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子どもの頃、切羽詰まって「かみさま~っ」と叫んだことがある。「困ったときの神頼み」という科学的根拠のない刷り込み。情けない。いや、不思議なもんです。★受験シーズンになると、何を考えてるのか21世紀のいま、平安時代の右大臣様に「どうか受かりますように」とお願いに行く。日本中の寺社や教会では、病気快癒の祈願、交通安全祈願、良縁祈願、商売繁盛の祈願、金運の祈願、家内安全の祈願…。みなさん、ご自分でも努力をな...
鏡に映る自分の姿。顔の老化についてはもう蹴っ飛ばしたが、胴体はどうなのか?と珍しく点検の目を向けた。ガ~ン‼脇腹の肉がパンツから垂れている。こんなワタシに誰がした。ワタシです。★思い当たるのはこの1年、ご飯がおいしくて腹いっぱい食べるようになったことだ。で。「オレサマの美意識が許さん」ということで、節食開始。同時に、ネットで見つけたおなか引き締め運動も開始。「齢を考えてチョーダイ」とおっしゃる奥様の...
シミ?取らなくていいです。シワ?いまさら何を…。出っ歯もダンゴっ鼻もそのままでよし。不自然に白い歯は新庄さんにお任せして。★角は立つけど、表だって言いたくなった。人間は「美の基準」とやらに従わない方がいいです。こんなインチキなものはないのだから。江戸時代では絶世の美女が、明治になって欧米文化にひれ伏すと、「こんな醜女が!」に。もし今後、アフリカ系の人々が世界の文化を牽引すれば、欧米主導の美の基準なん...
言葉は世につれ。世は言葉につれ。言葉は時代を映す。だから、「近ごろの言葉はなんだよ」なんて嘆くのは、時代とズレた、言い換えりゃあ年をとった証拠となる。「マジ、ヤバイっす」「おいしぇ~」「それ、ちが(違)くネ?」黙っていよう。ぼくも何十年か前、年配者のヒンシュクを買っていたにちがいないから。★そのヒンシュク、もう終わったわけではない。ぼくは未だに言い間違える。「えーと、まず最初に…」「すみません、まだ未...
人生100年時代だそうだ。それを言う時、メディアがずいぶん嬉しげだ。 腹立たしい。長寿を礼賛する社会があり、個人がいる。 気が知れない。そんなもん、嘘っぱちだと気づかないだろうか?★この世は平等主義が舵を握っている。だが、つねづね思うのは、「齢を重ねるとともに、命の価値は低減していく」ということだ。★思い出すのは、その昔、生産性のなくなった老人を遺棄する姥捨てが存在していたことだ。間引きといって、産ま...
長く生きてると、「昔はこうじゃなかった」と、しばしば価値観がひっくり返される。★たとえば、日焼け。わりと最近まで「夏に日に焼けてないと不健康でオシャレじゃない」と引け目を感じたものだ。メディアや化粧品会社は「小麦色に焼けた肌こそ美しく健康的だ」と国民を煽った。が、いまは真反対に「日焼けは皮膚癌のもと。シミ、シワ、タルミのもとです」と警鐘を鳴らす。「早く言ってよォ~」もうオレのコメカミや頬はシミだら...
デパートの食品売り場をうろつく。妻が料理をほぼ卒業したから。同時にぼくも。妻は後ろめたいらしい。テレビで料理が映ると、「わたしも、これ作った」「これ、わたしも漬けた」と必ずつぶやく。罪悪感の埋め合わせか。★卒業は旅行も。先だって、旅先で下痢をした。で、早々に切り上げた。家に着くと、二人ほぼ同時に言った。「もういいね、旅行は」下痢が直接的な原因ではないが、非日常はもういい。「長崎にもういちど行って、...
ぼくはある日トツゼン、黒い肘のショックに襲われた。★それはバスでのこと。乗って来たぼくより少し高齢そうなご夫婦。お二人とも帽子から靴まで、気をつかってオシャレをされていることがわかる。姿勢もよい。「この年齢では珍しいな」と思ったがしかし、ご主人の肘が目に入った瞬間、「えええっ」肘が錆びついたネジのようにゴワゴワしていて赤黒かった。★もう、キレイなシャツも帽子もあったもんじゃない。気持悪さが背中を走る...
1923年3月のこと。エベレスト登頂を目指す二度の遠征隊に参加したイギリスの登山家J・マロリーがアメリカで講演をした時、NYタイムズの記者が質問した。「あなたはなぜエベレストに登りたかったのか」すると、彼はこう答えた。「そこにそれがあるからです」 Because it's there.★その言葉が日本では「そこに山があるから」と変えられて、いろいろなケースで転用されるようになった。たとえば。90歳でフル・マラソンを走る...
