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作品紹介・あらすじ22年間にわたって連載された、大人気エッセイシリーズの最終巻!食事に誘っておきながら2時間遅刻してくるミュージシャンに呆れ果て、ナビダイヤルのAIに憤慨し、はたまた病院で高齢の母に怒鳴り散らす娘に気を揉む……。ストレスを抱えながらも懸命に生きる人たちへ。痛烈にして軽妙な本音の言葉に勇気づけられる、珠玉のエッセイ集。読書備忘録娘が欲しかったふむふむと読んでいたら、こんなおはなしになった。あら!なんかわかるわぁー!と思ったけれど、私がもう一人いるみたいなもんなんでしょ?うまくやれるかしら?娘と!と思っていたこともあった。今更どんな関係の親子になるかなんて思ったところでしょうがないけれど、便利は便利だわ。たとえば介護施設に入ったとして、下着などの買い物を息子にしてもらうのは忍びないけれど、娘だ...本・内館牧子「女盛りはハラハラ盛り」
皆様こんにちは、霜柱です。 スティーヴン・キングの『シャイニング』(深町眞理子・訳、文春文庫)を読みました。 今回はこの
新聞の紹介欄で知り読んでみました大阪の靱(うつぼ)公園前にある「ピクニック·バスケット」という開店3年目の手作りサンドイッチ店を姉妹で切り盛りするお話ですどこか懐かしい味で食べる人をほっとさせるサンドイッチなのですが…ひとつ目のお話ではたまごサンドを買って行った客が何故かひとくちも食べずに公園のゴミ箱に捨て行きその謎を追って話は進みます関東でたまごサンドと言うとマヨネーズで和えたものが主流ですが随分前に沖縄の空港のレストランでたまご焼き(オムレツ)のサンドイッチを初めていただきました😋🥪もうそれはびっくりの美味しさ!それから数年前に転勤で暮らした神戸から初めての帰省の時新幹線の待ち時間に新神戸の駅の喫茶室で食べたのがやはりたまご焼きのサンドイッチでしたそんなわけでたまご焼きのサンドイッチには個人的に思いいれがあ...「めぐり逢いサンドイッチ」🐈️を読みました。
『令和元年の人生ゲーム』麻布競馬場Z世代で高学歴の「意識高い系」の若者たちが、「理想」に向かって、右往左往する姿が描かれています。平成28年、平成31年、令和4年、令和5年の4つの章で、語り手は変わるのですが、その全てに登場する沼田くん。沼田くんが結構、ツボにはまるのですが、最後の章では、どうしちゃったんだろう、大丈夫かなと心配な感じに。読み終わってから、タイトルの秀逸さに気づきました。なんというか、地...
2025年1月~3月に読んだ本。あと2冊。過去の記録はこちら↓。概要「体調が悪いけど病気と診断されないような状態は自分で処置しよう。それに必要となってくるのが休養学という考え方ですよ」として、休養について書かれている本。日本人の多くの人が考
オオルリ流星群/伊与原新BSテレ東「あの本読みました?」で紹介されていて大滝詠一や松任谷由実の曲が出てくるとあり興味を持ったのと「宙わたる教室」がとても良かったので読んでみました舞台は秦野市高校時代の文化祭に空き缶でオオルリのタペストリーを作った仲間が45歳になり今度は天文学者の仲間のために秦野の山に天文台を作る話です「宙わたる教室」と同様科学と人間模様の融合が素晴らしくラストは爽やかで感動的!是非ともドラマ化されて欲しいです個人的には野鳥好きとしてオオルリが出てきたことも嬉しかったです♪読了後すぐ松任谷由実の「ジャコビミ流星群」を検索してYouTubeで拝聴しました家族にも薦めてみたら夢中で読んでいました♪ 猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。6人の作家の猫に関する短編集荻原浩さんや標野凪さんが...オオルリ流星群/猫の短編小説
皆様こんにちは、霜柱です。 ドイツの作家、ハンス・エーリヒ・ノサックの『短篇集 死神とのインタヴュー』(神品芳夫・訳、岩
【本の感想】”株の配当”もいいけど、今際の際に効くのは”思い出の配当”【DIE WITH ZERO】
