メインカテゴリーを選択しなおす
【本】江國香織『がらくた』~あなたを所有したい。存在も不在もすべて。~
1、作品の概要 『がらくた』は江國香織の長編小説。 2007年5月22日に刊行された。 文庫本で352ページ。 島清恋愛文学賞受賞。 45歳の柊子と15歳の美海が、一人の男性への恋慕を募らせる。 2、あらすじ 45歳の翻訳家の柊子は、母親の桐子と海外でバカンス中に、美しい15歳の少女・美海と懇意になり、その父親ともディナーを共にする。 「遠くに行っておいで」挑戦的に言い放つ夫の言葉に導かれるように、美海の父親と性交する柊子。 日本に戻ったあと、美海と交流を続けていた柊子と桐子は、桐子の誕生日のディナーに美海を招待して、夫の原も同席する。 恋愛依存症の母と、2人暮らしの美海は学校では1人周囲から…
読書記録です♪(感想、文章の抜粋が含まれますので、未読の方はご注意ください) 『ひとりでカラカサさしてゆく』江國香織著(2021年) 好きな作家さんでほ…
「東京タワー」2005年映画版/2024年ドラマ版 キャスト比較
「東京タワー」映画とドラマのキャスト比較2005年映画と2024年ドラマを比較。岡田准一は、現在事務所を退所しているとはいえ元々同じ事務所の先輩である岡田が演じた役を2024年ドラマ版では、永瀬廉が演じる。映画版で友人役を松本潤が演じていたこともあり、ドラマ版でも同事務所のタレントが演じるのではと話題になっていた。※Travis Japanの松田元太と発表された。<旧ジャニーズ主演で同役リメイク作>「金田一少年の事件簿」...
【本】江國香織『ひとりでカラカサさしてゆく』~凛としてこの道を歩いていく~
1、作品の概要 『ひとりでカラカサさしてゆく』は、江國香織の長編小説。 『小説新潮』2020年4月号~2021年7月号に連載された。 単行本で232ページ。 “Friendship”(C)Marie Gudme Leth, Designmuseum Denmarkの装画。 自死した3人の老人と、その遺族やかかわった人たちの視点で綴られた。 2、あらすじ 大晦日の夜に、3人の老人がホテルで猟銃自殺をするという衝撃的な事件が起こる。 警察に呼び出された遺族や知人たち。 嘆き悲しむもの、首をかしげるもの、故人との記憶に思いを馳せるもの・・・。 彼らはなぜ自死を選んだのか? ひとりでカラカサさしてゆく…
読書記録です♪ 名作『更級日記』菅原孝標女の回想禄。 お恥ずかしながら初めてでしたが🔰江國香織さんの古典新訳がとってもカジュアルでサクサクと超読…
私はあまり本を持っていません 読書家ではないので そもそも本を読むことも少ないのですが私の本棚にある文庫本は10冊程度 カバーもボロボロになった 古い本ばかりです 最近はKindleで読むことも増えたので 実際に本を購入することは ほとんどなくなりました 映画は割と次々違う作品を 観たいと思う方ですが 本は すでに読んで気に入った作品を 繰り返し読むのが好きです 何度も読んでいるのは 江國香織さんの「ホリー・ガーデン」と 「落下する夕方」 気に入った作品は ストーリー全体が好きというより好きなシーンや 好きな表現があってそれを何回も読みたくなるから という感じで つい繰り返し読んでしまいます …
話題沸騰中!源氏物語のあれこれ・・・光源氏の椿の花、江國香織の「夕顔」って知ってる?
