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「珈琲店タレーランの事件簿シリーズ」の岡崎琢磨さんによる、"片想いミステリ"高校からの腐れ縁で友人関係が続いて
~ 追憶 バーテンダー ~ 私は女を理科室の小部屋に置いて・・・ 先に女のアパートへ帰って居た・・・・・・・ 暫く母親のところへ帰るつもりはなかったが・・・ 母親が私を心配することなど無いと解って居たので・・・ 連絡をするつもりは無かった・・・・・ こういうとき毒親は楽で良いなと思った・・・ 後からアパートに帰って来た女は・・・ 私がここに居ることに対して・・・・・ それが当たり前で在るかの様に振る舞った・・・・・・・ この女も本当に楽だな・・・・・ と・・・ そう思った・・・・・・・・・・ 気付くと女がすぐ傍に居た・・・ 女の目と私の目がが接近しすぎて・・・ ピントを合わせることが出来なかっ…
「……カルディナ……?」 そしてそっとその名を呼ぶ。 返事は無かった。 てっきり自分の姿を見て掴つかみかかって来るとばかり思って内心身構えていたエルフェリスは、反応を見せない声の主を訝いぶかしんで、回廊を照らす小さな松明たいまつを手に
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、表参道で友人夫妻とランチでした。小雨模様でしたがボーイフレンドのワンちゃんの車で出かけるので大…
~ 解体質で 法人営業部の女達 ~ 「棕櫚さん……………… あの中途採用の女………… また… あざとさ炸裂させてますけど………………………… もう殺っちゃいませんか?………………………………」 「…………………………」 「え?……………………… 棕櫚さん?………………… どうか…しました?」 「そのあざとい女見てたら………………………… あの子達のこと…………………… 思い出しちゃって………………………………… あの子も……………………… あの子も……………………………… あの子も…………………………………… …………………………………………………… 何か最近…………………………… 全然姿見せ…
※『いい夫婦の日』に特に思い入れがあるわけではありませんがこの時期は他にイベントもないので💧100%私の勝手な妄想です。それでは結婚7年目ギリギリ20代のふた…
~ 追憶 バーテンダー ~ 女の死体が私の目を見る…… その目を見ながら私は…… 母親のことを思い出して居た……………………… 私の母親が…… まだ母親という役割をギリギリ保って居られた頃のことだ…………… ある日の学校帰り…… 私は知らない女に声をかけられた……………………… その女は… 自分は私の母親の不倫相手の配偶者なのだと言った…………………………… まだ幼かった私には…… 言葉として何ひとつ理解することは出来なかったが……………… それでも その女が私を見る目と……… その女が右手に持った…… 刃渡りの長い包丁の切っ先が………………… 私の胸に触れて居るということから… この女は怒っ…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、日本橋でボーイフレンドのワンちゃんと待ち合わせ。ついでに日本橋三越に寄って行くことに。メトロで…
~ 追憶 バーテンダー ~ 女のアパートを時間差で出て別々に登校することにした……… ・・・・・・・・・・・・・・・ 理科の授業中…… 女はいつも通り私のことを完全に無視して…… いつも通り男子生徒達の視線を その短いスカート付近に集め……… いつも通り女子生徒達の眉間に 皺を寄せさせたり………… 舌打ちをさせたり………… 兎に角全くいつも通りだった………………… 私もいつも通り… ずっと女のことを見て居るだけだった……………………… この日いつも通りでなかったことがひとつだけ在った…… クラスメイト達は男子も女子も私のことを避けて居たが 一人の女子生徒…… そう… スカートの短い理科教師を面…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、夕刻の勉強会へ着物で参上しました。紺の飛び柄小紋に西陣織「万華鏡」帯でビジネスライクな装いです…
Dream17.眠れるリュイの妻 南の国は他の国よりも陽気で、ほんのり太陽の香りがする美しい国だとリュイが言っていた。 自分の故郷だからそう思うのかな、と。 いいや、彼の言葉に偽いつわりは無いと思う。 人も気候も暖かいし、私の世界と
~ 追憶 バーテンダー ~ ふたりとも泥だらけだったので…… とりあえず女のアパートへ行くことになった………………… シャワールームに押し込まれて 熱いシャワーをかけられた………………… 私の頭を洗う女の手つきは 随分と手慣れたものだった………………… きっとこの女は 犬を飼って居たことが在るに違いない と… そう思って居たら… 女がくちを開く………………… 「昔シェパード飼ってたんだ……… なんとなく……… キミと似てたよ……………………」 時々感じて居た違和感が… 気のせいなどではなく……… 確信に変わりつつ在った…………………………… 試しに心の中で…… 『僕の心が読めるの?』 と… そ…
