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私が幼い頃、自分が結婚して家庭を持ち子供を育てるというイメージがほとんど出来なかった。それは直感としてそう思っていた。小学校の頃に好きな子が出来て、ラブレターなどという恥ずかしい物をもってして告白なんてして、ママゴトのような恋もした。その返事が良いものだった記憶がないから、たぶんフラれたのだろう。その子とは縁もあって高校まで同窓だったが・・・数年前に彼女から同窓会への誘いの電話が入り、その時に「...
こんばんは。現在12月5日2:12です。今日は別の作品を読もうと思っていたのですが、幸運なことに昼間から読んで、読み続けて。気がついたらこんな時間でした。しっかりと最後まで読んで、気持ちの整理がつかぬまま、記事を書いています。感想という感想
週刊 読書案内 北原白秋「からたちの花」(小池昌代「通勤電車でよむ詩集」より)
北原白秋「からたちの花」(小池昌代「通勤電車でよむ詩集」より) からたちの花 北原白秋 からたちの花が咲いたよ。 白い白い花が咲いたよ。 からたちのとげはいたいよ。 青い青い針のとげだ
週刊 読書案内 天野忠「しずかな夫婦」(小池昌代「通勤電車でよむ詩集」より)
天野忠「しずかな夫婦」(小池昌代「通勤電車でよむ詩集」より) しずかな夫婦 天野 忠 結婚よりも私は「夫婦」が好きだった。 とくに静かな夫婦が好きだった。 結婚をひとまた
哲学の学び始めは、誰にとっても新たな冒険として始まります。 初心者の方々が挫折することなく、哲学の世界を探求するためには、適切な入門書を選ぶことが重要です。 紹介本『史上最強の哲学入門 』で伝えたとおり、この本に出会えたからこそ、
島田裕巳「日本人の神道」(ちくま新書) とりあえず、日々の徘徊のお供とでもいう興味で手に取りましたが、いや、なになに、なかなか読みでのある1冊でした。 日本に土着の宗教が「神道」である。 神道が
ついに12月になりましたね。断捨離はまだまだ終わりそうにないです。今日も飽きずに積読消費を!今日はスティーブンソン作「ジーキル博士とハイド氏」を読みましたので、その感想を書きます。この記事はプロモーションを含みますスティーブンソン1850年
ふぅ~間に合った。。。(-_-;) 今月1冊目の本をたった今読み終えました。「優等生は探偵に向かない」ホリー・ジャクソン著・服部京子訳 創元推理文庫です。以前私のブログを訪問して下さる方の記事でこの本の事を知りました。そんで読んでみよう!と・・・ 全535ページの長編ミステリー。物語の最初の数ページは登場人物のキャラクターと相関関係が掴めなかったです。この本には前作があって、それを私は読んでいないの...
年末年始、様々なものの断捨離をしなければならない時期です。今年も多くの積読を抱えた私の本棚を整理するべく、少しずつですが読書を進めています。今日はオスカー・ワイルドの「漁師とその魂」という話について感想を。この記事にはプロモーションが含まれ
☆江國香織の略歴☆ 江國香織は、1987年『草之丞の話』で童話作家としてデビュー。 1991年『きらきらひかる』で小説家としてデビューし、紫式部文学賞を受賞。 以来、小説、エッセイ、童話、詩集、翻訳など幅広く活躍している。 父親はエッセイストの江國滋。 代表作は『きらきらひかる』『落下する夕方』『神様のボート』『冷静と情熱のあいだRosso』など。 ↑ヒロ氏の本棚にある江國香織の著作 ☆江國香織の魅力☆ 彼女の作品を評してよく使われる言葉は「透明な~」という言葉ですが文体も、そこからイメージされる世界観も透明感がとても独特だと思います。 一方、ただ綺麗なだけではなくて毒や、狂気をひと握り含ませ…
史上最強の哲学入門 / 飲 茶 今回紹介する本は飲茶著の『史上最強の哲学入門』です。 哲学には以前から興味があり、簡単に読めそうな『朝3分間のデカルト』小川 仁志 (著)を購入したが挫折した過去もあります。 決してこの本が面白く
『めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります』 黒栁 桂子 著
学校や病院で勤務してた著者が刑務所の管理栄養士として採用されたところから始まります。簡単なメニューでもほぼ初めて調理する人には通じないことがあるんだな、と。日本語とは難しいもので、「え、そう解釈するの?」と著者と同様の驚きもあります。炊場係が調理師免許の実務期間としてカウントされて、試験も受けることができるのはいいですね。映画『うなぎ』では、刑務所で理容師の資格を取得した主人公が、娑婆に出て開業す...