2024年になって、早くも10日が経ちました。 今年は思いもよらない一年の始まりとなってしまいました。 能登半島地震で被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。 大阪も、かなり長く揺れました。 小さな地震ですら怖いのに、被災地の方々はどんなに恐ろしかったか・・・ ニュースを見る度に胸が締め付けられます。 どうかこれ以上被害が広がりませんように、心からお祈りするばかりです。 0、2024年は源氏物語が話題に・・・? 今年は大河ドラマ「光る君へ」が始まることもあり、 昨年から書店では源氏物語のコーナーが設けられたり テレビで特集が組まれたりと、何かと話題になっていますね。 今回は、源氏物語…
☆江國香織の略歴☆ 江國香織は、1987年『草之丞の話』で童話作家としてデビュー。 1991年『きらきらひかる』で小説家としてデビューし、紫式部文学賞を受賞。 以来、小説、エッセイ、童話、詩集、翻訳など幅広く活躍している。 父親はエッセイストの江國滋。 代表作は『きらきらひかる』『落下する夕方』『神様のボート』『冷静と情熱のあいだRosso』など。 ↑ヒロ氏の本棚にある江國香織の著作 ☆江國香織の魅力☆ 彼女の作品を評してよく使われる言葉は「透明な~」という言葉ですが文体も、そこからイメージされる世界観も透明感がとても独特だと思います。 一方、ただ綺麗なだけではなくて毒や、狂気をひと握り含ませ…
【本】江國香織『赤い長靴』~夫婦にまつわる14の甘やかな孤絶の断片~
1、作品の概要 『赤い長靴』は、江國香織の連作短編小説集。 2005年に刊行された。 14編。 文庫本で253ページ。 結婚して10年になる夫婦の日常を描いた。 2、あらすじ 結婚して10年。 子供のいない日和子と逍三の夫婦は、傍目には平穏な日々を送っていた。 無口できちんと会話をしてくれたい逍三に対して、ストレートに感情を伝えられない日和子。 すれ違い続ける夫婦の間に流れる冷たい空気、相反して感じる穏やかな愛情。 夫婦の出来事を記した14の物語。 3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカケ 2008年に文庫本が刊行されたタイミングで買って読みましたが、すっかり内容を忘れていて、Xでフォロー…
作品紹介・あらすじ私はたぶん泣きだすべきだったのだ。身も心もみちたりていた恋が終わり、淋しさのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから-。濃密な恋がそこなわれていく悲しみを描く表題作のほか、17歳のほろ苦い初デートの思い出を綴った「じゃこじゃこのビスケット」など全12篇。号泣するほどの悲しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる…。そう囁いてくれる直木賞受賞短篇集。読書備忘録やっぱり華やかが雰囲気があり、そのうちわさわさ・・・たばこを遠慮なく吸う時代があったのだわ。無免許で運転していたり、車なのにウイスキー飲んじゃったり、今じゃちょっと考えられない。男の子の好む香水はフィジーかジョイで、ムスクでは遊び人に思われる。・・・そうなの?フィジーもジョイも持っていた、ムスクはどこへ行っても売り切れで、...本・江國香織「号泣する準備はできていた」
1、作品の概要 『なつのひかり』は江國香織の書下ろし長編小説。 1995年に刊行された。 文庫で336ページ。 わたしと兄をめぐる、ひと夏の冒険ファンタジー。 2、あらすじ ある夏の朝、逃げたやどかりを探しに、マンションの隣に住む男の子・薫平が訪ねてきた。 20歳の栞は、やどかりを探しながら、兄・幸裕をめぐる奇妙な物語に巻き込まれていく。 書置きを残していなくなった兄の妻・遥子さん、愛人の順子さん、裕幸(?)の妻を名乗るめぐみ・・・。 やがて兄も栞の前から姿を消してしまい、キャラメルの箱から彼の途切れ途切れのメッセージが届くようになる。 少しずつ現実は融解し、夏の幻想に吞み込まれていき、栞は兄…