2025年1月~3月に読んだ本。あと3冊。過去の記録はこちら↓。感想総括「人生の幸福最大化のために金、健康、経験のトレードオフ最適化をしろ。そのためには『ゼロで死ぬ』を目指せ」と主張する本。繰り返しが多く正直くどいし、反論はいくらでもあるけ
作品紹介・あらすじ「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」虫も殺せぬ優男、結婚詐欺師……?77歳で孤独死した老人の、誰も知らない波瀾に満ちた意外な人生とは?『52ヘルツのクジラたち』町田そのこの新作は、一人の男と美しい花を巡る物語。読書備忘録早々と孫だとわかってしまう・・・素晴らしくやさしいひとだった。のね。進むにつれてどんどん引き込まれていった。そうだったのかが分かるたびに、感動していた。★★★★★本・町田そのこ「わたしの知る花」
一枚の「絵画」をめぐる、五つの「愛」の物語。(帯より)著者の「お探し物は図書室まで」「ただいま神様当番」が大好きで新刊を楽しみにしていましたところが最新作は作家名がなければこの方の作品だとはおそらく気がつかなかったと思います「エスキース」とは下絵のことですがこの本の中では絵の依頼主がこれから思い描いていく未来への気持ちを込めて絵のタイトルにそう名付けました描かれるきっかけになった時から30年余り先までの物語なのですが…その中の1篇に漫画家さんの話が出てくるのですがその物語が思わず荻原浩さんの小説を読んでいるような錯覚に陥りました*あくまでも個人の感想ですこちらの作家さんも人を見る目の優しい温かな作風の方ですので(^_^)読み終えて人生が年を重ねてきたことが愛おしく感じられる素敵な物語だなと思いました(^○^) 赤と青とエスキース/青山美智子を読みました。
本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。 標野凪 新聞の広告で知った本です 舞台は札幌インクブルーの三角屋根が目印の 本を置かない絵本屋カフェメニューは季節のスープセットとコーヒーのみ30代男性店主が客の話に耳を傾け悩みに寄り添う絵本を探す6編からなる連作短編集です1作目からそうきたか~!とワクワク本の世界に入り込めました春夏秋冬と話は進んでゆき季節感たっぷりのスープが美味しそう紹介されてゆく実在の絵本もとても興味深くその都度どんな本なのかネットで検索かけながら楽しく読み進めました終章ももうすごく素敵な終わり方で図書館で借りた本ですが手元に置きたい本になりましたまた、この本の店主の彼女が福岡でカフェをやっているという設定になっており彼女さんが主人公の本が 「終電前のちょいごはん」というタイ...「本のない、絵本屋クッタラ」「いちじくのはなし」
もらった瞬間、もらったものは、ものじゃなくなるような気がします。会えない誰かや目に見えない何かとも“プレゼント”でつながれる。もらったものは、なかなか捨てられない。同じモノを買っても同じじゃない。お金で買えないもののことを、プレゼントというのかもしれない
私の「好き」を詰めたブログにしよう...!そう思って初めて4年が経ちました。 おかげさまで、たくさんの方に読んでいただき本当に嬉しいです。 しかし...思いついたことを書いてきたので、なんだかごちゃごちゃしてしまったのも否めません。 なので本の感想は、読書ブログとして独立したブログに書いていこうと思います。 つきましては、このブログのUPしていた読書感想文は順次読書ブログに移行させていきます。 今後も読書感想文を読んでくださる方は、ぜひ読書ブログの方もよろしくお願いいたします(*’∀’人)♥*+ happy-books.hateblo.jp
またまた、このパターンになってしまいました。手元には読みかけの別の本が。そして、図書館には予約本が二冊届いています…。『ライルズ山荘の殺人』C・A・ラーマークリスティ好きのメンバーが集まる読書会「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」。今回は新メンバーが4人加わり、人里離れた古い山荘で読書会が行われます。課題の本は『そして誰もいなくなった』。案の定、翌日にはひとりが亡くなり、やがて、死体は二体になり…。山火事...
