよ?心配するじゃない?」 「ああ、スマン。ちょっ...
奴隷商人とその時代 Ⅴ 奴隷商人とその時代 Ⅴ ●奴隷の相場、娼婦の相場 1アウレウス金貨 =約5万円 =25デナリウス銀貨 =約2千円 =100セステルティウス青銅貨 =約20円 =400アス銅貨 =約5銭 これで相場を考えてきましたが、...
奴隷商人 Ⅸ 第52章 ●奴隷商人50、紀元前46年 ●砂漠行 4 【砂漠行11日目】 200+90キロ 30キロ、大スフィンクス方向に進んだ。残りあと3日。昨日のムラーとの話は重かった。第1~4ユニバースまでの運命がこの一戦にかかっていると思うと気が重い。どうしてもク...
奴隷商人 Ⅸ 第51章 ●奴隷商人49、紀元前46年 ●砂漠行 3 【砂漠行10日目】 200+60キロ 今日は絵美と二人きりだ。絵美が、今日は私の番よ、みんな出ていって頂戴!と小テントからみんなを大テントに追い出した。珍しいこともあるもんだ。第1夫人の強権発動とは。 「...
奴隷商人 Ⅸ 第50章 ●奴隷商人48、紀元前46年 ●砂漠行 2 【砂漠行7日目】 200+30キロ 「アルシノエは知性体が入っているわけじゃない。こいつを第4夫人にするつもりはない。ゆくゆくは素質があれば、ソフィア、ジュリアの次をやらせてみてもいいかな?と思うんだが・・...
奴隷商人とその時代 Ⅳ ●紀元前46、47年前後の出来事 4.の年代がピンと来ないですが、2023年の今年、紀元前46年は2069年前にあたります。日本で『卑弥呼の日食』と言われる天岩戸伝説が起こったのが西暦247年。今から1776年前ですが、それでも紀元前46年は、『卑...
奴隷商人とその時代 Ⅲ ●イスラムの一夫多妻制度 ●奴隷制度 ●奴隷制度・ハレムと一夫多妻制 ●奴隷商人ムラーの商売 ●イスラムの一夫多妻制度 3項で、ハレムと聞くと、オスマン帝国のハレム制度を想像する人は多い。『ハレム』自体、トルコ語だから、紀元前46年の世界で...
奴隷商人とその時代 Ⅱ 女性にとって重要な鏡。 ●古代の鏡 これも古代ローマで21世紀の鏡を想像されては困ります。あんな平板で昔は銀メッキされたガラス製の鏡など、1317年、ベニスのガラス工によって発明された。ガラスに皺のない錫箔を置き、その上に水銀を放置。1カ月ほどかけ...
奴隷商人とその時代 Ⅰ 異世界ファンタジーで、ウンコをどう拭くか?とか、お風呂の話をしつこく書くのは私くらいでしょうか? いつも私が書くフィクションは、日本を舞台として、せいぜい1970年代からのラブコメであったり、SF・近未来小説であったりします。登場人物もほとんど日...
奴隷商人 Ⅸ 第49章 ●奴隷商人47、紀元前46年 ●砂漠行 1 【砂漠行6日目】 140キロ 昨晩は、ムラー様と絵美/エミー様に可愛がっていただいて大変満足。絵美様が、私が16才の時、そんなに性欲があったかしら?と言う。エミー様が、12才頃から始めないとガキを十分産め...
奴隷商人 Ⅷ 第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年 ●アルシノエの苦情 小テントで、ムラー様、絵美様と私、イシス、マンディーサとムスカ、侍女頭のアルシノエが一緒に夕食の席についた。ムラー様がツンデレのマンディーサが、やっと告白したか、おめでたいというので、二人を招待し...
奴隷商人 Ⅷ 第46章 ●奴隷商人44、紀元前46年 飛んでいったらあっという間だった。砂漠、土漠上空を十数分飛んで、地中海の海岸線に出た。アレキサンドリア寄りの私たちの船が停泊している小さな漁村に着いた。二千メートルから徐々に高度を落としていく。 アフロダイテ号とアル...
奴隷商人 Ⅷ 第45章 ●奴隷商人43、紀元前46年 ●クレオパトラの狙い ベルベル人盗賊団の一人を生きて捕まえた。他は皆殺しにした。なぜ、こいつらはアヌビスとホルスのお先棒を担いでいたのか、頭を鷲掴みにして意識を探った。 ギザのピラミッド近くのエジプト王国の行政事務所が...
奴隷商人 Ⅷ 第44章 ●奴隷商人42、紀元前46年 ●戦闘 ムラー様たちは、ホルスを迎え撃つために飛んでいってしまった。残っているのは、38人の人間だけだ。絵美様が堀を掘って擁壁を作ったと言っていたが、相手はベルベル人の盗賊団30人とアヌビス20頭だ。ムスカは大丈夫なの...
奴隷商人 Ⅷ 第43章 ●奴隷商人41、紀元前46年 ●斥候 ふぇ~、絵美様はとんでもないイメージを私に見せるし、アイリス様は私をいたぶって犯し続ける。ヘロヘロになった。眠い。女同士はキリがない。出して終わりじゃないんだもの。彼女たちで、あれだけスゴイなら、もしも、ムラー...
奴隷商人 Ⅶ 第42章 ●奴隷商人40、紀元前46年 ●斥候 ふぇ~、絵美様はとんでもないイメージを私に見せるし、アイリス様は私をいたぶって犯し続ける。ヘロヘロになった。眠い。女同士はキリがない。出して終わりじゃないんだもの。彼女たちで、あれだけスゴイなら、もしも、ムラー...