【本】江國香織『赤い長靴』~夫婦にまつわる14の甘やかな孤絶の断片~
1、作品の概要 『赤い長靴』は、江國香織の連作短編小説集。 2005年に刊行された。 14編。 文庫本で253ページ。 結婚して10年になる夫婦の日常を描いた。 2、あらすじ 結婚して10年。 子供のいない日和子と逍三の夫婦は、傍目には平穏な日々を送っていた。 無口できちんと会話をしてくれたい逍三に対して、ストレートに感情を伝えられない日和子。 すれ違い続ける夫婦の間に流れる冷たい空気、相反して感じる穏やかな愛情。 夫婦の出来事を記した14の物語。 3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ 2008年に文庫本が刊行されたタイミングで買って読みましたが、すっかり内容を忘れていて、Xでフォロー…
Big Little Lies – Liane Moriarty
HBOでReese WitherspoonやNicole Kidmanが出演しているドラマとして大ヒットしました!
瀬尾まいこさんの本を読むと、いつも優しい気持ちになれます。『優しい音楽』はどこにでもいそうな恋人達の、愛しくてせつなくて、ちょっと笑える物語。 「恋人達」の話と見せかけて実は「家族」を描いているのが、瀬尾まいこさんらしいですね。 優しい音楽
目の見えない娘のために香りで季節を告げる花を庭に植えてゆく母なんて素敵な物語でしょう…と読み始めたのですがあまりにもスキャンダラスな想定外の展開にショックを受けてしまいこの作家さんらしい前向きな終わり方ではあるのですが正直読後感は良くありませんでした事情がわかってくるにしたがって母の溺愛の向こうに垣間見える狂気が怖くて…自分の足で一歩外に出た主人公とわが光の方へとかつては想像すらできなかったであろう夢を持つことができた展開だけが救いでしたとわの恋の相手の話すインディアンに伝わる老人とロバの寓話が印象的でしたので検索してみたところ古井戸に落ちたロバという絵本が日本で出版されていることがわかりましたそしてこの寓話がこの物語にとって大切な役目を果たしていると思いますとわの庭/小川糸を読みました。
"「最大化の超習慣」は堀江貴文著の成功への道を切り開く習慣に焦点を当てた本です。仕事術、時間管理、アイデア創造、ストレスフリーな生活を目指すための具体的な習慣とアプローチを学びます。"
【読書日記】「ちぎれた鎖と光の切れ端 荒木あかね KODANSHA」
今回は ーーーーーーーーーーーー 「ちぎれた鎖と光の切れ端 荒木あかね KODANSHA」 ちぎれた鎖と光の切れ端 [ 荒木 あかね ] 価格:2,090円(税込、送料無料) (2023/11/22時点)楽天で購入 ーー
週刊 読書案内 司馬遼太郎・林屋辰三郎「歴史の夜咄(よばなし)」(小学館文庫)
司馬遼太郎・林屋辰三郎「歴史の夜咄(よばなし)」(小学館文庫) 作家の司馬遼太郎(1923年生~1996年没)と歴史家の林屋辰三郎(1914年生~1998年没)の対談です。 司馬 あの狛(こま)というあた
気ままな読書日記/今年3月以降に読んだ本&併読中の本(2023.11/19)
皆さんはこの本をもう読まれましたか?『一角獣と貴婦人の秘密』というタイトルのこの本さすがに読書好きといえども読まれてはいないはず。なぜならこれは私の空想上の本…
週刊 読書案内 池澤夏樹「十六段の階段」(大岡昇平全集6・月報5・筑摩書房)
池澤夏樹「十六段の階段」(大岡昇平全集6・月報5・筑摩書房) 作家の池澤夏樹が「いつだって読むのは目の前の一冊なのだ」(作品社)の中で、大岡昇平の「事件」という作品について紹介しています。
