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「超マニアックな話(天文趣味人のための。笑)」物凄い勢いで断捨離を進めています。私のメインの趣味である天体観測も例外ではありません。もう今の私には扱えない過去…
宇宙の距離はどうやって測るの? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*宇宙の距離はどうやって測るの?日常生活では距離を測る時はkmという単位を使うと思います。地球上ではそれで問題がありませんが、宇宙の場合はその単位だと少し問題があります。宇宙は広大ですからkmという単位では小さすぎるのです。例えば、地球から1番近い恒星である太陽ですら1億4960万km離れています。そこで用いるのが光です。光は1秒間に30万km進みます。地球の1周が4万kmですから、光は1秒間で地球を7周半します。宇宙の距離を測る時は、その光が1年間に進む距離を「光年」という単位で表します。1光年をkmで表すと9兆4600億kmになります。地球から1番近い恒星はケンタウルス座のアルファ星で4.…
星占いの星座は何故あの十二星座なの? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*星占いの星座は何故あの十二星座なの?太陽は東から上り西に沈みますが、これは地球の自転によるものです。地球と太陽の関係性で見ると、地球が太陽の周りを1年かけて1周回っています。そのため地球から見た太陽の方向にある星座は季節と共に変わっていきます。それは太陽が星座の間を移動しているように見えるため、その太陽の通り道を「黄道」と言います。星占いの星座はその太陽の通り道にある星座であり、黄道十二星座と呼ばれています。星占いの誕生星座は生まれた時に太陽が位置していた星座なのです。黄道十二星座の概念は紀元前400年頃の初期のメソポタミア文明に起源を持ちます。星の位置の計算を必要とする占星術は、天文学を発…
皆さま 日本の伝統霊性を考える上で陰陽道の存在は重要な位置を占めていました。神道や仏教にも陰陽道の影響を見て取ることもできます。 しかし、その実態はどうだった…
2024年2月の星空の見どころは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*2月の星空の見どころは?冬の星座には多くの一等星があり、星空の見どころが沢山あります。空気も澄んでいるので、防寒対策をして冬の星空を楽しみましょう。 ■星空カレンダー2/3 節分 立春の前日が有名ですが、実は年に4回あります。2/4 立春 暦の上では春が始まります。2/5 アンタレス食 昼11時頃ですがさそり座の一等星アンタレスが月に隠されます2/19 雨水 24節気では降る雪が雨に変わり雪解けが始まる時期です ■惑星はいつどの方角に見える水星:日の出前の南東の空。12日に西方最大離角となり見つけやすくなります。金星:日の出前の南東の空に見えます。火星:見かけの位置が太陽に近く見えません。木…
超絶マニアック天体観測機器:宮内光学Bs-60iA対空双眼鏡
超絶マニアック天体観測機器:宮内光学Bs-60iA対空双眼鏡物凄い勢いで断捨離を進めてます。天文マニアにとってはかなりの名機が出て来ました。宮内光学Bs-60…
節分は2月だけではないことを知っていますか? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*節分は2月だけではないことを知っていますか?節分というと、時期は2月初旬で豆まきや恵方巻きをイメージする方が多いと思いますが、実は節分は年に4回あります。太陽太陰暦の24節気では、節分は各季節の始まりの前日を指します。文字通り季節を分ける、という意味です。つまり、立春、立夏、立秋、立冬の各季節の前に節分があるのです。以前、コンビニ各社や食品メーカーが夏の節分として8月に恵方巻きを売り出した時もありましたが、残念ながら上手くはいきませんでした。4つの節分の中でも2月の節分は旧暦で新しい年に切り替わる時なので、特に大切であると考えらているようです。*Is Setsubun really only…
季節によって見える星座が違うのは何故? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*季節によって見える星座が違うのは何故?夏の星座と言えば、はくちょう座やこと座、わし座。そしてそれぞれの一等星を結んだ夏の大三角。冬であればオリオン座など、季節によって見える星座は異なります。これは天の星々が動いている訳ではなく、地球が365.2564日かけて太陽のまわりを回っているからです。これを公転と言います。ちなみに閏年は公転周期の小数点以下の端数を調整するために設けられています。地球では太陽の光が当たらない方が夜となり、夜側で星が見えています。そして、昼側にある星座は太陽の光で空が明るいため見ることができません。イメージとしてはメリーゴーランドに乗って外の景色を見ているのに似ているかも…