「海馬」という器官が脳の中にある。加齢によって物忘れが進むのは、この海馬の衰えが原因だ。★認知症の多くもまた海馬の萎縮が関係しているとか。認知症は脳の萎縮であり、脳は海馬から萎縮するからだ。★海馬はしかし、老人になってから衰えるのではない。衰えは20代から始まるというから驚きだ。★では。衰えると、どうなるのか。それには海馬の役割をまず。★海馬は、見たり聞いたり読んだり、味わったり嗅いだり触れたりしたこと...
年齢を重ねると、「どうでもいい」ことが増える。知らん顔していたい出来事が増える。★若い頃でも、もちろんこの世の取捨選択は行った。が、それは、状況や生活観による必然だった。★末期高齢者ともなると、線路の先には車止めのバッテン・マークが見えている。間もなく終着駅到着だ。運転士はブレーキに手をかけ、「どうか穏やかに停まれますように」と願っている。★こんなことがあった。住んでいる集合住宅で、「駐車場に電気自...
いま、あなたをあなたであらせているものは何でしょう。強烈な向上心?凄まじい野心?高い目的意識?激しい競争心?忘れられない悔しさ?あの時の怒り?どす黒い復讐心?それとも追い詰められた焦り?あるいはただ、なんとか生きている?★どれであれ、それらは神経の一つのありようです。神経といっても、注射でチクっとするヤツではなく、精神科が対象にする神経の方ですが。★この神経は、産まれる前に胎内で発芽し、人生経験によ...
質問。トツゼンだが、精子の製造工場はどこか。答。キンタマである。失礼、精巣。別名、睾丸である。★質問。その工場はいつ閉鎖するのか。答。キンタマ工場は命あるかぎり閉鎖しない。ただ、問題がなくはない。生産量と品質が30代半ばから落ち始め、ふつうは60歳ともなると、女性のお宅にお邪魔しても本来の役割、つまり子孫繁栄のお役には立てなくなる。★質問。では、平均寿命を超えたジイサンたちが本来の機能を果たせない劣悪な...
新潟県の山奥、長野県との県境に近い温泉地のブナ林と棚田に魅かれて行った時のこと。畔の草刈りの手を休めている60代後半の男性からとてもおもしろい話を聞いた。そこかしこに咲いている淡いピンクの花をつけた低木の名前を尋ねたのがきっかけだった。★その1:ホッチキスで肉を縫う。柄の長い草刈り鎌の尖端が足の甲に突き刺さった時、その人は何をやったか。医者にとんで行った?ブ~!家に帰ると肉と皮をつまみ上げ、ホッチキス...
若い頃。いつも穏やかな微笑みを浮かべている老人になりたいと思っていた。で。その年齢になった。それで?穏やかな微笑みを浮かべているかって?ぜ~んぜん!めったに見ない鏡だけど、おそるおそる覗いてみると、険のある顔がそこにある。とても自分だとは思えない。が、自分なのだ。正視に堪えません。★なぜ穏やかになれないのか。その理由は言いたくない。大方、お察しのとおりです。★ほかの老人たちもたいがいそうだ。顔つきが...
人間、平均寿命を超えてくると、「自分はどんな死に方をするんだろう」という思いが、ときどき過るようになる。寝たきり?認知症?それとも突然死?そしてその思いは、時として「もし植物人間になったら…」に飛ぶことがある。そのとき自分は延命措置をされるのだろうか…?もっと言うなら、尊厳死を選べないのだろうか?そういう問題にぶつかる。★ふつう、終末期に受ける医療では、もはやすべての医療の効果がなく、余命が数か月以...
紅ほのぼの、朝露ひらく森の朱夏山岳点景:笹百合ササユリ2022.6.25山の日暮れは早いので登山の方はお気をつけて。【撮影地:神奈川県2022.6.25】早く越境して山歩けるよーになりますよーに。にほんブログ村純文学ランキング著作権法より無断利用転載ほか禁じます紅淡く、森の朱夏
ぼくはバランスが悪い人間です。そもそもバランスをとろうなんて思ったこともありませんし。★ かつてぼくもやっていたサラリーマンは、諸欲のバランスの中で生きています。お得意先、上役、同僚、若手との。お店も政治も芸能人もジャーナリストもほとんどの人がそう。国対国だって、ふつうの国は諸欲のバランスをとる。★ぼくはただ、この種のバランス第一主義がガチガチの保守になると、生来のアンチ魂、破壊的衝動に火がついいて...