作品紹介・あらすじ美しい恋人・枝里子をサプライズで京都に誘った。それは、昔の男が住む京都で枝里子の反応を見ようという悪意だった――。東大卒出版社勤務、驚異的な記憶力を持つ「僕」は、同時に3人の女性と関係を持ちながら、誰とも深いつながりを結ぼうとしない。その「理屈っぽく嫌味な」言動の奥にあるのは、絶望なのか渇望なのか。彼の特異な過去を知った枝里子は。「自分の人生にとって本質的なことからは決して逃れられない」切実な言葉たちが読む者の胸を貫いてロングセラーとなった傑作が文春文庫で登場。解説・窪美澄読書備忘録無縁の世界の話なので知ったこっちゃない!と思いながら・・・ただ枝里子との話に、なんで親の所に連れ行ったかなぁー!親は楽しみに、そのつもりで待っていたことくらい察することはできたのだから、断ってよ!枝里子も騙し...本・白石一文「僕のなかの壊れていない部分」
一人ぼっちのつもりだった。だけど、そうじゃなかった。(帯より)7篇からなる短篇集またもや一作目で早くもうわぁこの本だいすきと思いましたほんとうにこの作家さんの文体は心地よくて心に響いてくるのにところどころにクスッとさせられる言葉が入っていて見方を変えると別の真実が見えてきたりああはなりたくないなぁ…と思っていた人が実は心動かされていた口笛を吹く人だったと分かったりもするタイムマシンに乗れないのは戻って来れなくなったら困るからやっかいだけどだいじな人がいてくれるから気持ちに寄り添ってくれる温かな一冊ですタイムマシンに乗れないぼくたち/寺地はるなを読みました。
前回(2024年12月)以降に読んだ本。あと4冊。過去の記録はこちら↓。【竹内一郎】人は見た目が9割うーん、これはタイトル詐欺まず思ったのが、20年前からタイトル詐欺って存在していたんだな、って。冒頭で宣言されているけど、本書における「見た
前回(2024年12月)以降に読んだ本のまとめ。読んだ本&短文感想。3月までに読んだ本は、この記事の分を含めずにあと5冊ある。過去の記録はこちら↓。【堀江貴文】最大化の超習慣「堀江式」完全無欠の仕事術Amazon Prime Reading
私がこの本を手に取ったのは 沖縄が好きだったのと 庭に宮古馬が現れて…とあったので ファンタジーかな?と思ったからです 実際はファンタジーではありません 入館者をとらない郷土資料館で 資料整理とオンラインで世界中の知らない人達に向けて一対一のクイズを出題する 「孤独な業務従事者への 定期的な通信による精神的ケアと 知性の共有」というのが主人公の仕事で 特殊な環境…宇宙に 海底に 戦時中のシェルターに…いる方たちが対象です資料館が壊される前に最後のクイズとして 「にくじゃがまようからし」を出題します 本にはこの答えはありませんでしたが スマホによる検索で種明かしを見つけましたスマホの地図中のある場所を示すのに 3つの言葉でその場所を特定することができる……というものですwhat3wordsといいこのクイズの場合答...首里の馬🐴/高山羽根子を読みました。
月の立つ林で /青山美智子待ちに待った新刊はある男性のPodcast「ツキない話」のリスナーが月に関する語りに心を寄せながら新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく5章からなる小説ですそれぞれの物語のなかで他の章の登場人物が絡んでくるのですがその相関図を知っているのは読者だけ本人たちの知らないところで影響しあい大切な拠り所になっていたりするのが読んでいて心地良かったです読後感もとても良く前向きな気持ちになれました🌝 夜に星を放つ /窪美澄直木賞受賞作表紙が素敵だったのとタイトルに惹かれて図書館から借りました帯には「心の揺らぎが輝きを放つ短編集」とありバラエティに飛んだ内容になっていますが1作目の主人公に共感できなかったこともありあまり好きになれませんでしたネット検索では評価が高いようなので ただ単に好みの...月と星の小説2冊読みました。
はじめまして、はるパパです。 さて本日は、コチラの本をご紹介します。 『AI分析でわかったトップ5%社員の読書術』 あな
