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次に訪れたのは燈會会場内に3つある迎賓門のひとつ『鳳冠門』です鳳冠門はランフェス会場のど真ん中にある門ですこれは「鳳冠珠串、媽祖庇佑(鳳凰冠と媽祖の庇護)」をイメージしています。千個の赤いランタンが並べられて巨大な「媽祖の鳳凰冠」を造っています。高いところから見下ろすと、四方に荘厳かつ気品あるランタンが広がっており、平穏な気持ちとなります。ランタンフェスティバルに訪れた行楽客の皆さまがこの燦々と輝く...
2015年台灣燈會in台中の旅16 民俗文化燈區を見て回るのだ③
民俗文化燈區を見て回るのだ②の道教関連のランタンの続きですこちらは『台中元保宮』のランタンです台北の保安宮でもお馴染みの、医学の神様である保生大帝を主神としてお祀りしているので、大きな保生大帝のランタンがありました見切れちゃってますが、手前の方に許願池も写っています五路財神(天官五路神)のランタン五路財神中路(趙公明)/東路(簫昇)/西路(曹寶)/南路(陳九公)/北路(姚少司)明代の神怪小説『封神演义...
2015年台灣燈會in台中の旅15 民俗文化燈區を見て回るのだ②
前回はお釈迦様(仏教)関連のランタンをご紹介しましたが、今回は道教関連の物について書こうと思います まずは『北極殿』から参りましょう北極殿は玄天上帝が祀られている場所です玄天上帝は北方を守護する霊獣玄武(亀と蛇が合体した姿)が擬人化した姿で、水神であり武神でもあります中には厄払いのできるスポット『七星橋』がありました 奥の方には台中太平北極殿と玄天上帝さまのお姿が( ‘o’)玄武の元の姿である亀...
TAXIで向かったのは大龍峒保安宮です前回も参拝した、医療関連のありがた~い神様「保生大帝」を祀っているお宮ですどこに御参りする時もそうですが、中に入る時は右側から入り、出る時は左側から出ます出入りの際は敷居を踏まないようにするのが決まりです案内図の順番に従って御宮内を参拝したのですが、けっこうあちこち歩くことになります 最後に回る大雄宝殿、凌霄宝殿は4階建てのビルの3・4階にあったりする...
さて、美味しいかき氷で涼んだところで城隍廟散策と参りましょう(* ̄0 ̄)/ 城隍廟の前に小さな広場があるのですが、そこに「龍鯉」の像がありましたその時は何でこんな物があるのか不思議だったのですが、「鯉穴口」伝説に由来するものだったんですねここはもちろん城隍廟なのですが、その周辺は屋台が所狭しと並んでいるグルメスポットなんですいろんなお店があって目移りしてしまいますが、何はともあれ城隍廟にお参りしな...
黒猫包で美味しい肉まんを食べた後、次の目的地に向かうためにお店の前の通りを進みましたしばらく歩くと古い御廟が見えてきましたここは新竹鄭氏家廟という古蹟なのですが、私たちが訪れた時は修復工事の真っ最中で、残念ですが中に入ることはできませんでした新竹文化局の説明によると、 鄭氏は新竹の名門のひとつで、北門街に位置し、竹塹浯江鄭氏の系統に属しています 1720~1760年の間に金門から台湾に移ってきました 道...
松江南京駅からMRTで圓山駅まで移動しました駅の近くでYoubike(微笑單車)をレンタルして目的地に向かいます自転車を漕ぐこと6分ほどで保安宮に到着ですここも台北に来るたびに何度もお参りに来ている場所です '11-2月台湾旅行 保安宮に参拝 2013年夏だ!台湾縦断旅 保安宮へ御参り 2019年台湾金門島風獅爺の旅 保安宮にお参り入り口付近でお線香を購入して、参拝順序に従ってお参りします(2011年の記事に参拝順序の写真...
紅毛港保安堂と安倍晋三像(高雄市鳳山区)―日本軍艦をまつる中華廟
2022年夏、日本を支えた一人の政治家が凶弾に倒れました。世界中が大きな衝撃に包まれたのは、言うまでもありません。台湾の人々は彼の死を悼み、高雄に銅像を建立しました。今回はそんな安倍晋三元総理大臣の銅像がたつ、紅毛港保安堂をめぐります。こちらは台湾沖で沈没した軍艦「蓬38号」の船長・高田又男大尉をまつる中華廟です。移転を機に大きな堂宇が建立され、現在に至ります。それでは見ていきましょう!目次1 外観2 平...
