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#恋愛小説
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はじまりは卒業式で
卒業式の日に、主人公の「私」は、かつて告白して振られた彼から声をかけられる。一年半前、放課後の渡り廊下で告白したものの、「ごめん」の一言で終わってしまった恋。卒業式という特別な日に、二人きりの教室で、あの日の告白と、彼の言葉の真意が語られる。終わったはずの恋が、再び動き出す予感を感じさせる物語。
2025/04/09 15:53
恋愛小説
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リーダーで読む
君は7月の雨だった Rain-in-july
雨が降ると、彼女は外に出てきた。 それも決まって、傘を差さずに。 濡れるのが好きなのか、それとも――。 「傘差さないんですか?」 ぽつぽつと降る小雨の中、そう言っても、彼女は返事をしない。ただ、微笑んで頷くだけ。 それが、最初の“会話”だった。
千石で女子会着物ランチ
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、一昨年から着付けを習い着物ブームです。従妹(いとこ)のK子ちゃんも着付けを習っていたとのこと、…
2025/04/09 08:24
デビュー作の発売日・タイトル・刊行レーベルが決定しました!
当ブログの管理人・姉崎あきかの小説家デビュー作『夏空と永遠の先で、君と恋の続きを』が2025年4月25日金曜日、メディアワークス文庫(KADOKAWA)より発売になります。
2025/04/08 14:47
【残069話】影はいつでもすぐそこに(3)
✚残069話 影はいつでもすぐそこに(3)✚ そして慌てて彼から目を逸そらす。 激しく動く心臓が身体を突き破りそうだった。 しかし当のロイズハルトは何がおかしいんだと言わんばかりの表情できょとんとしている。 「何って……着替えてんだよ
2025/04/08 08:25
🍀コイウタ41🍀スパイダー・ラブ
ꕤ୭* short story ꕤ୭*『禁断症状』が終わり、会場の熱気が渦巻く中、『スパイダー・ラブ』のイントロがけたたましく鳴り響く。モニターのおる子は、獲物を射抜くような鋭い視線をこちらに向けている。絡みつく視線はスパイダーウェブギリア・ロンダート…!奴の動きは、まるで獲物を誘い込む蜘蛛のようだ。俺をこの空域に釘付けにし、その隙におる子を…!レーダーに映るギリアの機影は、挑発的な軌跡を描きながら、俺の周囲を旋回し...
2025/04/07 21:13
近所の桜景色&ランチ
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、新宿高島屋のデパ地下で春らしい綺麗な寿司折をゲット、実家で母とランチでした。デザートはデパ地下…
2025/04/07 09:40
キャベツのパスタが旨過ぎた?!
~ 追憶 ラナ ~ 目を覚ますと歪んだ天井が見えた。 頭が割れるように痛い。 突然の吐き気に襲われた私が側臥位の体勢を取ると、 目の前にスッとゴミ箱が差し出された。 「ここに吐け。遠慮はしなくて良いぞ」 由子さんの声だった。 ひとしきり吐いた後、 由子さんに言われて、ぬるめのお湯を少し飲み、 また仰向けになった。 柔らかい布団が頬や首に触れる感触が、とても気持ちよく、 思わず 「はぁ……」 と、 短い溜息が出た。 「何も気にせずに寝てて良いぞ。 わたしは隣の部屋に居るから、用が在ったらこれを鳴らせ」 そう言って、 わたしの枕元にアンティークの真鍮製ベルを置く由子さん。 「もし、わたしが出かける…
2025/04/06 09:07
おやくそく(6)
【隣りに住む2人のイチャラブを観察だ】 こじらせ幼馴染どうしの、日常系甘々BL小説です。
2025/04/05 10:45
六本木で桜と京都薪能
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、一昨年から着付けを習い着物ブームです。着物が着られそうなイベントを探し、サクっと着物を着て出か…
2025/04/05 08:54
恋するしょぼリーマン【第1話(序章)】
私は凡田新人(ぼんだ にいと)。平凡な独身サラリーマンだ。実年齢よりおっさんに見られがちだが、この若い頃からの白髪のせいだろうか。そんなの、白髪なだけに知らんがな!・・・って言ってる時点でおっさんだった。それよりも最近、会社がちょっと楽しい。可愛い新入社員・エリーが入ってきたからだ。ああ私は恋をしている!●突然愛を叫ぶ●いきなり愛を歌う...
