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【施設紹介】台鐵平渓線 菁桐駅(新北市平渓区)―観光地のメッカになった木造駅舎
台湾の国鉄にあたる「台鉄」には4つの盲腸線があります。内湾線、集集線、深澳線、そして今回登場する平渓線。そのいずれも中間駅ないし終着駅が大規模な観光地として賑わっており、その様子は日本人の間でもよく知られています。今回はその中でも、平渓線の終点にあたる菁桐(せいとう)駅に着目したいと思います。起点の三貂嶺駅からディーゼルカーに揺られること40分、大勢の行楽客とともに菁桐駅ホームに降り立ちました。▲菁桐駅...
台鐵東勢線 石岡駅跡(台中市石岡区)―大地震で真っ二つに割れた駅
1999年9月21日、台湾中部の南投県集集鎮を震源地とする大地震が発生しました。この地震は大きな爪痕を残し、各地で被害が見られました。その一例が台鐵集集駅で、木造駅舎が倒壊する被害を受けたものの、数年後に再建されています。今回お届けする台鐵石岡駅跡は、現在の台中市を代表する震災遺構の一つで、駅構内に断層が形成されています。駅自体は地震前に廃線となっており、路線運行への支障はありませんでしたが、断層ができ...
台湾には以前から、ご当地キャラクター・企業マスコット(所謂ゆるキャラ(R)とも)がたくさん存在します。しかし、そのクオリティは決して高いとは言えず、デフォルメの悪さゆえに可愛くないマスコットが乱立していました。ところが近年になり、クリエイターの成長や日本からのノウハウ流入が進んだことで、見て可愛いと思えるマスコットが、次々に誕生しています。その中には日本人がデザインしたものも含まれますが、それでもク...
【700T形新幹線】台湾高鐵1525号 乗車記(桃園~苗栗)【こだまタイプ】
「台湾新幹線」こと、台湾高速鉄道の桃園駅にやってきました。今回は同駅から新幹線にゆられ、一路苗栗駅を目指します。2013年3月以来、約6年ぶりとなる高鐵への乗車ですが、はたしてどのような旅になるのでしょうか。高鐵桃園駅は桃園メトロ空港線に接続しており、空港から鉄道だけで来ることができます。台鐵桃園駅からはだいぶ離れているため、両者を結ぶ交通機関は主にバスとなります。駅前には写真上のように、大きなバスター...
高鉄苗栗駅から台鐵豊富駅に乗り換える(苗栗県苗栗市) 付録:EMU500のステップ
今回は台湾高速鉄道(新幹線)の苗栗駅と、その接続駅・台鐵豊富駅を中心にめぐっていきます。所在地はいずれも苗栗県苗栗市。駅名こそ異なりますが、両者は互いに近接しており、列車を乗り継ぐことができます。高鐵の700T形を降りて、苗栗駅ホームに出てきました。同駅は近年開業したばかりで、ほかにも南港(台北市)・彰化(田中鎮)・雲林(虎尾鎮)が同時期に開業しています。各駅停車タイプの列車だけが止まり、発着は基本的...
保存車両はもちろん、台湾にも多数存在します。今回はその中でも、彰化駅の裏側に保存されているという32200系客車を求めて彰化にやってきました。この32200系というのは、簡単に言うと近郊型客車にあたります。日本でいう所の50系客車に近い性格の車両ですが、50系とは異なりデッキが存在しません。扉も両開きで、都市圏での通勤輸送に特化しています。また、台湾では珍しいインド製の車両なのです。そもそも、この32200系という...
【旅行記】マレーシアにミールス食いに行った(6) 最終日もやっぱり鉄道&ミールス
あれだけ沢山あった時間は、もうこれっぽっちしかない。たったの10時間。充実したマレーシア滞在4日間も、これが最終日だ。どんなに泣いても笑っても、夜には福岡行きの飛行機に乗らなければならない。早朝アザーンを収録せよ!最終日の4日目は6時ごろに起床した。この時間に起きたのは、早朝のアザーンを収録するためだ。ちょうど隣にモスクがあるし、収録環境としては全然悪くない。この時期、イスラムの早朝礼拝(ファジュル)...
