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みなさん、お元気してますか? 千倉よしのです。この前橋シリーズのカラー写真はスマホで撮影、白黒写真は白黒フィルムで撮影したものを自分でスキャンしたものです。その辺も見てくれると嬉しいです。パンチングのある白いアルミ板で覆われたアーツ前橋の外装。萩原朔太郎記念前橋文学館までテキトーにぶらぶら歩いていたら、今日はもう終了だった。残念。仕方ないから文学館前にいた朔太郎さんとツーショットを撮りました。 落...
⭐︎朔太郎との何度とない再会私にとって、萩原朔太郎の第一印象は「難しい」でした、なんて正直な感想。そもそも、当時、4年前。特に文学少女だったわけでもなく、詩と出会ったばかりで下地のない(遠い学生時代に智恵子抄を愛読したけれど、むしろそれだけ)私が、そう、現代詩とも出会ったばかりの私が、まさか近代詩に太刀打ちできるはずもなく、下した判断「私にはまだ早い」。まだ早いまだ早いと言いながらも、朔太郎の存在は詩に触れ合うにあたり到底無視できるものではなく、何度となく第一詩集『月に吠える』を読み返しました。そのたび「朔太郎また会ったね」という、謎の友達感覚。『月に吠える』には北原白秋や室生犀
芥川の生きた時代の回想こんにちは、くまりすです。今回は生前の芥川龍之介と関わりのあった48人の回想集「芥川追想」をご紹介いたします。story:歿後90年を経て今も読み継がれる作家の愛惜やまざる面影と真実を巡りあった48人が手繰りよせ語る。
こぼれ松葉をかきあつめ をとめのごとき君なりき こぼれ松葉に火をはなち わらべのごときわれなりき (「海辺の恋」佐藤春夫) 確か私が高校生の頃であつたと思ふ。好きでよく聞いてゐたシンガーソングライターの小椋佳が歌ふ「海辺の恋」といふ歌に惹かれた。 歌詞が当時でも珍しい文語である。この詩の背景には不倫関係があるといふやうな話も聞いたが、文語が醸し出す男女の情景に...