「なんかカッコいい」・当時世界最大の天体望遠鏡を使う・系外銀河の赤方偏移を発見・膨張宇宙の発見・その後、名を冠した宇宙望遠鏡も大活躍・パイプを吸ってる
星の色は何故違うの? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*星の色は何故違うの?夜空を見上げてみると、青白い星やオレンジ色など様々な色の星があります。星の色は何故違うのでしょうか。それは、星の表面温度が違うからです。青い星が一番温度が高く、白→黄→オレンジ→赤の順序で温度が低くなります。乙女座の一等星スピカは青白く輝いており、表面温度は約12,000度あります。一方、さそり座のアンタレスは赤色をしており、表面温度は3,800度しかありません。日常生活の中でも炎の色は青い方が高温で、オレンジ色の方が低温なのと同じ原理です。尚、一般的には温度の高い星ほど明るく、温度が低い星ほど暗くなります。よって、もし星を同じ距離に並べたら青い星が一番明るく見えます。た…
太陽の約100億倍明るい宇宙の謎の青い閃光、正体に迫る新発見リンク:NATIONAL GEOGRAPHIC 2022年9月に観測された、太陽の約100億倍もの明るさを放つ宇宙の閃光は、天文学の分野での新たな発見であり、その神秘は我々の好奇心
星の明るさが違うのは何故? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*星の明るさが違うのは何故?夜空を見上げると明るい星から暗い星まで様々な星が見えます。星の明るさは「星が発する光の量」と「地球からの距離」で変わります。夜空で輝く星は月や惑星を除くと太陽のように自ら光を発している星(恒星)ばかりです。太陽は地球からの距離が近いので、太陽が出ている時は他の星々は見えませんが、宇宙には太陽よりも強い光を放つ星は沢山あります。全天で最も明るい星であるおおいぬ座のシリウスは直径が太陽の2.1倍、オリオン座のベテルギウスは太陽の400倍以上もあると言われています。星の明るさは等級で表し、数字が大きくなるほど暗くなります。最も明るいシリウスは-1.4等級、太陽は-26等級…
星座は全部でいくつあるの? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*星座は全部でいくつあるの?あなたはいくつ星座の名前を言えますか?今、星座は世界共通で88星座あります。古くは2世紀頃、ギリシャのプトレマイオスがそれまで伝わっていた星座を48星座に整理しました。これは今の私達の星座と殆ど同じものです。「プトレマイオスの48星座」は1500年程使われてきましたが、16世紀になると望遠鏡が発明され、暗い星も観測できるようになりました。大航海時代とも重なり、南半球にも行くようになると、天文学者たちが競うように新たな星座を作ってしまい、星座の数も100を超えるようになってしまいました。そこで、1928年に国際天文学連合で全天の星座を88星座に定めたのです。今の形にな…
2024年1月の星空の見どころは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
新たな一年が始まります。視線を上げると運気も上昇すると言われていますので、新年の晴れやかな気持ちで夜空を見上げて見ましょう。 ■星空カレンダー1/1の初日の出は東京で6:50です。富士山山頂では6:42です。富士山は標高が高く地平線が下がるため、若干早く太陽が観測できます。1/4 しぶんぎ座流星群が極大となります。1時間に10個程度の星が流れますが、月も下弦なのであまり条件は良くありません。1/6は小寒です。24節気の一つで一年で最も寒い季節の始まりを表し、1/20には大寒を迎えます。 ■惑星はいつどの方角に見える水星:日の出前の南東の空。12日に西方最大離角となり見つけやすくなります。金星:…
「天の川銀河のような銀河を伴う別の宇宙論的壁を見つけるには、天の川銀河から5億光年の旅をして、数多くの銀河を通り過ぎなければならないかもしれません」。