【旅行記】マレーシアにミールス食いに行った(5) 電車でタンピンまで行ってみた
3日目は電車で遠くまで行ってみようと、旅行前から行先を考えていた。一番の候補はペナン(バターワース)だが、あそこは遠すぎる。特急電車ETSでも4時間はかかるのだ。次に考えたのがイポー。こちらは電車で2時間の距離にあるため、日帰りに適した場所として知られている。しかし、よく考えてみるとETSの予約を取らずにここまで来てしまった。イポーまでの切符を撮ろうと2日目昼に窓口を覗いたが、あまりの人混みにうんざりしてし...
【旅行記】マレーシアにミールス食いに行った(3) 2日目午前は電車でバトゥ洞窟へ
マレーシア滞在2日目になった。ここから本格的に、クアラルンプール市内やその近郊をめぐっていきたい。まずはクアラルンプール基本のきから、ヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」に向かった。日頃の激務がたたり、なかなか目が覚めない。結局8時をめどに起床して荷物をまとめ、軽装で安宿を出た。鍵はフロントに預けず、自分で持っていても良いとのこと。無くさないように、一日中開けないチャック付きポケットに入れておこう。ここ...
【旅行記】マレーシアにミールス食いに行った(2) アロー通りは通っただけ
4日間というのは思った以上に短いもの。ということで、時間があるうちに見るべき場所を見て回ることにした。それに夕食も探しておきたい。まずはKLセントラル駅からモノレールに乗り、繁華街のブキッビンタンを目指すことに。モノレールのKLセントラル駅は、KTMの同駅から商業施設を挟んで向かい側にある。動線は若干複雑だし遠いが、慣れてしまえばたいしたことはない。券売機でトークンを買い、これで改札を抜けてモノレールに乗...
【旅行記】2012年6~7月 1回目の台湾(3)―つりかけ特急でショートトリップ
2012年6月30日から7月2日かけて、私は初めて台湾を訪れました。1日、2目編に続きまして、今回は最終日3日目編の旅行記をお届けします。(前回のあらすじ)1日丸ごと観光だけに使える2日目、電車に揺られ「猫村」で有名な猴硐にやってきた。ここは猫だけでなく、かつて炭鉱があった街としても知られており、ゆっくり散策しているといつの間にか半日も経過してしまった。福隆に行くのは諦め、猫村・神社跡・炭鉱遺構をめぐり、最後に復...
【鉄道博物館になった廃駅】旧打狗駅故事館(旧高雄港駅)の保存車両群
高雄市鼓山区にある、旧高雄港駅を活用した「哈瑪星鉄道文化園区」の保存車両を見て回ります。こちらの特徴は何といってもその広さ!貨物駅の広い敷地を活かして、古い鉄道車両が数両保存されています。じつは、数年前にもここに来て、ブログ用の写真を撮ったことがあります。残念ながら、SDカードの故障で全て消去と相成り、結局ブログに上げることなく終わりました。今回は大丈夫!新しいSDXCカードで記録しているので、無事に全...
【施設紹介】台鉄縦貫線 林鳳営駅(台南市六甲区)―牛乳のふるさとに残る木造駅舎
統一の牛乳ブランドで有名な「林鳳営」には、のどかな農村風景が広がっていました。今回は台南市六甲区にある台鐵林鳳営駅をめぐります。所属路線は縦貫線。優等列車の停車はなく、各駅に停車する区間車のみ停車します。こちらには、日本統治時代の1933(昭和8)年に建設された木造駅舎が残っています。長く改修されていないせいか、だいぶ草臥れていますが、それはそれで趣があって良いものです。自動改札機はなく、改札口にはIC...