下重暁子『明日死んでもいいための44のレッスン』を読んだ感想
皆様こんにちは、霜柱です。 下重暁子さんの『明日死んでもいいための44のレッスン』を読みました。 今回はこの本を読んだ感
ネコシェフと海辺のお店標野凪裏表紙には「疲れた心にそっと寄り添う物語」とあります悩み多き人たちの前に俳句和歌に精通する博識の猫シェフが突如現れ食を振る舞ってくれる物語なのですが登場の仕方が楽しくて思わず笑ってしまうのです登場する人たちの悩みは深刻なのですがウィットに飛んでいて楽しく一気に読み終えてしまいました それから猫繋がりでもう1冊わすれていいから/大森裕子 赤ちゃん猫と赤ちゃんの時から 共に育った1匹と1人やがて 男の子が家を出てゆくまでが猫の目線で少ない言葉で 綴られた余韻の残る絵本 猫の表情もとても良くて好きです 私にも子供の頃から就職で家を出るまでずっと 一緒だった外猫の 三毛猫がいました 今の季節に読むのにぴったりな 素敵な絵本だと思います🐈ネコシェフと海辺のお店🐚と、猫絵本
作品紹介・あらすじ著者七年ぶりの新作長編!直木賞受賞第一作その年の七月、丸田君はスマホに奇妙なメッセージを受け取った。現実に起こりうるはずのない言い掛かりのような予言で、彼にはまったく身におぼえがなかった。送信者名は不明、090から始まる電話番号だけが表示されている。彼が目にしたのはこんな一文だった。今年の冬、彼女はおまえの子供を産むこれは未来の予言。起こりうるはずのない未来の予言。だがこれは、まったく身におぼえのない予言とは言い切れないかもしれない。これまで三十八年の人生の、どの時代かの場面に、「彼女」と呼ぶにふさわしい人物がいるのかもしれない。そもそも、だれが何の目的でこの予言めいたメッセージを送ってきたのか。丸田君は、過去の記憶の断片がむこうから迫ってくるのを感じていた──。三十年前にかわした密かな...本・佐藤正午「冬に子供が生まれる」
20代の頃は時代小説が好きで、様々な作家のものを読み漁っていたことがあります。けれども、気が付けば読書からも遠ざかる日々。そんな私が久しぶりに手に取った時代小説が、西條奈加の『まるまるの毬(いが)』(
2018年、行方不明だった2歳児を発見し、一躍時の人となった尾畠さん。(帯より)尾畠さんの半生をフリーライターの白石あづささんが3年間の取材を経てまとめた本です尾畠さんは現在82歳だそうですテレビで拝見してあのパワーはどこから?と興味を持ちました強い信念行動力経験に裏打ちされた方の言葉は説得力があり夢中で読みましたスーパーマンのような尾畠さんも人間であってスーパーマンではないのだから人ってとてつもない力を持っているのかもしれない…と思いました大変勉強になる一冊でした尾畠さんは本当の意味で相手の気持ちになって考えることのできる方プラスチックの風呂椅子のヒビをホチキスで補強したり40年前の登山靴を古タイヤを使い工夫して修理して履き続けたりとてもとても物を大切になさる方自分の生活を切り詰めることを犠牲とは思わずに人の...「尾畠春夫のことば」を読みました。
前回(2024年12月)以降に読んだ本のまとめ。読んだ本&短文感想。本記事の4冊はいずれもkindleで、旅行の移動中に読んだ本。過去の記録はこちら↓。【橘玲】働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれるAmazon Prime
日本ガチャガチャクロニクル 杉村典行/辰巳出版ガチャガチャの歴史とこんなものがあったんだ~という商品がオールカラーでたくさん載っている本ですしょうもない品が大多数ですが懐かしいものも…(クリックで大きくなります)↑そういえばこれ持っていたと思い出したのがこちら とても気に入ったことも思い出しました 他にはモーラーというフワにょろのものシーモンチーという水に入れて育てることのできるホウネンエビの仲間と思われる生き物の卵!こちらは本当に卵から孵ってその後変身を遂げた姿まで確認しました説明によるとこちらはアメリカ産だったようです本に添えたものは大人になってからガチャガチャをして 出てきた昭和の王道の豚さんの貯金箱のチャームいい年になったいまもガチャガチャは気になる存在見かけるとこっそり覗いてしまいます懐かしきガチャガチャの本、見つけたよ♪