【本】江國香織『すいかの匂い』~11人の少女たちによる夏への鎮魂歌~
1、作品の概要 『すいかの匂い』は江國香織の連作短編集。 1998年に新潮社より刊行された。 11編からなる。 書き下ろし。 夏にまつわる11人の少女の思い出を描いた。 2、あらすじ ①すいかの匂い 9歳の夏、叔母の家に預けられた私。 ホームシックにかかって家に帰ろうと逃げ出したが道に迷ってしまい、奇妙な一夜を過ごす。 ②蕗子さん 母が始めた下宿先に住んでいた蕗子さん。 よくいじめられていた小学生の私は、意地悪な男子に落とし穴に落とされてしまう。 蕗子さんはいじめっこたちに復讐を企てるが・・・。 ③水の輪 クマゼミの鳴き声が苦手な私は、7歳の頃の記憶を反芻する。 高校生ぐらいの一風変わった男子…
口福のレシピ/原田ひ香昭和初期の料理学校の跡継ぎ問題に巻き込まれた女中さんの話と料理学校経営者を祖母と母に持つ女性の現在のお料理事情小説…という感じでしょうかテレビドラマ化された「一橋桐子の犯罪日記」「3千円の使い方」の作家さんによるお料理にまつわる小説です小説の冒頭に「白芹」なんて野菜が出てくるので「?」と思ったらセロリのことでした西洋料理がまだ一般的ではなかった頃のレシピ制作(例えばポークジンジャーを豚の生姜焼きとしてのレシピ開発が行われています)と現代のネットを使った時短お料理レシピふたつの時代が交互に描かれてゆきますちょっとしたレシピも載っており楽しめる反面家重視だった時代の重みも描かれ何とも言えない複雑な気持ちで読破しました去年の雪/江國香織*100人を超える登場人物の日常が、自由自在に時空を往...「口福のレシピ」「去年の雪」読書記✏️
【本】江國香織『流しのしたの骨』~複雑怪奇な森のような、家族のできごと~
1、作品の概要 『流しのしたの骨』は、1996年に刊行された江國香織の4作目の長編小説。 文庫本で298ページ。 風変わりの6人家族の日常を描いた。 2、あらすじ 19歳のこと子は、高校を卒業したあと就職も進学もせずに悠々自適の毎日を過ごしていた。 クリーニング屋の娘にダブルデートに誘われて深町直人と付き合うようになり、2人は少しずつ距離を縮めていく。 こと子は4人兄弟で、結婚して家を出ているおっとりした長女のそよちゃん、エキセントリックで生真面目な次女のしま子ちゃん、長男で一番落ち着いている末っ子の律といつも一緒だった。 厳しいけど家族思いの父と、どこか世間ずれしているけど素敵な母とで独自の…
1、作品の概要 2012年に刊行された、6篇からなる短編集です。川端康成文学賞を受賞しています。 「おそ夏のゆうぐれ」は元々チョコレートを買って応募したらもらえる小冊子用の短編。 「夕顔」は6人の作家が源氏物語の現代語訳を「新潮」の企画でかいたもの。 「アレンテージョ」は実際にポルトガルに取材に行って描いた小説とのこと。 犬とハモニカ (新潮文庫) 作者: 江國香織 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/12/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 2、あらすじ 「犬とハモニカ」 様々な想いを抱えた人達の人生が一瞬だけ混ざり合い、すれ違っていく様を描いた物語。…