昭和の20~30年代は、そこかしこに雷おやじがいて、横丁を闊歩していた。死語になっているかもしれないのでいちおう説明しておくと…何かというと大声で怒鳴りつけ、口やかましい人。だけど、それは何事にも堂々と自分の意見を持っているからで、信念に基づいた骨のある言動だと言うこともできる。★そういう人が町内だけじゃない、政界にも学界にもマスコミ界にもいて、ガンガン文句をつけていた。いまは政府のご機嫌とりが10人中9...
同じ老人でありながら、ぼくはある種の老人が苦手です。その① ワケなく偉そうにする人。その② ワケなく無愛想な人。★まず①。偉そうにふるまう老人の共通項は、手前勝手な自負心です。「オレサマはおまえらとは比べ物にならないほど修羅場をくぐって来てるんだ」その結果つかんだ自信、おカネ、肩書などなど。しかし。「そりゃどうもおめでとうございますが、それって私、関係ないですよね」あなたがその修羅場とやらで奮闘なさっ...
老人たちの胸には、ふとしたことで若かった頃の情景がよみがえります。一方ではハラハラと散る晩秋の木の葉のように記憶が抜け落ちているというのに。★思い出すのはきまって恥じ入るようなことばかり。そして苦々しさに首を振ります。「ああ、おれはなんてバカだったんだ」後悔、それから反省。★でも、それがいいんでしょうね。だって、後悔するってことは、過去より成長したって証しだから。★ある調査記事を読みました。それによ...
情けないことになってしまった。シャツを買いに行った時のこと。「お客さまはSでよろしいでしょう、Sで。Mではなく、Sで」気のせいか、Sと言う声がどんどん大きくなったように感じた。しかも。1回言えばすむところを3回も言った、3回も!「昔はこれでもMだったんですけどねえ」と、いちおう軽く流しはしたが、内心ではショックだった。「そうか、おれはもう立派なチビか」と。★年をとってからワタクシメ、不本意ながら食欲までS...
最近、ボーッとすることがけっこうありまして。★扉を開けたが、何のためだかわからない。まだ片づけてはいけない物を片づけている。風呂掃除をやったばかりなのに、またやろうとして気づく。テーブルでは手が(勝手に)器にぶつかる。出かけるとき靴をはこうとすると、靴下をはいてない。 …きりがないから やめます。★戦い終わり、リングを下りたボクサーは、長年の殴り合いから解放され、もうノック・アウトされる心配がない。日...
ぼくを含めてたいていの老人は「自分はまだまだ若い」と思っている。しかもそれが、思い上がり、もしくは錯覚にすぎないことになかなか気づかない。★ぼくがまだ40代だった頃、電車で老人に席を譲ろうとした。するとその人が憮然として言った。「そんな年寄りに見えますか」★その逆。それはぼくがバスで席を譲られた時のことだった。①席を譲られる→老人に見える。そのこと自体ですでに傷ついているのに、②声をかけてくれた男性がぼ...
木下闇ふわり、真白やわらか燈る初夏山岳点景:笹葉銀蘭ササバギンラン2022.5.22この花を森で見かけると、夏が近いなあと。山の日暮れは早いので登山の方はお気をつけて。【撮影地:神奈川県2022.5.22】早く越境して山歩けるよーになりますよーに。にほんブログ村純文学ランキング著作権法より無断利用転載ほか禁じます銀蘭の灯、森に初夏
NATIONAL GEOGRAPHICの気になる記事を読みました。それは…三島和夫氏の「睡眠の都市伝説を斬る」です。https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140818/411699/?P=2以下、その記事を勝手に&大々的に意訳させていただきました。★ゾウとネズミ、どちらの睡眠時間が長いと思います?ほとんどの方がゾウとお答えになるでしょう。ところが、それが大きな間違いでして、正解はネズミ。なぜなら、ネズミは昼も夜も走り回って...
人間の欲はいろいろです。が、年齢とともに変化していくものの一つが食欲ではないでしょうか。★たとえば。若いころ好んで食べていた肉類をぼくはもうどうでもいい。じゃあ魚かといえば、刺身はほんの数切れでよく、それ以上なら酢じめ、昆布じめの方が食べやすい。お酒の量も当然減りましたが、ビールならグラス半分程度で十分。 😄ハハハハハ。嗤われても、残念ながら事実なんです。大のビール党だったんですけどね。★で。こ...