シェアサイクル「youbike」で烏樹林糖廠に行ってみた(新営駅⇔烏樹林)
台湾各地に建設された製糖工場は、今や観光資源として重宝されています。今回はその一つ、旧烏樹林糖廠を活用した歴史公園「烏樹林休間園区」への行き方についてご紹介します。といっても、オーソドックスなバス旅じゃありませんよ。今から利用するのは、台湾のシェアサイクル「youbike」です。烏樹林休間園区がある台南市には、youbikeのスタンドがいくつも整備されており、気軽に自転車旅を満喫できます。目次1 往路(新営駅→北...
日本人観光客におなじみ「円山大飯店」にはかつて、台湾総鎮守「台湾神宮」が鎮座していました。その背後にそびえる剣潭山が、今回の舞台です。低く登りやすいことから、剣潭山は市民憩いの場になっています。登山道がいくつも張り巡らされており、軽装でも気軽に登山できるのが魅力的です。松山空港を俯瞰できる展望台があることから、飛行機ファンにも広く親しまれています。そんな剣潭山で気になるものを見つけました。鳥居状構...
先日ヌガーを食べたら、歯の詰め物が取れました。 詰め物を持って歯医者に行ったら、 「もうこれは付けられないから、新しく作るしかない。NT$20,000です」 と言われた。 *NT$20,000=約94,000円(2024年2月時点レート換算) 高くて動揺したので、収驚を受けに行天宮へ行きました。 行天宮は、MRT行天宮駅から徒歩数分の場所にある廟。 アクセスが便利なのと、台湾の寺廟のなかでは落ち着いた雰囲気で ふとお詣りしたいなと思ったときは、だいたい行天宮。 平日でもたくさんの人がお詣りに来ている。 出入り口は2ヶ所あり。こちらは左手の「巽門」 境内に入ったら、まずは左手の手洗い場で身を清め…
台湾東部、花蓮県花蓮市にある旧花蓮港神社を訪れました。同神社跡は戦後、中華民国政権の手によって美崙山忠烈祠に改められ現在に至ります。同神社は花蓮港庁平野区の米崙山腹にあって、台湾神社(→台湾神宮)と同じ祭神を祀っていました。1916(大正5年)4月に起工し、鎮座式は同年9月22日に行われ、1921(大正10)年3月2日には県社に指定されています。(台湾総督府編『台湾事情. 昭和18年版』台湾総督府官房情報課、1943年)ここにはち...
西本願寺広場(台北市万華区)―バラックから蘇った寺院「西本願寺」址
かつて、台北メトロ西門駅の南側には西本願寺という日本寺院(日本統治時代まで)がありました。大きな屋根が特徴だった本堂は戦後、1975年に火災で焼失しました。その後、敷地上にバラックが建てられましたが、近年になって排除され、西本願寺があったことを記念すべく、歴史公園「西本願寺広場」に生まれ変わっています。参道址▲「参道」説明板▲旧西本願寺参道石敷きの一部は西本願寺時代のものです。欠損している部分は整備時に復...
今回は基隆市中心部にある、旧基隆神社(基隆市忠烈祠)をめぐります。かねてより入口に建つ牌坊が気になり、実際に見てみたいと思っていました。基隆神社はもとを「基隆金刀比羅神社」といい、1912(明治45)年3月に創建されました。1915(大正4)年11月に修築が行われ、あわせて天照大神・大国魂命・大己貴命・少彦名命・北白川宮能久殿下(以上、台湾神社→台湾神宮の祭神)も合祀の対象になり、基隆神社に改称されました。また、例祭...
旧桃園神社(桃園市桃園区=旧桃園県桃園市)―台湾一美しい神社跡
2014年末に桃園県が直轄市に昇格して誕生した桃園県桃園区は、もとの桃園市です。桃園市の政治・経済・交通の要所であり、日本統治時代当時は小さな街でした。戦後の大幅な人口増加(在台中国人の植民も影響の一つ)を経て、今では台北のベッドタウンとして至る所に住宅地が建設され、郊外鉄道(桃園メトロ)の建設も進行中です。もっとも、現時点における桃園メトロの建設は空港線にとどまっており、桃園市側のターミナルは桃園区では...