ポール・ボキューズのイベントに友人と一緒に参加してきました。オーケストラのバイオリン奏者による生のバイオリン演奏にのせて、江國香織さんの短編小説「うんとお腹をすかせてきてね」の朗読を聴き、その小説に出てくる料理や飲み物を、小説の表現そのものに再現したコース料理として楽しむというディナーイベントです。バレンタインに合わせた企画でしたが…女性二人で参加(^^;)江國香織さんの小説は実は読んだことがなかったのですが、「うんとお腹をすかせてきてね」には、いろんな料理が出てきます。朗読は、前半と後半に分けて聴き、そのタイミングで小説のお料理が再現されて出てきます。「強くて芳しい金色のシェリー酒」という表現のままシェリー酒とオニオングラタンスープ。冷たいパテと温かく蒸した野菜そして「泡のたった冷たい液体」と一緒にパテ...朗読とディナー
【本】江國香織『きらきらひかる』~この世界に間違った愛がありますか?ゲイの夫とアル中でメンヘラな妻。どこまでも透明な感情~
1、作品の概要 1991年に刊行された江國香織の長編デビュー作。 紫式部文学賞受賞。 1992年に映画化。 文庫版で201ページ。 12章からなる恋愛小説で、笑子と睦月がそれぞれ一人称で語る。 2、あらすじ 新婚の睦月と笑子はお互いに脛に傷を持つもの同士。 睦月はゲイで、結婚後も紺くんという恋人を持ち逢瀬を繰り返す・・・。 笑子はアル中気味で情緒不安定で、精神科の受診歴もあった。 そんな、「普通」とは程遠い結婚生活。 触れ合うことがなくても、静かで穏やかな愛情が2人の間に流れていた。 柿井と樫部さんのゲイカップル、紺くんも笑子の不思議で率直な魅力に惹かれて不思議に親密になっていく。 しかし、ま…
私は、夫を他人として意識する瞬間が好きだ。――いくつもの週末(江國香織)
こんにちは、「夢と読書 一期一会BOOKS」の萌菜花です。 今回ご紹介する本は『いくつもの週末』です。 いつも透明感のある文体を書く江國香織さんの内面が知りたい! と思い、この本を選びました。 わたしのような人の他にも、 ・「夫婦」や「恋人」の出てくる話が読みたい・都会の生活を知りたい・江國香織さんのお話が読みたい そんな方におすすめの一冊です。 本の情報と本の内容、感想を本の中の言葉を引用しながら書きたいと思います。 気になる方はぜひ、最後まで読んでください。 なお、こちらは「夢と読書(ラクマで古本屋モドキ)」にて、実際に販売中の商品になります。
【本】江國香織『神様のボート』~静謐な狂気と、箱庭のような物語と支配~
1、作品の概要 1999年に刊行された江國香織の長編小説。 離れ離れになった恋人を待ち続ける母親と、娘の物語。 母親の葉子と娘の草子の一人称の視点から交互に語られる。 第13回山本周五郎賞候補作に選ばれた。 2013年にNHK-BSプレミアムでTVドラマ化された。 2、あらすじ 葉子は「必ず戻ってくる」と言って別れた「あのひと」を、娘の草子と一緒に待ち続けていた。 結婚していた桃井先生とも離れて、東京を出た2人は「神様のボート」に乗って漂流し続け、様々な土地を転々としながら暮らし続ける。 やがて成長した草子は母親と2人で待ち続ける生活に疑問を感じるようになる。 神様のボート (新潮文庫) 作者…
【本】江國香織『去年の雪』~時間も運命も超えて織り成される人生という名のタペストリー~
1、作品の概要 2020年に刊行された江國香織の連作ショートショート。 「小説 野生時代」2017年11月号~2019年7月号に連載された。 100人以上の登場人物が織り成す時を超えた物語のタペストリー。 2、あらすじ 時間も生死も超えて。 100人を超える登場人物達の人生が交わる不思議な物語。 とある街で、3つの時代で時間が交錯し不思議な出来事が起こっていた。 現代の誰かの物語は、中世の物語に繋がり、近代にも伝わる。 水面にいくつも投げ込まれた石つぶて達が起こす波紋は重なり、広がっていく。 去年の雪 作者:江國 香織 KADOKAWA Amazon 3、この作品に対する思い入れ、読んだキッカ…
「お互い、いろいろあるねえ」――てのひらの恋 けれど、いちばん大切なあの人との記憶。