森の底、樹影ふわり花灯篭山岳点景:石楠花シャクナゲ2022.5.22山で自生する石楠花は、佇まい凛と静かできれいです。山の日暮れは早いので登山の方はお気をつけて。【撮影地:神奈川県2022.5.22】早く越境して山歩けるよーになりますよーに。にほんブログ村純文学ランキング著作権法より無断利用転載ほか禁じます花灯篭、石楠花の森
山蔭、森閑ふかみ凛と咲く山岳点景:石楠花シャクナゲ2022.5.22山で自生する石楠花は、佇まい凛と静かできれいです。山の日暮れは早いので登山の方はお気をつけて。【撮影地:神奈川県2022.5.22】早く越境して山歩けるよーになりますよーに。にほんブログ村純文学ランキング著作権法より無断利用転載ほか禁じます石楠花、森に初夏
年齢を重ねておられる全国のみなさん、爪を不自由なく切っておいででしょうか。ぼくはダメです。★母が八十代後半だった頃。「すまんが爪を切ってくれんんかね」と言われた時はびっくりしました。自分で爪が切れないのかと。「目が薄うなったけえね」母は遠慮がちに言いました。いいえ。遠慮はいらない。視力は誰でも落ちます。それが爪切りを困難にする第一の原因です。★ぼくが母と同じようになったのは、ここ2、3年でしょうか。...
デジタル化していないジイサン&バアサンは、1秒ごとに時代に置いて行かれています。ITだのAIだのSNSだの、「ありゃ何の暗号だい?」と、みんなで顔を見合わせるばかり。★恥ずかしながら、たとえばワタクシメ。これでも時代に後れまいともがいています。しかし。高速で走り去る時代の船に小指の先がかろうじて引っかかっている程度。いまにも波に呑まれそうです。★脳科学者によれば、音楽の好き嫌いは脳の情報処理方法で決まると...
会社員であれ、自営業であれ、専業主婦であれ、10代、20代、30代。「早くちゃんとなりたいな」とガンバル。40代以降は老後のことをチラチラ頭に入れながらガンバル。★そういうガンバリは、老後になっても新たな存在理由づくりのために継続されたり、されなかったり…。どうあれ。見ていると、70代後半にはみなさんそれとなくリングを下り始める。なぜなら。平均寿命ってやつが視野に入ってくるから。特に男性は、平均寿命が80歳...
多くの人が言う。「うまく年をとりたいもんだね」と。が。80歳が近づくと、もう「うまく年を…」なんてことは言わなくなる。かわりに言う。「オレはオレ。オレらしく生きて、オレらしく死ぬ] 😠「文句が あるか!」★ま、文句の有無は置いといて…。うまく年をとるのは、ホント、むずかしい。でも。どうすればいいかは、みなさん、頭じゃよくわかってる。「心を広くしてさぁ、ものわかりがよくなりゃいいんだろう?」そのとおり...
人生、死ぬまで何があるか、わかりませぬ。★ある平凡な一日の昼下がり。夫が悠然と新聞を読んでいると、妻が正面に立ち、棒のように言い放った。「あなたとの生活はきょうで終わりにします。離婚に伴うもろもろのことは、追って弁護士を通じて連絡いたします。それでは」グァラ ラ~ン!ビックリマークを100個つけても足いませぬ。夫殿はただ呆然とするのみ。★熟年離婚の70%は話し合いでではなく妻が突きつける!という。★そこで...
旅にも適齢期があると最近知った。それは悲しい現実だった。★まず:老人はオシッコが近い。だから、行き先に多数のトイレがあるかどうかは、風景の良し悪しよりずっと気になる。次に:たいていの老人は膝や足腰を何かしら傷めている。延々と続く石段なんて、「おまえは来るな」と冷たく突き放されているようなもんだ。3つ目には:スタミナの衰え。70代前半までは5泊だろうとロングステイだろうと平気だった。それが3泊4日でさえつ...
人生、最終コーナーをまわった人間は、やがて最後の儀式を迎える。ペルシャでは死者を塔に吊るし、猛禽に食べさせて弔いとした。エジプトは王族をミイラにした。バビロニアでは死者をロウで固め、イスラムの神秘主義では、マトンの肉と共に死者を食べた。★日本では、平安時代まで死者を山野に放置する風葬が主流だった。平安京には三か所も風葬地が設けられていた。風葬後に骨を洗い、死者を弔う思想は、現在でも沖縄の離島で息づ...
世の中、若く見せようとして、整形したり化粧品に頼ったり、サプリにのめり込んだり、もう、たいへん。が。みなさんいっせいにお忘れになっている対処法、それが表情筋トレーニングです。★あなたは愛想のいい老人に出会ったことがおありでしょうか。まずないでしょう、と思います。なぜなら老人はほぼもれなく表情筋が劣化!しているからです。病的な筋トレ・オタクでも、表情筋にまではなかなか手がまわりませぬ。★さて、その表情...