クリスマスは何故12月25日なの?キリストの誕生日ではないって本当? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*クリスマスは何故12月25日なの?クリスマスとはイエス・キリストの降誕祭のことです。イエス・キリストの誕生日は聖書に記述がないので、クリスマスは正確にはイエスの誕生日ではなく、降誕したことをお祝いする日となります。では、何故12月25日になったのでしょうか。それはキリスト教が古代ローマの宗教の風習を吸収したためです。古代ローマではミトラ教という宗教が信仰されていました。ミトラ教は太陽崇拝の宗教で、冬至を大々的に祝う習慣がありました。冬至は一年で一番昼間が短い日であるため、この日を境にまた太陽が強くなっていく=太陽神ミトラスが生まれ変わるとされたのです。異教徒との対立や摩擦を避け、異教徒にキリ…
冬至は何故毎年日付が変わるの? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*冬至は何故毎年日付が変わるの?冬至とは太陰太陽暦の二十四節気の一つで、北半球では日の出から日の入りまでの時間が最も短い日のことです。昼夜が長さが変わるのは地球の地軸(回転軸)が傾いているからです。地球は23.4度右に傾いて、太陽の周りを反時計回りで公転しています。これにより四季が生まれ、昼夜の長さも変わります。その中で太陽が特定の場所(太陽黄径270度)に達した日照時間が最も短い日が冬至となりますが、地球は正確には365.24日で公転をしていますので、暦上の一年との差により毎年日付が変わるのです。 *Why does the Winter Solstice change its date e…
ふたご座流星群の正体とは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*ふたご座流星群の正体とは?流星群とは彗星の通りに漂うチリが地球に衝突して大気圏に突入する時に光る現象です。ふたご座流星群はかつて彗星であった小惑星ファエトンと地球の公転軌道が交差する時に見られます。流星群は放射点がある星座の名前から名付けられ、ふたご座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並んで、三大流星群と呼ばれます。星空の見やすさは大気の透明度にも関係しています。冬の大気が澄んだ季節であり、毎年堅実な活動が見られることから、ふたご座流星群は見られる流星の数が一番多いと言われ、1時間に20個から30個出現しています。今年は12月14日夜から15日の明け方にかけて流星群…
流星群は何故決まった時期に見えるの? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*流星群は何故決まった時期に見えるの?流星は流れ星とも言います。その正体は宇宙空間にある直径1ミリから数センチのチリです。流星はチリが地球に飛び込んで来る時に大気圏に衝突し、高音になって気化する時に光を放つ現象です。中には燃え尽きずに地面まで落下して来る場合があり、それらは隕石と呼ばれます。星座を形作る星々が実際に落ちてきているわけではありません。これらのチリは彗星が通った跡の宇宙空間にも多く漂っています。彗星は太陽の周りを公転しているので、地球と彗星の軌道が交わる時、まとまって流星が見られることになります。これが流星群です。彗星と地球の軌道が交わる時期は決まっていて、地球にチリが突入してくる…
2023今年最後の満月"コールドコール(寒月)"と12月最終週の夜空を見よう!
フリーランスのホテル宴会(婚礼含む)&映像ディレクター"みっきー"が、テレビ、映画、CM、ディズニー、音楽などエンターテインメント全般の感想を綴ります。愛するが故に、記事により毒を吐きますがご勘弁を。
2023年12月の星空の見どころは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*12月の星空の見どころは?冬は星空が美しく見える季節です。寒いですが防寒対策をしっかりして、澄んだ夜空を見上げてみませんか。 ■星空カレンダー12/4は水星が東方最大離角となり、太陽から最も離れて見えます。夕方西の低空を見て見ましょう。12/5~12/20はふたご座流星群が活動します。ふたご座流星群は三大流星群の一つで、極大となる14日~15日未明は月明かりもなく好条件です。22時頃から東の空を眺めてみましょう。真夜中には天頂から四方八方に流れ星が見えるかもしれません。暗い夜空では1時間に最大40個程度見られます。12/23は冬至で一年で昼が一番短い日です。ゆっくりとゆず湯につかってリラック…
Yahoo!知恵袋(物理)を見ていて、どうして光速度は一定なのかという事に疑問が持つ人が多い事が分かりましたが、本日は天気が悪くて外にでかけてデジカメで撮影する事も出来ないので、大昔から私が考えた事を記してお茶を濁したいと思います。光速度は宇宙全域で一定だと考えられていますが、もしそうだとしたら、宇宙全域に何か一つだけ共通するパラメーターがあり、そのパラメーターが現在測定されている光速度と一致していると考...