作品紹介・あらすじ住宅地の奥にひっそりと佇む、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ込みたくなったお客さんが、ふらりと訪れる。SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込んだりして、疲れたからだと強ばった心を、店主そろりの料理が優しくほぐします。読書備忘録とっても不思議な喫茶店来るのがわかっていたのかしら?ってほど不思議なお話で美味しそう。ある日行ってみたらお店も森もそろりさんも消えていた。なんてことを思ってしまうほど・・・好みはいろいろ、ミルクや砂糖なしでは飲めない、といったとしても呆れられることはない。美味しい、感じれば、それがとびきりの逸品になる。幸せについてずっと考えているのね。幸せの基準は人それぞれ。ハード...本・標野凪「今宵も喫茶ドードーのキッチンで」
内容42歳独身の女子アナ、美季子。大学の同級生だった兼一と結婚した親友の美里は、彼の不倫の果てに離婚。不倫相手と新たな家庭を持った兼一は、またもや女性問題を起こす。美季子には、消えない兼一への複雑な想いが…。読書備忘録マリコ書房を開けたら出て来た2009年12月文庫の作品3年前に公式YOUTUBEチャンネルで発信されていました。それが今、ポ~ンと飛び込んできました。42歳独身の女子アナ美季子は結婚したのだけれど・・・私は不倫自体わからないから、へー!と読んだ。女子アナに限らずね・・・なぁんだ、結局、好きだったんじゃないの!まぁまぁ面白く読みました。★★★☆☆本・林真理子「私のこと、好きだった?」
作品紹介・あらすじ孤独死って、案外、幸せなんじゃない?逗子の実家に独りで暮らす駒田世津子は小説家。20年前、自身の作品『ウバステ』がTVドラマ化された縁で、元TV局プロデューサーの小野坂哲子、シナリオライターの舘川信代、女優の千田友枝、監督の妻だった谷崎寿々の5人で食事会を続けている。世津子の還暦パーティから三年たった冬、寿々が千駄木のアパートで孤独死したという知らせが入った。謎多き死に一同は憶測をめぐらす。年が明けると、寿々の元夫である梶谷も不審死を遂げた。食事会のメンバーにはそれぞれ、2人から遺書めいた年賀状が届いていた。2人の死に疑問を覚えた世津子は、ほかの仲間に引きずられるように、寿々のアパートに向かう。そこは、世津子が若かりしころ付き合っていた梶谷が住んでいた部屋だった。過去の記憶がフラッシュバ...本・真梨幸子「ウバステ」
作品紹介・あらすじ耳の中に棲む私の最初の友だちは涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれるのです。補聴器のセールスマンだった父の骨壺から出てきた四つの耳の骨(カルテット)。あたたかく、ときに禍々しく、静かに光を放つようにつづられた珠玉の最新作品集。オタワ映画祭VR部門最優秀賞・アヌシー映画祭公式出品世界を席巻したVRアニメから生まれた「もう一つの物語」「骨壺のカルテット」補聴器のセールスマンだった父は、いつも古びたクッキー缶を持ち歩いていた。亡くなった父と親しかった耳鼻科の院長先生は、骨壺から4つの骨のかけらを取り出してこう言った。「お父さまの耳の中にあったものたちです。正確には、耳の中に棲んでいたものたち、と言えばよろしいでしょうか……」。「耳たぶに触れる」収穫祭の“早泣き競争”に出場した男は、思わず...本・小川洋子「耳に棲むもの」
コロナにかかってダラダラしている間に、読書記録が溜まってしまいました。なので、またまたほぼタイトルだけ。『告発者』(上・下)ジョン・グリシャムフロリダの司法審査会の調査官レイシーの元に、マクドーヴァー判事がマフィアから賄賂をもらい、長年不正を働いているという告発を受けます。先住民のカジノ、マフィア、そして判事の汚職という壮大な事件の調査に動くレイシーと同僚のヒューゴー。告発内容に半信半疑の二人が命を...