森暮らしをしていた時のこと。木こりさんに、高木の枝落としを頼んだ。梯子など使わず、短いロープとスパイクのついた靴だけでリスのようにスイスイ登っていく。齢は70歳ぐらいだろうか。その熟練の技術はともかくとして、本題はその木こりさんのお昼ごはん中のことなのだ。気がつくと、その人、箸を手にしたまま眠っておられた。どうしたものか…。数分後、ぼくは決心した。「もしもし…」肩をポンポンと叩く。それでいったんは目を...
昨日は今年初めて20度になった 上着なしで森を歩くと…陽光の中でヒメツルニチニチソウがもう咲いていたww咲き始めるのは4月末から5月初めが普通でこれは早い一方で森の落葉した木々はまだ葉芽が出ていない…中央ヨーロッパ原産の可憐な花で 私の好きな色だヤマキチョウが飛び交い あちこちで蜜を吸っていた当地名で「黄色の輝き」のキバナノアマナも陽光に輝く勿論森を覆うアネモネ・ネモローサもどんどん増えているこれはゴルフ場...
自分もそうだから、偉そうには言えないけれど、99%のジイサン、バアサンが「わたしゃ、どこどこが痛いのよ」とおっしゃる。そのとき、うっかり「え? どんなふうにですか」なんて深掘りしてはいけない。少なくとも5分は、人生を棒に振ることになる。 →ぼくだって10分は しゃべります。★最もポピュラーな勤続疲労による痛みは、どんな人にも避けようもなくやってくる。プロ野球OBたちのチャリティ・マッチ。スポーツ・ニュー...
黄金ゆらす、風の春花木点景:山吹ヤマブキ2014.4.9ヤマブキの明るい花色を見ると春酣だなあと。笑丹沢もまだ残雪に14:00から気温低下×山の日暮れは早いので登山の方はお気をつけて。【撮影地:神奈川県2014.4.9】早く越境して山歩けるよーになりますよーに。にほんブログ村純文学ランキング著作権法より無断利用転載ほか禁じます黄金の風、森の春
そうとう昔の大昔。「芸能人は歯がキレイ」というCMが流れていた。その時だ。「そうか。歯はキレイにするものなのか」と意識させられたのは。★「何言ってんだよ、ジイサン」(←街の声)まあ、まあ、まあ。当時は芸能人でも男は別に真っ白な歯じゃなかった。そういう時代だったんだから。とくに男はたいていヘビー・スモーカーだったし。★近世以前を舞台にした欧米の映画を観ると、時代考証がしっかりしているものは、庶民階級の歯は...
老人ってのは、遠目にもわかる。なぜなら、その姿勢。そして歩き方。首が前に垂れている。その垂れた頭の自重に耐えきれず、背中が曲がっている。いや、逆?背中が曲がったから頭が垂れる?おまけに腿が上がらないから、つんのめるようなヨチヨチ歩き。前からつっかい棒をしてあげたい。なぜそうなるんだろうね、というわけで、自分のことから反省してみた。ぼくは40歳の時、よく当たると評判の占い師に「嫌になるほど長生きしま...
何かにつけて「立ち位置がアンチ」の私めの、まさにそのツボにはまった記事があった。その主役は政府御用達の老・感染症専門家(男性)。★ある日のことでありました。老・感染症専門家はかねてより自分の意見に異を唱えている同じ研究者仲間の女性にこう申されたとか。「あなたはね、女だからそんな正論が言えるんだよ。男には政治があるからね。そうは言えないんだよ」★これには二つの問題点が潜んでいる。1 男尊女卑。2 正しい...
老人は生まれた時からシラガだったわけじゃない。生まれながらのハゲだったわけでもない。背中が曲がったのは70歳を過ぎてからだし、皺やシミが目立つようになったのも60代になってからだ。なのに若者は(頭ではわかってながら)誤解する。目の前のこれら爺さん婆さんは、ずっと昔から爺さん婆さんだったんだと。その原因は爺さん婆さんの側にもある。なぜなら、年を取ると誰もが汚くなるから。若い頃の写真と比べてみてください。ホ...
子どもの頃、25歳ぐらいの人を見ると、ものすごく大人に感じられたものだ。しかし、自分がその年になってみると、なんと子どもっぽいことか。25歳の時には50歳の人が大変な大人に見えた。しかし、自分がそうなってみると、「50なんて、まだガキだね」★自分が年相応だと感じ始めたのは、70代半ば以降じゃないだろうか。平均寿命が延びたことで、精神的な成熟スピードも鈍化したように思う。なぜなら。それに伴って定年が延び、競争...