「ちょ……っと?」 今の今までの緊張感はどこへやら。 突然のロイズハルトの奇行にエルフェリスは成なす術すべもなく、ただただひたすらに動揺した。 けれど当のロイズハルトはそんなエルフェリスの反応を楽しむように、何度も何度も首筋に指を這は
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、ボーイフレンドのワンちゃんと久しぶりに吉祥寺のイタリアンレストラン「プリミバチ」へ行きました。…
~ 追憶 バーテンダー ~ 絵を描くためか…… 女の死体を抱くためか……… どちらがメインなのか…………… すっかり解らなくなっていは居たが 私は昼休みと放課後 毎日理科室へ通った…………………… ある日の放課後…… いつもと同じような時間が過ぎた後だった…………… 「ちょっと手伝ってほしいことが在るんだけど………」 と… 女が言う……………… 足りなかったのかなと思い…… 「いいよ」 と… そう答えて女の足首をつかんだ……… すると女は 「そっちじゃないの」 と そう言って着衣の乱れを整えだした…………………… …………………………………………… 学校の裏山を二人で登った……… 途中から茂み…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、お天気に誘われて近所の新宿御苑に行きました。年パスを更新。ポプラ並木は黄葉が始まったばかりです…
Dream16.悪夢の暴走2 「とにかく順番に話しなさい。左から発言を許す!」 呆れ顔のレアはこめかみに手を当てて二、三度首を横に振ると、まずはクライスを指名した。 すると彼はニヤリと笑い、なぜか悔しがるセシルドとリュイに対してガッツポ
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、秋は「着物でお出かけ」で忙しいです(笑)。丸の内での同窓会にはモスピンクの色無地着物に「吉祥七…
「尋問じんもんて……何を……」「それは言えない。ヴァンプにはヴァンプのやり方がある。だが……レイの尋問は決して甘くはない。カルディナが簡単に口を割ったところを見ると……それなりの事はしたのだろう」 その言葉に、一気に背筋が寒くなった。思わ
~ 追憶 バーテンダー ~ 昨日は女の服を……… 正面からめくり上げただけだったので全く気が付かなかったが…………… 女の軀には右肘から巻き付き背中まで向かう 美しい蛇の刺青が入って居た………………… くちから赤い絵の具を流して倒れて居る女の死体は 目線だけこちらに向けて言った………………… 「ちょっと手伝ってくれない?」 ………………………………………………… 気付けば私と女は昨日と同じ形になって居た……………………… ただ違うのは……… 女が何も身につけて居ないということと…… 自分のくちを手で押さえて居ないということ……… そして…… まるで死体のように完全な無抵抗だということだった………
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、親戚のM君の結婚式に列席しました。この結婚式の為に誂えた「せい山」の手描き京友禅の黒の訪問着「…
~ 追憶 バーテンダー ~ po-l.hatenablog.com 理科室を出た帰り道…… 私は 美術教師の頬骨に筆の柄を突き立てたとき親を呼ばれたり… こっちに非は無いのに謝らせられたりして けっこう大変だったことを思い出して居た…………… 今回はもっと面倒な事になるかも知れないと…… そう思った……………… 夜にでも誰かが来るかも知れないとも思って居たが それは無く いつもどうり親に千円渡されて 「暫く外に出てろ」 と言われ 行くところも無いので階段を降りたところで座って居るだけという 普段と変わらぬ夜を過ごした……………………………… ……………………………………………………… 翌日 学…
Dream15.悪夢の暴走 「おい! お前! さっさとオイラをココから出せ!」 硬い鉄格子の隙間から顔を覗かせてその少年は叫ぶと、両手で掴つかんだ冷たい金属の格子こうしを力一杯揺さぶった。 暗く冷え切った石の壁にガチャガチャと無機質な音
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、ボーイフレンドのワンちゃんと箱根にドライブしました。残念な曇り日でしたが、東名を走った折に富士…