2025/04/04 23:09
結局跳ねるがままだった夜?!
~ 追憶 武仲 ~ 俺を見下ろすサリを見上げて居た。 ここ最近、 サリと二人きりになったときは、 一緒にササッと掃除を済ませ、 こんな感じになって居るのがあたりまえだった。 相変わらずの大義名分探しや 言い訳からの芝居ごっこ……、 それに加え今回から、 うっかり、というのがラインナップに加わった。 大義名分でも在り言い訳でも在るのだけれど、 この、うっかりというのは、 中々にしてエスプリの効いた芝居で、 俺は一発で気に入ってしまった。 サリは学校に行って居ないのにとても賢い。 しょっちゅうそう思わせられることが在る。 勿体ないな、 とも思うけど、 もしかしたら 学校に行って居ないからこその賢さ…
2025/04/04 07:46
🍀コイウタ40🍀禁断症状
ꕤ୭* short story ꕤ୭*戦闘機のモニター越しに映し出される、ピンクのナース服風の衣装を身にまとったおる子。その姿は、任務中であることを忘れさせるほどに、俺の心を奪っていく。あなたの全て私のモノねぇ、聞こえる?この胸の鼓動彼女の歌声は、直接俺に語りかけてくるように響く。ステージには、医療器具をモチーフにした光が、彼女の動きに合わせてきらめく。聞こえるよ、おる子。君の鼓動も、歌声も。任務中だって分かってる...
2025/04/03 22:56
【夜想曲33話】すみません、賢者さんちはどこですか
Dream33.すみません、賢者さんちはどこですか 翌朝早く、私達はいつもよりも手早く出立しゅったつの準備を整えた。 ミルさんはリュイが私達に付いて再び旅立つのを快こころよく了承し、送り出すために、まだ夜も暗いうちから起き出して、馬が潰れ
2025/04/03 21:15
桜の季節に贈る新刊小説
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 桜の季節に新刊小説『めぐり逢い』を電子書籍と単行本で出版しました。好きになってはいけなかった・・。許されない、運命に導び…
2025/04/03 08:43
liar
※お誕生日企画が遅々として進まず、日替わりの『ひとり言』にも飽きてきたので1日遅れのエイプリル・フールです 『l…
2025/04/02 21:42
もうがまんできないからじらさないで
~ 追憶 ラナ ~ 左の耳がキーンとなって……、 音の出た場所が……、熱い……。 「お前、僕の話聞いて無かったのか? くちごたえするなって言ったよな?」 昨日に続いて、今日も滅茶苦茶ついて居る。 数時間前に私が思ったことが、 間違いだったということに、今気付いた。 「吞め」 私が頬に手を当てて下を向き、 黙って居ると、 私の視界に影が入る。 「ごめんごめん、ラナちゃんは甘えんぼさんだねぇ」 神さまはそう言ってグラスのウイスキーを煽り、 すぐわたしにキスしてきた。 突然わたしの口内に流れ込んできたウイスキーの、 アルコール度数の高さに思わずむせ込んだところで、 また殴られた。 「お前、いいかげん…
2025/04/02 06:58
新宿御苑の満開の桜!
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住むネコちゃん、桜が満開とのことで再び近所の新宿御苑で桜撮影。桜の時期の週末は予約制、お天気だった日曜日は花見客で…
2025/04/01 09:30
パウンドケーキに思い切り染み込ますヤツ?
