メインカテゴリーを選択しなおす
『世界でいちばん透きとおった物語』は、本の中にさまざまな仕掛けがほどこされたミステリ小説。紙の本でしか実現できないトリックが満載の物語です。 「電子書籍化絶対不可能」、そんなキャッチコピーに惹かれて読んでみたら、ラストの展開と張り巡らされた
週刊 読書案内 J・D・サリンジャー「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年」(金原瑞人訳・新潮社)
J・D・サリンジャー「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年」(金原瑞人訳・新潮社) 今回の読書案内は、「The Catcher in the Rye」、邦訳では「ライ麦畑でつかまえて」、「キャッチ
GWの10連休長いようで短くて気付けば後半母が東京に1ヶ月滞在中なので都内をちょっと観光したり、お買い物したりしてますが遠出はしていないので必然的に同じ部屋にずっと一緒にいることになりますおひとりぐらしが長いので人と一緒にいると疲れるー!!
忙しい30代におすすめの本を選ぶのは大変ですが、以下の5冊は時間を有効活用しながらも、人生や仕事、自己啓発に役立つ内容が詰まっています。 それぞれの本には、30代の人生において重要なテーマに焦点を当てています。 心理学・スピリチャル 人を動
週刊 読書案内 吉野弘「母」 中村稔「現代詩人論 上」(青土社)より
吉野弘 「母」 中村稔「現代詩人論 上」(青土社)より 中村稔の大著「現代詩人論」(青土社)を読んでいて、久しぶりに再会した吉野弘の詩です。吉野弘という詩人の詩は高校あたりの教科書で紹介されていた
社史編纂室という部署は、果たして実在するのだろうか。「社史編纂室」とは、閑職の代表格としてドラマや小説などではたびたび登場する部署。しかし、その存在はもはや都市伝説の域に片足をつっこんでいる気がします。『星間商事株式会社 社史編纂室』あらす
安東次男「其句其人」(ふらんす堂) 元町の古本屋さんの棚に300円で立っていました。安東次男「其句其人」(ふらんす堂)、1999年の初版です。目次 其句其人 P4(飯田蛇笏集成第四巻月報) わたしの
毎週楽しみにしていたBSのドラマ「舟を編む」が終わってしまいました。本の後にドラマを見るとガッカリすることもありますが「舟を編む」はキャストがとっても良かったです過去にドラマ化、映画化もされたんだっけ?本では、野田洋次郎の馬締光也が主人公で
週刊 マンガ便 石塚真一「BlueGiant Explorer 9」(小学館)
石塚真一「BlueGiant Explorer 9」(小学館) 「ブルージャイアント」のアメリカ武者修行編「Explorer」の第9巻です。トラキチクンの2024年、4月のマンガ便に入っていました。
最近読んだ本実話だそうです 【中古】25年目の「ただいま」 5歳で迷子になった僕と家族の物語 /静山社/サル-・ブライアリ-(単行本(ソフトカバー)) にほんブログ村
豆電球に彩られた螺旋階段を降りて行き背広を着た双子の老人に出迎えられたなら壁掛けのようなアンモナイトが動きだし良き方向に導いてくれて困った時に助けてくれるといううずまきキャンディのおみやげをもらって🍬…という不思議な物語2019年から始まりひとつの章ごとに6年ずつ過去に遡って行くので登場人物の意外な過去が分かったり登場人物同士の意外な繋がりが見つかったり…とても楽しく読みましたその中でも特に4つめのお話 ト音記号の巻(2001年)が好きです 中学生の女の子が4人組で仲良くしているのですが そのなかに実はあぶれたくないばかりに 好きでもないキャラクターを揃えたり食べたくもないパンを買ったりして 自分に正直になれないことにモヤモヤしている子がいて…最終的には価値観の合う同級生の男の子と友達になるのですがこの男の子が...鎌倉うずまき案内所🍬/青山美智子を読みました。
書店まんが『書店員 波山個間子2』で紹介されていた棟方志功の自伝エッセイ『板極道』。 志功センセイの文は、上村松園や小村雪岱のように洗練されているわけでもなく、話は前後するし、言葉遣いは独特。正直、読みやすいとは言えない文章です。 (序文を
今日の休日は7時間総合病院に居ました。父が心臓の手術だったのです。母と大阪から帰省していた妹の3人で個室で手術が終わるを待っていました。待っている間に今月2冊目の本を読み終えました。「人のセックスを笑うな」山崎ナオコーラ・著・河出文庫です。前回に続いて本棚からの再読。美術の専門学校の先生(女性)と生徒の恋愛小説です。この講師は結婚していて軽く不倫なのですが、実に軽い感じで体の関係を持ちます。その...
