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春雨というには冷たい雨が静かに降っています。ときおり屋根を打つ雨の音が聞こえてきます。ほの暗い茶室の中では、連翹の黄色の花が、春の風を運んでくるように感じます。お菓子は「さくら餅」(たねや 滋賀)をご用意いたしました。
先日の雪がすっかり消え、今日は晴天に恵まれました。茶室は春の陽にやわらかに包まれているかのようです。床のお軸は「弄花香満衣」(花を弄するれば香衣に満つ)を掛けました。対句は「掬水月在手」(水を掬すれば月手に在り)です。唐の于良史「春山夜月」の詩の一節です。お軸の言葉「弄花香満衣」は「花を摘んで遊んでいると、いつの間にか花の香りが衣服を満たしている」様子を謳っています。人間も同じように、よい環境に身を置くことで、いつの間にか良くなっていることを意味しています。
久しぶりの青空の下、外寄付きに円座を並べ、露地に水を打ち、茶事の準備のお稽古です。筧から蹲に落ちる水音はかすかに、耳に心地よいほどにしておきました。正午に近づくにつれ、茶室は明るくなっていきます。松籟庵の庭には梅、床には菜の花を入れました。お菓子は「うぐいす餅」(仙太郎)をご用意いたしました。
三寒四温と申しますが、二月から三月は春が来るのが待ち遠しい時節です。掛軸は「花をのみ 待つらむ人に 山里の 雪間の草の 春をみせばや」(藤原家隆)です。利休の茶の湯の心を示す一首として「南方録」に記されていおります。お菓子は「ふきのとう」(赤坂 御菓子司 塩野)をご用意いたしました。
今日は茅ヶ崎市民文化会館でのお稽古です。明日は立春、春の訪れを感じるような、穏やかな晴れの日です。和室のある四階からは、丹沢の山々がよく見えます。立春とはいえまだ寒さが身に染みる日には、温かくお茶を喫するようにと、筒型の茶碗を用いることがあります。今日はその筒茶碗のお稽古です。お菓子は「玉椿」(新橋 御菓子司 文銭堂本舗)をご用意いたしました。
小堀遠州流 佐々木宗弌先生 の社中の初釜が「江楽庵」にて催されました。東北沢と銀座のお稽古場の弟子が一堂に会する、晴れやかな集いです。今年は炭点前を担当いたしました。炭を継ぎ、薫ゆる香を聞くと、心があらたまります。お食事の後は濃茶と薄茶です。最後の福引きまで、楽しいひと時を過ごしました。
今年最初のお稽古です。松籟庵の露地は敷松葉、松毬も所々に散らしてあります。暖かい日のせいか、紅白の梅も少し綻んでいます。床の軸は「松樹千年翠」を掛けました。続く対句は「不入時人意」。松の千年も変わらぬ緑、その緑を目にしていながら、人は本当の美しさになかなか気がつかない、という意味です。花は竹一重切りに紅梅と加茂本阿弥椿を入れました。香合は「雲龍」宮下善寿作です。宮下善寿は京都出身、河村蜻山に師事した作家です。河村蜻山は1957年、北鎌倉明月谷
クリスマスのイルミネーションがまぶしい時期となりました。今年最後のお稽古です。お菓子はツリー(大阪 本まつばや)をご用意いたしました。茶室の中では、袱紗を裁く絹の音と釜の鳴りが響いています。街の師走の喧騒を忘れ、静かに時を過ごします。今年も無事に一年を終えた幸せに感謝し、一服をいただきました。
冬の暖かな陽差しの中、大磯茶会が大磯「松月」にて催されました。コロナ禍を経て三年ぶりとなる茶会です。濃茶席は沙鴎庵にて 席主 杉浦典男樣、名古屋の料亭 八勝館の御主人です。御祖父杉浦保嘉氏と松永安左エ門氏との、茶碗をめぐっての逸話をお伺いしながらの一服です。薄茶席は広間にて 席主 竹谷律子樣、古美術愛好家で数寄者 清野盈夫氏のお嬢様です。数々の素晴らしい収集品と共に頂く一服です。「松月」の懐石も大変美味しくいただきました。茶の湯は一期
茅ヶ崎から望む富士山が少しずつ白くなり、冬の到来を告げています。茶室では釜から立ち上る湯気が、なによりのご馳走です。床の花には白雪姫を添えました。白く可憐な花は、ちらちらと降る雪のようです。お菓子は 湯もち(箱根 御菓子司 ちもと)をご用意いたしました。