~ 追憶 ラナ ~ トイレから出ると神さまが待って居て、すぐに私の手を取り、 「それじゃ、行こうか」 と、 店の扉を押した。 入るときに聞いたベルの音は、 何だかレトロで可愛いな……。 だったのに、 出るときに聞いたベルの音は、 耳障り以外の何ものでもなく、 神さまの声と同じくらいの 不快さだった。 ダメだダメだ、 と、 自分を諫める。 こういうときは心を切り離し、 頭だけで、全てのことを考えなければならない。 「ラナちゃん、今夜は僕の家に行こうか」 もう、ご飯を食べてしまった後だったので 言いづらいのだけれど……、 こればかりはどうにもならない……。 「あの……、 ごめんなさい……。 実はさ…
2025/03/31 07:43
🍀コイウタ39🍀蜜月のパピヨン 🦋~百花繚乱~
ꕤ୭* song ꕤ୭*Ah〜……罪な私、蜜月のパピヨン禁断の蜜の味、知りたい?薔薇(バラ)の囁き、甘い罠「愛」を乞うアマリリス「欲望」のダリア、隠し味ねぇ、私だけのパピヨンその羽根で、どこへ飛ぶの?星屑のドレス纏い誘惑のステップ刻む月の光、スポットライトさぁ、踊りましょう?「永遠の愛」誓うカトレアでもね、気まぐれなの「あなたを想う」かすみ草それも、嘘じゃないけど今夜は、別の蜜を頂くわ罪な私、蜜月のパピヨン「純粋な...
2025/03/30 11:02
靖国神社と教皇選挙映画
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、1月に大倉集古館で雅楽を聴きました。その際に春の靖国神社雅楽奉納のご案内パンフをいただいたので…
2025/03/30 09:49
酒粕酵母と活性濁り酒の美味し過ぎる夜☆
~ 追憶 ラナ ~ パスタが出来るまでの間、 神さまの話を聞いて居るふりをしながら、 てきとうに相づちを打って居た。 このときのわたしの頭の中は、 あのひとと過ごした昨夜のことでいっぱいだった……。 「ねえ、聞いてる?」 「え?あ…、 ごめんなさい……、なんだかぼーっとしちゃってて……」 「……」 「……こんなに早く、 また呼んでもらえるだなんて思って居なかったから……、 嬉しくて……」 少し不機嫌そうに見えた神さまの表情が、 すぐまた元に戻り、 わたしの髪の上から耳、頬にかけて、二回撫でてきた……。 そのときだった。 この神さまと初めて会ってイケメンだと思ったあの夜から、 まだ数日しか経って…
2025/03/29 08:17
着物でエミールガレ展
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、女子友と着物で美術館へ。母から譲られた薄紫色の総柄小紋に古典的柄の西陣織名古屋帯でアートな(?…
2025/03/28 08:16
超簡単なのに美味しい炊き込みご飯レシピ☆
~ 追憶 ラナ ~ わたしは、早く一人で生きて行かれるようにならなければならない。 その為には、 お金が必要だ……。 昨夜の幸せな気分から、 わたしの心が一気にブルーになったところでケータイが震えた。 メールを読んだわたしは思わず、 「オーケー」 と、 あのひとがよく使って居る言葉を真似て居た。 あのひとと使い時が違うということは、 ちゃんと理解して居たのだけれど、 それでもあのひとのよく使って居る言葉を真似ることによって、 あのひとを近くに感じることが出来る。 これはわたしにとって、とても幸せなことだ。 数日前に初めて降臨した神さまが、 早くもリピートしてくれるのだという。 しかもこの神さま…
2025/03/27 07:26
🍀コイウタ38🍀アポリア・シンドローム~Aporia Syndrome~
ꕤ୭* short story ꕤ୭* 会場を揺るがす轟音と閃光。 ステージに立つのは、人気アイドル「おる子」。 彼女の歌声は、人の精神に直接作用する特殊な力を持つことで知られている。 今宵、彼女の最新ライブの幕が開けた。 一曲目に選ばれたのは、ロック調の激しいナンバー『アポリア・シンドローム』。 ねえ、気づいてる? この世界の綻びに歌詞の一言一句が、観客の心を震わせる。その歌声は、まる...