旧苗栗神社(苗栗県苗栗市)―立派な石垣が印象的な西台湾の神社跡
今回お届けする旧苗栗神社は台湾北西部、苗栗県苗栗市にあります。現在では「中華民国」政権によって忠烈祠に改造されていますが、所々に日本統治時代の面影を見てとれます。それでは、境内の現況をご覧ください。神社は市街地南部、猫裏山にありました。一帯は猫裡山公園として整備されており、市民憩いの場になっています。すぐ横には台鉄縦貫線が通り、苗栗商業高校《中文:苗栗高級商業職業学校》が隣接しているので、同神社を...
台南の奥座敷として、日本統治時代から親しまれている関子嶺温泉。この地にはかつて小鎮守「関子嶺神社」がありました。温泉地の知名度とは対照的に、あまり知られていない神社跡です。金子展也氏(2011)は、同神社の詳細を以下のように示しました。建立年は1941年10月24日と、日本統治時代の終末期にあたります。天照大神を祭神としていました。社殿までの道のりは険しく、現在の好漢坡すなわち「三百石段石崎」を登りつめて、よ...
日本人に大好評の観光地・台北。今回はその中でも、市内西部にある迪化街をめぐっていきます。2018年末の台北は日本人旅行者でにぎわいを見せ、迪化街もやはり日本人が目立ちました。なお、この迪化街は日本統治時代の永楽町通(えいらくちょうどおり)とダブります。たしかに、現在では公式街路名の迪化街が慣用され、日本でも同名が受けいれられています。しかし、今回は日本統治時代の台北史をより知ってもらうため、極力「旧永...
私は基本ノープラン旅を勧めていません。どこに何があるかも分からない状態でノープラン旅を始めても、絶対に楽しめないでしょう。目次序 ノープランの短所&長所1 台湾・斗六をノープランで散策する2 ここで台湾の道路マメ知識3 雲中街の警察官舎街4 チョット一言5 雲中街から雲林路へ6 バーワンを食べるならココ!斗六第二市場7 総括ノープランの短所&長所その地の名物料理がどうだ、観光地の位置関係がどうだ。それを...
旧蘇澳金刀比羅社(宜蘭県蘇澳鎮)―台湾屈指の漁師町を見下ろす神社跡
今回お届けする旧蘇澳金刀比羅社は台湾北東部、蘇澳の小高い山の上にあります。かつて「臨海道路」と呼ばれた蘇花公路から参道が分かれ、砲台山の頂上まで続いていました。終戦から70年以上を経た現在でも、金刀比羅社の名残りが随所に残っています。今回はそんな砲台山を巡ってみようというのです。蘇澳金刀比羅社の参道は先述のように、蘇花公路から分岐していました。ところが戦後道路拡幅のために、参道の入口付近が大幅に削り...
鹿野村社(台東県鹿野郷)―日本統治時代の風格甦った東台湾移民村の神社
2015年の春、台湾南東部にある鹿野郷で神社が再建されました。再建された「鹿野村社」は当初、日本統治時代の内地人移民村「鹿野村」の鎮守として建立され、戦後は社殿の基礎のみ残存していました。しかし近年、基礎の修復にあわせて社殿も再建されることが決まり、2014年ごろから再建工事が行われてきました。そして2015年、もとの位置に鳥居・石灯籠・社殿が再建され、「鹿野村社」はおよそ70年ぶりに鹿野の台地に蘇りました。鹿...
台湾北部、台北市郊外にある観光地・北投温泉には多くの日本家屋が現存しています。この温泉地は日本統治時代に整備されて以来、台湾を代表する観光地として君臨してきました。今や温泉だけでなく、古い日本家屋も立派な観光資源となっています。今回ご紹介する「普済寺」も北投温泉を代表する観光資源の一つで、もとは日本仏教の寺院として建立されたものです。それでは早速中に入り、どのような寺院なのか見てみましょう。普済寺...