こんにちは、「夢と読書 一期一会BOOKS」の萌菜花です。 今回ご紹介する本は「てのひらの恋」です。 大人の切ない恋が読みたい方や、江國 香織さんや小川 糸さんなどの有名作家の話がまとめて読みたい方などにおすすめの一冊です。 本の情報と本の内容、感想を本の中の言葉を引用しながら書きたいと思います。 気になる方はぜひ、最後まで読んでください。 なお、こちらは「夢と読書(ラクマで古本屋モドキ)」にて、実際に販売中の商品になります。 この本について どんな本? 読んでみてどうだった? 色々な作家さんのお話が一冊で楽しめる 色々な恋のかたちがあることに気づく(それぞれの感想) 女友達(江國 香織) 十…
【本】江國香織『落下する夕方』~すれ違う魂の、その一瞬の物語~
1、作品の概要 1996年に刊行された江國香織5作目の長編小説。 1998年に原田知世主演で映画化された。 8年同棲していた彼から別れを切り出された梨果が、彼が恋している女性・華子と一緒に住み始めて次第に彼女に惹かれていく奇妙な三角関係を描いた小説。 2、あらすじ 梨果は8年同棲していた健吾から、ある日突然好きな女性ができたと別れを告げられる。 茫然自失の梨果のもとに健吾が好きな女性・華子が訪ねてきて同棲生活が始まる。 あまりに自由奔放で子供のような華子に戸惑う梨果だったが次第に彼女との生活に馴染んで受け入れるようになっていく。 一方で健吾に対する愛情は消えてしまうことはなく、気持ちは揺れ動い…
1、作品の概要 『彼女たちの場合は』は、2019年に5月に刊行された江國香織の長編小説。 2022年4月に文庫化。 『小説すばる』2015年3月号~2018年7月号に連載された。 14歳と17歳の2人の日本人の少女が、両親に内緒で家を出てアメリカを旅する。 2、あらすじ 17歳の逸佳はアメリカに住む木坂家から留学先の学校に通っていたが、木坂家の長女で従姉妹の14歳の礼那と一緒にあてどない旅に出かける。 ニューヨークから西に向かって旅立った2人は、ボストン、メインビーチズ、マンチェスターを経て移動し続ける。 旅先で出会う優しい人たちや好ましくない人たち、奇妙な出来事や素晴らしい出来事は、2人に成…
【本】江國香織『金平糖の降るところ』~愛ではないその何かが、愛より劣るものだと誰に言えるだろう~
1、作品の概要 『金平糖の降るところ』は、江國香織の長編小説。 きらら2009年5月号~2011年5月号に連載され、2011年に刊行された。 アルゼンチンで生まれた日本人の姉妹の奔放な恋愛と人生を描いた。 2、あらすじ 佐和子は、都内でステーキ屋やバーなどの飲食店を営む達哉と平穏な結婚生活を送っていた。 アルゼンチンで生まれた彼女はかの国にいる妹ミカエラと親密なやり取りを続けていた。 お互いの男の愛を試すように誘惑し合っていた彼女たちだったが、佐和子が留学先で出会った達哉だけは共有することがなかった。 しかし、佐和子の語学教室の元生徒である田渕が彼女と再会してから運命が数人の人生を翻弄し始める…
午前中は曇っていて涼しかったのに、昼過ぎからは陽射しもあって暑さを感じるようになりました。明日からはまた暑くなるのかな?これからしばらくのフル稼働に向けて、朝の涼しいうちにエアコンのお掃除ができてよかったです。今日はひたすら読書の一日。会計の知識がちょっ
Noisy Bookシリーズの絵本 好奇心旺盛な子犬のマフィンが、夏の田舎で聞いた音、音、音! 読み聞かせ目安 低・中学年 7分 あらすじ 子犬のマフィンの家では、夏になると田舎に出かけます。 家の人たちは、飛行機でいきますが、マフィンは箱に入れられ、汽車と船に乗っていきます。 マフィンにとっては、はじめての田舎への旅です。 真っ暗な箱の中で、マフィンはいろいろな音を聞きました。 かちゃり かちゃり かちゃり かちゃり ばたん ばたん ばたん ばたん かちゃり かちゃり かちゃり かちゃり いったいなんだろう 朝になると、列車はどこかへ止まり、 コケッコッコッオ ちゅんちゅん、ぴちゅぴちゅ め…