2025/03/26 23:43
新宿御苑の桜景色!
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、近所の新宿御苑が庭(!)です(笑)。先週末、桜の開花状況をチェックに(?)御苑を通って新宿へ行…
2025/03/26 10:32
共感してくれるひと居るかな?
~ 追憶 ラナ ~ 昨日に続いて、今日も滅茶苦茶ついて居る。 神さまからのメールが届いたときには、そう思って居た。 昨夜はあのひとに遊んでもらえた上に、 美味し過ぎるお料理までつくってもらえた。 あのときみんなが手を上げたので、 私も反射的に手をあげてしまったのだけど、 手をあげてしまったすぐそのあとで、 自分の胃に、 最早別腹が存在できない程のキャパシティーオーヴァ―で 食べ物が詰まって居るということに気が付いた……。 だけど折角あのひとが……、 折角あのひとが、私の為に アイスを取りに行ってくれると言って居るのだ……。 今更断れる訳が無い。 私は……、覚悟を決めざるを得なかった……。 けれ…
2025/03/25 07:47
cherry blossom
※このタイトル、消しちゃったけど前にもやりましたね 『cherry blossom』「明日の朝、早起きできるか?」春休みも…
2025/03/24 23:20
着物で同窓会&バレエ
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、一昨年から着付けを習い着物ブームです。お茶会用に誂えた青磁色のクラシックな「鏡裏草花文」付下げ…
2025/03/24 10:29
【残068話】影はいつでもすぐそこに(2)
✚残068話 影はいつでもすぐそこに(2)✚ 「くくっ、エル。そんな反応されたらこっちがびっくりするだろう?」 色白く細身の身体を揺らしながら、ロイズハルトはそう言うとエルフェリスの方に歩を進め、背後からぬっと覗き込んできた。 突然視界
2025/03/24 08:30
優しくしてあげるだけでいい?!
~ 追憶 武仲 ~ 俺は......、 「はい……」 と、 答えた。 未だ手を付けて居なかったはずのソーセージが……、 何故か半分になって居た……。 顔を上げると理科の先生が、 何故か明らかに自分のくちのサイズの キャパシティを超えて居ると思しきものを頬張り、 一生懸命に咀嚼して居るところだった……。 パスタを食べ終わったあと、由子さんが、 「わたしアイス食べるけど他に食べたいひとー」 と言って手をあげたので、俺も手をあげた。 他のみんなもそれに続いた。 由子さんが立ち上がろうとしたら、 「取ってくるよ?」 と、 あいつ。 あいつが立ち上がろうとしたとき 理科の先生が何か耳打ちし、 あいつは軽…
2025/03/23 07:40
🍀コイウタ37🍀泡沫のユートピア~シャボン玉みたいに消えたとしても~
ꕤ୭* short story ꕤ୭*「高度を下げます。間もなく空母アマテラスは、補給のため廃墟都市へ着陸します。」艦橋に響く、無機質なアナウンス。おる子は、窓の外に広がる荒涼とした光景を、息を呑んで見つめていた。かつては人々の営みで賑わっていたであろう街は、今や黒ずんだ瓦礫の山と化し、風に舞う砂塵が、その残骸を容赦なく覆い隠していた。「……」おる子は、その光景に胸を締め付けられるような痛みを覚え、思わず歌詞を口ずさ...
2025/03/23 05:57
六本木のカフェと花
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、六本木ミッドタウンのヘアサロンに出かけました。 アポより早めに到着、裏の公園に向かったら…
2025/03/22 08:37
これが激旨ピロシキッツァだ!!