1、作品の概要 『約束された移動』は小川洋子の短編小説集。 2019年に刊行された。 全6編で、211ページ。 2、あらすじ ①約束された移動(文藝2019年秋季号掲載) 客室係の「私」は、美しい顔を持つ男性俳優Bがロイヤルスイートに宿泊後の部屋の清掃を担当することになった。 そして、本棚から1冊の本が消えていることに気づく。 Bと「私」の密やかな秘密が始まる。 ②ダイアナとバーバラ(文藝2019年夏季号掲載) 病院の受付係のバーバラは、「わかります、わかりますよ」が口癖で他人の話を聞いて安心させるのが上手な老女。 休日は、ダイアナ妃の洋服をまねて服を作り、その服を着て外出するのが 唯一の楽し…
片づけにはさまざまな流儀やメソッドがありますが、基本はどれも同じ。アプローチ法やキーワードによって全く違うように感じます。 この本にあるのは、「役者流」という…
週刊 読書案内 小野智美編「女川一中生の句 あの日から」(はとり文庫)
小野智美編「女川一中生の句 あの日から」(はとり文庫) どこで知ったのかよく覚えていませんが、注文して届いた本をその場で広げて、読み始めて,絶句しました。落ち着いて読めば、2時間もあれば読み終える
漫画の続きをエッセイで読んだ。「なんで?」とお思いでしょうが、実際に私が読書で体験したことなのです。 現代の漫画に登場した逸話の続きを、大正時代のエッセイ(随筆)の中で見つけました。なぜ、そうなったかというと… とある中国茶器の逸話 この話
―借りてきた本リスト― ・「志村けん160の言葉」志村けん 青志社・「すごすぎる色の図鑑」ingectar-e KADOKAWA ・「日本の色の十二か月 古代色の歴史とよしおか工房の仕事」吉岡幸雄 紫紅社・「感覚過敏の僕が感じる世界」加藤路瑛 日本事業出版社・「アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか」小林洋子 NHK出版・「教養のグローバル・ヒストリー 大人のための世界史入門」北村厚 ミネルヴァ書房 雑記 お久し振りです。ここの所読んだ本たちです。今、リストの一番下の本を読んでいます。ちなみに、予約していて手元に来ていない本が他に二冊、じっくり読みたくて亀のペースで読み進めている本がも…
週刊 読書案内 山折哲雄「わが忘れえぬ人びと」(中央公論新社)
山折哲雄「わが忘れえぬ人びと」(中央公論新社) 山折哲雄という人は1931年生まれの宗教学者です。90歳をこえておられる方です。90年代、だから30年くらい前に、宮沢賢治とか親鸞とかについて論じて
四元康祐「日本語の虜囚」(思潮社) 洗面鏡の前のコギト 四元康祐 眼を開けて 鏡のなかの自分を見る 眼を閉じてその自分を闇に流そう (マバタキは 慌しくも無言の舞台の暗転 息殺す黒子らの汗の
「山岳小説を読む時のブックカバー」最近山岳小説を読む時のブックカバーは、かなり昔軍用品店で購入したものを使用。気合いが入る。読む本の内容によりカバーを変えるの…
The Red House – Mark Haddonを読んでみた
参加していたBookclubの今月の本だったので、読んでみました。せっかく読んだので、まとめようかと思いますが、個人的にあまり好きではありませんでした・・。その理由も書き綴りたいと思います。
田辺聖子さんの『朝ごはんぬき?』は、女流作家とその家族の様子を、秘書である主人公の視点で描いたコメディタッチの小説です。 女流作家とその家族の一風変わった生活がユーモアたっぷりに描かれていて、読んでいると思わずニヤリとしてしまいます。 『朝
初めての柴田よしきさんの作品でした。 実はこの『聖母の深き淵』はシリーズの2作目だったらしく・・・ 本はいつもメルカリでまとめ買いをするので、2作目と知らずに読み進めてしまいました...