【施設紹介】台鐵縦貫線 南靖駅(嘉義県水上郷)―糖廠のお膝元に残るモダン駅舎
砂糖工場に抱かれた小村にあったのは、モダンなレトロ駅舎でした。今回は嘉義県水上郷にある南靖駅をめぐります。所属路線は台鐵縦貫線。こちらは嘉義県最南端の駅にあたり、駅前には台糖南靖糖廠(砂糖工場)があります。南靖駅の歴史は古く、1911(明治44)年に水窟頭駅が移転する形で開業しました。1920(大正9)年に台湾全域で行われた大規模な地名改称にともない、水上駅に改称されたのち、1949(昭和24)年に現在の駅名にな...
冷房2等寝台・上段利用!タイ国鉄特急13列車に乗る(フアランポーン~チェンマイ)
この時が訪れるのを、かれこれ10年も待っていました。2019年夏、僕はタイ国鉄の寝台列車を利用して、首都バンコクから北の小京都・チェンマイに移動しました。すっかり全廃した日本のブルートレインとは対照的に、タイでは寝台列車が大活躍を続けています。夜行列車好きというからには、ぜひとも乗っておきたい存在でした。今回はフアランポーンを19時台に出発して、終点チェンマイには9時前に到着する特急13列車を利用しました。...
【非冷房2等寝台・下段利用】タイ国鉄急行52列車に乗る(チェンマイ~フアランポーン)
タイ国鉄には長距離夜行列車が数多く設定されています。これらは首都バンコクを起点に、国内主要都市へと放射状に運行されているのが特徴です。今回はチェンマイを15時半に出発する急行52列車に乗って、一晩かけてバンコクに移動しました。目次1 昼下がりのチェンマイ駅ホームで客車ウォッチ!2 寝台車でシャワーを浴びる3 車販のおばちゃんからガパオライスを買う4 列車内で18時を迎えても直立不動にならなくていい5 大量の...
2018年末、私は台湾西部の街・彰化を訪れました。せっかく彰化に来たのだからと、当初は予定していなかった台鐵扇形庫(彰化機関区)にも立ち寄ることに。守衛室で記名をすませ、機関庫に入っていきます。すでに午後3時過ぎと遅い時間帯ですが、それでも訪問者の数は多く、さすがは彰化屈指の観光地だと感じました。ターンテーブルの横には、入換用のS318(S300形)が置かれていました。この車両はS300形の数少ない残存車で、かつ...
【2018年末】台湾・虎尾糖廠の五分車撮影記(2=完)―十番積込場の入換を激写!
「【2018年末】虎尾糖廠の五分車撮影記(1)」の続編です。前回は虎尾市街地から九番積込場までの行程をお届けしました。前回のあらすじ虎尾中心部でバスを降り、高鐵雲林駅で荷物を預けたのち、身軽になった状態でシュガートレインの撮影に向かいました。今回はより遠くまで行きたいという思いから、旅先で走る「旅ラン」のスタイルを取り入れています。虎尾から走ること十数キロ、ついに目的地の九番積込場に到着しました。この...
【2018年末】台湾・虎尾糖廠の五分車撮影記(1)―旅ランスタイルで奥地を目指す
毎年廃止・トラック転換が噂されている、台糖虎尾工場の「五分車」ことシュガートレインですが、2018年度も無事に運行されました。2018年12月中旬から運転が始まり、収穫したサトウキビを満載して工場と積込場を往復しました。今回はそんなシュガートレインを撮影するため、雲林県虎尾鎮にやってきています。同列車の撮影は2015年1月にも行ったことがあり、それ以来およそ3年ぶりの虎尾訪問です。目次1 虎尾で「撮影ラン」にチャ...
EMU500転クロ車にも乗車!台鐵縦貫線・彰化~斗南を移動する【2018年末】
台鐵の大動脈・縦貫線の彰化~斗南間を移動していきます。同区間の雰囲気は鹿児島本線の鳥栖~荒尾間に近く、台湾南西部の平原地帯を南北に縦断しています。駅も小さな無人駅が増え、本線の重厚さとローカル線の雰囲気が混在しているのが特徴です。まずは今回のスタート地・彰化駅に来ました。ホームに上がると、ちょうどEMU300形の自強号が出発を待っているところです。彰化始発の130次になって、これから海線経由で基隆を目指し...