「リーディアは? リーディアは無事なの?」 ただでさえ早い段階で背中に大きな一撃を受けていた上に、彼女もエルフェリスの傍そばで戦っていた。リーディアも同じように、さらなる傷を浴びせられてしまったのだろうかと、エルフェリスの瞳が不安に揺れる
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、お天気に誘われて文化の日に九段下の北の丸公園を訪れました。田安門から入ると左手に武道館、剣道大…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、近所で花撮影。 太るからと敬遠していたラーメンですが、北海道旅行で久々に食べたら美味しくて…
Dream14.東の魔術師 夜が明けてすぐ私達は広場を後にし、再び街道を東の魔術師の元に向けて進んだ。 今日はうっすら雲が広がって、あまりすっきりとは言えない空模様。 私の瞼まぶたもあまりすっきりしない。 馬上ではクライスに支えられ
校門で会ったアイツと下駄箱に向かい、上履きに履き替えて、教室に向かった。「調子どうなん?」「おぉ、ええよ。」「緒川、コケんなよw」「オマエもなw」階段を登りながら、茶化し合っていた。教室に向かう廊下で声を掛けられた。「おはよう!」ポニーテールの女子だった。
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、「着物でお出かけ」を楽しんでいます。母から譲られた紫の御召着物とピンクの博多織帯、とカジュアル…
「カルディナはドールとしての行動を見誤みあやまった。速やかに血の契約を破棄し、処分決定までの間、地下牢獄に幽閉ゆうへいとする」「そんな……嫌です! ロイズ様……ロイズ様!」「私の客人がそれほどまでに気に入らなかったのか? しかし、一介いっか
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、昨年から着付けを習い始め、着物でお出かけに勤しんでいます。着付けの先生に千回(!)着物を着たら…
YouTubeショートで「イタリアンボーイフレンド」投稿のお知らせ♡
みなさん、本当に本当にお久ぶりですお元気ですか? みのあです。 ブログを何年間も放置してしまって、本当にごめんなさい 忙しい日々の中、あっという間に月日が経っ…
Dream13.凍える夜 それからしばらくして、壊れて行く手を阻はばんでいた橋が仮復興し通行可能になった。 足止めを強しいられていた旅人たちは一人また一人と街道に姿を消して行き、私達も慌ただしく出立しゅったつの支度を整えた。 東の魔術
その瞬間。 「リーディ……ア様、いらっしゃる……、の?」 幾分大きくなったその声に、エルフェリスとリーディアは顔を見合わせると、すぐさまアルーンが縛り付けられている木の裏側に回り込んだ。 そしてそこにいた者の姿を認めて、リーディアがそ
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、ボーイフレンドのワンちゃんと立川の国立昭和記念公園にコスモスを観に行きました。曇り日の週末、水…
新しいランニングシューズを手に、部室に入った。「おはようさんですっ!」「オッス!シューズ買うたんか?」昨日買ったばかりのシューズを見せながら、「はい、これッス!」「アシックスにしたんか。えぇなぁ。」カバンを棚に置き、体操服に着替えた。そして、真新しいシューズを履き、部室を出た。
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、秋の紅葉の旅は北海道。1日目は札幌へ飛び北大で紅葉狩り、定山渓温泉「章月グランドホテル」に宿泊し美味しい…
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、秋の紅葉の旅は北海道。札幌へ飛び北大で紅葉狩り、定山渓温泉「章月グランドホテル」に宿泊し美味しい和食と温…
Dream12.短剣と黒水晶2 「黒き欠片に還かえったか。華の命は短いものよ。なぁ……サキュバス」 男の目の前で揺れる天秤から黒水晶がひとつ、消えていた。 だが男は不気味に笑い続ける。 「キラか……面白くなってきたわ。ヒヒヒヒヒ」 冷
~ 追憶 バーテンダー ~ 細身の軀に白い肌・・・ いかり肩が特徴的な美人だった・・・・・・ その日全ての授業が終わったら・・・ 理科室に来るようその女に言われた・・・・・・・・・ その時間が来るまで・・・・・ 私の心は 輪郭も中心もバラバラに・・・・・ まるで空気にほどけてしまったようだった・・・・・・・・・ 私の目は 殆ど進まない時計の針ばかりを見て居た・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっとその時が来て・・・・・・・・ 私は足早に理科室へと向かった・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 心…