奴隷商人 Ⅶ 第41章 ●奴隷商人39、紀元前46年 ●絵美とアイリス 小さい方のテントをのぞいてみた。絵美様とアイリス様だけがいた。毛布が川の字に並べられている。ああ、今日は彼女たちとアルシノエがこっちで寝るのかしら?と思って別のテントに行こうとしたら、絵美様が「マンデ...
奴隷商人 Ⅶ 第40章 ●奴隷商人38、紀元前46年 ソフィア様、ジュリア様が奴隷女と娼婦に「お前らも海賊どもと同じ金貨百枚のご褒美が出るんだから、欲かいて商売するんじゃないよ!やっちゃいけないとは言わない。そっと男どもと外で逢引するのはかまわない。でも、手下共にも金は払...
みんかの #創作同人電子書籍 レビュー:大山口浩司(日輪浩司)「まんがローマ建国物語4: セルウィウス王とスペルブス王」#歴史 #神話 #古代ローマ【No.1473】
父王を戦車で轢殺して王位簒奪!!暴君による独裁を防ぐため、ローマは共和制を手にする!2500年前の、盛りに盛られた(多分)歴史。 ローマの歴史を描く歴史まんが作品。 今回はついにローマが共和制を手にするところまでです。 前巻までで、まだまだ田舎の小国だったローマが、多民族を吸収してどんどん成長し、もともとローマの人じゃなくて外国から来た商人タルクィニウスが選挙で王に選ばれたんですが、市民に斧で頭をかち割ら...
奴隷商人 Ⅶ 第39章 ●奴隷商人37、紀元前46年 ●ジュリアとムスカ 早朝から糸を垂れているけど、全然釣れやしない。やっぱり釣りは夜なのか?何で絵美様は急にヒラメのムニエルが食べたい、なんて言い出すんだろう?昼ごはんは、ムニエルよね?ね?ジュリア!と言い出す。 船倉...
奴隷商人 Ⅶ 第38章 ●奴隷商人36、紀元前46年 ●ムラーの寝室 2 ●マンディーサ アルテミス号に行ってみると、もう既に娼婦たちが列を作って待っていた。まだ朝早いのに百人ぐらいいる。昨晩、選別された女たちは、列の前の方に並んでいた。そりゃあ、銀貨50枚と手下たち...
奴隷商人 Ⅵ 第37章 ●奴隷商人35、紀元前46年 ●神殿巫女・奴隷娼婦の選別 ソフィアもジュリアも、アルテミス号でどんちゃん騒ぎをするための娼婦の選別は慣れたものだ。15人の募集にこんな辺鄙な漁港に200人、集まってきた。この漁港周辺、30キロぐらいの娼婦全員が集ま...
古代ローマの時代に神殿が置かれていた丘。 カンピドーリオの丘 Monte Capitolino そこからのローマの眺望も素晴らしい。 ミケランジェロの作ったカンピドーリオの広場もある。 この丘に人が住み着いたのは、ローマ建国より前のことだという。 古代ローマのはじまりからずっとローマを見続けてきた神聖な場所。 その場所にローマ市庁舎がある。 このときはローマ市長のスキャンダルがあり、記者が出待ちしていた。 イタリアあるある。 神聖なる場所に世俗的な波が押し寄せる。 景色は変わらず、美しい。 何カ所か名所や遺跡を回ると、またほかの場所からも眺めることができる。 ローマが少し身近になる瞬間である。…
奴隷商人 Ⅵ 第36章 ●奴隷商人34、紀元前46年 ●大スフィンクス ●神殿巫女 ●ムラーの寝室 1 ●ムラーの寝室 1 変な部屋だなあ、とムスカは思った。ムラーの寝室だ。天井から柄の部分が固定されていて、ロープで連結されているうちわが、4x4、16枚あって、バネ...
奴隷商人 Ⅵ 第35章 ●奴隷商人33、紀元前46年 後部甲板下のキッチンに降りた。早番の料理係が小麦粉を既に挽いていて、パスタを延ばしている。久しぶりのフレッシュパスタだ。料理番に「ムスカがイカとカラス貝を取ってきたと思うけど?」と聞くと、大きな籠にイカが数十匹置いてあ...
奴隷商人 Ⅵ 第34章 ●奴隷商人32、紀元前46年 ●リビア沖 「へぇ、この前まで、ベルベル人の盗賊団に入ってましたんで、わかりやすが、それが何か?」 「いえ、ちょっとね・・・ムスカ、腕っぷしは?」 「へぇ、半月刀を少々。自流の二刀流を使います。あと、弓矢ですかね?」 ...
奴隷商人 Ⅴ 第33章 奴隷商人31、紀元前46年 神殿から離れた地下通路の出入り口の兵士はすぐ片付けられた。私たちは地下通路を神殿方向に進んだ。しかし・・・ 「おい!アイリス!なんでこうなるんだよ!」とエミー様が怒鳴る。「お前、地下通路の横道を塞ぐ鋼鉄製の下がり格子があ...
奴隷商人 Ⅴ 第32章 ●奴隷商人30、紀元前46年 ●アレキサンドリア市内 アフロダイテ号とアルテミス号は、アレキサンドリア港に入港した。 紀元前332年、アレクサンドロス3世によってナイルの大三角州を抱きかかえるような半島の真ん中にアレクサンドリアが建設された。アレ...