【おすすめ本】読書の秋を楽しもう!面白かった小説5選【本紹介】
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照井翠「龍宮」(コールサック社) 池澤夏樹の「いつだって読むのは目の前の1冊なのだ」(作品社)という書評集に教えられた1冊です。まあ、そうは言うものの、実はかなり以前から照井翠という方の「龍
日本ファンタジーノベル大賞、大賞受賞作である『僕僕先生』。そんなことはつゆ知らず、可愛い表紙絵に魅かれて読んでみたら大当たり。挿絵は畠中恵さんの「つくもがみ貸します」も担当された三木健次さん。貧相な馬を引く青年と、かわいらしい少女が綺麗な色
深海のパイロットは、宇宙パイロットよりも貴少な存在です。しかし、宇宙よりも注目が集まらないので知る人ぞ知るフロンティアなのです。『深海のパイロット』は、有川浩先生の小説「海の底」で、参考文献として巻末に挙げられていた本です。通常、こういった
しゃばけシリーズの作者・畠中恵さんのお江戸ファンタジー『つくもがみ貸します』深川で損料屋(今で言うレンタルショップ)を営む、お紅と清二の姉弟。それと、店に集まってきた「つくもがみ」たちのものがたり。『つくもがみ貸します』あらすじつくもがみと
いよいよ物語が動き出します。寿雪の中にいる女神・烏連娘娘を開放するため、寿雪は敵対関係にある巫術師・白雷を引き込み、高峻は解放後の寿雪の安全を確保するため、それぞれ準備を始めます。『後宮の烏5』 あらすじ寿雪を烏妃である己を開放するため、初
文豪の名作と現代のイラストレーターがコラボした『乙女の本棚シリーズ』、今回は太宰治の『葉桜と魔笛』です。姉妹愛と当時の切ない恋愛事情、少し不思議な出来事が葉桜の思い出とともに語られます。紗久楽さわさんの描写が物語の世界をより深く、美しく伝え
経済学と銘打っていますが、実は心理学に近い考え方です。行動経済学とは?行動経済学とは、人が起こす不合理な行動とその原因について研究する学問です。例えば、「普通なら100円のキャベツを買うのに、人が並んでいると200円のキャベツを買いたくなる
週刊 読書案内 池澤夏樹「いつだって読むのは目の前の一冊なのだ」(作品社)
池澤夏樹「いつだって読むのは目の前の一冊なのだ」(作品社) 昔から、書評とかブックレビューいうのが好きだったんです。で、市民図書館の棚を見ていると、2019年の初版なのに、新入荷の棚に、デン!と座
【読書日記】「シェフ探偵パールの事件簿 ジュリー・ワスマー 創元推理文庫」
今回の読書日記は ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「シェフ探偵パールの事件簿 ジェリー・ワスマー 創元推理文庫 」 シェフ探偵パールの事件簿 (創元推理文庫
【本】宇佐見りん『くるまの娘』~家族という終わりのない地獄~
1、作品の概要 『くるまの娘』は宇佐見りんの長編小説。 2022年5月に刊行された。 『文藝』2022年春季号に掲載。 160ページ。 野間文芸新人賞候補作。 暴力的な父と脳梗塞の後遺症を患うアル中の母の影響でバラバラになってしまったある家族の姿を描いた。 2、あらすじ 暴力的で自分の理想からはみ出す子供たちに冷徹な父と、脳梗塞の後遺症を患い感情のコントロールができなくなってしまった母。 兄と弟は家を出たが、17歳のかんこは家にとどまり苦しみながらも生き続けていた。 果たして家族の愛情とはどういうものなのか? 家族を捨てて、逃げ出すことが正解なのか? 祖母の葬儀で久しぶりに集まった5人の家族。…
週刊 読書案内 夏目漱石「二百十日」(定本 漱石全集 第三巻)岩波書店
夏目漱石「二百十日」(定本 漱石全集 第三巻)岩波書店 二月に一度集まっている本好きの会の課題図書ということで、久しぶりに夏目漱石の「二百十日」という作品を読みました。市民図書館で
週刊 読書案内 金子信久「長沢蘆雪 かわいいを描くこと」(東京美術)
金子信久「長沢蘆雪 かわいいを描くこと」(東京美術) 明石の市民図書館の新入荷の棚に並んでいました。「おっ、蘆雪!」 まあ、そんな感じで手に取りました。金子信久という美術館にお勤め
中村 文則の第2作『遮光』の書評です。 この小説を簡単に言ってしまうと。 暗い。 とにかく暗い。 そして、狂ってる。 以上。 みたいな小説です(笑) いや、大好きなんですけどね♪ 遮光 (新潮文庫) 作者: 中村文則 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2010/12/24 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (10件) を見る あらすじ&使用上の注意 もし、読書好きの女子とカフェデートなんかして好きな本の話になったとします。 相手の女の子が江國香織さんとか、恩田陸さんとか、小川糸さんとか好きで、彼女が好きな本でひとしきり盛り上がったあとにあなたが好きな本…
10月終わり。まだ半袖でもいけるのでは? とも思う時間帯もありますが、基本寒がりなので、長袖の出番がほとんど。 そんな中での衣替えというか、服の見直し。 ・・…