世界最古の星座とは? ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*世界最古の星座とは?星座はいつ出来たのでしょうか?その起源はとても古く、古代メソポタミアで生まれました。時代は紀元前3000年前ですので、今から5000年も前のことです。バビロン近郊で発掘された粘土板集にさそり座やペガスス座などのことが書かれており、これが証拠として存在する最古の記録です。しかし、これ以外にも様々な文明の神話に星座の話は出できます。太古の時代、今のように光害もありませんから、夜空の星はよく見えたことでしょう。夜空を見上げ、その星々を繋げて話を創造する。私もそうですが、宇宙が好きな人は子供の頃、勝手に星を繋げて独自の星座を作っていたのではないでしょうか。そういう点では昔から人の…
宇宙と星空への想い ~ MBA天文家Ray(星のソムリエ)の1分間天文教室
*宇宙と星空への想い私の幼い頃の夢は「宇宙飛行士」か「天文学者」で、宇宙や星座の本を夢中で読んでいました。小学生の時には天体望遠鏡を買ってもらい、両親と初めて土星の輪を見た時は感動しました。大人になると日々が忙しく、夜空を見ることは少なくなりましたが、それでも今度は自分のお金で昔よりも少し良い望遠鏡を買いました。そして、次は私が親の立場になって子供達と一緒に月を見た時は、子供時代を思い出して本当にワクワクしました。そして、今、第二の人生を考え始める年代になり、幼い頃の夢を叶えるべく、星のソムリエ®星空準案内人の資格を取得しました。ブログでアウトプットすることを通じて自身をレベルアップさせ、正案…
NGC2438の位置や星図と天体写真や撮影データ。季節は冬で「とも座」の惑星状星雲。位置は散開星団M46の中(中心からやや北寄り)にあり「赤経07h41m50.8s/赤緯-14゚44'09"」。適正焦点距離は単体で6000~23000㎜位。M46とセットでは1000~1500mm位。M47も含めると300~800mm位
竜座(りゅう座)の天体の位置や一眼カメラで撮影した写真星図や星野・星景・星空写真に撮影データ。季節は夏でメシエはなし。惑星状星雲のNGC6543(キャッツアイ星雲)が有名。大型で魅力的な銀河が多数あっておすすめ。カメラレンズで撮影した星座の天体写真を随時更新中。
甲斐小泉駅から小海線に揺られること25分。 ホテルの送迎バスの手配ミスというハプニングはあったものの、無事野辺山駅に到着しました。
赤道儀で天体を追尾すると星が流れる時の対処方法(ギア調整編)
赤道儀で追尾しているのに星が流れて天体写真が撮れないって機材トラブル。星が流れる原因は色々ありますが今回は何をやってもダメでした。でもウォームギアの調整もやったら1200㎜で1分星が止まるように復活!今回はギアの調整について。
ギリシア語のwikiから引用しないの? 理系の先生と飲み会 その3
理科読の講師の先生との飲み会で楽しかったこと記事。第3弾。その1、その2の記事は下の☆リンク☆から。その1 ☆ 網膜に焼き付ける 理系の先生と飲み会 その1 ☆その2 ☆ 「オレ、今ケンタウルス」 理系の先生と飲み会 その2 ☆天文学がご専門で、プラネタリウムの解説員も務めていらっしゃる先生。子どもたちに、独自の星空解説を作らせる講座の講師もつとめていらっしゃるそう。その中で出てきたのが、「子どもたちが...
理科読の講師に来てくれた講師の先生との飲み会の話の続き。前回の様子はこちから。☆☆「網膜に焼き付ける 理系の先生と飲み会 その1」☆天文学がご専門の先生は天文関係のサブカルチャーにも詳しく、「ラノベやSF的に、地球からどのくらい離れたら星座の形が変わりますか?」というsaccoのアホ丸出しの質問に、「ケンタウルス座のαの星は、地球から4光年とちょっとしか離れていないので、そこまで行けば、ケンタウルス座が成立...
理科読の講師の先生が講座の前日に来てくれたので、夜は飲み会。面白かった話をいくつか…リアル「網膜に焼きつける」日食。とある天文学が専門の先生は、日食が楽しみ過ぎて、事前に準備をしっかりしてから、日食をまばたき1回分だけ網膜に焼きつけることに成功したそうです。うっとりしながら、「今、私の網膜には日食が焼き付いている」と、2週間ほど言っていたそうです。それって、単純に日光網膜症という眼球がやけど状態にな...