絶対悲観主義 / 楠木 建 楠木建の著書紹介 楠木建の著書『絶対悲観主義』は、その名前からも分かるように、現代社会における悲観主義の新たな側面を探求した一冊です。 本書では、悲観主義を単なる消極性やネガティブな考え方として捉えるのではなく、
井戸川射子「この世の喜びよ」(講談社) 井戸川射子という人の「この世の喜びよ」(講談社)という作品集を読みました。書名になっている「この世の喜びよ」は、ちょうど1年前、2023年1月に発表された芥川賞
和田誠「わたくし大画報」(ポプラ社) 市民図書館の新刊の棚で見つけました。はて、なんで? 著者の和田誠は数年前に亡くなった方のはずです。で、手に取って奥付を見て了解しました。1982年だそ
小谷野敦「文学賞の光と影」(青土社) その昔「もてない男」(ちくま新書)という、まあ、衝撃的な(笑)書名の所為でベストセラーになった本を書いた小谷野敦という、多分、比較文学の研究が本業だったは
乗代雄介「皆のあらばしり」(新潮社) 2021年の「新潮」10月号に掲載された作品の単行本化ですが、文庫はまだありません。その年の芥川賞の候補作らしいですが、これで3回目の落選です。
登場人物のひとり曰くマシュマロマンのような女性司書さんがテキパキと選んでくれた本とともに羊毛フェルトでこしらえた付録!を渡してくれる5章からなる小説です既に1章の途中まで読んだところでこの本大好き!と思いました思わず書きとめておきたくなるような素敵な言葉がたくさんたくさん出てくるのです最初に書き留めたのがこの言葉です十月十日、お母さんのおなかで誰からも教わることなく人間の形に育って、まったく環境の違う世界に飛び出してきたんだから。(略)たぶん、人生で一番がんばったのは生まれたとき。(略)あんなすごいことに耐えたんだから、 ちゃんと乗り越えられる この本は図書館で予約待ちをしていて先に読んだ「木曜日にはココアを」と同じ作家さんだと後から気付きましたでもでもじんわりと幸せな気持ちを届けてくれる後ろから優しく背中を押...お探し物は図書室まで🕊️/青山美智子を読みました。
―借りてきた本リスト― ・「蒼路の旅人」上橋菜穂子 偕成社・「教養としての「ローマ史」の読み方」本村俊二 PHP研究所・「一握の砂」石川啄木 朝日新聞出版・「天と地の守り人 第1部」上橋菜穂子 偕成社 ・「天と地の守り人 第2部」上橋菜穂子 偕成社・「天と地の守り人 第3部」上橋菜穂子 偕成社 ―購入した本― ・「それでも人生にイエスと言う」V・E・フランクル 春秋社・「夜と霧 新版」V・E・フランクル みすず書房・「世界でいちばん幸せな男 101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方」エディ・ジェイク 河出書房新社・「NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧」諸富…
2024年も3ヶ月終わってしまいました単調な日々を過ごしていると1年てあっという間です動画のサブスクを契約しましたが、見たのは最初だけやっぱり動画より本や漫画のほうが好きです BUTTERposted with ヨメレバ柚木 麻子 新潮社
東京は雨や曇りの日が多くなんだか憂鬱体力維持のため、テレワークのときは立って仕事してるんですがここ数日は午後は座りっぱなし天気のせいでしょうか。 最近ハマってるドラマ 最近ドラマが面白いです今見ているのは・終わっちゃったけど、正直不動産2・
今まで本屋で出会ってきた数々の本が決してハズレではなかったけれど、今回の本との出会いほどのアタリはないです。今月2冊目の本を読み終えました。「電話をしてるふり」バイク川崎バイク・著・文春文庫です。著者のバイク川崎バイクさんはピン芸人という肩書を持ちながら、とてつもない才能を持った方だなと・・・この本、実は私が手に取る前から話題になっていたという印象(まったく知りませんでした)。ほんま凄いね!才能...