まほろ公園で、ふりむけば藤重ヒカル作/小日向まるこ絵図書館の新刊コーナーで気になって借りた本初めて知った作家さんです表紙をめくると*町にねむる思い出と子どもたちがであったとき、ごくふつうの公園ではじまる 五つのふしぎな物語。*とありますとても好きなタイプのファンタジーで最初からワクワクしました児童向けですが立原えりかさんの初期作品が好きな方ならきっと好みだと思います特に2作目の「もしもし、もしもし」祖父と孫娘の時空を超えた電話ボックスの話がお気に入り4作目の「アルバム図書館」も!曾祖母と男の子がこれまた時空を超えて公園で出会う…系譜に思いをはせ温かな気持ちになれて祖母のことを思い父のことを思いましたゴロゴロヤマネコ不動産なんだかあやしいおすすめ物件藤重ヒカル作/樋口モエ画「まほろ公園で、~」がとても良かっ...ファンタジー童話2冊🐱良かったです♪
読書メーター2月のまとめ(2025)~ホラーばっかりやん…~
本日も3000を超える文字数でごめんなさい。読メの部分は覚書なので読み飛ばしていただいてOKです。 2月の読書メーター読んだ本の数:15読んだページ数:434…
女子高時代にキャラクターをつくられ 3人組の少女バンドとして メジャーデビューを果たした過去を持つ彼女達の30代半ばの物語でした バンド時代を誇りに思っていたり 恥ずかしい過去としていたりと 三者三様ですが日々の焦燥やもがき自立母娘の葛藤など 読んでいて ヒリヒリした気持ちになりました 作家さん自体が この物語を書いたことを忘れていて 14年もの間 埋もれていた小説とのことですそんなわけでスマホも出てこず メールはパソコンでやりとりされており 小説とは関係のないところで 時代の変化に驚かされたりしました とはいえ心の有り様は 時代で変わるものではありません あとがきに 彼女たちの「いま」を書いてみたい気持ちがちょっとだけある旨ありましたので 楽しみに待ってみたいと思いました 銀の夜/角田光代を読みました。
本日はこちら。試写会に行ったら呪われた。 『死写会』読みました。 死写会Amazon(アマゾン) Amazon.co.jp: 死写会 電子書籍: 五十嵐 …
著者の「マカン·マラン」シリーズが大好きです待ちに待った新刊はまず宮沢賢治の「注文の多い料理店」を思わせる表紙にグッと惹きつけられました読み終えて他の方のレビューを検索すると美味しそうな料理食べてみたいこんなホテルに宿泊してみたいなどでてきましたがわたしはとてもそうは思えませんこんなコワいところどんなに料理が魅力的でも行きたくありませんそうです!猫さんの活躍するダークファンタジーなのです読んでいるぶんには物語に入り込みましたがそれだけで充分です(^o^;) 「あんたの眼に映ってるものが、俺の眼に同じように映るわけじゃないんだから。みんな違う眼で物事を見てるんだしさ」「誰からどう思われようが、知ったことじゃないよ。 要は自分がどうしたいかさ」 というセリフが心に残りました美味しいものをいただくのなら山亭ミアキスよ...山亭ミアキス/古内一絵と映画の猫のこと。
『或るバイトを募集しています』【読書感想】~すぐ読めるモキュホラ~
本日はこちらのモキュホラ。中高生の皆さんや、本なんか読めないよって方々におススメでーす 『或るバイトを募集しています』読みました。 或るバイトを募集していま…
読書Log;悩める癖毛さんに贈りたい! ヨシタケケンスケ『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』
ヨシタケケンスケさんの「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」を本屋で読んで、ぼろぼろと泣いてしまいました。毎日は良いことや楽しいこともあるけれど、辛いこと悲しいこともセットでやってきます。癖毛でくちゃくちゃな髪を嘆き続けたわたしの毎日にも、楽しいこと、嬉しいことがあるということを教えてくれました。