5月11日(土) 10:00-15:00 茅ヶ崎 市民文化会館 練習室55月25日(土) 10:00-15:00 茅ヶ崎 市民文化会館 練習室5
茅ヶ崎市民文化会館 和室 での初めてのお稽古です。松籟庵は小間、文化会館は広間でのお稽古です。冬の陽差しが広間を明るくしています。年の瀬、納会や初釜の茶事のお誘いが多くなる時節です。茶事の正客と亭主の問答、お詰めの役割りをお稽古いたしました。お菓子は 祇園坊(御菓子司 とらや)をご用意いたしました。
紅葉が散りゆく中、来日した大学の同窓を薄茶一服の茶事にお招きいたしました。海外の方には、茶室や茶の作法は驚くことばかりのようです。お軸は「松無古今色」を掛けました。松は年月が経ち古葉若葉が入れ替れども翠一色、世は平等であると示しています。つながる対句は「竹有上下節」です。竹は上下に節があり、世には歴然たる区別や違いが存在することを示しています。違う国に生まれ、違う環境に生き、それでも変わらぬ友情で結ばれて再会を果たすことができた喜びを表しました。お点
炉開きの11月、最初のお稽古です。露地には石蕗の花が、華やぎを添えています。躙り口から茶室に入ると、松籟の音が静かに響いています。亭主の茶筅を振る音、絹の袱紗を捌く音、静かで穏やかな時が流れていきます。お菓子は「亥の子餅」(京都 京菓子司 千本玉壽軒)をご用意いたしました。
風炉の名残り、蹲の筧から落ちる水の音が茶室に響いてきます。床の花は初冬の風情、がまずみの実と他二種を入れました。がまずみの名前の由来はいくつかあり、山の神様からの授かり物「神の実」からという説もあります。赤い実は秋から初冬の霜が降りる頃になると甘みを増し、昔は山里の子供達にとって、楽しみの一つであったようです。お菓子は「霜降(そうこう)」(赤坂 御菓子司 塩野)をご用意いたしました。
「大庵」秋の茶会 於 軽井沢南ヶ丘倶楽部 令和五年十月十五日
軽井沢 中央工学校 南ヶ丘倶楽部にて、秋の茶会が催されました。 小堀遠州流 小堀宗圓 御家元の広間席(薄茶)と、裏千家 須藤宗晃 先生の立礼席(薄茶)です。天気は雨模様、浅間山の山頂は雲の中でしたが、雨の茶会もまた風情がございます。この南ヶ丘倶楽部には、数寄屋建築家 中村昌生先生の設計による茶室「大庵」がございます。「大庵」は 千利休が大阪城下に築いた三畳台目の茶室です。茶席の合間に見学することができました。茶席は両席とも四方釜をしつらえ、それぞれに
12月2日(土) 10:00-15:00 茅ヶ崎 市民文化会館 練習室512月9日(土) 10:00-15:00 茅ヶ崎 市民文化会館 練習室512月23日(土) 10:00-15:00 茅ヶ崎 市民文化会館 練習室5
2月3日(土) 10:00-15:00 茅ヶ崎 市民文化会館 練習室52月17日(土) 9:30-12:00 茅ヶ崎 松籟庵2月24日(土) 9:30-12:00 茅ヶ崎 松籟庵
久しぶりの更新になりました。ここ 2日程ようやくですね、爽やかな秋晴れの鎌倉です。空気がカラリとして何をするにも身体がすいすいと動きますし嗚呼、こんな日…
久しぶりの更新になりました。いつも覗いてくださる皆様ありがとうございますm(*´ω`*)m先日とうとうダウンしましてっこう暑い日が続くとなおさらのこと無…
茶道カフェ『つなぐ』美味しい抹茶と和菓子でくつろげます@西小山
茶室付きの茶道カフェ 「イージー茶道カフェ&茶道教室 つなぐ」 西小山駅 徒歩2分駅近ですが、商店街から離れた住宅街の一角 オープンは2022年4月とまだ日が浅いのですが、 お茶好きの友人が、入ってみたらとても素敵なカフェだったと教えてくれました。店内13席(片面ソファ席 / テーブル席)。 白と木目を基調とした落ち着いた清潔感のある空間です。こちらの襖の向こうがお茶室になっていて、お茶のお稽古も受けられます。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 入口で靴を脱いで入ります。足元がフカフカで気持ち良い💖 メニューの一部です 「お抹…