~ 追憶 武仲 ~ 由子さんは一度そういう気分になったら、 どうしても、 たとえそれが来客中で在ったとしても、 そうしなければ気の済まない性格なのだ……。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 由子さんとテーブルに着いたとき、 幸いにもまだ料理は出来て居なかったのだけれど、 理科の先生の、 「もういいよー、つくってー」 というあいつへの声かけで、 みんなに気を使わせてしまって居たことを知った。 折角気付かないふりをしてくれて居るのに、 ここで俺が謝ったら台無しになると思い、 心の中で礼を言い、 由子さんと一緒に、黙って座った。 理科の先生が、また台所へ向かって声をかける。 「武仲くんのピーマンは、私…
2025/03/21 07:27
コンスタン『アドルフ』を読んだ感想
皆様こんにちは、霜柱です。 コンスタンの『アドルフ』(大塚幸男・訳、岩波文庫)を読みました。 今回はこの本の感想を書いて
2025/03/20 21:42
着物で懇親会&雪!
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、一昨年から着付けを習い着物ブーム、先日「着物でお出かけ」150回を達成しました!丸の内での会合…
2025/03/20 09:13
🍀コイウタ36🍀ロジカル・マジカル・ラブ~恋の法則は予測不可能~
ꕤ୭* short story ꕤ୭*カフェの隅の席で、おる子は日記を読み返していた。ページをめくるたび、あの日、軍の広報イベントで新型戦闘機のデモンストレーションを見た日のことが鮮明に蘇る。眩い光を放ちながら空を舞う戦闘機。そのパイロットが、今、おる子の恋人だ。おる子はアイドルとして活動する傍ら、その歌声に特殊な力があるため、軍の保護下にあった。軍の基地の人工衛星内に設けられた居住区。そこは、単独で自由に動き回れ...
2025/03/20 00:52
オフィスラブジェネレーション
あなたは平凡なサラリーマンだ。いや、運の良さは平凡じゃないかもしれない。なぜなら、あなたの目の前に座る後輩女性がとんでもなく美人だからだ。大好きだ。付き合いたい。とりあえず、飲みにでも誘いたい。●すぐに飲みに誘う●ちょっと様子を見る...
2025/03/19 21:43
超美味しいローマ風猫まんま?!
~ 追憶 武仲 ~ 先生は段ボール箱をあいつの傍にガチャッと置いて、 あいつに深い口付けをしてから、 「ごはんつくって」 と、 そう言って、今置いたばかりのダンボールを指さした。 あいつは、 「オーケー」 と言って、 自分の腰に巻き付いた女の子のことなんか全く気にせずに立ち上がる。 女の子、ラナが何かむぐむぐ言ったような気がしたけれど、 どうやら目は覚まさなかったようだ。 顔を覗き込んだら、さっきと同じ表情で、 すやすやと変らぬ寝息を立てて居た。 あいつがダンボールから最初に取り出したのは、 円いところから持ち手まで銀色一色のフライパンだった。 あいつは、 「あー」 と、 珍しく、いや、 たぶ…
2025/03/19 07:42
【夜想曲32話】愛情たっぷり地獄の晩餐
Dream32.愛情たっぷり地獄の晩餐 「みなさま、本当にありがとうございました。お陰でミルもこの通り、元気に戻ってくることができました。本当に感謝いたします」 素朴だけど、二人暮らしにしてはかなり大きな一枚板のテーブルを囲んで、私たちはミ
2025/03/18 11:03
着物で同窓会&茶道
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、同窓会は着物で参上します。東大の学部の同窓会には母から譲られた藤色の色無地に川島織物の雅な袋帯…
2025/03/18 09:15
🍀コイウタ35🍀アストレア~勝利の女神はキミに恋する~
ꕤ୭* short story ꕤ୭*漆黒の宇宙空間を、無数の光線が飛び交う。轟音と爆発音が、宇宙空母アマテラスの艦内に響き渡る。人類の存亡をかけた、熾烈な宇宙戦闘。劣勢に立たされた地球軍は、敵の猛攻に押され、次々と戦艦を失っていた。その中で、ひときわ異彩を放つ存在がいた。人気絶頂のアイドル、おる子。彼女は、その歌声に人々の心を奮い立たせる不思議な力を持つとされ、軍に保護されていた。「私に歌わせてください!」おる子...