構内が広い駅って、なんかワクワクしません?そんな気持ちをふと抱いたのが、今回ご紹介する二水駅です。所在地は彰化県最南部の二水郷、所属路線は縦貫線。同駅からはローカル線の集集線も分岐していて、運行上の拠点としても機能しています。駅舎は戦前に建造された、鉄筋コンクリート造の平屋建てです。駅前ロータリーは狭く、ローカルな雰囲気が漂っていました。続いてホームに上がります。構造は国鉄配線といわれる2面3線で、...
【施設紹介】台鐵集集線 車埕駅(南投県水里郷)―ダムが間近に見える終着駅
台湾のローカル線はどこも活気があります。なんたって、沿線や駅がうまく観光資源として活用されいるうえに、週末になると多くの観光客でにぎわうのですから。今回はそんなローカル線の一つ、集集線の車埕駅にやってきています。同駅は集集線の終着駅に当たり、古くは木材の集積地として栄えていました。現在では集積地だった頃の建物・倉庫を活用して、歴史テーマパークのようになっています。まずは駅横にある、水里渓沿いを歩い...
台北メトロ・MRTこと台北捷運の中でも、唯一ゴムタイヤ式を採用している文湖線。今回はそんな文湖線の終点・動物園駅をめぐります。所在地は新北市木柵区、駅番号はBR01。目次1 駅ホームからの景色2 駅舎内・改札口3 駅舎外観4 撮影記:景美渓を渡るゴムタイヤ電車駅ホームからの景色その名の通り、台北動物園の目と鼻の先にあります。台北市中心部から文湖線に乗車すれば、そのまま動物園に行けるのです。ほう、便利じゃない...
前々から、台北メトロ(MRT)文湖線で駅撮りをしたいと思っていました。ところがいざ台北に来てみると、天気は荒れきっていました。空は真っ黒、おまけに雨まで降っています。撮影コンディションが最悪なタイミングで来てしまったのです。今回は滞在時間が短い(2日)しかないため、晴れるまで気長に待つわけにはいきません。とりあえず下見だけでもと思い、文湖線の大安駅にやってきました。駅の跨線橋から俯瞰する形で、行きかう...
【撮影記】通過線が使用停止されている?桃園メトロ林口駅で激写
2017年春に開業を迎えてから2年、すっかり空港へのアクセス手段として定着した桃園メトロ空港線。今回はそんな空港線の電車を撮影するため、林口駅にやってきました。じつは私、恥ずかしながら明るい場所で空港線を撮影したことがありません。空港線には数回乗車してきましたが、いずれも地下駅か夜間帯でしか、写真に収めてきませんでした。林口には普通列車しか停車しません。青帯の普通列車で二駅分移動して、目的地に到着です...
台湾新幹線700T形 「各停タイプ」で行く快適ゆっくり旅(高鐵雲林⇒台北)
各駅に止まる新幹線「こだま」って、結構ゆっくり走るものなんですよ。前に1時間ほど利用しましたが、途中駅での待ち時間がとにかく長いです。速達種別の間を縫いながら走るので、「のぞみ」だと一気に駆け抜ける区間でも、ゆっくり時間をかけて走ります。今回は同じ新幹線方式を採用する、台湾高速鉄道に乗って、雲林から台北に向かいます。雲林駅には各停タイプの電車しか停車しないので、「こだま」と同じように時間をかけて移...
待たないで座って乗れる。台湾高速鉄道(台湾新幹線)で台北市から台湾南部の高雄市へ出発進行~☆ 高雄・高鉄左営駅(左營駅)に入ってきた台湾新幹線 高鉄台北駅に入ってきた台湾新幹線 台湾新幹線の車内販売 車内販売で買った飲んだ台湾新幹線ペットボトルの水(台湾鉄道故事館) 車内販...