「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」は猫のマドレーヌ夫人と、その飼い主である小学校1年生のかのこちゃんの、ちょっと不思議な日常を描いた物語。また新たなマキメワールドの誕生です。今までの「鴨川ホルモー」や「鹿男」「プリンセス・トヨトミ」などの歴史
京都でホルモー、奈良で鹿、大阪ではトヨトミと、万城目文学の近畿シリーズ(と、勝手に呼んでいる)「偉大なる、しゅららぼん」の舞台は滋賀。琵琶湖を舞台に異能力バトルが繰り広げられます。偉大なる、しゅららぼん あらすじ琵琶湖から不思議な力を授かる
門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』は、深い愛情をうまく表せない不器用な父と放蕩息子の物語です。放蕩息子・宮沢賢治近代時代の文豪といえば、破天荒で自堕落な社会不適合者ばかりです。しかし、宮沢賢治だけは、純粋な製作と農業改革に心血を注いだ立派な人だ
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (71日目~80日目)
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (71日目~80日目) コロナが蔓延し始めた2020年の5月に友達と始めた「ブックカヴァーチャレンジ」の備忘録です。当時、フェイスブック上とかで「7デイズ・7ブック
今月1冊目の本を読み終えました。「一私小説書きの日乗(憤怒の章)」西村賢太・著・角川文庫です。この本は西村氏の日常を日記形式で読むことが出来る本です。ブログの記事でもそうですが、人が文章を書くとその人のバックボーンというか人となりの一端が垣間見れるようです。以前から西村賢太氏のファンである私は今回もとても面白く読ませて頂きました。例えば引用でとある日の文をペーストしますと・・・(一月二十四日)午...
最近の天気ひどくないですか??コートもいらないポカポカ陽気だと思えば翌日は寒気で真冬に逆戻り気温の乱高下で体もスッキリしませんそれからこの時期は花粉!!最近東京は強風が多くて花粉が飛びまくってるらしくおうちを出て30分くらいはくしゃみと鼻水
最近の読書記録 順番待ちをしていた本が 絶妙なタイミングで 同時に貸し出し^^ 大慌てで読み進めました! 楽しみにしていた本を読む時は本当にワ
吉本隆明「佃渡しで」(「吉本隆明代表詩選」(思潮社)」 「佃大橋から勝鬨橋を臨む」 「佃大橋」 東京の月島に住む友人が歩いて「佃大橋」を渡っています。ぼくには
「100days100bookcovers no30-4」(30日目その4) 上田岳弘『ニムロッド』(講談社) 5、5冊目が上田岳弘の小説『ニムロッド』(講談社)です。 KOBAYASIさんは、現実世界に周辺=地理的フロンティア
永田和宏「歌に私は泣くだろう」(新潮文庫) 歌人で科学者の永田和宏の「あの胸が岬のように遠かった」(新潮社)を偶然読んで読書案内に書きました。 「スゴイで、アッケラカンやで、おくさんい
10年後の為に暮らしを整える 一見便利に見える道具も、年と共に便利よりも手入れの大変さに気づいたりあれこれと予定を詰め込み過ぎると体が追いつかなくなるので休…
【読書日記】「公爵さま、いい質問です リン・メッシーナ コージーブックス」
今回は 「行き遅れ令嬢の事件簿2 公爵さま、いい質問です リン・メッシーナ コージーブックス」 公爵さま、いい質問です (コージーブックス 行き遅れ令嬢の事件簿 2) [ リン・メッシーナ ]
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (61日目~70日目)
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (61日目~70日目) 下の一覧の書名か表紙写真をクリックしていただければ、元の掲載記事にたどり着けますので、よろしくお願いします。 no61(2
週刊 読書案内 永田和宏「あの胸が岬のように遠かった」(新潮社)
永田和宏「あの胸が岬のように遠かった」(新潮社) 今日の「読書案内」は、後期高齢者になった元京大教授が著者ですが、「いやー、そこまで書きますか!?」 と70歳を迎えることにビビって
関東出身の私には、関西は不思議で魅力的な土地です。何が起きても不思議じゃない、関西にはそんな雰囲気を感じます。たとえば京都では茶きん絞りの「オニ」が闊歩し、奈良では鹿が言葉をしゃべります。そして大阪には人知れず伝えられた「国」があったのです
「僕僕先生」で美少女仙人と唐時代のニート青年との冒険を描いた仁木英之さんによる、架空の王国を舞台にしたファンタジー小説「高原王記」。高原王記 あらすじ高原の国々(三リン国)を妖魔から守る最高の戦士は「英雄」とよばれた。英雄は山の精霊と盟約を
「沖で待つ」を読んだきっかけは、恋愛と違う会社の同僚同士という絆に引かれたからです。わたしは今まで中小企業でしか働いたことがないので、同期と呼べる人はいません。会社の人間はみなライバルだと思ってたし、信頼して約束を結ぶ相手を作ることができま
『犯行現場の作り方』の作者・安井 俊夫さんはミステリ好きの一級建築士だそうで、建築不可能と思われる名作ミステリの建築を図面に起こし、設計・施工の費用まで出してくれています。私は綾辻行人の館シリーズを読んでから、「誰か、あの館たちを形にしてく
週末、続巻を楽しみにしていた髙田郁さんの幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下)ずいぶん前に楽天ブックスで予約していました本編では、試練が次々と降りかかりやきもきしましたが特別巻は主要な登場人物ひとりひとりに光を当てて本編のその後がそれ