2025/03/17 10:49
本当に新鮮なパンってどういうこと?
~ 追憶 武仲 ~ 俺はそのことが頭を過る度、全力で掻き消した。 深く考えてはいけないことだと思ったからだ……。 もしもこのことを、深く考えてしまったら……、 あいつと同じように、 それが当然で在るかのごとく対価を受け取って居るこの俺の、 大義名分或いは言い訳……、 それが、 意味を成さないもので在るのだということに……、 気付いてしまう可能性が非常に高いということが……、 解りきって居たからだ……。 「お前って料理出来んの?」 由子さんが料理をして居るところを今までに一度も見たことは無いし、 間違いなく出来ないとも思って居る。 それなのにこの、由子さんのタトゥースタジオ兼自宅には、 料理の本…
2025/03/17 07:16
カフェと御苑の花々
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 四谷に住む作家ネコちゃん、ボーイフレンドのワンちゃんに新宿御苑の寒桜と梅を観せなくちゃ、と思っていたのですが、当日は昼過…
2025/03/16 15:18
dear(6)
『dear 6』小さな地球儀の飾りがついたアクセサリーは来週からしばらく会えなくなる彼女へのお守りとして以前から…
2025/03/16 07:26
実はあの女よりこの女のほーが食べる?!
~ 追憶 武仲 ~ ふと気付くと、 随分と静かだった。 ベッドを見るとあいつは、 何事も無かったかのように腰掛けて、 本のページをめくって居た……。 あいつの腰に巻き付くようにして、女の子……、 たしか……、 ラナって呼ばれて居たと思う……、 は、 すやすやと幸せそうに寝息を立てて居る……。 安心しきった表情で、 あいつのことを随分と信頼して居るような雰囲気だ。 「あのひとのこと、たぶんみんな好きですよ?」 そう、サリは言う。 ここには好きなときに来て良いし、 好きなときに泊まって良い。 お酒以外の飲み物や食べ物は、 勝手に飲んだり食べたりしても良い。 でも、 これがもし無料だったとしたら………
2025/03/16 07:25
dear(5)
『dear 5』夕方、といってもまだ明るい時間「あっ、帰って来た」ガチャガチャと鍵を開ける音が聞こえてからわずか数秒後…
2025/03/15 09:33
【残067話】影はいつでもすぐそこに(1)
✚残067話 影はいつでもすぐそこに(1)✚ 夜が明けた。 あれほど激しく降り注いだ雨も明け方には勢いを弱め、日の昇る時分にはもうすっかりと上がっていた。 青く茂る葉からは一粒、また一粒と雨露あまつゆが零れ、鳥たちのさえずりがしんと静まる
2025/03/15 09:28
🍀コイウタ34🍀センチメンタル.ディスタンス
ꕤ୭* short story ꕤ୭*ステージに立つ私の視線の先には、いつもと変わらない景色があった。色とりどりのペンライトが揺れ、観客の熱気が肌を刺す。でも、今日はいつもと違う。客席の一角、ひときわ輝く星のような瞳が私を見つめている。それは、私の恋人。軍のパイロットである彼は、多忙な任務の合間を縫って、私の高校の学園祭に駆けつけてくれた。初めて彼と出会ったのは、軍の航空ショーだった。空を舞う彼の機体に、私は一瞬で...
2025/03/15 09:13
伊香保温泉&榛名梅林
恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記: 作家ネコちゃん、群馬県の伊香保温泉にプチ旅行。1日目は伊香保ロープウェイの展望を楽しみ石段街で名物太麺うどん。竹久夢二記…
2025/03/14 09:23
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