キコさん大笑いで登場の学会に旅費がない学者は来られず。ベネチア郊外ホテルとアッシジへ道中。
A宮家でなぜか一人だけ新型コロナ陽性となったキコさん。 ”上皇ご夫妻からお預かりした”長男と、西洋人形(比喩ではなくガチの人形)時代もあった夫を、ズル受賞でズ…
日曜日の夜は、お気にいりの 海辺のカフェで 素敵なイベントに参加してきました。 まずはこの不思議な写真をみてください。 Moon Light Dagik カフェでゆるーくお月見ショー 窓の外には真っ赤な
プラネタリウムへ:南十字星に魅せられて(プラネタリアYOKOHAMA)
「プラネタリウムへ:南十字星に魅せられて(プラネタリアYOKOHAMA)」物凄く久しぶりにプラネタリウムに行った。しかもこの3月に出来たばかりの新しいプラネタ…
野に、君がため、2月16日誕生花フキノトウ蕗の薹如月十六日、蕗薹―genius足もと光る、ほら夜が明ける。見はるかす漆黒が青くなる、登山靴の足もと銀色またたく。こんな頂まで来てしまった、厳冬の朝風つい笑った。「なあ?俺たち星を見たかったダケよな、」「うん、そうだよ?」ほら君の声が笑う。漆黒しずむ雪嶺は横顔が見えない、けれど瞳ふたつ明るむ。きっと大きな目元ほころんで柔らかい、それが見えるほど同じ時を歩いたから。「こういう星を見たいから、啓太も僕も大学に入ってここに来たよ。でしょ?」低めのテノール朗らかに響く、暁闇の風なびいて明るむ。この声もっと高かった、けれど、言ってること同じだ?「おう、あれから13年だな、」応えて懐かしい、幼い夜と星の約束。ただ星を見たかった、そのために受験も越えて、時を生きて今ここにい...如月十六日、蕗薹―genius
2023年1月22日(日) 今日は旧暦の正月、つまり中国では春節のお祝いの日である。秋学期後半の怒涛の繁忙期もひとまず終了し、久々に連休で一息ついているところだ。 昨年11月に中間業績審査について書いた頃からしばらく日記が途絶えてしまったが、それには訳がある。学期中でただでも忙...
ZTF彗星、順調に増光。2023年1~2月の彗星軌道と見える方角・位置
先月もお伝えしたZTF彗星ですが、 2023年1月15日現在、順調に地球に近づいてきており、明るさも当初の予想通り、明るくなってきているようです。 こちらの記事(COBS様のサイト...
胎児星雲/ソール星雲(IC1848/Sh2-199)の位置や星図と天体写真や撮影データ。秋の星座カシオペア座の散光星雲。位置はε星セギンから南東に7゚32′「赤経02h53m09.1s/赤緯+60゚27’57″」。適正焦点距離は200~700mm。IC1805(ハート星雲)とセットで撮影する場合は200mm位がおすすめ
2022年11月16日(水) 学期末が近づいてくるにしたがって「余暇の時間」が少なくなっていく。まぁ、これは毎度のことなのである程度は仕方がない。秋学期のスケジュールの大まかな流れとしては、前半は講義の準備、中盤頃から期末試験の準備を始め、最後は講義の成績付けとグラントプロポーザ...
貴重書展が近大のアカデミックシアターで開催されました。個人的に目を引いたのは江戸時代の天文学の書籍。また、明るく緑あふれる空間の中、本の迷路のような新しい図書館はインテリアデザインとしても見ごたえがあります。
【日記】春学期の講義担当意向調査、NAOCの実習科目サポートは素晴らしい
2022年11月9日(水) ようやく秋学期も6割ほど終了し、いよいよこれから年末に向けてさらに忙しくなっていくという時期なのだけれど、そうこうしているうちに、今度は春学期の講義担当意向調査が始まった。秋学期の後半は一年の中で最も忙しい時期で、まだ、正直なところ春学期の講義につい...
2022年11月6日(日) 「雨课堂」という講義サポートシステムを使った講義の準備をしているという話を 10月27日の日記 に書いたけれど、実際に使ってみたところ、学生の評判が良いのでその後も使い続けている。この講義サポートシステムには様々な機能が備わっているのだけれど、教室で...
2022年11月5日(土) 先日の日記に書いた「業績中間審査」に向けた準備のため、ここ数日間大忙しだった。審査に向けた準備が入るからと行って、講義等の日常業務がお休みになる訳でもないので、なかなか大変である。まずは、早めに〆切が設定されていた「業績調査書」をまとめて提出した。 ...
NGC2174(モンキー星雲)の位置や星図と天体写真や撮影データ。別名「モンキーフェイス星雲」や「モンキーヘッド星雲」。季節は冬でオリオン座の散光星雲。位置はオリオン座とふたご座の境界線付近で「赤経06h09m42.0s/赤緯+20゚30’00″」視直径は「40’×30’」。適正焦点距離は200~2000㎜位がおすすめ
2022年10月31日(月) 出勤後、とりあえず何はさておき、まずは「中間審査」の手順の確認に取り掛かった。最初に手続全体の流れを確認するために、秘書さんにオフィスに来てもらって中国語で書かれた手順書を見ながら内容の確認を行った。やはり、幾つか誤解していた箇所があった。 最近、...