今回ご紹介する新竹市は台湾北西部にあります。現在では工業団地が立ち並ぶハイテク都市になっていますが、その歴史は古く、清統治時代にさかのぼることができます。そんな新竹の名物料理といえばビーフン、これは皆様ご存じではないでしょうか?今回はビーフンを食べるついでに、夜の新竹駅周辺を散策してみましょう。新竹駅前からは4つの通りが伸びています。そのうちの1つ、東門へと続く道を約150メートル進むと、新竹城の東門...
旧岡山神社=寿天宮(高雄市岡山区)―修復された赤鳥居がたつ南台湾の廟
今回お送りする「岡山神社」は台湾南部、高雄市岡山区にあります。岡山区一帯は元々、「阿公店」という地名で呼ばれていました。台湾の地名の多くが改称された1920(大正9)年、一帯が丘陵地帯(岡)であることから、現在の地名「岡山」(おかやま)へと改称されました。▲旧岡山神社入口を遠くから眺めて岡山神社の境内は現在、参道部分が岡山公園に、社殿部分が寿天宮に改装されています。日本統治時代から残る鳥居が目印です。▲旧岡山...
旧林内神社(雲林県林内郷)―神社参道の形態を残す西台湾の寺廟
今回お送りする林内神社は台湾西部、雲林県林内郷にあります。台湾では今もなお、日本統治時代に建立された鳥居が残存していますが、こちらにも鳥居が残されています。現在、社殿跡には済公廟と孔子廟が建っています。花蓮県の玉里社や新北市の汐止神社のように、台湾で建立された鳥居というのはその多くが神明タイプであり、明神タイプの鳥居は前者に比べると少数にとどまりました(とはいえ、建立された例は少なくない)。ゆえに、...
旧開山神社=延平郡王祠(台南市中西区)―日本・台湾ゆかりの鄭成功をまつる廟
今回お送りする延平郡王祠は台湾南西部、「台湾の京都」こと台南市にあります。こちらは清初に台湾を治めた鄭成功を祀るため、彼の死後に建立されました。日本統治時代には開山神社に改められ、廟建築を温存する形で神社へと生まれ変わりました。時の政府は日中ハーフの鄭成功をとり上げ祀ることにより、台湾と内地の繋がりをより強固なものにしようとしたのでしょう。同神社は台南州台南市開山町にあり、延平郡王・鄭成功を祭神と...
旧台南神社の狛犬・忠烈祠(台南市南区)―能久親王薨去地の遺物は今
今回は台湾南西部、台南市南区にある台南忠烈祠にやってきました。こちらは神社境内を転用したものではありませんが、旧台南神社から移設した狛犬が安置されていると知り、さっそく足を運んでみました。台南市忠烈祠は元々、旧台南神社の境内を利用して設置されていました。ところが1969年に現在地に移転され、旧台南神社敷地は体育館になってしまいました。この体育館も1991年に取り壊され、現在では公園兼地下駐車場になっていま...
【台東県鹿野郷】鹿野駅前をめぐる (鹿野駅~官舎~福徳宮~キリスト教会)
今回訪れた鹿野(しかの)郷は台湾東部、台東県内陸部にあります。花東縦谷の南端部にあり、卑南渓の西岸部には肥沃な平地が広がっています。そのため、日本統治時代には内地人による移民村が数カ所設置され、現在でも地名や日本家屋などに当時の名残を見ることができます。郷の東西には関山郡蕃地にルーツを持つ延平郷が「飛び地状」に広がっています。現在の鹿野郷における中心部は鹿野駅周辺にあり、一帯には官公庁等もあります。...
花蓮県瑞穂郷の中心部をぶらり散策(瑞穂駅~鉄馬駅站~力天宮など)
今回お送りする瑞穂(みずほ)郷は花蓮県南部にある小さな町です。日本統治時代には煙草栽培のため内地人移民村「瑞穂村」が設置されていました。また、郷内には紅葉温泉や、観光牧場の瑞穂牧場(みずほぼくじょう)があることでも知られています。瑞穂駅は自強号も停車する比較的大きな駅です。駅前には土産物店が軒を連ねており、大衆食堂もあります。旧省道9号線沿いには食堂やホテル、商店等があります。写真上、目の前に見え...