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文豪の名作と現代のイラストレーターがコラボした『乙女の本棚シリーズ』、今回は太宰治の『葉桜と魔笛』です。 姉妹愛と当時の切ない恋愛事情、少し不思議な出来事が葉桜の思い出とともに語られます。紗久楽さわさんの描写が物語の世界をより深く、美しく伝
文豪の作品と現代のイラストレーターがコラボした乙女の本棚シリーズ。詩人萩原朔太郎とイラストレーターしきみさんによる『猫町』は、幻想的な風景が広がるお話です。 『猫町』とは 三半規管に疾患のある(つまり、よく迷子になる)主人公が、散歩の途中迷
山の滝のそばに住む、炭焼きの父と少女。少女は学生が滝に落ちるを目撃。滝に飛び込み大蛇になった木こりの兄弟の話を思い出す。「おめえ、なにしに生きでるば」父は手を上げたが、そろそろ一人前のおんなになったからだなと、堪忍してやった。ある夜、少女は髪を結って寝て
文豪と現代のイラストレーターがコラボした「乙女の本棚シリーズ」。今回は太宰治の『待つ』を読んでみました。美麗で儚げな少女が「待つ」のは一体誰なのでしょう…?『待つ』あらすじ毎日、駅のベンチに佇んで「誰か」を待つ少女。彼女自身、待ち人が誰かわ
文豪の名作と現代のイラストレーターがコラボした『乙女の本棚シリーズ』、今回は太宰治の『葉桜と魔笛』です。姉妹愛と当時の切ない恋愛事情、少し不思議な出来事が葉桜の思い出とともに語られます。紗久楽さわさんの描写が物語の世界をより深く、美しく伝え
肺の病で、病床の妻は、新鮮な鶏の臓物を接吻するように食べる。「檻の中の獣。」「寝台から綱をつけられている。」檻の中理論。ビックリ!罵倒するような言葉の妻。ジブリの「風立ちぬ」を思い出しながら、読み続けます。関東大震災後という時代も同じ。「もう直ぐ、俺も参
これを、耽美というのでしょうか。籠からチラッと見えた素足の描写や芸妓の使いとしてやってきた小娘の容姿の描写がなまめかしい。この娘があの素足の主だった。麻酔剤で眠らせて、背中に刺青を・・・。目を覚ました小娘は「親方、お前さんは真先に私の肥料になったんだねぇ
江戸川乱歩ですから、気味の悪いお話だと想像はしておりました。新婚の夫は、透けるような美青年でございました。しかし、その夫は妻が眠りにと部屋を出て行くのです。夫が恋していたのは、人でない物。それに気がついた妻は、その物を叩きのめしたのでございます。なのに夫
綺麗なイラストが、不朽の名作の世界へ誘ってくれる 「乙女の本棚シリーズ」好き タイトルを見て想像したのは、 「人でなし=ロクな人じゃない」 主人公が酷い目にあわされ、その後どのように展開するのか 綺